2012/03/22 - 2012/03/22
6位(同エリア10件中)
すいさん
フランスの片田舎オートゥリーヴにある「シュヴァルの理想宮」。
1879年のある日、石につまずいた郵便配達夫のシュヴァルはその石の奇妙な形に魅せられ、理想宮の建設に着手。
建築の知識も持たないまま、拾い上げた石をコツコツ積み、33年間かけたった一人で摩訶不思議な建築を作り上げました。
一人の男の夢想が作り上げた理想宮は、想像以上にぶっ飛んだところでした。
シュヴァルの理想宮 公式サイト
http://www.facteurcheval.com/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
一夜お世話になったアルボンのホテルを後にし、いよいよ理想宮へ出発。
アーモンドの花が咲いていました。 -
早春のフランスの農村はどこまでものどか。朝もやの中をレンタカーでドライブ。
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オートゥリーヴに到着。看板を見るだけで胸が高鳴ります。
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シュヴァルの理想宮100周年の幟が。
ここに来て初めてちょうど今年が記念の年だということを知りました。 -
いよいよここから理想宮へ。
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うわー、すごい!
最初に目にしたのは北側外面。
ここは理想宮のなかでも一番最後に作られた部分。
33年の間にパワーアップさせたシュヴァルの建築技術の粋?が集まった部分なので、ぐちゃぐちゃ加減も半端ありません。 -
東側に回りこむと最初に目に入るのがこの自然の殿堂入口。
アンコールワットを思わせるような南国的雰囲気を醸し出しています。 -
理想宮のシンボル的存在、三人の巨人。
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南側外面。太古の博物館と名付けられています。
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南の迷路入口。想像の宮殿入口とモスク
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西側外面。
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ここが一番この建築の中で秩序の感じられる部分。
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柱と柱の間にそれぞれホワイトハウス、アルジェの四角い家、中世紀の城と名付けられた小さな建物が入っています。
さっぱりわけわかりません。 -
北側迷路入口。原始時代彫刻の回廊。
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回廊内部。石だけでなく貝もいろいろ貼りつけてありました。
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理想宮にはシュヴァルによる言葉がいくつも刻まれています。
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「夢の終わり」
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これが理想宮を作るきっかけとなったつまずきの石。
なんとも不思議な形。 -
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テラス上部。朝一番に来ましたが、遠足と思しき子供たちの団体もいました。
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テラスから見た自然の殿堂の裏。
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わけのわからないものがうにょうにょ蠢いています。
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見晴台からみた理想宮全景。横幅が26メートルあります。
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三角屋根の部分がシュヴァルが一番最初に作った「生命の泉」。
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シュヴァルがコツコツ石を拾い集めて運ぶために使った手押し車。
こんな粗末な道具で作っていたのですね。 -
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「生命の泉」この部分だけで2年を費やしたとか。
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1879〜1912年
作業日数:10,000日
作業時間:93000時間
33年間の苦難
私以上に辛抱強い人にしかできない苦行
と記されています。
彼にとっても理想宮建設の33年間は相当辛いものだったようです。 -
アダムとイブ、そして林檎の木には邪悪の象徴蛇が巻き付いています。
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柵でかこまれた部分は、本来、シュヴァルが自分の墓所にしようとしていたところ。
理想宮がオートゥリーヴの中心にあったこと、そして異教的であるということで、神父から断られ、ここを霊廟にすることは断念したのだとか。 -
いくら見ていても見飽きることがありませんでした。
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オートゥリーヴの小さな広場にあるシュヴァルの銅像。
村人からは冷笑され、理想宮のため土地を買い足した際は3倍もの値段をふっかけられたシュヴァル。
しかし、今となってはオートゥリーヴを観光地にした立役者です。 -
理想宮から歩いて約15分。墓地の一角に異様なものが!
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シュヴァルが理想宮の完成後に3年かけて作った自分たち家族のための「終わりなき静寂と休息」の墓。
33年を費やして理想宮を作り、それでなお燃え尽きてなかったんですね、このじいさんは。いやはや、天晴です。
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