７月は南幌町、８月は中川町と計２ヶ月間北海道ステイしました。

2011/07/01 - 2011/08/31

２０１１年の夏、東電の節電に協力すべく、２ヶ月間北海道へ出向きました。
７月一ヶ月間は岩見沢の隣の南幌町、８月の一ヶ月間は北の中川町でシーズンステイしました。
移住体験住宅のおせわになり、住宅費は廉価で済ませました。
ついでに、北海道各地を訪ねましたが、焼尻と天売島は印象的でした。

エリア 三笠・南幌(北海道)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 船 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

札幌の南にある南幌町でほぼ一ヶ月過ごしました。江別市・長沼町・栗山町などが直ぐなんです。教員住宅の活用の体験住宅です。３ＬＤＫの間取りです。

ネット環境はないので、ケイタイをモデムにしてインタネット接続です。

温泉とパークゴルフには恵まれてます。パークゴルフは４箇所もありますし、河川敷では一日１００円なんです。南幌役場のご配慮で町民扱いです。

温泉はなんぽろ温泉。ここ以外に町営の大きなお風呂があり、町民扱いで安く入れました。

近隣には大型チェーン店が必ずありますね。例えば、マックスバリューやツルハなりツルハドラックです。
我が町にもスーパーが新装開店です。Ａコープです。
しかし、農協関係ですので、生産者サイドの値付けになり、若干高めのお値段です。朝市もありますが、小規模です。

ラーメンの専門店があり、美味しいですよ。

すし屋さんは少なく、夜は一軒のみ。しかし、車で１５分ほどの江別市へ行けば、何でもありますよ。

三重湖などの釣り場（無料です）も整備されており、アウトドア派には結構恵まれた環境です。ゴルフ場もあります。

ステイ中に各所の観光です。小樽→余市→積丹岬→カムイ岬と巡ってきました。
余市港近くで、有名な燻製屋さんがあります。
「南保留太郎商店」です。「へらかにの燻製」が抜群なんです。３００円。
ニッカウヰスキーで頂いた食前酒も回って来て、バッチリです。

積丹岬の後、いつもお世話になってる「道営野塚キャンプ場」を見て、最終目的地のカムイ岬です。

焼尻島
日本海に面した羽幌町から、焼尻島迄は一時間、焼尻島から天売島迄は３０分の船旅です。快速船ですとその半分位の時間です。
焼尻島は国内随一のオンコ（イチイ）５万本の原生林で有名。島の三分の一は天然記念物の原生林です。

天売島
天売島は国内で唯一「オロロン鳥」が生息する島で、他にも「ウトウ」の６０万羽に及ぶ世界最大の繁殖地として有名。
オロロン鳥は２０羽程度に減少し、絶滅状態ですが、「ウトウ」の多数の穴ぼこの巣は圧巻です。６月から７月に掛けての繁殖時期に再訪したいと実感しました。

中川町佐久では、家の間取りは３ＬＤＫで快適です。網戸が若干いかれてます。不便と言えば、電子レンジがないのと、顔を洗う場所がないのです。小学生の頃を思い出しました。ＴＶは地デジ対応のチューナー付きです。

ここ佐久地区は化石で有名で、首長恐竜も発掘されたんです。釣りがてら、化石さがしもやってみました。アンモナイトはむりでしたが、貝殻らしきものが入った石を見つけました。
家の近くに化石博物館があります。ここで、インタネットをお借りしました。

中川町佐久は海に近く、手塩川やその支流の渓流に恵まれて、釣りのメッカと言えるでしょう。
なにせ、アブがブンブン飛んでますので、落ち着いて釣ってられません。
アブがブンブンとブヨらしき虫に刺され痒くなってきて、退散しました。(後日、地元の方に聞いたら「ヌカカ＝糠蚊」と言う虫だそうです)

海にも恵まれてます。車で１１９号線を３０分弱程度で遠別港なんです。しかし。ここは釣り人は見かけませんでした。遠別から２３２号線を北へ進むと手塩港です。更に稚内へ向け、オロロン街道を一時間車を走らせるとノシャップ岬着です。稚内港は釣れますね。ビク一杯になりました。

パークゴルフも盛んです。天塩川の河川敷に広大なコースがありました。

温泉は近くの「ポンピラズーイング」と言うカヌーの発着場併設のキャンプ場にあります。鉱泉の沸かしですが４００円です。
車で３０分のオトイネップの天塩川温泉に行けば、やはり４００円で天然温泉に入れます。

食料品の買出しには苦労した。車で１５分ほどの中川商店街まで行かねばならない。ＴＩＭＥＬＹやＡコープで購入です。

観光よりつりで行きましたが、稚内が近いのです。車で一時間半。
町にはロシア人が多数いて、国境の町の印象でした。

幌延町にある「核廃棄物処理研究施設」（深地層研究センター）は、中川町の隣町で、豊富温泉近くなので、温泉に入るついでの訪問です。
のどかな牧草地に突然高い塔と研究施設が出現です。
地下５００ｍへのエレベーターに乗って降下しました・・・しかし、何かおかしいですね。良く見ると未だ２５０ｍしか掘ってませんね。
デズニーランドなどにある例の疑似体験エレベーターで地下一階に下がっただけでした
、「核廃棄物の最終処分」のための研究とはどこにも表示がなかった。
幌延町とは「放射性物質は持ち込まない」との取り決めが定められている、とありました。

中川町で、まさかトリウム原子炉のお話を聞くとは思わなかった。
やはり、隣町の幌延町にある「核廃棄物処理研究施設」が影響してるのではないかと思われます。
町内に「トリウム溶融塩炉の研究拠点を誘致する」のが目標の協議会だそうです。
講師は亀井敬史博士（立命館大学衣笠総合研究所）で、いわゆる「原子力村」から疎外されつつも頑張ってる若手学者だそうです。

自然は素晴らしかった。空は広く朝夕は息を呑む程の景観でした。

昆虫類も身近でした。
アブやブヨには参ったが、カブトや蝶、バッタ類も豊富でした。

夕焼けが綺麗で見とれてしまった。

釣りがてら、化石さがしもやってみました。アンモナイトはむりでしたが、貝殻らしきものが入った石を見つけました。これが、お土産でした。更に、河川敷には珍しい石が多いのです。水槽に入れるので幾つか持ってきました。