2010GW スカンジナビア航空で行くパリ経由自然あふれるアヌシー(Annecy)の旅

2010/04/29 - 2010/05/02

2010年アイスランド火山噴火の影響で航空機の運航が危ぶまれていた欧州全土。
スカンジナビア航空（SAS)のエコノミーエキストラ（Economy Extra）でコペンハーゲン経由パリへ。
パリで二泊し市内散策をし、モンパルナスタワーからエッフェル塔やパリ市内の夜景を撮影しました。

パリからはフランスの誇る高速列車TGVを使い、待望の水の都アヌシー（Annecy）へ。
二階建てのTGV DUPLEX DASYEに乗車した。

アヌシー湖畔で自然を楽しみました。

エリア アヌシー(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 船 徒歩 飛行機
• 航空会社: スカンジナビア航空

新宿駅西口から8:15発のリムジンバスに乗り成田空港に第一旅客ターミナルに9:26に到着。約70分と早い。最近は首都高速も新しい路線の開業で渋滞も少なくなった。

今回はスカンジナビア航空のEconomy Extraというクラスの券をとった。
ビジネスクラスのカウンターでのチェックインが出来る。

スターアライアンス系ではチケットの半券を切り取られることもなくなったが、成田〜コペンハーゲン〜パリまでが１枚のチケットで出てきた。

半券部分もなく端にバーコードが表示されていた。

アイスランド火山の影響で欧州の空は大混乱。日々変わる灰の状況で離着陸出来ない空港ばかりの微妙な状況。行く前に航空会社の現地の電話番号やら、いつもは調べないことを調べて行くことに。
今回覚えたEURO CONTROLのサイトで火山灰や航空機の状況を日々ウオッチしての旅行となりました。

食事や飲み物もエコノミーより若干選択の余地が多い。
またコペンハーゲンからの乗換便で食事が出る。
欧州キャリアは、ワインがミニボトルで提供されるのが嬉しい。

シートはこのような感じで多少エコノミーより広いシート。
ビデオがオンデマンドであったり、レッグレストがついたりしている。
またシュー（靴）袋と歯磨きセットがもらえた。

SK984便は若干遅れて出発したが、コペンハーゲン・カストロップ空港にはほぼ定刻に到着した。

NRT11:40--SK984--CPH16:05(A340-300)

CPH:Copenhagen Kastrup airportは北欧でも人気の空港。
日本からも近いのでどうせ乗り換えるのなら、長距離便から少しでもはやく降りれるのはありがたい。
また、デザインの国だけあって、床などもしゃれている。

ネックは物価が高いこと。缶ジュース一つをとっても高い・・

ここでパリ行きに乗り継ぐ。

CPH18:15--SK567--CDG(1) 20:15 (MD87)

エコノミーエクストラなので、欧州内の路線でも食事がでる。ぱり到着が遅いのでありがたい。

カストルップ国際空港 (CPH) 空港

パリのシャルル・ド・ゴール空港ではスターアライアンスなので第１ターミナルへ到着。
エアフラが使用している第二ターミナルは拡張が続いているのに対し、こちらはもう古くなってきたが、チューブのエスカレーターが縦横無尽にある近未来的なターミナル。

CDGVALに乗り、第２ターミナルへ移動し空港駅へ。
ここのSNCF（フランス国鉄）のカウンターでこれからのTGVなどの指定券を一気に発券してもらう。
普通はROISSY BUSで移動するのだが、ホテル近くへ行きたく、遅くバスの本数がないのでRERで移動する。

CDGからのRERはほぼ、各駅停車とノンストップ便が交互に出ている。治安を考えノンストップ便でパリ市内へ移動する。
空港内で始発のT2の後Roissy poleを停車するとGare Du Nord(パリ北駅）まで直行する。21:25発のRERでパリへ向かう。約30分でパリ北駅に到着する。
直通のRERは途中で各駅停車を抜かすことはなく、パリ市内に近づくと先行の各駅に追いつくので段々とスピードが遅くなる。
Gare du Nordで空港からのRER-BからRER-D線に乗り換える。
次はGare de Lyonでメトロ14号線の乗換ホテルのあるBercyへ一駅移動する。
14号線は新しいメトロで車両もきれいで安心して乗れる。
Gare de LyonのMetro14号線の駅も外に緑が見えなにか雰囲気が良い。

シャルルドゴール空港 (CDG) 空港

パリでの宿泊先は、All Seasons Paris Bercy。
日本でいえば東横インのような、海外でいえばIBISのような感じのホテル。
パリには小さいホテルが沢山あるが、暗かったりとなかなか良い所に当たらない。
パリらしさを求めなければ、このようなビジネスライクのホテルだと外れはない。
朝食も最低限のものをご自由にという感じで、これまたビジネスホテル風だった。

Ibis Styles Paris Bercy Hotel ホテル

All Seasons Paris Bercyホテルの目の前からは24番のバスも出ている。
24番のバスはリヨン駅を経由し、セーヌ川の南側を走りノートルダム寺院サイドなども通る。その後コンコルド橋でセーヌ川を渡り、コンコルド広場・マドレーヌ広場を経由しプランタンの横を通り、サン・ラザール駅まで行く便利なバスだ。

セーヌ川沿いを走るのでパリ市内見物にもなる。（バスの右側が川の方）

リヨン駅へは、METRO14号の他に目の前のバス停からこのバスでも行くことが出来る。
またホテルから目の前のSNCFのベルシー駅を通過したBd de Bercy(ベルシー大通り)ところからは87番のバスが出ている。
こちらもリヨン駅に行くが、その先は一旦バスチーユを通り、しゅリー橋でセーヌ川を南側へ渡り、サンジェルマン大通り（一方通行なのでBercyからのバスは一本南側の道）を通り、METROのをSevres-Babylone駅を通りエッフェル塔付近のChamp-de-Marsまで行く事が出来る。

パリ市内では今や人気のジェラードAmorinoにもいった。
人気だけあり美味しかった。

陽が出ている時間のモンパルナスタワー。
Paris Montparnasse駅に入ってくる長いＴＧＶが見える。

トゥール モンパルナス (モンパルナスタワー) 建造物

市内を色々と見た後、夕方といっても時間的には夜にモンパルナスタワーへ。
ここで夜景を見る。　この写真で２１時頃。

夜景写真の鉄則は日が暮れる前からということで、暫し待機。

21：30頃やっとこのような感じ。（実際はもっと暗い）

トゥール モンパルナス (モンパルナスタワー) 建造物

21：50頃やっとここまで暗くなり、翌日のアヌシー行きもあり、撤退をした。
ちなみに22時にエッフェル塔がキラキラと光る。

モンパルナス駅もMetroの駅とSNCFの駅が離れていて、結構歩く。
ここもバスだとSNCFの駅前まで行くので便利

91番ならリヨン駅経由でバスチーユまで
94番ならオルセー付近を通りコンコルド橋からコンコルド広場・マドレーヌ広場・サン・ラザール駅へ
95番ならサンジェルマン・デュ・プレ、ルーブル・オペラを経由しモンマルトルまで北上。
96番ならサンジェルマン・デュ・プレからシテ島（ノートルダム）、サン・ポール寺院などを通る。

トゥール モンパルナス (モンパルナスタワー) 建造物

5月1日　メーデーなのでバスの時間を気にしながらチェックアウト。夜行が到着するParis Bercy駅からは多くの人が降りてきていた。
Paris Lyon駅に移動し、レイルパスにバリデーションをしてもらい、ＴＧＶに乗り込む。
カフェテリア（le bar)でコーヒーなどを買い込む。
Paris Gare de Lyonを9:50に出発しAnnecyへと向かう。
リヨン駅を出ると在来線と並走。8kmほどでLe Vert de Maisons駅を通過すると、出発から10分ほどで在来線と分岐する。
その後高架になり、貨物ヤードと交差。この交差する線路が「Grande Ceinture de Paris」というパリ大環状線という線路。
大西洋線から南東線や北線へ向かうＴＧＶはこの環状線を使い、他の高速線と行き来をしている。在来線は140km/h弱で走っているが、このあたりからligne a grande vitesse (LGV) という高速線に入る。　その後10分ほど進むと、ユーロディズニーやＣＤＧへ行く高速線との分岐になるTriangle de Coubert（Coubert JCT)を通過し、ぐんぐん加速する。この手前からフランスらしい草原風景に早くも変わる。

11:11分頃一つ目の駅Le Creusot TGVを通過、11:27にMacon TGVに到着した。
このあたりはワインの産地としても有名だ。
AnnecyやChambery/Italy方面やスキーリゾートのBSM方面はここで在来線に入るか、さらに進むリヨン・サンデグジュベリ空港付近から在来線に入る２ルートあるが、このTGVはここMaconから在来線に入った。
Bourg en Bresse、Culozと進みサッカー日本代表の合宿で有名になったAix les Bains-Le Revard(エクス・レバン）に12：50に到着。
Aix les Bains-Le Revard手前の車窓では右手にブールジェ湖が広がる。

ここで10分ほど停車するので写真を撮りに外に降りた。　空気もひんやりしている。

車両はオール２階建ての第二世代のTGVである、TGV-Duplex Dasye。

車内のピクトグラムもフランスらしいデザイン。

写真はTGV Duplex Dasyeの１階部分。車両と車両は２階でつながっており、１階は写真のように行き止まりとなっている。

Aix les Bains-Le Revardで方向転換をし出発ると約30分で終点のAnnecyに到着した。

Paris Gare de Lyon9:50--TGV6937--Annecy13:30

Annecy駅周辺は若干立体的なところがあって分かりにくい部分がある。
アヌシー湖方面に行く場合、駅を出たら左右に走る道を横断し直進し、一つ目の道を左に入りヴォジュレ通り(Rue Vaugelas)を使った方が分かりやすい。ヴォジュレ通り(Rue Vaugelas)より一本駅よりのソメイエ通り（Rue Sommeiller)の２本の道には少ないながらショップが立ち並ぶ。


駅から歩き、HOTEL Bonulieuにチェックインをする。
メーデーで至る所休んでいるが、観光地のレストランはやっていた。

スキーリゾートへの入口でもあるアヌシーだがメインは、アヌシー湖。
駅からアヌシー湖へは約1kmほど。
ヴォジュレ通りかソメイエ通りを歩き「i」についたら右折し、道なりに行くと左手にAnnecy湖が現れる。
途中、市庁舎(Hotel de Ville)付近だけ妙に近代的になっている。

バスでいくなら、AnnecyはSIBRAという路線バスが走っている。
Hotel de Villeへ行くのは、６（Colmyr行）、７(Clinique Generale行）、１４番（Visitation行）のバス。Hotel de Villeの次のPiscine Marquisatsまで行ってしまっても大した距離ではない。


写真の先に見えるのはヨーロッパ公園とつながる愛の橋(Pont des Amours)。

アムール橋 建造物

さらに南の方に進むと、運河沿いにレストランが現れる。このあたりが観光のメイン。

アヌシー城方面は、このような細い、緑と石畳の路地もあり、雰囲気も良い。

メーデーということでアヌシー城が休みだったので、15:00の遊覧船（Compagnie des BATEAUX）に乗船。

約１時間かけて湖を一周する。

アヌシー湖はとても水がきれいで雪山も見えます。
フランスNo.1ともいえる湖です。

山はイタリア方面でしょうか？

ボートに乗っている人も気持良さそうです。

アヌシー湖 滝・河川・湖

夜はスイス付近に来たということもあり
チーズフォンデュにグラタン
この地方でとれるサヴィアワイン(Vin de Savoie)をオーダーする。

寒かったこと（実は火山灰の影響でフランス全土が寒かった）もあり、体が温まった。

帰りはトップの写真でもある運河と旧牢獄の夜景を撮りホテルへ戻る。

５月２日。一夜あけると雨。
再び旧市街方面へ繰り出す。

朝市がやっていたが雨なのが残念。

運河沿いのカフェで朝食をとり、ホテルをチェックアウトし、駅へと向かう。
今日はリヨン駅経由で南フランス・ニームへと向かう。

写真はアヌシー湖沿いのシャン・ド・マルス。
昨日はサッカーをしたり、寝転がる人が沢山いたが、雨なので人もいない。

アヌシー駅からはTERでLyon Part Dieu駅へ向かう。
古そうな電車が来た。

Annecy10:39--TER17960--Lyon Part Dieu12:26

古いながら快調にかっ飛ばし、ＴＧＶで来たルートを戻る。
Aix-les-Bains-le-Revardで方向転換をし、ブールジェ湖を進行方向左手に見ながらCulozへ。Culoz駅手前でGeneveとLyonを結ぶ線路に入り、Amberieuへ。この駅を右に分岐するとMacon方面。こちらは左方向へ進みLyonを目指す。
Amberieuを出ると45kmもあるが25分でLyon Part Dieuに到着する。Lyon Part Dieu手前でローヌ川と並走し、ローヌ川を渡ると、Lyon市内へ入り、すぐにLyon Part Dieu駅となる。