大阪難波から電車でふらりな隠れ里　天見温泉南天苑

2012/03/23 - 2012/03/24

大阪滞在も最終日。最後迄ビジネスホテルってのもねぇ…　そこに難波から電車で行ける面白い宿があるとの情報。早速向かう事と相成りました

エリア 河内長野(大阪)

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

大阪での所用も済ませ、出発前に難波近辺をふらふら。いつもならここでお土産を買って行くのが定番ですが、今回はおあずけ

小雨も降ってきたようなので、ちょっと早めに駅の方へ行きましょう

南海なんば駅より電車に乗り込みます

南海高野線、普通の急行電車ですな。

切符もフツーの片道切符。580円也、普段の通勤と変わりません

電車はのんびりした住宅街を走りぬけます。温泉旅館に行くような旅情は全く感じられません（苦笑）いや…そうでも無いか、最寄り駅前に近づくにつれて周辺の景色が大きく変わっていきます

いつの間にやら周囲はすっかり山里に。最寄り駅・天見駅に到着です

宿はもう目の前、周辺は何もありません。なんば駅からおよそ40分。ついさっきまで繁華街にいたとはとても思えませんね

改札は無人駅！でも自動改札（笑）

早速宿の方へ、駅前には宿併設のお茶屋さんがあります

風格のあるお宿が見えて参りました。天見温泉南天苑、到着です

早速手続きを済ませてお部屋へ、一人泊のお手頃なプラン（2食付き12600円）ですので大きくはありませんが、中々小奇麗な良い部屋です

縁側には石庭付、良い雰囲気です

アメニティ類も特に問題ありません

一息ついたところで、早速温泉へ

脱衣所の手前には洗面台も。かなり歴史のある建物なのですが、水まわりはしっかり近代化されています

お風呂はこじんまりとした感じですが、清潔感もあり。癒されます

源泉温度が低めのようで、沸かしてしまうとあまり温泉としての力強さは感じないのですが、ここは宿の雰囲気が抜群に良いので大きな不満は感じません。

風呂上りは暫しお庭でぼーっと…

部屋の鍵も渋いですね。昔ながらの錠前って感じです

ちょっと宿内を軽く散策

蓄音機がさらっと置いてあったり、囲炉裏なんかも。歴史の重みを感じられます

廊下も渋い

ちなみに建物は日銀や奈良ホテル、東京駅などを設計した辰野金吾による設計だそうです。設備に関しては移築をした物との事で、建物自体の築年数は昭和初期を超えているのでは無いでしょうか

部屋に戻る頃にはすっかり夕暮れ

夕食は部屋でぼたん鍋を頂きました。お肉も中々のボリュームです

特製の味噌だしで頂きます。猪肉は臭みという訳では無いですが、ちょっと独特の風味がありますね。大変美味しく頂きました。

夕食後はちょっと２階の方も散策、今回は手頃なプランですので残念ながら宿自慢の中庭を望める部屋ではありませんでした

次回はもう少し奮発して、眺めの良い部屋に泊まりたい所です

それでは、そろそろ就寝です

翌朝は陽の光も入る朝食会場にて

ふわっとした卵も良い感じです。うんうん、満足♪

ちょっと遠目に電車の音が聞こえる程度の静寂な村里、中居さんの言葉遣いもとっても綺麗で、大阪にいる感じは全くしませんね〜

ポカポカ陽気の縁側でギリギリ迄過ごしてしまいました。大阪中心部から電車で1時間もかからない距離で、この環境は大変素晴らしいですね。次回も難波周辺での宿泊に利用したい物です