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9月17日と18日に代々木公園で<br />ベトナムフェスティバル2011が<br />開催された。<br /><br />18日の分を見に行った。<br /><br />9月も下旬というのにやけに蒸し暑<br />く、まるで真夏のような1日だった。<br />

ベトナムフェスティバル 2011@代々木公園

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2011/09/17 - 2011/09/18

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ハイペリオン

ハイペリオンさん

9月17日と18日に代々木公園で
ベトナムフェスティバル2011が
開催された。

18日の分を見に行った。

9月も下旬というのにやけに蒸し暑
く、まるで真夏のような1日だった。

同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
JRローカル 私鉄
  • 当日、近くの明治公園では、脱原発<br />集会が行われていた。<br /><br />ここに集まった人は、警察発表で3<br />万人。<br /><br />東京新聞の航空写真で見ると、まさ<br />に人の海である。<br /><br />それだけ、原子力エネルギーに対す<br />る拒絶反応が強いということだろう。<br /><br />今までは脱原発集会はあえて黙殺し<br />てきた大メディアもさすがにこれは<br />無視できないと感じたか、毎日新聞<br />も一面で取り上げていた。<br /><br />確かに、現在の日本の原発政策では、<br />未来のエネルギーを原発に頼るとい<br />うのは不可能である。<br /><br />核廃棄物の処理サイクルがまったく<br />機能していないのだから。<br /><br />これではまるで、便所のない巨大マ<br />ンションに住んでいるようなもので<br />ある。<br /><br />しかし、おそらく日本は、いや世界<br />は原子力発電から抜け出し、違うエ<br />ネルギーで生活を成り立たせること<br />はできないだろう。<br /><br />核エネルギーという人類の未来を危<br />険なものに陥れる可能性のあるエネ<br />ルギー、しかし、きわめて便利なエ<br />ネルギーに手を出してしまった以上、<br />人類はそれを捨て去ることはできな<br />い、手なずけて行くしか道はない。<br /><br />これは、太古に火というエネルギー<br />を手に入れて、それをなんとか使い<br />こなそうとしてきた人類の業のよう<br />なものだと思う。<br /><br />この日の集会には、俳優の山本太郎<br />も来たという。<br /><br />自身のブログで見事な反原発論を展<br />開した中学生の地下(?)アイドル、<br />藤波心は来ていたのだろうか。<br />

    当日、近くの明治公園では、脱原発
    集会が行われていた。

    ここに集まった人は、警察発表で3
    万人。

    東京新聞の航空写真で見ると、まさ
    に人の海である。

    それだけ、原子力エネルギーに対す
    る拒絶反応が強いということだろう。

    今までは脱原発集会はあえて黙殺し
    てきた大メディアもさすがにこれは
    無視できないと感じたか、毎日新聞
    も一面で取り上げていた。

    確かに、現在の日本の原発政策では、
    未来のエネルギーを原発に頼るとい
    うのは不可能である。

    核廃棄物の処理サイクルがまったく
    機能していないのだから。

    これではまるで、便所のない巨大マ
    ンションに住んでいるようなもので
    ある。

    しかし、おそらく日本は、いや世界
    は原子力発電から抜け出し、違うエ
    ネルギーで生活を成り立たせること
    はできないだろう。

    核エネルギーという人類の未来を危
    険なものに陥れる可能性のあるエネ
    ルギー、しかし、きわめて便利なエ
    ネルギーに手を出してしまった以上、
    人類はそれを捨て去ることはできな
    い、手なずけて行くしか道はない。

    これは、太古に火というエネルギー
    を手に入れて、それをなんとか使い
    こなそうとしてきた人類の業のよう
    なものだと思う。

    この日の集会には、俳優の山本太郎
    も来たという。

    自身のブログで見事な反原発論を展
    開した中学生の地下(?)アイドル、
    藤波心は来ていたのだろうか。

  • さて、ベトナムである。<br /><br />ベトナムは、近年旅行先として、注目<br />されていて、日本からの旅行者も多い<br />が、リピーターがきわめて少ない国と<br />いうことでも有名ある。<br /><br />なぜなのか?<br /><br />おそらく、バンコクやバリのように、<br />遊べる場所が少ないからだろう。<br /><br />確かに数日滞在していると、どこに行<br />こうか何をしようかと考えてしまうこ<br />とが多かった。<br /><br />とくに、夜に出歩く場所がほとんどな<br />く、ホテルで一人で酒を飲んですぐに<br />寝るということが多かった。<br /><br />リゾート地もあるが、ホテルとビーチ<br />だけでほかには何もない。<br /><br />一度行ったらもういいという気になっ<br />てしまうところがるのではないか。<br /><br />また、ベトナム人の観光客に対する商<br />売のしかたも反発をかっているだろう。<br /><br />有名な「ぼったくり精神」である。<br /><br />とにかくベトナム人の商売人は、目の<br />前にいるヤツからいくらふんだくって<br />やろうかとしか考えていないのではな<br />いか。<br />

    さて、ベトナムである。

    ベトナムは、近年旅行先として、注目
    されていて、日本からの旅行者も多い
    が、リピーターがきわめて少ない国と
    いうことでも有名ある。

    なぜなのか?

    おそらく、バンコクやバリのように、
    遊べる場所が少ないからだろう。

    確かに数日滞在していると、どこに行
    こうか何をしようかと考えてしまうこ
    とが多かった。

    とくに、夜に出歩く場所がほとんどな
    く、ホテルで一人で酒を飲んですぐに
    寝るということが多かった。

    リゾート地もあるが、ホテルとビーチ
    だけでほかには何もない。

    一度行ったらもういいという気になっ
    てしまうところがるのではないか。

    また、ベトナム人の観光客に対する商
    売のしかたも反発をかっているだろう。

    有名な「ぼったくり精神」である。

    とにかくベトナム人の商売人は、目の
    前にいるヤツからいくらふんだくって
    やろうかとしか考えていないのではな
    いか。

  • そんなに利益は出なくても、安く買っ<br />てもらうことでいい思いをしてもらい、<br />また買ってもらう、あるいはその客が<br />他の客を紹介してくれるという、「損<br />して得取れ」という精神がまったくな<br />いのだ。<br /><br />とりあえず目先の金だけ手に入ればい<br />い、こんな気持ちで商売をしていると<br />しか思えないのである。<br /><br />こうした露骨な姿勢が旅行者にもはっ<br />きりとわかってしまうところが、リピ<br />ーターを遠ざけてしまっているように<br />思う。<br /><br />この日のベトナムフェスティバルでも<br />ベトナム人のこうした短絡的な性向を<br />示したときがあった。<br /><br />この日の司会をしていた、アイドリン<br />グのフォンチーとじゃんけんをして、<br />勝った人はプレゼントをもらえるとい<br />う「じゃんけんフォン大会」というの<br />をやったのだが、何回かじゃんけんを<br />してどんどん勝ち残った人が減ったと<br />ころで「では残った人、前に出てきて<br />ください」と進行役の人が言った。<br /><br />すると、数人しか残っていなかったは<br />ずなのに、それ以上の人が前に集まっ<br />たのである。<br /><br />中にはじゃんけんのやり方もわかって<br />いない子どもまでいた。<br /><br />18、9の若者がふざけて集まってき<br />たのではない。<br /><br />いい年したおばはんたちがゾロゾロと<br />集まってきたのだ。<br /><br />おそらく日本人の同年代の女性なら恥<br />ずかしいし、反則だからこんなことは<br />しないはずだ。<br /><br />しかし、ベトナムのおばはんたちは平<br />気でやってしまうのである。<br /><br />こんなところに、1万ドンの商品を<br />「5万ドンよ」としゃあしゃあと吹っ<br />かけるのと同じ精神構造を感じた。<br /><br />いろいろとベトナムやベトナム人の悪<br />口を書いたが、実はぼくにとってベト<br />ナムは非常に思い出の多い国である。

    そんなに利益は出なくても、安く買っ
    てもらうことでいい思いをしてもらい、
    また買ってもらう、あるいはその客が
    他の客を紹介してくれるという、「損
    して得取れ」という精神がまったくな
    いのだ。

    とりあえず目先の金だけ手に入ればい
    い、こんな気持ちで商売をしていると
    しか思えないのである。

    こうした露骨な姿勢が旅行者にもはっ
    きりとわかってしまうところが、リピ
    ーターを遠ざけてしまっているように
    思う。

    この日のベトナムフェスティバルでも
    ベトナム人のこうした短絡的な性向を
    示したときがあった。

    この日の司会をしていた、アイドリン
    グのフォンチーとじゃんけんをして、
    勝った人はプレゼントをもらえるとい
    う「じゃんけんフォン大会」というの
    をやったのだが、何回かじゃんけんを
    してどんどん勝ち残った人が減ったと
    ころで「では残った人、前に出てきて
    ください」と進行役の人が言った。

    すると、数人しか残っていなかったは
    ずなのに、それ以上の人が前に集まっ
    たのである。

    中にはじゃんけんのやり方もわかって
    いない子どもまでいた。

    18、9の若者がふざけて集まってき
    たのではない。

    いい年したおばはんたちがゾロゾロと
    集まってきたのだ。

    おそらく日本人の同年代の女性なら恥
    ずかしいし、反則だからこんなことは
    しないはずだ。

    しかし、ベトナムのおばはんたちは平
    気でやってしまうのである。

    こんなところに、1万ドンの商品を
    「5万ドンよ」としゃあしゃあと吹っ
    かけるのと同じ精神構造を感じた。

    いろいろとベトナムやベトナム人の悪
    口を書いたが、実はぼくにとってベト
    ナムは非常に思い出の多い国である。

  • 10年も以上になるが、ぼくはサイゴ<br />ンの女の子と真剣な恋愛状態にあった。<br /><br />彼女はサイゴンの中級ホテルのバーで<br />バーテンダーをしており、そこで知り<br />合った。<br /><br />元モーニング娘。の石川梨華に似てい<br />て、日本人の男なら、誰もがかわいい<br />というに違いない。<br /><br />バーテンダーとはいうものの、そのホ<br />テルに就職して、配属先がバーになっ<br />たからバーテンダーをやらされている<br />だけのなんちゃってバーテンダーだっ<br />た。<br /><br />彼女に会うために、年に何度かはベト<br />ナムを訪れた。<br /><br />そのときにぼくは、ベトナムのいろい<br />ろな場所に行った。<br /><br />北は山奥の村ライチャウから南はカン<br />トーまで旅をした。

    10年も以上になるが、ぼくはサイゴ
    ンの女の子と真剣な恋愛状態にあった。

    彼女はサイゴンの中級ホテルのバーで
    バーテンダーをしており、そこで知り
    合った。

    元モーニング娘。の石川梨華に似てい
    て、日本人の男なら、誰もがかわいい
    というに違いない。

    バーテンダーとはいうものの、そのホ
    テルに就職して、配属先がバーになっ
    たからバーテンダーをやらされている
    だけのなんちゃってバーテンダーだっ
    た。

    彼女に会うために、年に何度かはベト
    ナムを訪れた。

    そのときにぼくは、ベトナムのいろい
    ろな場所に行った。

    北は山奥の村ライチャウから南はカン
    トーまで旅をした。

  • そこにはハノイやサイゴンに見るベト<br />ナムとは異なる表情があった。<br /><br />いろいろ行った中で個人的には、おそ<br />らくベトナムへ行ったことのある人か<br />らは賛同を得られないだろうが、ライ<br />チャウとクイニョンが良かった。<br /><br />ライチャウは、まずハノイから飛行機<br />でディエンビエンフーという街に行く。<br /><br />ここは、ベトナムがフランスから独立<br />を勝ち取った古戦場の街である。<br /><br />ここからさらにバスで山道を数時間揺<br />られたところにある山間の村である。<br /><br />山の中の街道に沿って民家が点在する<br />小さな村で、沢を流れる川を渡るため<br />の大きな吊り橋があった。<br /><br />その風景はまるで、今夏の台風で大き<br />な被害を受けた奈良県十津川村そっく<br />りだった。<br /><br />バナナと巨大なジャックフルーツの木<br />を伐採して、秘境を売り物にする土産<br />物屋があれば、そのまま十津川村であ<br />った。<br /><br />ていねいに手入れされた垣根に囲まれ<br />た、バスターミナル近くの宿に泊まり、<br />周囲を散策したが、目に入る風景は昭<br />和40年代の日本のようだった。<br /><br />申し訳程度に舗装された道路、外から<br />丸見えの庭で洗いものをしているおば<br />ちゃん。地べたに座って将棋をしてい<br />る男ふたり。川で素っ裸で遊ぶ子ども<br />たち。<br /><br />裕福になるにつれ、少しずつ捨ててい<br />った日本の生活が、そのままそこにあ<br />った。<br />

    そこにはハノイやサイゴンに見るベト
    ナムとは異なる表情があった。

    いろいろ行った中で個人的には、おそ
    らくベトナムへ行ったことのある人か
    らは賛同を得られないだろうが、ライ
    チャウとクイニョンが良かった。

    ライチャウは、まずハノイから飛行機
    でディエンビエンフーという街に行く。

    ここは、ベトナムがフランスから独立
    を勝ち取った古戦場の街である。

    ここからさらにバスで山道を数時間揺
    られたところにある山間の村である。

    山の中の街道に沿って民家が点在する
    小さな村で、沢を流れる川を渡るため
    の大きな吊り橋があった。

    その風景はまるで、今夏の台風で大き
    な被害を受けた奈良県十津川村そっく
    りだった。

    バナナと巨大なジャックフルーツの木
    を伐採して、秘境を売り物にする土産
    物屋があれば、そのまま十津川村であ
    った。

    ていねいに手入れされた垣根に囲まれ
    た、バスターミナル近くの宿に泊まり、
    周囲を散策したが、目に入る風景は昭
    和40年代の日本のようだった。

    申し訳程度に舗装された道路、外から
    丸見えの庭で洗いものをしているおば
    ちゃん。地べたに座って将棋をしてい
    る男ふたり。川で素っ裸で遊ぶ子ども
    たち。

    裕福になるにつれ、少しずつ捨ててい
    った日本の生活が、そのままそこにあ
    った。

  • 夕食を宿のおばちゃんが作ってくれた。<br /><br />肉野菜炒めとスープにごはんという素<br />朴な家庭料理だったが、これがたまら<br />なくうまかった。<br /><br />ベトナムで食べた食事の中で、一番う<br />まかったのではないかと思う。<br /><br />ベトナムの食堂は、ほとんどが作り置<br />きで、うまいと思うものは少なかった。<br /><br />だからぼくはいつも、中国人の食堂が<br />あればいつもそこを使っていた。<br /><br />ベトナムでは、仕事でも昼食は家に食<br />べに帰るくらい、家庭料理の国である。<br /><br />だから、外食産業はあまり発達せず、<br />実際、上に書いたようにうまくない。<br /><br />家で食べる食事も、惣菜屋で買うくら<br />い外食産業が発達しているタイとは違<br />うのである。<br /><br />宿のおばちゃんが作ってくれた夕食で<br />ベトナムの家庭料理の一端を味わうこ<br />とができた。<br /><br />クイニョンは、中南部にある魚港の村<br />で、観光地のホイアンとニャチャンの<br />間にある。<br /><br />ガイドブックにも載っていないマイナ<br />ーな街である。<br /><br />クイニョンへは近郊のチャンパ王国の<br />遺跡群を見るために訪れた。<br /><br />はっきりいって、小汚い漁港である。<br /><br />観光地ではないから、ホテルも充実し<br />ていないし、観光用の施設もない。<br /><br />街全体が垢抜けない感じで、食事もう<br />まくはなかった。<br /><br />ベトナムでは、中南部がもっとも貧し<br />い地域だが、その貧しい中南部を象徴<br />するような街だった。<br /><br />しかし、それだけに生のベトナム人の<br />生活を見ることができた。<br /><br />夕方、海のすぐそばの屋台で、壊れか<br />けのデッキチェアーに身を沈め、擦れ<br />キズで中がよく見えないプラスチック<br />のビールジョッキに注がれたビールを<br />飲みながら、夕涼みに来る地元の家族<br />連れを見ていた。<br /><br />貧しいながらも、彼らには彼らの満足<br />いく生活がある。<br /><br />それを見ているだけで、なんともジー<br />ンと来てしまった。<br /><br />貧しくても別にいいじゃないか。<br /><br />株価が上がったの下がったの、政府の<br />景気対策がどうのこうの。<br /><br />そんなことどうでもいいじゃないか。<br /><br />仕事してそこそこ食べたいもの食べて<br />いれば...。<br /><br />ごく普通の暮らしこそがすばらしい、<br />クイニョンの貧しくても陽気に生きて<br />いる人たちを見てつくずくそう思った。<br />

    夕食を宿のおばちゃんが作ってくれた。

    肉野菜炒めとスープにごはんという素
    朴な家庭料理だったが、これがたまら
    なくうまかった。

    ベトナムで食べた食事の中で、一番う
    まかったのではないかと思う。

    ベトナムの食堂は、ほとんどが作り置
    きで、うまいと思うものは少なかった。

    だからぼくはいつも、中国人の食堂が
    あればいつもそこを使っていた。

    ベトナムでは、仕事でも昼食は家に食
    べに帰るくらい、家庭料理の国である。

    だから、外食産業はあまり発達せず、
    実際、上に書いたようにうまくない。

    家で食べる食事も、惣菜屋で買うくら
    い外食産業が発達しているタイとは違
    うのである。

    宿のおばちゃんが作ってくれた夕食で
    ベトナムの家庭料理の一端を味わうこ
    とができた。

    クイニョンは、中南部にある魚港の村
    で、観光地のホイアンとニャチャンの
    間にある。

    ガイドブックにも載っていないマイナ
    ーな街である。

    クイニョンへは近郊のチャンパ王国の
    遺跡群を見るために訪れた。

    はっきりいって、小汚い漁港である。

    観光地ではないから、ホテルも充実し
    ていないし、観光用の施設もない。

    街全体が垢抜けない感じで、食事もう
    まくはなかった。

    ベトナムでは、中南部がもっとも貧し
    い地域だが、その貧しい中南部を象徴
    するような街だった。

    しかし、それだけに生のベトナム人の
    生活を見ることができた。

    夕方、海のすぐそばの屋台で、壊れか
    けのデッキチェアーに身を沈め、擦れ
    キズで中がよく見えないプラスチック
    のビールジョッキに注がれたビールを
    飲みながら、夕涼みに来る地元の家族
    連れを見ていた。

    貧しいながらも、彼らには彼らの満足
    いく生活がある。

    それを見ているだけで、なんともジー
    ンと来てしまった。

    貧しくても別にいいじゃないか。

    株価が上がったの下がったの、政府の
    景気対策がどうのこうの。

    そんなことどうでもいいじゃないか。

    仕事してそこそこ食べたいもの食べて
    いれば...。

    ごく普通の暮らしこそがすばらしい、
    クイニョンの貧しくても陽気に生きて
    いる人たちを見てつくずくそう思った。

  • サイゴンの彼女との交際は、当初は、<br />彼女の方がノリノリだった。<br /><br />一日三度は必ずホテルに電話をかけて<br />きた。<br /><br />「今日はどこへ行くの?」<br />「さっき電話したけどいなかったわね」<br />「今晩何時ごろに店に来るの?」<br /><br />こんな調子で、電話がかかってくるの<br />である。<br /><br />今まで、女の子とのつき合いといえば、<br />一方的にぼくが追いかけてばかりだった<br />のに、今度は追いかけられる立場だった。<br /><br />こうして女の子に、それも若くてかわい<br />い女の子に束縛されるという経験は、今<br />までなかっただけに、微妙に快感であっ<br />た。<br /><br />彼女が連れて行ってくれたところは、サ<br />イゴンのなかでも当然ベトナム人しか行<br />かないところばかりで、外国人観光客が<br />行くところしか知らないぼくには、とて<br />も新鮮だった。<br /><br />彼女との恋愛は楽しく、ベトナムへ何度<br />も行くモチベーションとしては絶大なも<br />のがあった。<br />

    サイゴンの彼女との交際は、当初は、
    彼女の方がノリノリだった。

    一日三度は必ずホテルに電話をかけて
    きた。

    「今日はどこへ行くの?」
    「さっき電話したけどいなかったわね」
    「今晩何時ごろに店に来るの?」

    こんな調子で、電話がかかってくるの
    である。

    今まで、女の子とのつき合いといえば、
    一方的にぼくが追いかけてばかりだった
    のに、今度は追いかけられる立場だった。

    こうして女の子に、それも若くてかわい
    い女の子に束縛されるという経験は、今
    までなかっただけに、微妙に快感であっ
    た。

    彼女が連れて行ってくれたところは、サ
    イゴンのなかでも当然ベトナム人しか行
    かないところばかりで、外国人観光客が
    行くところしか知らないぼくには、とて
    も新鮮だった。

    彼女との恋愛は楽しく、ベトナムへ何度
    も行くモチベーションとしては絶大なも
    のがあった。

  • しかし、ぼくは彼女に対して「日本でお<br />れと一緒に暮らさないか」のひとことは<br />どうしても言えなかった。<br /><br />当時のぼくは、なかなか生活環境が安定<br />せず、外国人で日本語がまったくしゃべ<br />れない女の子と結婚して養うということ<br />などとてもできなかった。<br /><br />そのことは彼女にもそれとなく伝えてい<br />たから、空気は察していたのかもしれな<br />い。<br /><br />また彼女にも外国人との結婚に踏み出せ<br />ない気持ちがあったのも確かである。<br /><br />ときどき、「外国人との結婚は...」<br />と躊躇するような発言をすることが多か<br />ったし、当時のベトナムの社会環境もあ<br />ったように思う。<br /><br />ベトナムは、開かれた社会のように見え<br />て、一歩入って中をのぞいてみると、か<br />なり閉鎖的で保守的な社会だと感じるこ<br />とが多い。<br /><br />観光客相手の仕事をしている人や外資系<br />の仕事をしている人ならともかく、一般<br />の人が外国人の接触することに対して躊<br />躇することが多い。<br /><br />外国人は、短期で旅行するだけならなん<br />ともないが、在越外国人に対しては今も<br />監視の目が付いているし、ホテルの部屋<br />でベトナム人が外国人と同衾することも<br />許されていない。<br /><br />彼女自身も、昼間ぼくと肩を並べて歩く<br />ことを避けたがった。<br /><br />知り合いと顔を合わせようものなら、ど<br />んな噂を立てられるかわかったものでは<br />ないからだ。<br /><br />そんな彼女の気持ちを解きほぐすには、<br />短期で年何回か訪れるだけでは、やはり<br />不可能だった。<br />

    しかし、ぼくは彼女に対して「日本でお
    れと一緒に暮らさないか」のひとことは
    どうしても言えなかった。

    当時のぼくは、なかなか生活環境が安定
    せず、外国人で日本語がまったくしゃべ
    れない女の子と結婚して養うということ
    などとてもできなかった。

    そのことは彼女にもそれとなく伝えてい
    たから、空気は察していたのかもしれな
    い。

    また彼女にも外国人との結婚に踏み出せ
    ない気持ちがあったのも確かである。

    ときどき、「外国人との結婚は...」
    と躊躇するような発言をすることが多か
    ったし、当時のベトナムの社会環境もあ
    ったように思う。

    ベトナムは、開かれた社会のように見え
    て、一歩入って中をのぞいてみると、か
    なり閉鎖的で保守的な社会だと感じるこ
    とが多い。

    観光客相手の仕事をしている人や外資系
    の仕事をしている人ならともかく、一般
    の人が外国人の接触することに対して躊
    躇することが多い。

    外国人は、短期で旅行するだけならなん
    ともないが、在越外国人に対しては今も
    監視の目が付いているし、ホテルの部屋
    でベトナム人が外国人と同衾することも
    許されていない。

    彼女自身も、昼間ぼくと肩を並べて歩く
    ことを避けたがった。

    知り合いと顔を合わせようものなら、ど
    んな噂を立てられるかわかったものでは
    ないからだ。

    そんな彼女の気持ちを解きほぐすには、
    短期で年何回か訪れるだけでは、やはり
    不可能だった。

  • そのうちに、ぼくと彼女の関係もどこか<br />よそよそしい雰囲気になり、会話もはず<br />まなくなっていった。<br /><br />そしてある日、深夜の国際電話で、ぼく<br />は別れを告げられた。<br /><br />「英会話学校の同級生と結婚することに<br />なった」<br /><br />それだけを言って、二人の会話は途切れ<br />た。<br /><br />その後、儀礼的な挨拶を交わしてぼくは<br />電話を切った。<br /><br />なんとなくやるせない気分のまま、一晩<br />を明かし、心の中の一部が抜き取られた<br />ような気分で数日間を過ごしていた。<br /><br />今彼女はどうしているのだろうか。<br /><br />何人か子どもを作り、元気に暮らしてい<br />るだろうか。<br /><br />それとも今もあのホテルでカクテルを作<br />っていたりして...。<br /><br />ベトナムというと、今も十年以上前の、<br />ちょっとしたラブストーリーを思い出す<br />のである。<br />

    そのうちに、ぼくと彼女の関係もどこか
    よそよそしい雰囲気になり、会話もはず
    まなくなっていった。

    そしてある日、深夜の国際電話で、ぼく
    は別れを告げられた。

    「英会話学校の同級生と結婚することに
    なった」

    それだけを言って、二人の会話は途切れ
    た。

    その後、儀礼的な挨拶を交わしてぼくは
    電話を切った。

    なんとなくやるせない気分のまま、一晩
    を明かし、心の中の一部が抜き取られた
    ような気分で数日間を過ごしていた。

    今彼女はどうしているのだろうか。

    何人か子どもを作り、元気に暮らしてい
    るだろうか。

    それとも今もあのホテルでカクテルを作
    っていたりして...。

    ベトナムというと、今も十年以上前の、
    ちょっとしたラブストーリーを思い出す
    のである。

  • ベトナムフェスティバルは今年で4回目<br />となる。<br /><br />第1回目を開催したときは、隔年開催で<br />行うつもりだったようだ。<br /><br />しかし、思いのほか多くの来場者を集め<br />たのに気をよくして、毎年開催すること<br />になったという。<br /><br />しかし実際には、第1回は、両日とも大<br />雨で、来場者は少なかった。<br /><br />ステージも、ベトナム人歌手が出てくる<br />まではわりと閑散としていた。<br /><br />屋台はそんなに儲からなかったと思う。<br /><br />おそらく、各屋台から徴収するショバ代<br />が大使館にとっていい収益になることが<br />わかったというのが本音ではないだうか。<br /><br />代々木公園でのこの手のフェスティバル<br />は、昼を過ぎると屋台の前に行列ができ、<br />何を食べるにも並ばなくてはならなくな<br />る。<br /><br />だからとりあえず早い時間に来て、食べ<br />たいものを買うことにした。<br /><br />まずはバインセオ。<br /><br />焼き卵の野菜包みといえばいいのだろう<br />か。<br /><br />「ベトナムのお好み焼き」と呼ばれてい<br />るがちょっと違うような気がする。<br />

    ベトナムフェスティバルは今年で4回目
    となる。

    第1回目を開催したときは、隔年開催で
    行うつもりだったようだ。

    しかし、思いのほか多くの来場者を集め
    たのに気をよくして、毎年開催すること
    になったという。

    しかし実際には、第1回は、両日とも大
    雨で、来場者は少なかった。

    ステージも、ベトナム人歌手が出てくる
    まではわりと閑散としていた。

    屋台はそんなに儲からなかったと思う。

    おそらく、各屋台から徴収するショバ代
    が大使館にとっていい収益になることが
    わかったというのが本音ではないだうか。

    代々木公園でのこの手のフェスティバル
    は、昼を過ぎると屋台の前に行列ができ、
    何を食べるにも並ばなくてはならなくな
    る。

    だからとりあえず早い時間に来て、食べ
    たいものを買うことにした。

    まずはバインセオ。

    焼き卵の野菜包みといえばいいのだろう
    か。

    「ベトナムのお好み焼き」と呼ばれてい
    るがちょっと違うような気がする。

  • 生春巻きはベトナムを代表する食べ物の<br />ひとつとなった。<br /><br />しかし、ぼくはこれがベトナムのあちこ<br />ちで食べられている光景というものを見<br />たことがない。<br /><br />いったいどういうときに食べているのだ<br />ろう。<br /><br />儀礼的な席に出てくる食べ物なのだろう<br />か。<br /><br />現地の人に食事に連れて行ってもらった<br />とき、春巻きを巻くライスペーパーに、<br />野菜や豚肉を適当に巻いて食べたことが<br />あった。<br /><br />ライスペーパーは、ベトナムでは普通に<br />食事に出てくるものなのだろうか。<br />

    生春巻きはベトナムを代表する食べ物の
    ひとつとなった。

    しかし、ぼくはこれがベトナムのあちこ
    ちで食べられている光景というものを見
    たことがない。

    いったいどういうときに食べているのだ
    ろう。

    儀礼的な席に出てくる食べ物なのだろう
    か。

    現地の人に食事に連れて行ってもらった
    とき、春巻きを巻くライスペーパーに、
    野菜や豚肉を適当に巻いて食べたことが
    あった。

    ライスペーパーは、ベトナムでは普通に
    食事に出てくるものなのだろうか。

  • しかし、ベトナムの食事といえば、<br /><br />やっぱりこれ、フォーである。<br /><br />最近は日本でもかなり知られるようにな<br />った、ベトナムの代表的な麺料理である。<br /><br />ファストフードのなか卯が、「鶏塩うど<br />ん」というのを出しているが、おそらく<br />ベトナムのフォー・ガーを参考にしたも<br />のだと思う。<br /><br />フォーは、ベトナムの市場へ行くと、一<br />杯100円かそこらで食べられるものだ<br />が、ここでは500円もした。<br /><br />東京のベトナム料理店で食べたりすると、<br />場所によっては700円も取ったりする。<br /><br />はっきりいって、ベトナム人以上にぼっ<br />たくりである。<br /><br />このフォー、腹持ちが悪すぎる。<br /><br />ベトナムを旅していたとき、昼にこれを<br />食べたあと、2〜3時間たつと、急激に<br />腹が減った。<br /><br />その腹の減り方は、日本で常に経験する<br />空腹ではなく、脂汗がだらだら流れ、そ<br />の場にへたり込みたくなるような、強烈<br />な空腹感なのだ。<br />

    しかし、ベトナムの食事といえば、

    やっぱりこれ、フォーである。

    最近は日本でもかなり知られるようにな
    った、ベトナムの代表的な麺料理である。

    ファストフードのなか卯が、「鶏塩うど
    ん」というのを出しているが、おそらく
    ベトナムのフォー・ガーを参考にしたも
    のだと思う。

    フォーは、ベトナムの市場へ行くと、一
    杯100円かそこらで食べられるものだ
    が、ここでは500円もした。

    東京のベトナム料理店で食べたりすると、
    場所によっては700円も取ったりする。

    はっきりいって、ベトナム人以上にぼっ
    たくりである。

    このフォー、腹持ちが悪すぎる。

    ベトナムを旅していたとき、昼にこれを
    食べたあと、2〜3時間たつと、急激に
    腹が減った。

    その腹の減り方は、日本で常に経験する
    空腹ではなく、脂汗がだらだら流れ、そ
    の場にへたり込みたくなるような、強烈
    な空腹感なのだ。

  • そんなとき、いつも食べていたのが、こ<br />れである。<br /><br />バインミー。<br /><br />小ぶりのフランスパンにソーセージやハ<br />ム、漬物、生野菜をはさみ、ヌクマムを<br />かけたベトナムのサンドイッチである。<br /><br />現地ベトナムでは50円くらいのものだ<br />が、これも日本へ来ると8倍以上の値段<br />に跳ね上がってしまう。<br /><br />マクドのハンバーガーでも安いやつなら<br />100円で売っている時代である。<br /><br />高いものでも300円くらいだ、それが<br />パンに安いハムや野菜をはさんでしょう<br />ゆぶっかけて400円はやりすぎだろう。<br /><br />屋台の連中に良心の呵責はないのか。<br /><br />

    そんなとき、いつも食べていたのが、こ
    れである。

    バインミー。

    小ぶりのフランスパンにソーセージやハ
    ム、漬物、生野菜をはさみ、ヌクマムを
    かけたベトナムのサンドイッチである。

    現地ベトナムでは50円くらいのものだ
    が、これも日本へ来ると8倍以上の値段
    に跳ね上がってしまう。

    マクドのハンバーガーでも安いやつなら
    100円で売っている時代である。

    高いものでも300円くらいだ、それが
    パンに安いハムや野菜をはさんでしょう
    ゆぶっかけて400円はやりすぎだろう。

    屋台の連中に良心の呵責はないのか。

  • ベトナムにもビールのブランドはいくつ<br />かある。<br /><br />これは333(バー・バー・バー)とい<br />うハノイを中心とした北部で売られてい<br />る銘柄。<br /><br />貧乏人が飲み屋で飲むのは、ビアホイと<br />いう、生ビールだが、これが炭酸水のビ<br />ール風味と言っていいような、極薄ビー<br />ルである。<br /><br />最近日本でも、ノンアルコールビールな<br />どというおかしなものが出ているが、ビ<br />アホイはほとんどそんな感じである。<br /><br />ノンアルコールビールというものどんな<br />代物なのか、飲んだことはないが、こん<br />なものが売れるなら、「ノンアルコール<br />焼酎」「ノンアルコール吟醸」も出せば<br />いいではないかと、ふと思ってしまう、<br />底意地の悪いぼくである。<br />

    ベトナムにもビールのブランドはいくつ
    かある。

    これは333(バー・バー・バー)とい
    うハノイを中心とした北部で売られてい
    る銘柄。

    貧乏人が飲み屋で飲むのは、ビアホイと
    いう、生ビールだが、これが炭酸水のビ
    ール風味と言っていいような、極薄ビー
    ルである。

    最近日本でも、ノンアルコールビールな
    どというおかしなものが出ているが、ビ
    アホイはほとんどそんな感じである。

    ノンアルコールビールというものどんな
    代物なのか、飲んだことはないが、こん
    なものが売れるなら、「ノンアルコール
    焼酎」「ノンアルコール吟醸」も出せば
    いいではないかと、ふと思ってしまう、
    底意地の悪いぼくである。

  • さて、ベトナムフェスティバルで注目は、<br />やはりステージである。<br /><br />今年もベトナムから歌手を呼び、盛り上<br />げてくれた。<br /><br />日の明るいうちは、鈴木ももやuNni−<br />caといった、まったく無名のミュージ<br />シャンが出ていたり、だちどんぶり競技<br />とかいうわけのわからないものもあった。<br /><br />VYSAという在日ベトナム人の留学生<br />たちによるベトナム民俗音楽の演奏もあ<br />った。

    さて、ベトナムフェスティバルで注目は、
    やはりステージである。

    今年もベトナムから歌手を呼び、盛り上
    げてくれた。

    日の明るいうちは、鈴木ももやuNni−
    caといった、まったく無名のミュージ
    シャンが出ていたり、だちどんぶり競技
    とかいうわけのわからないものもあった。

    VYSAという在日ベトナム人の留学生
    たちによるベトナム民俗音楽の演奏もあ
    った。

  • とりあえず、留学生の女の子たちの写真<br />を。

    とりあえず、留学生の女の子たちの写真
    を。

  • 昼のステージは、客もおとなしく、それ<br />ほど盛り上がらないのだが、例外的に盛<br />り上がったのがこの人たちのライヴ。<br /><br />GUEENである。<br /><br />初めはまたどこかの無名バンドだろうと<br />思っていたが、Queenのコピーバン<br />ドであった。<br /><br />Tie Your Mother Down<br />にはじまり、<br />Born To Love You<br />Bycicle Race<br />Bohemian Rapsody<br />We Will  Rock You<br /><br />などクイーンの日本でもおなじみの曲を<br />ほぼ完璧にコピー。<br /><br />GUEENのファンも詰め掛けていて、<br />おとなしかった会場もこのときだけは盛<br />り上がった。<br /><br />フレディー・マーキュリー役の人は、お<br />そらくステージを降りたらちょっと貧相<br />なおじさんという感じだが、歌もしゃべ<br />りもうまい。<br />

    昼のステージは、客もおとなしく、それ
    ほど盛り上がらないのだが、例外的に盛
    り上がったのがこの人たちのライヴ。

    GUEENである。

    初めはまたどこかの無名バンドだろうと
    思っていたが、Queenのコピーバン
    ドであった。

    Tie Your Mother Down
    にはじまり、
    Born To Love You
    Bycicle Race
    Bohemian Rapsody
    We Will  Rock You

    などクイーンの日本でもおなじみの曲を
    ほぼ完璧にコピー。

    GUEENのファンも詰め掛けていて、
    おとなしかった会場もこのときだけは盛
    り上がった。

    フレディー・マーキュリー役の人は、お
    そらくステージを降りたらちょっと貧相
    なおじさんという感じだが、歌もしゃべ
    りもうまい。

  • ブライアン・メイ役のギタリストは、私<br />服の上にやや太めだが、テクニックはち<br />ゃんとしていた。<br /><br />「ボヘミアンラプソディー」なんかは、<br />コーラスもあるし、オーケストラ風の演<br />奏パートもあるので、どうするのだろう<br />かと思っていたが、録音で対応している<br />ようだった。<br /><br />ライブも頻繁にやっているようなので、<br />このへんは非常に手馴れた感じがする。<br /><br />最後は<br />We Are The Champion<br />で締めくくった。<br /><br />クイーンの曲はメロディがわかりやすい<br />ので知らない人でもノリやすい。<br />

    ブライアン・メイ役のギタリストは、私
    服の上にやや太めだが、テクニックはち
    ゃんとしていた。

    「ボヘミアンラプソディー」なんかは、
    コーラスもあるし、オーケストラ風の演
    奏パートもあるので、どうするのだろう
    かと思っていたが、録音で対応している
    ようだった。

    ライブも頻繁にやっているようなので、
    このへんは非常に手馴れた感じがする。

    最後は
    We Are The Champion
    で締めくくった。

    クイーンの曲はメロディがわかりやすい
    ので知らない人でもノリやすい。

  • ベトナム歌舞団による踊りのあと、この<br />日のメインイベントともいえる、ベトナ<br />ム人と日本人によるライブが行われた。<br /><br />日本側は、GypsyQueen、ダイ<br />ヤモンド☆ユカイ、サンプラザ中野くん。<br /><br />ベトナム側は、Ho Quynh Hu−<br />ong(ホー・クイン・フォン)、 <br />Hien Thuc(ヒエン・トゥック)、<br />Noo Phuoc Thinh<br />(ヌー・フオック・ティン)。<br /><br />演奏はすべてGypsy Queenが<br />担当していた。<br /><br />Gypsy Queenは、毎年このフ<br />ェスティバルに出演し、自分たちの曲は<br />1曲か2曲くらいしか歌わず、他人の曲<br />を十数曲すべて演奏している。<br /><br />日本での活躍はほとんどなく、中国やベ<br />トナムを中心にアジアで活動しているバ<br />ンドである。<br /><br />個人的に一番楽しみだったのが、ダイア<br />モンド☆ユカイ。<br />

    ベトナム歌舞団による踊りのあと、この
    日のメインイベントともいえる、ベトナ
    ム人と日本人によるライブが行われた。

    日本側は、GypsyQueen、ダイ
    ヤモンド☆ユカイ、サンプラザ中野くん。

    ベトナム側は、Ho Quynh Hu−
    ong(ホー・クイン・フォン)、 
    Hien Thuc(ヒエン・トゥック)、
    Noo Phuoc Thinh
    (ヌー・フオック・ティン)。

    演奏はすべてGypsy Queenが
    担当していた。

    Gypsy Queenは、毎年このフ
    ェスティバルに出演し、自分たちの曲は
    1曲か2曲くらいしか歌わず、他人の曲
    を十数曲すべて演奏している。

    日本での活躍はほとんどなく、中国やベ
    トナムを中心にアジアで活動しているバ
    ンドである。

    個人的に一番楽しみだったのが、ダイア
    モンド☆ユカイ。

  • なぜこんな人がベトナムフェスティバル<br />で無料ライブを行うのか、よく承知した<br />ものだと思う。<br /><br />ダイヤモンド☆ユカイは、登場したとき<br />から気合が入っていた。<br /><br />無料ライブだろうが、自分の客ではなか<br />ろうが、とにかく全力投球する姿勢が見<br />られてすばらしい。<br /><br />曲はソロになってからの曲とレッドウォ<br />リアーズ時代の曲を披露していた。<br /><br />「ルシアン・ヒルの上で」はいい曲だ。<br /><br />「かなうはずのない夢に、乾杯さ〜♪」<br /><br />心に来るね。<br /><br />また、ギター一本でジョン・レノンの<br />「イマジン」を歌った後、東日本大震<br />災被災者支援のためのチャリティソン<br />グ「魂の詩(こころのうた)」も歌っ<br />ていた。<br /><br />レッドウォリアーズ時代のライブ映像を<br />Youtubeで見ることがあるが、若<br />いときは平板な感じがした。<br /><br />しかし、今は年をとって渋みが出ていい<br />感じになった。<br /><br />それにしても、こんなすばらしいステー<br />ジを無料で見させてもらっていいのだろ<br />うか。<br />

    なぜこんな人がベトナムフェスティバル
    で無料ライブを行うのか、よく承知した
    ものだと思う。

    ダイヤモンド☆ユカイは、登場したとき
    から気合が入っていた。

    無料ライブだろうが、自分の客ではなか
    ろうが、とにかく全力投球する姿勢が見
    られてすばらしい。

    曲はソロになってからの曲とレッドウォ
    リアーズ時代の曲を披露していた。

    「ルシアン・ヒルの上で」はいい曲だ。

    「かなうはずのない夢に、乾杯さ〜♪」

    心に来るね。

    また、ギター一本でジョン・レノンの
    「イマジン」を歌った後、東日本大震
    災被災者支援のためのチャリティソン
    グ「魂の詩(こころのうた)」も歌っ
    ていた。

    レッドウォリアーズ時代のライブ映像を
    Youtubeで見ることがあるが、若
    いときは平板な感じがした。

    しかし、今は年をとって渋みが出ていい
    感じになった。

    それにしても、こんなすばらしいステー
    ジを無料で見させてもらっていいのだろ
    うか。

  • サンプラザ中野くんは、毎年出演してい<br />て、今年も「ランナー」と「大きなたま<br />ねぎの下で」を歌っていた。<br /><br />ま、一般に知られているのはこの2曲し<br />かないからしょうがないか。<br /><br />彼も震災復興のためのチャリティソング<br />を歌っていた。<br /><br />有名なミュージシャンたちは、震災直後<br />一斉にいろいろなイベントで義捐金集め<br />をしていたが、サンプラザ中野くんらの<br />ような、一線を退いた観のあるミュージ<br />シャンたちも、こうしてチャリティソン<br />グを歌うことで、復興支援をしているこ<br />とを初めて知った。<br /><br />彼らにも何かやらなきゃという気持ちが<br />沸き起こったのだろう。<br />

    サンプラザ中野くんは、毎年出演してい
    て、今年も「ランナー」と「大きなたま
    ねぎの下で」を歌っていた。

    ま、一般に知られているのはこの2曲し
    かないからしょうがないか。

    彼も震災復興のためのチャリティソング
    を歌っていた。

    有名なミュージシャンたちは、震災直後
    一斉にいろいろなイベントで義捐金集め
    をしていたが、サンプラザ中野くんらの
    ような、一線を退いた観のあるミュージ
    シャンたちも、こうしてチャリティソン
    グを歌うことで、復興支援をしているこ
    とを初めて知った。

    彼らにも何かやらなきゃという気持ちが
    沸き起こったのだろう。

  • ベトナム側のステージでもっとも盛り上<br />がったのは、ヌー・フック・ティンの時<br />だった。<br /><br />最近出てきた、若手歌手らしく、在日ベ<br />トナム人の女の子たちは大はしゃぎ。<br /><br />アイドル的な雰囲気だが、そこはしかし<br />ベトナム人。<br /><br />歌もやっぱりうまい。<br /><br />ただ、日本人のぼくが聞くと、やっぱり<br />ちょっとセンスがずれているかなあとい<br />う感じがする。<br /><br />このまま日本に持ってきても、K−pop<br />のようにはならないだろうと思う。<br />

    ベトナム側のステージでもっとも盛り上
    がったのは、ヌー・フック・ティンの時
    だった。

    最近出てきた、若手歌手らしく、在日ベ
    トナム人の女の子たちは大はしゃぎ。

    アイドル的な雰囲気だが、そこはしかし
    ベトナム人。

    歌もやっぱりうまい。

    ただ、日本人のぼくが聞くと、やっぱり
    ちょっとセンスがずれているかなあとい
    う感じがする。

    このまま日本に持ってきても、K−pop
    のようにはならないだろうと思う。

  • ホー・クイン・フォンは、ベトナムを代<br />表する女性歌手で、欧米でもライブを行<br />っている。<br /><br />おそらく、在外ベトナム人いわゆる越僑<br />の客を相手に歌っているのだろう。<br /><br />ベトナムではソロコンサートというもの<br />は行われないらしいのだが、彼女は例外<br />的に今年ソロコンサートを行い成功した。<br /><br />ソロコンサートではまだまだ客が入らな<br />いという状況は韓国に似ている。<br />

    ホー・クイン・フォンは、ベトナムを代
    表する女性歌手で、欧米でもライブを行
    っている。

    おそらく、在外ベトナム人いわゆる越僑
    の客を相手に歌っているのだろう。

    ベトナムではソロコンサートというもの
    は行われないらしいのだが、彼女は例外
    的に今年ソロコンサートを行い成功した。

    ソロコンサートではまだまだ客が入らな
    いという状況は韓国に似ている。

  • ヒエン・トゥックは、酒井法子のかつて<br />のヒット曲「蒼いうさぎ」をカバーして<br />ブレイクした。<br /><br />現在もトップ10に入る曲を出している<br />ポップアイドルである。<br /><br />しかし、アイドルという感じはしない。<br /><br />声量があるし、服装も大人びている。<br /><br />日本の10〜20代のアイドルとは全く<br />違う。<br /><br />どっちがいいと思うかは、人それぞれだ<br />ろう。

    ヒエン・トゥックは、酒井法子のかつて
    のヒット曲「蒼いうさぎ」をカバーして
    ブレイクした。

    現在もトップ10に入る曲を出している
    ポップアイドルである。

    しかし、アイドルという感じはしない。

    声量があるし、服装も大人びている。

    日本の10〜20代のアイドルとは全く
    違う。

    どっちがいいと思うかは、人それぞれだ
    ろう。

  • この日、司会を担当していたのは、アイ<br />ドリング!!!のフォン・チー。<br /><br />ベトナム人両親の下に日本で生まれ、育<br />った。<br /><br />アイドルとしてそれほどかわいいとは思<br />わないが、最近は日本テレビの「ネプ&<br />イモトの世界番付」にもときどき出演し<br />ている。<br /><br />ただ、彼女はベトナムのことはまったく<br />知らないはずだが、何を語れるのだろう<br />かと疑問に思う。<br /><br />2010年のフィナーレでは、日本側実<br />行委員長の参議院議員、松田岩夫氏にス<br />テージ上で抱きしめられ、あからさまに<br />迷惑がっていた。<br /><br />屋台もおいしいし、何よりステージがす<br />ばらしい。<br /><br />プロ中のプロを呼んでいるのだから当然<br />といえる。<br /><br />ただ、問題がないわけではない。<br /><br />Gypsy Queenは、ベトナムで<br />もライブを行なったりして、関係が深い<br />からいいとして、氏神一番のような、は<br />っきりいって一般に知られないまま終わ<br />ってしまった人を出し続けるのはどうか<br />と思う。<br /><br />元SHOW-YAの寺田恵子は初登場だが、<br />ほとんどが毎年出演している人たちで、<br />マンネリ感がそろそろ漂い始めているの<br />も事実である。<br /><br />どうやら、Gypsy Queenの人<br />脈で出演者が決まっているようだ。<br /><br />今後は、出演者を固定化しないよう求め<br />たいところである。<br /><br />屋台やステージだけでなく、ベトナムフ<br />ェスティバルのすばらしいところは、実<br />は観客である。<br /><br />最後のほうの、ベトナム人と日本人が一<br />体化して盛り上がるところは本当にすば<br />らしい。<br /><br />毎年春に行なわれるタイフェスティバル<br />も、大勢の人出でにぎわうが、ベトフェ<br />スのような盛り上がりにはならない。<br /><br />おそらく、代々木公園で行なわれる、各<br />国のフェスティバルの中ではベトフェス<br />が一番盛り上がるのではないか。<br /><br />今年の秋もとても楽しみにしている。<br /><br />*実はこの記事、昨年秋にほとんど完成<br />していたのだが、急に忙しくなって続か<br />なくなり今になってようやく完成した。<br />

    この日、司会を担当していたのは、アイ
    ドリング!!!のフォン・チー。

    ベトナム人両親の下に日本で生まれ、育
    った。

    アイドルとしてそれほどかわいいとは思
    わないが、最近は日本テレビの「ネプ&
    イモトの世界番付」にもときどき出演し
    ている。

    ただ、彼女はベトナムのことはまったく
    知らないはずだが、何を語れるのだろう
    かと疑問に思う。

    2010年のフィナーレでは、日本側実
    行委員長の参議院議員、松田岩夫氏にス
    テージ上で抱きしめられ、あからさまに
    迷惑がっていた。

    屋台もおいしいし、何よりステージがす
    ばらしい。

    プロ中のプロを呼んでいるのだから当然
    といえる。

    ただ、問題がないわけではない。

    Gypsy Queenは、ベトナムで
    もライブを行なったりして、関係が深い
    からいいとして、氏神一番のような、は
    っきりいって一般に知られないまま終わ
    ってしまった人を出し続けるのはどうか
    と思う。

    元SHOW-YAの寺田恵子は初登場だが、
    ほとんどが毎年出演している人たちで、
    マンネリ感がそろそろ漂い始めているの
    も事実である。

    どうやら、Gypsy Queenの人
    脈で出演者が決まっているようだ。

    今後は、出演者を固定化しないよう求め
    たいところである。

    屋台やステージだけでなく、ベトナムフ
    ェスティバルのすばらしいところは、実
    は観客である。

    最後のほうの、ベトナム人と日本人が一
    体化して盛り上がるところは本当にすば
    らしい。

    毎年春に行なわれるタイフェスティバル
    も、大勢の人出でにぎわうが、ベトフェ
    スのような盛り上がりにはならない。

    おそらく、代々木公園で行なわれる、各
    国のフェスティバルの中ではベトフェス
    が一番盛り上がるのではないか。

    今年の秋もとても楽しみにしている。

    *実はこの記事、昨年秋にほとんど完成
    していたのだが、急に忙しくなって続か
    なくなり今になってようやく完成した。

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