2011/10/07 - 2011/10/07
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ぱっしょんKさん
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10月1日前後の国慶節のお休み。
今年は彼女がいけないので、1人旅に出発。
2008年に瀋陽に行った際に故宮と昭陵は訪問済み。どうせ1人ならきつい日程でも大丈夫だとの判断で、東北地方残りの世界遺産と長白山。帰り際に長春によって偽満皇宮博物館にいってきます。
では予定
9/29
飛行機移動 広州→瀋陽
瀋陽泊
9/30
福陵(世界遺産)
午後新賓満族自治県永陵鎮にバス移動
永陵鎮泊
10/1
永陵(世界遺産)
ヘトゥアラ古城
永陵鎮泊
10/2
バス移動 永陵→桓仁
五女山城(世界遺産)
桓仁泊
10/3
バス移動 桓仁→集安
高句麗遺跡群(世界遺産)
集安泊
10/4
午前中 高句麗遺跡群
列車移動 集安→通化
玉皇山公園
通化泊
10/5
午前中 列車移動 通化→白河
バス移動白河→長白山
長白山泊
10/6
長白山
長白山泊
10/7
飛行機移動 長白山→長春
偽満皇宮博物館
夜飛行機移動 長春→広州
ポイントは列車移動の切符。9/26に広州東駅で取れるかどうかです。まぁがんばってみます。
とここまでが、行ってきます!に書いていた内容。
結局販売初日に列車の切符が取れず。というよりシステムに列車の席が全く出てこない。通化から集安なんてローカル線の最たる物で売り切れはおかしい。と思い、これは、別地区では販売しない列車か?との予想を立て、現地で購入できないか確認することに。
通化から白河までの代替えのバスも調べると少ないようです。
不安を抱えながら、出発することになりました。
結果、予定とは全く違う旅行になりましたが、心配していたのとは別の原因でそうなることなど、29日の出発時点では予想すらしていませんでした。
10/7
僕は賭けに勝ちました!
朝4時半に起きたら、空は星が出て、雲一つなし!
よし!朝食前に長白山瀑布を見て、朝食を食べ、7時半くらいにチェックアウト、8時に動き出す4駆に列に並ばず乗って天文峰から雪化粧の天池を見て、9時半前にはタクシーで山門から出発!
完璧な計画でした。
朝食の時に昨夜話をした中国人ガイドの方と話をするまでは。。
「昨日遅くまで雪が降っていたから、凍っていて4駆が上がらないのではないですか」
へ??それは考えなかったぞ!
最後にして最大の大誤算が起った10/7スタートです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 飛行機
- 航空会社
- 中国南方航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝起床して窓を開けると満天の星空!
よし!賭けに勝った!!
時間は4時半。急いで顔を洗って着替えてちょっとお茶を飲んで5時10分に出発です。
あたりは少しだけ明るくなってきていました。 -
前日見えていなかった山の頂上がはっきりと見えます。
-
温泉駐車場まで来ました。歩いて15分です。
前日と違いバスはまだ一台もありません。 -
前日同様、下流を眺めます。
前日よりも遠くが見渡せます。 -
前日同様橋を渡り、
-
山の景色を撮影します。
朝日に輝く峰が見えます。方向からいうと北朝鮮の山かな? -
うん、これなら天文峰も大丈夫だね。
賭けの完全勝利を確信しました。 -
谷になっていますから日があたるにはまだ時間がかかりそうです。
-
天気はいいですけど、前日夜は気温が相当下がったようで、道は凍ってテカテカです。気をつけねば!
-
前日怖い目をみた階段を登り、目に飛び込んできました!
長白山瀑布! -
前日、ここから撮った写真は冗談のように真っ白でした。
-
石碑まで来ました。
今日は滝を後ろに据えての撮影です。
ここから入れないのが残念。
もともと、遊歩道が整備されていますから、行こうと思えば行けるんですけどね。それはやっぱりルール違反。 -
望遠レンズで写真撮影して満足としておきましょう。
-
最後に三脚を使って記念撮影です。
-
太陽が登って来て明るくなってきました。
ホテルに戻ります。 -
階段まで戻ってきました。
あ!長白山国際観光ホテルが見える!
すかさず写真撮影しました。 -
階段を降りて相変わらず滑らない様に慎重に歩きます。
緑色の橋が見えてきました。 -
おお!昨日よりも色鮮やかに見えるぞ。やっぱり太陽の光は偉大です。
聚龍泉です。 -
昨日は雪と人混みで写真を撮るのを断念して通り過ぎた温泉広場にある長白山の碑。
長白山の峰をバックに。
あ!そうそう長白山という山は存在しません。この辺の山の総称です。 -
赤い実がきれいだったので、撮ってみました。
南天かなぁ?と思いながら撮ったのですが、そうですかね?
誰かご存知ならご一報を。 -
6時半を廻りました。日が尾根を照らし始めていました。
朴オーナーが延吉に6時半に車で出発すると聞いていました。
お見送りできるかな?と思って帰って来たのですが、もう出発した後でした。
崔さんとフロントで会い、「賭けにかちましたね。」「そうだね」なんて勝者の会話をしたのでした。 -
部屋に帰り、荷物をまとめます。これからは時間の勝負。飛行機が12時離陸というタイムリミットがあります。
7時朝食。
おかゆとマントウ、キムチ、ゆでたまごなど。
昨日北京からいらっしゃった日本人先生とそのガイドさんと一緒になりました。
「雪降って、ラッキーでしたね。でも日差しが強そうだから、午後には溶けちゃうかもしれませんよ。早めに行った方がいいかもしれません。」
とアドバイス。「僕もすぐにジープで天文峰に上がります。」
その時ガイドさんから僕や崔さんが考えてもいない状況の可能性を。
天文峰までの道は除雪がまだできてなくてジープが動かないんじゃない??
!!!!!!!!!
本当だ!考えていなかった。。。 -
でもここまできたらそんなこと言ってられません。
7時半にチェックアウト。
緑淵潭駐車場まで歩きます。
そこで、バスを呼んでもらい、4駆車乗り換え点運動員村駐車場に。 -
運動員村駐車場に到着。
4駆自動車が並んでいます。 -
8時から切符販売に書いていますが、始まる様子はなし。
観光客が来ると、「他のところ先に見てらっしゃい。開通の連絡がまだないの。」
僕も言われましたが、ここ以外はもう行きましたから待つしか無いのです。
登るのに20分。降りるのに20分。山の上から天池を眺めるだけだから、やっぱり20分。1時間15分で山門までと計算。
山門から空港までが1時間半。11時15分空港到着として9時45分山門出発ということは、8時30分がぎりぎりのタイムリミット。
8時40分になってしまいました。
あきらめの時間だと判断。トイレに行きます。
トイレを出て周りの景色を写真に納めようと思い、この写真を撮影。
あ!チケット売り場忘れてた。写真撮ろ! -
チケット売り場に戻って写真を撮ると、さっきまで一緒に待っていたおじさんが窓口に向って話しています。
お金を払って、僕を振り向き、やっと動くみたいだよ。君も切符買いなさい。
え〜今更動いたって。時間8時50分。
う〜ん
その時、彼の奥様が一言。見ないと絶対後悔するよ。
よし登ってから考えよ。駆け足で、行って写真撮って駆け足で10分で戻ればなんとかなるかな。
ということでチケット購入。 -
車はすぐ6人そろい、出発進行!
-
走り始めてすぐ、開通に時間がかかったわけがわかりました。
凄い上りこう配、さらに道の脇にある深い雪。
いままでいたあたりとは雪のレベルが違います。 -
さすがは4駆。快調に登って行きます。
-
予定通り20分で到着。車を降りて、言葉を失います。
道がなんもない。
上の方で階段をスコップで除雪している一団がいましたが、それ以外はほぼ雪。
入ってみると、ひざくらいまでずっぽり沈み込みます。
来てしまった以上急いで、天文峰の頂上を目指します。 -
除雪グループに追いついて、車を降りたロッジ方面を振り返ります。
久しぶりにこんな雪見た!除雪を待っていたのですが、その中の一人に、前進んでいいよ!と言われ、追い抜く事に。
除雪されてないから、足が沈む!沈む!
駆け足作戦どころでは有りません。雪を押しのけて進みます。
苦労して登りきると、 -
イチオシ
見えました!雪化粧した天池です。
苦労したかいがあったっす(涙) -
除雪軍団と左側に見える僕の足跡。
下山ルートの方に進みます。 -
いい景色でしょ。
ちなみに見える足跡は僕の物。 -
違う角度から。
-
ここで記念撮影。
-
イチオシ
本当にすばらしい景色です。
チケットの写真も雪の景色なんですよ。 -
しばらく角度を変えた天池をご覧あれ
-
天池5
-
天池6
-
天池7
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天池8
-
天池9
風景に見とれている場合ではない!時間がきつい。すでに見学に20分費やしてる!
いそいで4駆に飛び乗ります。
ところが、道が凍っていて4駆は登りと違って下りはのろのろ運転をせざる得ない状況。下山に40分近くかかりました。
つまり、駆け足作戦は50分だったのに、結局1時間20分費やす事に。
山門に降り、タクシーを捕まえます。
時間は10時半。聞いた通り1時間30分長白山空港までかかるとすれば、離陸時間。アウトです。
もともとは長白山から長春、長春から広州の予定。長春広州の飛行機が延吉発である事を思い出し、延吉空港へ行ってくれないか交渉するも、延吉は拒否。
12時の飛行機なんですよ!無理でしょ。って言ったところ、微妙だが、乗れ!との回答。
再び賭けに出る事に。 -
山の上が嘘のような紅葉の林の中をタクシーは走ります。
-
長白山の周りは針葉樹林。
運ちゃん曰く、紅葉にはちょっと遅いけどね。
いえいえまだまだ十分に楽しめます。
運ちゃんがんばってくれました。11時40分長白山空港着。
小さい空港だし、頼めば乗せてもらえるかも。
260元払ってタクシーを降りると警備員のおじさんに衝撃の一言を言われました。
飛行機もう飛んだよ
!!!!!!!!
20分前ですよ!!
飛行場が小さいから30分前に搭乗開始してすぐ乗れちゃった。管制も離陸をOKした。まぁ、わからんでもないですが。。。
長春行きは夜9時半にもう一便あります。
すぐにチケットカウンターでその切符を購入します。
いつもは、旅行時は全額チケット、安くても8がけまでのものを購入するようにしています。
トラブルが有ったときに変更が効くからです。が、今回はなんと1.6掛けのチケットがあったので、その誘惑に負けて買ってしまいました。
当然変更不可のチケットです。
新たにチケットを買う事に。チケットは全額のチケット900元。 -
長春まではいけますが、10時着では広州に戻る飛行機はもうありません。会社の上司に連絡8日に有給を使わせて頂く事に。
そして、また電話。今度は、チケットの変更です。長春広州を翌日のものに変更します。全額のチケットでしたので、これは難なくクリアー。翌晩17時40分離陸の飛行機チケットを確保。
次はホテルを決めます。地図とにらめっこ、翌日一日時間ができましたので、旧満州国時代の遺跡を見て回る事に。
そうすると、南湖公園あたりに泊まって、歩いて駅方面に戻って、偽満皇宮博物館を見て、駅に行くというパターンが一番すんなりいきそうです。
海航長白山賓館に予約を入れる事に。これもすんなり片付きました。
とりあえず広州に戻る算段を終えたところで、お腹空いたなと思ったとき、はっと気付きました。
人がいない。。。。
チケット売り場に一人いるだけ。
「あそこのコーヒーショップ営業しないの?」と聞いてみると、「営業してませんよ。そこのコンビニもね。」
しまった。飛行機がないからお客もいないだから店もやらないという事か!!
さらにタクシーやバスもこない。。。
お昼ご飯を食べる手段がありません。
見よ!この信じられないくらいがらんとした飛行場を! -
外に出て空港の写真を撮ります。
時間は12時30分。
次の飛行機は延吉発北京行き19時50分。 -
大きな駐車場だなぁ
-
こんな立派な駐車場いるんかいな?
-
人影が視界に入りません。空港内に戻りますが、暖房も入っていないので寒い!!
-
窓の外にいる鳥を見て時間をつぶすしか有りません。
それも3時半を過ぎたあたりから、まったく見なくなりました。
お腹がすきました。
その時、リュックの中のおかきと栗を思い出しました。
10/5の日に列車の中で向かいの席の高校卒業したばかりの女性にもらったおかきと、地元のおばちゃんから買った栗です。
外でゆっくりといただきました。栗って、こういう時には暇つぶしになるんだなぁ。と初めて知りましたよ。
そうこうしているうちに北京行き飛行機に乗る人がタクシーでやってくる時間になりました。
すぐに捕まえて値段交渉。松江河の街に行きたい。いくら?
50元。
え?2日に着いて駅まで行ったら100元取られたのに!あの運転手やっぱりぼったくりやがった。
即決、100元で往復してもらうことにしました。 -
松江河では蘭州ラーメンのお店で新疆盤面を食べました。
あんまり空腹だったので、写真も取らず食べてしまいました。
でもレストランの外見だけは納めなければ! -
ちょっと松江河の街を散歩してみます。
小さい街ですが人の出が多く、にぎやかな街でした。
ここでの列車の上下車が多かったのが分かる気がします。 -
ロータリーの真ん中に立つ街灯。
街の規模のわりに立派。 -
政府関係の建物のようです。
こんなにライトアップした政府関係の建物は初めて見ました。
タクシーの運ちゃんに電話して空港に戻ります。
あ!空港から街まで30分程度です。 -
搭乗口。飛行機に乗る人は全部で10人くらいでした。
9時半に予定通り離陸。ちなみにこの飛行機8時50分にこの空港到着です。
40分で折り返しして行くタイムスケジュールってなんでしょ。 -
長春空港には少し早めに到着。空港バスで長春市内に向います。
終点は人民広場。時間は約1時間。
そこからタクシーで海航長白山賓館に向います。 -
ホテル到着は11時半。朝食付き298元。
ツインルーム。広さは十分ですが、ちょっと古さが出ています。 -
バスタブがありますが、シャワーしか使わず。
シャワーのお湯は勢い良く出ました。 -
洗面所もきれいにされていました。
明日は延長戦、満州国の新京を巡りたいと思います。
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