井の頭公園　日中の喧騒を忘れてしっとり夜桜散歩

2012/04/06 - 2012/04/06

日中は都内屈指の人出を集める人気のお花見スポット、井の頭公園。
しかし、宴会客が帰る夜の10時以降は、日中の喧騒はどこへやら。静かな空気の中、妖艶な雰囲気の夜桜をしっとり楽しむことができるのです。
お仕事の帰りにふらりと、大切な人やお友達と一緒に、夜桜散歩を楽しむのはいかがでしょう。

エリア 吉祥寺・三鷹(東京)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 徒歩

仕事が終わった後、だんなと吉祥寺で待ち合わせをして、夜桜を見に井の頭公園へお散歩に出ることにしました。

お花見のハイシーズン、そしてこの日は金曜日。
新歓シーズンの学生さんや、週末前のサラリーマンの団体さんが宴会で大騒ぎしているかもしれません。
とはいえ、井の頭公園で宴会ができるのは22時まで。人出が収束したタイミングを見計らえば、喧騒を気にせず夜の桜を落ち着いて楽しむことができるはずです。

そんなわけで、夜ごはんを食べてから公園へ出向くことに。
井の頭公園からほど近い吉祥寺通り沿いのごはんやさん、「八十八夜」で腹ごしらえです。

ここは、素材の味をふんだんに活かした美味しい野菜料理がいただけるお店です。

写真は私のオーダーした日本酒とだんなのオーダーしたりんごジュース、そして水菜ときのこのサラダ。

ほくほくのかぼちゃ天。自然な甘みが口の中に広がります。

この日のメインディッシュ、豚の西京焼き。

そして、あつあつの釜に入って出てきたのは、鶏の炊き込みご飯！
童話の「ぶんぶく茶釜」に出てきそうなフォルムのかわいい釜です。

ほくほく、うまうま。

ご飯の美味しさに感激している間に、なんと、メインディッシュの豚の西京焼が、だんなに全部平らげられてしまうという事件まで発生（笑）

それでも、こちらのご飯と赤だしだけでお酒が進んじゃうくらい、美味しく美味しくいただけました。
一緒に頼んだいくらの醤油漬けで、またまたご飯が進む進む。

ごちそうさまでした〜！

お腹も十分ふくれたところで、夜桜散歩開始です。
22時を過ぎると、公園の人出もすっかり落ち着きました。

この日は満月。
静かになった公園に、月明かりとわずかな街灯に照らされた桜の木々が、ほんのり白く妖しい美しさを放ちながら散歩客を迎えています。

昼間とはまったく違う、幻想的な桜の世界が広がります。

日中はたくさんのカップルや親子でにぎわう水辺のボートも、このとおり。

静かに夜を過ごしています。

水面に映る桜もまた、美しく輝いています。

澄み渡った夜空に明るい月、そして桜の花。
美しい、日本の春の夜でした。