2012/06/07 - 2012/06/07
151位(同エリア205件中)
シベックさん
浜名湖の北岸に連なる弓張山地の山々は、湖北連峰と呼ばれており 、愛知・静岡県境にある富幕山は、そのほぼ中央に位置する標高563mの山です。多くの自然歩道が整備され、眺望もよく、安心してハイキングできます。この山に咲くといわれる稻森草(イナモリソウ)を探して歩いてみました。
淡いピンク色のイナモリソウの花。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
湖北連峰
富幕山山腹の奥山高原から見た湖北の山々。富士山も望めるそうですが、雲が多く見えません。富幕山から北に伸びる県境尾根には、徳川家康が三河から遠州に勢力を伸ばす時に、陣を敷いたといわれる陣座峠があります。この峠を目指して、新城市から県道81号線を東に向かいました。 -
ノバラの花
途中の道路脇に咲いていたノイバラ(野茨)。
バラ科の落葉蔓性低木。
日本のノバラの代表種で、沖縄以外の
日本各地の山野に多く自生します。
ノバラ(野薔薇)ともいわれ、花期は5〜6月。
枝の端に白色または淡紅色の花をつける。
花は白く丸い花弁が5弁あり、花径約2cm。
雄しべは黄色で香りがある。
秋に果実が赤く熟し、花材などに使われます。 -
ツルアリドウシの花
富幕山への途中で見た蔓蟻通の花。実は何度も見ていますが、花の実物は初見・・。一対のラッパ状の白い花を二つ咲かせ、実を一つつける。秋に果実が赤く熟します。
北海道から九州、朝鮮南部に分布する多年草。分布域は広く、ブナ林域から低地の二次林にも見られます。山道脇の傾斜が急な場所や尾根筋などの落葉がたまりにくい場所に多い。 -
ササユリの花
この花も、道中に見かけた花。
まだ咲き始めたばかり。
日本を代表するササユリ(笹百合)は、
ユリ科ユリ属の球根植物で日本の特産種です。
種から発芽し花が咲くまで7〜8年かかり、
その後5〜6年は咲き続ける。
中部以西の山地に自生する百合。
高さは約70cmほどになり、茎は立ち上がり、
間隔をおいて笹の葉に似た葉をつける。
この日、富幕山でも見かけましたが、
すべてまだ小さな蕾でした。 -
ピンクの小花
陣座峠近くの荒れ地で、車を止めて一服・・。
東側が開け遠くに湖北連峰が見渡せ、
山裾には開通間もない
第二東名の引佐連絡路が見えています。
足元周りには、赤や空色の小さな花が
一面に咲いていました。
昼咲き月見草と桔梗の仲間のようです。
帰宅後調べると、
一つはアカバナユウゲショウと判明。
雅な名前を持ったアカバナ科の一日花。
マツヨイグサの仲間で、夕方から
淡紅色の花を開くのでこの名があるそうです。
明治時代に鑑賞用として、
南アメリカから持ち込まれたものが野生化し、
現在では道端や田の畦、野原等、
いたるところに咲いているようです。 -
赤花夕化粧
ヒルザキツキミソウと同じアカバナ科マツヨイグサ属の仲間で、花の造りや雰囲気が似ていますが、花の直径は1〜1.5cmで、ヒルザキツキミソウの4〜5cmに比べてかなり小さいです。
曇りだったからなのか、昼頃なのに花はどれも全開していました。 -
ブルーの小花も咲く・・
カンパニュラ・アルペンブルー、別名はホシギキョウ。
東ヨーロッパ原産の多年草。春から初秋にかけて、3cm程の星形で青紫色の花を咲かせます。
この花も花壇で咲く花ですが、造成の土に種が紛れ込んでいたのかもしれません。 -
ホシギキョウ(星桔梗)
カンパニュラ・ポシャルスキアナは、キキョウ科ホタルブクロ属の花。
花壇で見かける花ですが、痩せた山地で見かけると、小型でスリムで別の花かと見間違える美しさ。 -
イナモリソウ
初めての場所で、
見つかるとは思えなかったので、
下見のつもりで訪れました。
今日、見たいと思っていた花は、
稲森草(いなもりそう)。
山道を歩き始めて5分も経たないうちに、
半日陰の土手にピンク色の花が
目に飛び込んできました。
一目みてピンク色に咲くムラサキカタバミの
ように見えたのですが、
近寄ってみると・・
対生した大きな葉があり、
紛れもなくイナモリソウだと直ぐ分かりました。
感動の初対面・・!
余りにも早く見つかったので、
撮影するのも忘れて呆然とするのみ・・。 -
稲森草
我に返って・・震える手で撮影・・・。
アカネ科イナモリソウ属の多年草。
地上の茎は高さ3〜10cm。
花は5〜6月に開き、白または淡紫紅色で美しい花です。 -
イナモリソウの花
花弁は鐘形で、先は5裂し、
裂片は卵形、花は淡紅紫色をおび、
縁が波を打っています。
葉は緑が濃くイワタバコ科の
セントポーリアのような雰囲気です。
(和名はアフリカスミレ) -
漏斗形の花
花径は約2cmで、花冠の長さは2.5cmほど。
横から眺めると、
筒状の漏斗形の二つの花が対で咲く。 -
ウマノアシガタ
イナモリソウの近くで咲くウマノアシガタ。
北海道南西部以南の日本全国から朝鮮・中国に分布する多年生草本。
水田のあぜ道、適度に湿った路傍などに普通に生育し、艶のある直径2cmほどの黄色い花を咲かせます。 -
馬の脚形
ウマノアシガタの葉の形が、馬の足形に似ていることから付いたと言われていますが、あまり似ているとは思えません。
諸説あるそうですが、由来は謎だとか・・。 -
イナモリソウの群生
崖地の斜面に咲く花。半日陰の所々で
群生をつくっていました。 -
分布と謂れ
関東地方以西の本州、四国、九州の山地の
木陰に生える草本。
名前は、江戸時代のころ花屋が
三重県の稲森山から採取し、
イナモリソウと名づけて売り出した
ことによるといわれていますが、
諸説があるようです。
三重県のRDBでは、
準絶滅危惧種に指定されています。 -
カキノハグサ
林の中に柿の葉にそっくりの、見たこともない
珍しい花を発見!
はじめ、この花を見たときは、豆科の花かとも思いましたが、後日調べるとヒメハギ科ヒメハギ属の草本でした。
山地のやや乾いた林下に生える多年草で、高さは20〜40cm。葉は互生し、長楕円形で、薄く鋸歯はなく先は急に尖るようです。 -
柿葉草(かきのはぐさ)
この花も、写真では見たことがありましたが、
実物は、初見の花・・でした。
林内の道脇の崖や林の陰に隠れ、
パッと明かりを灯したように咲いていた
カキノハグサには、
あっと声を出してしまいました。
花は茎頂に総状花序に付き、
黄色でときに橙色を帯びる。萼片は5個あり、
うち2個の側萼片は淡黄色で上に跳ね
上がる不思議な構造の花です。
先端には房状の付属体あり、
ヒメハギ属の片鱗が伺えます。
この種には葉が細長いタイプのものもあり、
ナガバカキノハグサと呼ばれており、
花期は5〜6月。
本州東海地方から近畿地方に分布するそうです。 -
ウツギ咲く山道
ユキノシタ科ウツギ属の落葉低木。枝の髄が中空のため空木(うつぎ)の名。卯月に花が咲くからとも言われます。
白い花が、暗い森の緑に栄えて、鮮やかにみえます。蜂や蝶が沢山密を求めてきていました。 -
ウノハナ
5月、6月はウツギの花の季節。単にウツギと呼ばれる樹の花は、別名ウノハナとして、「夏は来ぬ」に唄われます。
ウツギとは、「空木」と書き、茎あるいは枝が中空の樹を一般に〜ウツギと呼び、多くの科の種類が存在します。そして、そのほとんどがこの季節に花を咲かせます。 -
二つのイナモリソウ
イナモリソウ属は日本特産の属で、
胎座型や果実など特異な形態をもち、
属の類縁はまだ
よくわかっていないそうです。
ほかにシロバナイナモリソウがあり、
関東から近畿地方に分布。
花は小さく白色で、
7〜8月に開くそうです。 -
フリルの付いた花弁
イナモリソウは最盛期を過ぎていたようで、
花が落下していたものが多かった印象。
一週間ほど遅かったようでした。
できれば最も花の綺麗な時期に来てみたいものです。 -
山の道
砂利敷きの山道が、
くねくねと森の中を通っていました。
陽も西に傾きました。
期待していなかったイナモリソウには会え、
思ってもいなかったカキノハグサまでも
見ることができ、
ラッキーな富幕山ハイキングとなりました。
また訪れたい富幕山です。
帰路は、細江町から国道362線で三ヶ日に廻り、
東名高速道で帰宅しました。
〜おわり〜
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
23