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去る2012年4月28日土曜日。<br /> どうもここの所マンネリ気味だったので、それを打破すべく、仕事先の岡山から自宅のある(拙著の宣言より約半年遅れたが、その望みを果たして今住んでいる)明石まで戻るにあたり、できるだけ船を使ってみようと思った。<br /><br /> 朝9時前。<br />まずは、宿泊先から歩いて両備バスのバス停へ。<br /> よくよく考えてみれば、このバスは、戦前の軽便鉄道・三蟠鉄道のルートに近いところを通って新岡山港まで行く。土曜の朝、乗客は5ないし6割乗っていて、途中で入れ替わる。新岡山港に到着して、私を含めて10数人が降り立った。<br /><br /> ここから、小豆島の土庄港行の両備バス経営のフェリーが出ている。<br /> <br /> 切符を買い、しばしの間待合所をぶらぶらしつつ、電子マネーの利用できる自販機でブラックコーヒーを買って時間をつぶしたのち、さっそくフェリーに乗り込む。乗客は定員のせいぜい3割程度か。<br /> <br /> とりあえず、ボックス席にスーツケースを置き、船内を散策。このフェリーにはうどんやカレーなどの定食もある。うどんは500円前後。大盛りは200円増し。カレーは600円、大盛りが750円だったか。とりあえず、あとでラーメンを食べる予定があるので、ここでは何も食べない。<br /> 新岡山港を出航後、階上のデッキに出てみる。近辺の港にいる生物を飼っている桶があったり、温泉なのかどうかは釈然としないが、無料の足湯もあったりで、いろいろ工夫がされている。そこでしばし、足湯につかりつつ、潮風を浴びる。船の周りには、かもめが時々飛んできては去っていく。現在は九州島内の運航になっているが、かつて京都と九州各地を結んでいた客車(のちに気動車)特急「かもめ」を想いつつ、足湯につかりながらかもめを見るともなく見て、児島湾の光景を楽しんだ。<br /> <br /> それほど熱くない足湯だが、天気は快晴。足湯にかかわらず、体全体が汗ばんできた。フェリーは児島湾を出て、瀬戸内海へと足を進めている。ここらで、冷房も幾分効いている船内に戻る。<br /> <br /> しばらくはボックスシートを占領していたが、どうも落ち着かない。そこで、船の前頭部のリクライニングシートに移動し、スーツケースを後ろにおいて、前進するフェリーの光景と、近寄っては去っていくかもめを見ながら、瀬戸内海の船旅をしばし楽しむ。<br /> 日頃のマンネリ感が、瀬戸内海の藻屑と消えていくようで、実に爽快である。<br /><br /> それほどすれ違う船がなかったのに、数十分もすれば土庄発高松行のフェリーともしばしばすれ違うようになってくる。小豆島はもうすぐだ。<br /><br /> 新岡山港を出て70分。久しぶりのフェリーの旅は、とりあえず、終わり。<br /><br /> この後、フェリー乗り場に来ていた小豆島国際ホテルの送迎バスに乗せてもらい、ホテルまで行ってパンフレットをもらった後、近くにある小豆島ラーメン「醤(ひしお)」に行くことにする。<br /> 今回は、正直言ってこのラーメンが目的である。<br /> この店は、近年岡山駅前にも店を出していて、そちらはしばしば行くのだが、小豆島限定のラーメンもあるとのことなので、これを機会に食べなければ損である。<br /> <br /> というわけで、小豆島限定の「島ラーメン(480円)」を注文した。<br /> このラーメン店は替え玉がいくらでも無料である。結局、替え玉4つも食べてしまった。<br /> そのあと、小豆島国際ホテルに行って少し休んだ後、送迎バスに乗せてもらい、土庄港に。<br />

船、船、船で瀬戸内海を岡山から神戸まで(1)

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2012/04/28 - 2012/04/28

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与方 藤士朗

与方 藤士朗さん

去る2012年4月28日土曜日。
 どうもここの所マンネリ気味だったので、それを打破すべく、仕事先の岡山から自宅のある(拙著の宣言より約半年遅れたが、その望みを果たして今住んでいる)明石まで戻るにあたり、できるだけ船を使ってみようと思った。

 朝9時前。
まずは、宿泊先から歩いて両備バスのバス停へ。
 よくよく考えてみれば、このバスは、戦前の軽便鉄道・三蟠鉄道のルートに近いところを通って新岡山港まで行く。土曜の朝、乗客は5ないし6割乗っていて、途中で入れ替わる。新岡山港に到着して、私を含めて10数人が降り立った。

 ここから、小豆島の土庄港行の両備バス経営のフェリーが出ている。
 
 切符を買い、しばしの間待合所をぶらぶらしつつ、電子マネーの利用できる自販機でブラックコーヒーを買って時間をつぶしたのち、さっそくフェリーに乗り込む。乗客は定員のせいぜい3割程度か。
 
 とりあえず、ボックス席にスーツケースを置き、船内を散策。このフェリーにはうどんやカレーなどの定食もある。うどんは500円前後。大盛りは200円増し。カレーは600円、大盛りが750円だったか。とりあえず、あとでラーメンを食べる予定があるので、ここでは何も食べない。
 新岡山港を出航後、階上のデッキに出てみる。近辺の港にいる生物を飼っている桶があったり、温泉なのかどうかは釈然としないが、無料の足湯もあったりで、いろいろ工夫がされている。そこでしばし、足湯につかりつつ、潮風を浴びる。船の周りには、かもめが時々飛んできては去っていく。現在は九州島内の運航になっているが、かつて京都と九州各地を結んでいた客車(のちに気動車)特急「かもめ」を想いつつ、足湯につかりながらかもめを見るともなく見て、児島湾の光景を楽しんだ。
 
 それほど熱くない足湯だが、天気は快晴。足湯にかかわらず、体全体が汗ばんできた。フェリーは児島湾を出て、瀬戸内海へと足を進めている。ここらで、冷房も幾分効いている船内に戻る。
 
 しばらくはボックスシートを占領していたが、どうも落ち着かない。そこで、船の前頭部のリクライニングシートに移動し、スーツケースを後ろにおいて、前進するフェリーの光景と、近寄っては去っていくかもめを見ながら、瀬戸内海の船旅をしばし楽しむ。
 日頃のマンネリ感が、瀬戸内海の藻屑と消えていくようで、実に爽快である。

 それほどすれ違う船がなかったのに、数十分もすれば土庄発高松行のフェリーともしばしばすれ違うようになってくる。小豆島はもうすぐだ。

 新岡山港を出て70分。久しぶりのフェリーの旅は、とりあえず、終わり。

 この後、フェリー乗り場に来ていた小豆島国際ホテルの送迎バスに乗せてもらい、ホテルまで行ってパンフレットをもらった後、近くにある小豆島ラーメン「醤(ひしお)」に行くことにする。
 今回は、正直言ってこのラーメンが目的である。
 この店は、近年岡山駅前にも店を出していて、そちらはしばしば行くのだが、小豆島限定のラーメンもあるとのことなので、これを機会に食べなければ損である。
 
 というわけで、小豆島限定の「島ラーメン(480円)」を注文した。
 このラーメン店は替え玉がいくらでも無料である。結局、替え玉4つも食べてしまった。
 そのあと、小豆島国際ホテルに行って少し休んだ後、送迎バスに乗せてもらい、土庄港に。

同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
旅行の手配内容
個別手配

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