飛鳥山公園の桜

2012/04/09 - 2012/04/09

冬の寒さで遅れていた今年の桜便りもやっと届く。
この日は幸い天気もよい。例年だと千鳥ヶ淵公園が私の
定番コース。
しかし毎年同じでは芸がない。
今年は一つ行ったことのない都内の桜を見てやろう。
それで選んだのが北区の飛鳥山公園でした。
桜はまさに満開。月曜日の昼間でしたが大変な人出。
昨年が自粛ムードだっただけに今年は皆さん元気に花見。

エリア 王子・十条(東京)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル

東京駅から京浜東北快速でわずか１４分。
JR王子駅着。都内で何十年も働いていて
王子は初めて降りる。

駅のホームからもう飛鳥山の桜、桜。

公園に近い南口を出て線路上の橋を公園に渡る。

徒歩１分というのは文字通り正しい。

お昼前の時間だが既に園内の至る所で
お弁当をひろげ、はたまた宴会の真っ最中。

この飛鳥山は江戸時代の浮世絵の桜
名所でお目見えする。そんな歴史がある。

テレビ「暴れん坊大将軍」でお馴染みの
徳川吉宗八代将軍まで遡る。

歴史で習う享保の改革の一環としてこの小山に
桜を植えたのが始まりと言う。

これは何だろう。観音菩薩像？

小高い公園から周りを見ると
すぐ近くの寺院にも見事に桜が咲く。
これは王子神社と思われる。

こちら側は先ほど降りたJR王子駅
のプラットフォーム。

公園の端にある花壇。

外人の二人連れがこの花壇を盛んに
カメラに収めていた。

それにしても今日は暑いほど。
陽射しがよいのは有難いが歩き回るには
チョッと辛い。

この小さなケーブルは王子駅の中央口から
出ている。帰りにこちら側に出て判った。
できたのは新しく何でもバリアフリーの一環
と言うこと。年配者が坂道を登る換わりに
これを利用する。

公園の脇のあちこちにゴミの山を見かけた。
昨日の日曜日の大変なゴミの片付けが間に
合っていない。極めて興醒めである。
年に一回のこと北区の清掃局も特別な処置を
こうずべきではないだろうか。

こちらは子供ランドと言われるエリア。
本物の電車や機関車がいる。
小学生達も沢山来ている。

こちらのエリアでも沢山の宴会組が。

桜を見上げると青い空も綺麗だ。

ここがこの公園の正面入口と思われる。
これはメトロ南北線の西ヶ原駅から本郷
通りを歩くと着く。

飛鳥山と立派な標識も立つ。

まっすぐ来ると渋沢史料館に出る。
今日は定休日だろうか。
並ぶ紙の博物館、北区飛鳥山博物館共に
クローズしている。
せめて花見で訪れる人を入れなくて日頃
訪問者がそんなにいるとも思えないが。

渋沢史料館。１１年前のこの当時では渋沢栄一は知る人ぞ知る
とも言うべき存在。近年のように新一万円札の肖像に決まって
ポピューラーになる前の話。　　　2023年4月2日　　　牧義人

しかし桜の満開の様は見事である。

右に晩香櫨（バンコウロ）
左に青淵文庫（セイエンブンコ）

右手の道に入る。旧渋沢庭園の一部に晩香櫨
（バンコウロ）がある。

赤い屋根の小さな晩香櫨の建物。

晩香櫨（櫨の木ヘンは不要）
渋沢栄一の喜寿（７７歳）の祝いに建てられた
和洋折衷の茶屋。接待用に使われた。
建物はクローズされていた。

この先左手に青淵文庫の建物。

これは渋沢栄一傘寿（80 歳）の祝いに建てられた
書庫でありその閲覧用の建物。こちらもクローズ。

青淵文庫の全景です。小さな洋館です。
前に芝生の庭園が広がる。

小父さんにシャッターをお願いして。

庭園の端から青淵文庫の建物をとらえて。

庭園の奥。と言うか外と言うべきか。

帰りはJR王子駅の中央口から乗りました。