2011/10/12 - 2011/10/12
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旅するきのこちゃんさん
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ある日、鉄道会社EAST COASTからディスカウント・チケットのお知らせメールが届きました。
その内容は、『片道5ポンドでリーズへ!(ただし、期間内の平日限定で)』というもの。
これは行くしかないよな~、ということで、リーズへの旅は計画されました。
リーズ周辺をよくよく調べると、近くにヨークシャー・デイルズ国立公園があり、公園内には巨大な鉄道橋『Ribblehead Viaduct』があるとのこと。
鉄子の心は、完全にうずきました。
ここに行くしかない!!
旅の前半は、ヨークシャーならではの雨に打たれながら…
巨大な陸橋の下で、電車が来るのをひたすら待つ過酷なものでした。
旅の後半はショッピングの都・リーズへ戻り、美しいアーケードやリーズ・シティ博物館を満喫しました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 交通手段
- 鉄道
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-
朝は、寝坊から始まって…
滑りこみセーフで発車10分前にロンドン・キングスクロス駅のホームに到着。 -
5:50リーズ行き、イーストコーストの列車。
-
席はいちおう指定していましたが、早朝のためガラガラ…
-
早朝かつ天気が悪いため、車窓からの風景はイマイチ。。
6:21、2時間半かけて定刻でリーズに到着。
片道5ポンドにしては、とっても乗り甲斐があります。 -
リーズはイギリス中北部の交通の要。
ラッシュアワー時は、駅が混雑。 -
8:49、すぐそばのホームからセトル・カーライル鉄道が発車。
巨大な鉄道橋があるRibblehead駅まで、約1時間の鉄道の旅がスタート。
切符は往復16ポンドで、今回はロンドン⇔リーズより高いです 笑 -
セトル・カーライル鉄道と言っても、なんてことはない、普通のノーザンレイルの列車。
19世紀に、セトル〜カーライル間を走る路線として始まった。
現在はリーズ〜カーライル間を走り、ヨークシャー・デイルズ国立公園を縦断。 -
車窓からの風景。
リーズでは、このような大きな煙突をたくさん見かけた。
産業革命後、機械工業が発達したなごりなのか… -
ヨークシャー・デイルズ国立公園内に突入。
あいにくのお天気で…モヤモヤ。。。 -
10:06、ほぼ定刻でRibblehead駅に到着。
どの駅舎も、このようにかわいらしかった。 -
駅前に、INNが一軒。
建物といえば、このぐらい。。
ほんとに、何もないところ。 -
いま乗ってきた列車が、頭上を通る。
これから、リブルヘッド陸橋を渡るのでしょう。
これは見逃した。 -
某ガイドブックによると、駅を出て突きあたりを左に行くと陸橋が見えてくる、とのこと。
従って歩いて行くと、確かに陸橋が見えた!
とってもモヤモヤしてますが。 -
時刻表によると、11時にリーズ方面からセトル・カーライル鉄道が来るようなので、しばし待つことに。
霧雨がとても冷たい。
しょんぼりしていると…貨物がやってきた! -
しばらくすると、カーライル方面からまた別の貨物が!
意外と貨物が走ってくれたので、興奮しっぱなし。 -
さて、11時。
待ちに待ったセトル・カーライル鉄道がやってきました!
愛らしい2両編成。 -
よいしょっと。
-
駅前のINNの駐車場から見た陸橋。
さきほどの反対側が見られます。 -
鉄道が陸橋を通る様子は見られたけど…
なんか納得いかない。
少し遠いし、モヤモヤしてるし…
駅に戻って、誰かに相談してみましょう。 -
Ribblehead駅の入口。
ヨークシャー・デイルズ国立公園のマークが付いています。 -
駅舎内のビジターセンターがオープンしていました。
リブルヘッド陸橋についての展示がたくさん。
陸橋は長さ400m、高さ32m。
支柱は24本。
1870〜75年に造られ、1988〜91年に修復された。 -
ビジターセンターの優しいおじさんに相談すると、駅を出て突きあたりを右方面に歩くと、トレイルがあるとのこと。
トレイルに沿って歩くと、なんと陸橋のたもとに行けるらしい!
このサインが目印。 -
自然にできた雨水の通り道。
けっこうなスピードで流れ過ぎてゆきます。 -
人っ子ひとり、いません…
旅の友達はたくさんの羊たち。 -
じゃーん!
リブルヘッド陸橋が姿を現してくれました。
うーん、これは迫力がある。 -
時刻表によると、次は12時にリーズ方面からセトル・カーライル鉄道がやって来ます。
この場所で、陸橋を渡る鉄道が見られたら涙モノ。 -
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記念碑。
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突如、おチビちゃんのグループが現れる。
みんな水たまりにジャンプしたり、水たまりに寝っ転がったり…
この天気にくじけてないのが素晴らしい!
わたしも見習って、雨に打たれながら、12時に電車が通過するのを辛抱強く待ちます。 -
しかし…いくら待っても…
電車が来ないぃ。。
このあたりは天気が崩れやすいので電車遅延が起こりやすい、とはガイドブックに書いてあったけど。
(ちなみに1964年、陸橋から貨物が風で吹き飛ばされたという事故もあったらしい。) -
羊に聞いてみても…
メェェェ。 -
人生とは、こういうものかもしれない。
絶好のシチュエーションで、ご褒美にはなかなかありつけないのだ。
とか思いながら、後ろ髪を引かれつつ、橋にさよなら。
わたしは13:18のリーズ行きの電車に乗らなくてはいけない。 -
しばらくとぼとぼと歩いていると…
後方から、なにか聞こえる…
カーライル方面から貨物が来たっっ!!!
お目当てのセトル・カーライル鉄道ではないけれども。
走って走って、いま来た道を引き返す。 -
なんと!
貨物が、わたしの旅の達成感を運んでくれました。
さよなら、貨物。
ありがとう!貨物。 -
Ribblehead駅に戻って、構内で電車を待ちます。
駅のおじさんが、さも当然のごとく「電車は遅れてるよ。」と。
やはり天候のため、上下線とも電車が遅れていました。 -
20分ほど遅れてやって来た、リーズ行きのセトル・カーライル鉄道に乗り込んで…
車窓からの風景。
田園風景の中に、ときどき気まぐれに池がある。 -
あらあら…
隣のカーライル行きの線路が、思いっきり冠水してる。。
こりゃぁ電車が来ないわけです。 -
とろとろと走って…
1時間ほど遅れてリーズ駅に到着。
お天気に振り回されてしまう、セトル・カーライル鉄道。
これがヨークシャーだ!と、開き直って。 -
王女の住まいだったヘアウッド・ハウスに行く予定だったけど、電車が遅れたため断念。
ゆっくり、リーズの街歩きをすることに。
リーズ駅そばのシティ・スクエア。
2004年までは、郵便局だったらしい。 -
マリオットホテルも、古ーい。
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ヴィクトリアン様式のCorn Exchange。
昔は穀物取引所、今はショッピングセンター。
インテリアが素晴らしいようです。わたしは見逃した。。。 -
有名な、Leeds City Kirkgate Markets。
おしゃれスーパー、マーク&スペンサーの発祥の地。
どことなく影のある、古ーい建物。 -
マーケットの中。
肉、野菜などの生鮮食品から手芸用品まで、いろいろなマーケットがあります。 -
季節柄、ハロウィーンの変装グッズも。
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ショッピングのメイン・ストリート、BriggateにあるVictoria Quarter。
さすがショッピングの都、ショッピングセンターがてんこ盛り。
こういう時に限って、購買意欲がないわたし。 -
Victoria Quarterの中。
昔ながらの壁の装飾と、モダンなステンドグラス調の天井がおしゃれに調和。 -
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中に、さらにアーケードが。
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素晴らしいオペラのセットのような…
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購買意欲がなくても、一見の価値アリのアーケードでした!
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Briggateは、アーケードだらけ。
これはThornton's Arcade。 -
Queens Arcade。
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次は、リーズ・シティ・ミュージアムに行ってみることに。
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1番のお気に入りの展示はコレ。
ヨークシャーで発見された、モザイク壁画のオオカミ。
とってもチャーミング。 -
リーズは、19世紀に毛織物産業で大いに発展した街。
羊毛を製品にするまでに、とても大変な手間がかかるのだなぁ。 -
ミュージアムを出て、リーズ駅のほうへ向かいます。
かわいらしい建物を発見! -
まだ帰りの電車の時間まで余裕があったので…
Victria Bridgeを渡って、Granary Wharfのほうへ行ってみることに。 -
Granary Wharf。
もともとは、鉄道で運ばれてきた荷物を運河へ積み出すために使われていたスペースらしい。
今はショッピングモールのようだが、閑散とした雰囲気。 -
この塔の近くに何かあるはず!と近づいたけど…
あいにく工事中。。
この塔を残して、再開発をするようです。 -
暗くなってきたリーズの街にさよならをして…
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18:45リーズ発の、East Coastに乗り込みます。
すっかり暗いので、車窓からの風景は拝めず… -
21:15、ほぼ定刻でキングス・クロス駅に到着。
途中遅れても、ハイスピードを出して巻き返す、イギリスの鉄道。
※そういえば、ロンドン・キングスクロス駅名物だったハリーポッターの9と4分の3のプラットフォームは、工事のため撤去されていました… -
無事にロンドンにたどり着いてひと安心。
駅近くのNando'sにて、がっつりディナー。
ノース・ヨークシャーの雰囲気は、わたしが描いていたイメージそのものだった。
晴れより、曇りが似合う。
霧のリブルヘッド陸橋、古くて影がある建物が印象的なリーズの街並み。
霧も雨も、旅の大事な脇役でした!
(ということにします*^^)
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