2007/05/12 - 2007/05/14
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4nobuさん
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ブライスキャニオン国立公園は前に報告したキャピトルリーフ国立公園と同じくモルモン教徒の開拓民が初めて住み着いたところです。ここの最初の入植者が教徒のエベニザー・ブライスだったのでその名が付きました。
この公園はこれまでに訪れた公園とは異なった景観を持っており、それはその位置と侵食の違いに因ります。
グランドキャニオンなどは高原を深く侵食して出来た渓谷の景観なのに対して、ブライス公園は高原の東側の崖が侵食されて出来たhoodooといわれる柱状の岩が円形劇場のように並んだものです。
hoodoo(英語)は日本では石塔とか土柱、独ではPyramideと言われていますが、その材質によって形、色がいろいろあり各地に存在します。規模が大きくて有名なのではトルコ・カッパドキア、それから最近のNHKグレートネイチャーで放映された四川省・興文石海、湖南省・張家界などがあります。そしてそれらは黒くて堅い岩よりなっています。一方ブライス公園の石塔は砂岩系統の比較的やわらかい岩ですが規模ではこれらに匹敵するかむしろより大きい規模とおいえます。
それより規模の小さいのは世界各地で見られますが大概は砂岩かもっと浸食され易い土壌のもので浸食がすすむと崩壊して塔の形に至らないものが覆いようです。私が見たのではスイスではアローザとアニヴィエ谷、カナダではバンフにあります。日本では阿波の土柱(大袈裟にも世界3大奇勝と称していますが)があります。私にとって思い出深いのが芦屋の裏山のロックガーデンといわれる岩登りのゲレンデで、少年時代によく練習に行きましたが今はもう崩れてありません。
今日はキャニオンランズ国立公園に近いモアブを出発し、キャピトルリーフ国立公園を短時間観光して午後にブライスキャニオン国立応援に到着し、まずブライスポイントとインスピレーションポイントに行きこの渓谷の全景を眺めてから公園ゲート近くのホテルにに戻りました。
翌日サンセットポイントから谷底に向かってナバヨループ・トレイルを通りさらにクイーンズガーデン・トレイルを通ってサンライズポイントに戻ってハイキングを終わりました。ホテルに戻りまだ時間があるのでレンタルのバギーによるラフロードドライブをトライしました。
冒頭の写真はいわゆるフィンといわれ塔が連結したもので、この公園の侵食を最もよく表しています。侵食が進むと独立した石塔になります。
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ブライスキャニオン国立公園のゲート
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公園全体地図
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ブライスキャニオンの全貌を見るのに最良のビューポイント。インスピレーションポイント
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インスピレーションポイントで記念写真
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インスペクションポイントから広角で撮った北方の眺めです。円形劇場と呼ばれるわけがわかります。
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インスペクションポイントからの北方の眺め。この国立公園の特徴を最もよくあらわす眺め。上方が円形劇場、下方がサンセットポイントから伸びる尾根で明日通るナハボトレイルの一部です。
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ナハボトレイルの一部で、この公園の土柱の特徴をよく現しているように思われます。すなわち土柱の数が他に例を見ないほど多く、崖を流れ落ちる水の流れが塔を形成させたことがよくわかります。またその堆積した砂地に植物がよく育っているところも他の渓谷と違います。
まさに石の針葉樹林です。 -
円形劇場の上の崖とその上がハイキング道の一つリム・トレイル
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上図の右、東方の眺めです。谷向こうの水平に伸びる尾根の向こうの中央付近にSinking Ship(沈没しつつある船のへさき)の尾根が見えるのですが。
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更に右の眺めです。
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更に右の眺めです。
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更に右のブライスポイントの眺めです。
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ここに初めて入植したブライス夫妻の説明板です
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入植した時にパリス川辺に建てた小屋(下)とその後1868年に建てたモルモン教最古の教会
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ビルが林立するようなのでサイレントシティと呼ばれています。
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リスが沢山みかけます
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インスピレーションポイントからのもう一つの展望台ブライスポイントです。
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ブライスポイント
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いろんな形の塔があり、特徴ある塔には名がついてます。
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いろんな形の塔があり、特徴ある塔には名がつけられました。
アリゲータといわれてます。 -
カセドラル(大聖堂)です
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カセドラルの周囲
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ブライスポイントとその下のウォール オブ ウインドウズといわれる地帯です。
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クィーンズガーデン。ビクトリア女王そっくりの岩があるのでその一帯をそう呼びます。
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クィーンズガーデンとその上の展望台サンライズポイント
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インスピレーションポイント直下の谷筋です。
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ピンク色の石塔の林立はカッパドキアのスケールを遥かに凌ぎます
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この谷が崖が浸食されてできたことがよくわかります。
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石柱が繋がったようなのは柱に分離する前だからで、これをフィンと呼びます。
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上から下へと浸食の過程がならんで見えます。
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眼下の塔の間に明日歩くナバホ・トレイルがあります
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眼下の塔の間に明日歩くナバホ・トレイルがあります。
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眼下の塔の間に明日歩くナバホ・トレイルがあります。
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ナバホ・トレイル
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インスピレーションポイント
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泊まったホテルルビーズイン
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トレッキングに出かけるお二人+α
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今日のハイクコースはモデレートクラス。ナヴァヨトレイル+クイーンズガーデントレイルの4.6km標高差167m
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ハイクのスタート点、サンセットポイント
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WallStreet(NYのウォール街に擬した)地帯へと下って行く
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このトンネルを抜けて
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その後、視界が開けて中間のフラットバンドのなだらかな道をたどる。
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中間地帯から下の眺め。いろんな形の石塔フードゥーが目を楽しませてくれます。
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通称 雷神のハンマー(Thor's Hammer)
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三姉妹(ThreeSisters)
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Thor's Hammerに近づく
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通称センティメント(番兵)への水平な道
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ふたたび雷神のハンマーと三姉妹
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ウォールストリートに入る
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高層ビルのような石塔が迫る
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ナバヨトレイルとクイーンズガーデントレイルの分岐点
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見上げると崖の直下の石塔と雷神のハンマーが見える
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クイーンズガーデントレイルを通って稜線へと上る
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こちらのトレイルも石塔の間を抜けて行きます
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彼方に見えるのがこのトレイルの名の由来の石柱です
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ヴィクトリア女王のプロフィールそっくりです
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小柄で太った体格そっくりです
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そばにあった説明板
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ステラーカケス(Steller's Jay)
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ヴィクトリア女王を裏側から見ました
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中間のトラバース道に出ました
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ここでもいろんな形の石柱を見ながらあるきました。
柱の名前は残念ながら忘れました。 -
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Chinese Wall
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サンライズポイントから見たクイーンズビクトリア
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サンライズポイントからの展望です
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ホテルに戻ってからレンタルバギーでのラフロードを体験しました。
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ところがバギーには速度リミッターが付いてて速度が上らず。道も写真のような平坦な道でスリル皆無!
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途中にあったかって開拓時に造った用水路の残骸。農業経営は成功せず開拓地は解散されたらしい。
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ホテル
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