2011/10/05 - 2011/10/05
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ぱっしょんKさん
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10月1日前後の国慶節のお休み。
今年は彼女がいけないので、1人旅に出発。
2008年に瀋陽に行った際に故宮と昭陵は訪問済み。どうせ1人ならきつい日程でも大丈夫だとの判断で、東北地方残りの世界遺産と長白山。帰り際に長春によって偽満皇宮博物館にいってきます。
では予定
9/29
飛行機移動 広州→瀋陽
瀋陽泊
9/30
福陵(世界遺産)
午後新賓満族自治県永陵鎮にバス移動
永陵鎮泊
10/1
永陵(世界遺産)
ヘトゥアラ古城
永陵鎮泊
10/2
バス移動 永陵→桓仁
五女山城(世界遺産)
桓仁泊
10/3
バス移動 桓仁→集安
高句麗遺跡群(世界遺産)
集安泊
10/4
午前中 高句麗遺跡群
列車移動 集安→通化
玉皇山公園
通化泊
10/5
午前中 列車移動 通化→白河
バス移動白河→長白山
長白山泊
10/6
長白山
長白山泊
10/7
飛行機移動 長白山→長春
偽満皇宮博物館
夜飛行機移動 長春→広州
ポイントは列車移動の切符。9/26に広州東駅で取れるかどうかです。まぁがんばってみます。
とここまでが、行ってきます!に書いていた内容。
結局販売初日に列車の切符が取れず。というよりシステムに列車の席が全く出てこない。通化から集安なんてローカル線の最たる物で売り切れはおかしい。と思い、これは、別地区では販売しない列車か?との予想を立て、現地で購入できないか確認することに。
通化から白河までの代替えのバスも調べると少ないようです。
不安を抱えながら、出発することになりました。
結果、予定とは全く違う旅行になりましたが、心配していたのとは別の原因でそうなることなど、29日の出発時点では予想すらしていませんでした。
10/5
ついに行ってきます!に書いた予定通りに進む日がやってきました。
朝通化から普通快速4245列車で白河へ。
白河からはタクシーで長白山。
長白山に入り、ここで選択。
思っていた通りに上までジープで行って天池を眺めるか?まずホテルにチェックインするか?
列車の中で車掌さんとの会話で
「明日は晴れるよ」
と言われた事もあり、ホテルに直行することに。
このことが、またしても波乱の原因になることをこのときまだ僕は知りませんでした。
では10/5スタートです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- 中国南方航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
3日の朝同様。万通大酒店の朝食を食べ、出発に備えます。
中華のバイキングで、この日はマントウ、炒め物、茶葉ゆでたまご、牛乳。
茶色のゆでたまごはお茶葉を使って茹でた、中国メジャーな食べ物。 -
道の向かい通化駅に行きます。
待合室で列車を待ちます。
今日乗るのは4245次 普通快速 通化発白河行き。7時52分発
二道白河鎮の白河駅まで6時間半の道のりです。
この日は五号車二番席に指定がありました。
といってもガラガラなので、席無切符でも問題はありませんでしたが。 -
♪チャランララララ〜ラララ〜ラ〜ラ〜〜♪
世界の車窓から
今日は白河に向います。
集安に行く沿線とちがってトウモロコシの刈り入れは終わったところが多かったです。 -
単線ですので、途中このような小さな駅で列車とすれ違ったりしていきます。
-
この日の昼食は車内販売のカップラーメン。
中国ではメジャーの紅シャオ(火へんに焼のつくり部分)牛肉面と茶葉ゆでたまご3個。
お湯は車内販売の人が入れてくれます。 -
窓がきたないので、列車の後方西方向を撮るともやがかかったようになってしまいます。
-
川ぞいをずっと走る景色のいい路線です。
-
集安よりも北を走るので、まさに紅葉の時期真っ最中で車窓を十分に楽しみました。
♪チャランララララ〜ラララ〜ラ〜ラ〜〜♪
世界の車窓から 終り(ハッハッハ!) -
6時間も乗ってるとビールくらい飲んじゃおうと思いますよね。
ハルビンビール1缶5元。1缶でいいというのに、10元札だしたら、2本よこしやがった、あのおやじ!
まぁちゃっかり飲み終えましたが。 -
地元のおばちゃんが栗の販売をしていました。
集安は栗で有名だって聞いてたのに、食べ忘れたので、ここでそれを取り戻します。
半分くらい食べたら、白河駅に到着したので、向かいに座った21歳の女性にもらった雷おこしのようなお菓子と一緒にリュクサックの中にしまいました。
これが、7日の日に僕を助けることになります。 -
白河駅近くの車内。
ガラガラです。3人がけのいすを一人で占領する人多発! -
115人分の席があるようです。
形式プレートのYZは硬座(YingZuo)の頭文字を取ったもの。
車掌さんに「こんな時期に長白山行ってなにするの?7月か8月に来なきゃ」
と言われ、「休みくれる?くれたら来たよ。でも今は人も少ないし、かえっていいんじゃない?雪でも降ったら、景色が一変するしね。」
「雪はまだ早いよ。明日は多分晴れるから雪はないね」
なんて会話をしているうちに白河駅到着! -
6時間ご苦労さまでした。
この車両はすぐに通化に戻って行くはずです。 -
駅は思ったよりも立派でした。
が、勝手に人が出入りできるようで、いきなりホームでホテルとタクシーの呼び込みにつきまとわれました。
「僕は二道白河には泊まらないよ」と言ったところそのおばちゃんは
「じゃぁうちの車を使いなよ」
「山門までいくら?」
「100元」
「(怒!)」
列車の中で60元が相場との情報を得ていましたので、ふっかけかたがあまりにひどいので頭にきました。
「100元?冗談でしょ?他の人あたるから、あんたも他の人さがしな!」
「じゃあ、70元でいいでしょ」
ずっと着いてきます。さすがにうっとうしいので、駅前にいた別のタクシーに値段を聞いたら1発60元回答。
すぐそのタクシーに乗り込み、出発しました。
というわけで、白河駅の外観写真を取り忘れてしまいました。 -
白河駅からタクシーで40分。長白山山門に到着です。
チケット売り場で入場料100元、山門内のバスチケット80元を購入します。
チケットには当日のみ有効と書いてありますが、山門から出なければ、どちらのチケットも実質的に有効。
山門の中にはチケットの確認場所はありませんでした。 -
時間は3時を回っていました。
同時にチケットを購入した中国人夫婦がいらっしゃったのですが、これから、天池までは登れないですよ。降りてこれませんと言われているのを聞いてしまいした。
このまま天文峰まで登って天池を見ようかなと思っていたのですが、それを聞いて翌日にしてまずはホテル長白山国際観光ホテルに直行することに。 -
結構大きいバスが走っているんだなぁ。
感心してみていると、上からマイクロバスが降りてきて、それに乗せられました。 -
森林の中の舗装道をバスは軽快に駆け上がって行きます。
-
緑淵潭のバス停留所で降ろされます。
ここから200メートル登れば、国際観光ホテルに着くとのこと。
大部分のバスはここまでしか登らない様です。 -
200メートルほどこんな感じの道を登って行きます。
-
振り返ってみると、白樺と紅葉が非常に美しい景色が見れましたが、ちょっと遅かったかも知れませんね。
-
ホテルに到着です。
道に面したところに中国語とハングルで長白山国際観光賓館の文字が。 -
たたずまいは朝鮮風の立派な建物です。
インターネットで予約して、代金も先に銀行振込してあります。
金額は宿泊、朝食と夕食、1日1回の温泉入浴料込みで780元/1日(1万円弱)
チェックインをしていると、フロントの女性から
「日本語しゃべれますよね?」
「??ええ、日本人ですから」
というと奥になにやら声を掛け、オーナーの朴正人さんを紹介いただきました。
軽く挨拶して2階の部屋に向います。 -
部屋はツインルームで十分な広さ。
ロッジ風でシンプルに纏められています。
寒さ対策に電気毛布た設置されているのがうれしいです。 -
アメニティー。
清潔にされています。 -
シャワールームですが、毎日温泉に入るので、一度も使用しませんでした。
-
再びロビーに朴正人さんから本格的なコーヒーが飲めるので、どうですか?
とチェックイン時に言われたので、頂くために降りてきました。
中央に大きな虎の置物が鎮座しています。 -
ロビーの様子。シーズン中はここでコーヒーを飲む人が多いのでしょう。
長白山はすでにオフシーズンに片足を踏み入れている様です。 -
後ろのカウンターでコーヒーを入れて頂けます。
この日はブラジルコーヒーを。値段は40元。 -
このホテル自慢のコーヒー。
ミルクと砂糖をこの日はいれましたが、飲み始めて後悔。
コーヒーがおいしいのです。中国ではまず飲めないレベルです。ブラックで飲むべきだった。 -
ロビーでのんびりコーヒーを飲んで4時半になり、遅まきながら活動を開始します。
すぐ近くの小天池と緑淵潭を見に行きます。
明日見に行く長白山瀑布方面を望みます。 -
ホテルから10メートルくらい道を降りたところに小天池の入り口があります。
橋を越えて進みます。 -
清流が流れています。
ホテルの洗面所の水はそのまま飲めると書いてありました。
おそらく、この水を引いているのでしょう。 -
小天池まではこのような遊歩道が整備されています。
-
途中ところどころに、植物の紹介文があるところもあります。
植物にめっちゃ疎い僕としてはこういうので、勉強しなくては!
でも、木は木なんですよね。。 -
階段を登ると、
-
そこに小天池(銀環湖)が広がります。
小さな湖ですが、色にびっくりしました。
緑や青は九塞溝や黄龍、白水台などで見てきましたが、ここの水は文字通り銀色をしています。 -
とりあえず記念撮影です。
-
白樺の木が水に映る様は正に銀色の鏡。
-
薬王谷というそうです。なにかの故事の再現かな?
お参りできるようになっています。 -
五言絶句がかかれていましたが、残念ながらなんだかさっぱり。
-
薬王谷の上に登ってみました。(罰当たり!)
木が邪魔して、景色はあまり良く有りませんでした。 -
降りて再び湖面付近で小天池を眺めます。
山がきれいに、しかもはっきりと写っています。 -
湖を一周する道が整備されています。
1周してみることに。 -
写真右に注ぎ込む小川がありましたが、他に水の出入りはありません。
翌日ホテルのオーナー朴さんにお聞きした話だと、
「天池は水の入りがなく出るだけ、小天池は逆に水の入りはあるが、出るところはないのが特徴」とのお話を聞きました。
地下から、どこかへつながっているんでしょう。たぶん。でなければあふれちゃいますもんね。 -
空の色が反射しても銀色に輝くのは変わらず。
本当にこの色は不思議で、魅了されました。 -
小天池への遊歩道はは長白山国際観光ホテルの川の反対側を通っています。
-
北国育ちじゃない僕には白樺が珍しいんです。だから写真が増えてしまいます。
今度は小天池の入り口の反対側から緑淵潭を目指します。 -
緑淵潭の方に歩を進めると、岩の間を流れる水が!
緑淵潭に流れ込む水です。 -
両サイドの林は岳樺林帯というらしいです。
白樺林のことをいっているのでしょう。 -
ホテルの前にも川があったのですが、このホテルの裏手にもこちらにも川が流れているという事ですね。
-
お!滝だ!!
-
あれが緑淵潭か!
小天池とは色が全く違うわ!! -
うわ!急な階段!!
ここをおりていきます。 -
先ほど上から見た2本の滝。階段を降りたところから見えました。
上に雪があります。1周間前に降ったそうです。
写真を撮影していたら、轟音とともに落ちてきてびっくりしました。 -
緑の水なのですが、ストロボをたいたところちょっと黒っぽくなってしまいました。
-
池に出ている展望台から改めて滝を見上げます。
-
展望台の木の柵を利用して今度はストロボを使わずに撮影して見ました.
エメラルドグリーンの水がきれいに撮れました。 -
さきほどの滝の方面。
-
最後の一枚。断崖絶壁です。
日も暮れてきたので、ホテルに戻ります。 -
こちらのホテルは日本の旅館と同じ様に浴衣でホテル内を出歩くことができます。
各部屋に浴衣が。
浴衣に着替えて温泉に向います。 -
地下一階に温泉場はあります。
日本式の温泉で、中国にしてはめずらしく水着着用なしで入れます。
まぁ、混浴はありませんけどね。 -
大浴場は日本風の岩風呂。
写真をとりましょ。
ストロボ焚いたら、当然ですが、湯気がスクリーンになって真っ白。 -
外の日はすっかり沈んでいますから、ストロボ焚かないとこれがやっと。
-
露天風呂ですが、なにがなんだかさっぱり。
翌日、日がまだ高いうちに温泉に入ってリベンジしよう。と決めて夕食に行きます。 -
風呂上がりのビール!!
青島ビールでした。
これは宿泊料には当然含まれていませんので、この場で清算です。 -
朝鮮料理です。
宿泊とセットメニューです。これを注文ではなく用意していただきました。
ニンニクの芽炒めと韓国風(朝鮮風なのかな)みそ汁と白ご飯。 -
鶏肉いためものとブロッコリー炒め。
-
これが最初良く分からなかったのですが、イカかな?と思って食べていたのですが、どうやら、牛の内蔵だったようです。どこの部分かは説明を聞いたけどよくわからず。
味は満足。
お隣の国なのに韓国料理って僕はあんまり食べないので、ちょっと新鮮でした。
翌日の朝食は7時。と言われたのに、なぜか6時とインプットして部屋に戻り、早めの就寝。
夜、寒かったんです。電気毛布入れても寒く、浴衣を着替えて、長袖のTシャツにして。それでも寒かったんです。
12時すぎたころにすごい風が吹いていました。
翌日の朝、この寒さの原因に気付くことになります。
そしてこれがこのたび最後にして最大の大番狂わせの序章なのでした。
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