岩泉・龍泉洞旅行記(ブログ) 一覧に戻る
この日は雨。<br />盛岡の宿から、岩泉の龍泉洞を経由して、久慈の宿まで地道を走りました。<br />山間の道は、震災のあとは、ほとんどなく、時々道路の表面がぼこぼこしていたり、道路補修の工事で片側車線規制があったりする程度です。ぼこぼこも、震災の前からなのか後なのか、判断はつきにくく、いつもと変わらない、私の大好きな東北の田舎の風景が広がります。<br /><br />その道が、海岸に出た時は、唐突に震災の爪痕が目前に広がり、ものすごいインパクトを受けました。おりしも、この時、朝からの雨があがり、山沿いは、急に霧に包まれていました。背景の山々には霧がかかり幽玄の美をかもしだしていた時です。その美しさに息を飲むとともに、震災の後ゆえの、広大な広い野っぱらが広がりました。前は漁村があったはずの場所が、根こそぎ何もかも奪われて、平らな土地しか残らなかったという痕跡を目の当たりにしました。<br />たまたま、車内で聴いていたディスクに、アベマリアの曲が入っていて、その曲が流れていました。山々の美しさと、爪痕の悲しさにアベマリアの曲が妙に一致して、涙がはらはらと流れました。今回の旅は、ただ美しいだけでは済まされない旅だったと、思い知らされた瞬間でした。<br /><br />さて、龍泉洞は営業しているのでしょうか。<br />じつは、龍泉洞は、震災ゆえではなく、今年の9月下旬、私が出発した時の台風の被害にあい、しばらく閉鎖していたそうです。地底湖で有名な龍泉洞ですが、停電と大量の水が入り込んだことで、閉鎖を余議なくされていたようです。この日は通路の電気が戻り、地底湖の手前まで入れるようになったそうです。<br />龍泉洞といえば地底湖ですから、とても残念でした。でもまあ、せっかく来たのですから、入ることにしました。入場料は、千円を半額の五百円にしてくれて、しかもそのチケットは無期限に有効で、次に来た時にまた使える、とのことで、暖かい配慮に感謝でした。しかも、龍泉洞コーヒーという缶コーヒーまでオマケにつけてくれました。<br /><br />洞窟フェチの傾向のある私は、主な日本の洞窟だけでなく、メキシコの世界一の規模をもつ洞窟やら、スペインやアメリカの洞窟も入ったことがあります。龍泉洞は、地底湖以外には、あまり面白味がない、との印象でしたが、今回は、照明の発展で、なかなか見応えがありました。写真好きには、けっこう遊べる照明で、ぐんと楽しみを増やしてくれていました。<br />照明ゆえの写真なので、自然の美ほどのインパクトはありませんが、撮影ごっこの写真を掲載します。<br /><br />また、以前にもあったかどうかの記憶はないのですが、龍泉洞の道路をはさんだ反対側、歩いて数分のところに、新しい洞窟があり、同じチケットで入場できます。私は最初、迷い込んで、先にここに着いたのですが、チケットを買っていない状態で、この洞窟に入れてくれました。<br />ここは、研究中とのことで、写真撮影禁止で、お見せできませんが、小さいけど、なかなか興味深い洞窟でした。ですから、メインの洞窟の照明と、新しい洞窟を見るために、ぜひまたお越しくださいませ。<br />新しい洞窟は、水が豊富で、いまだ発展途上の洞窟です。下の方では、大量の地下水が、ゴーゴーと音をたてて流れていました。この日の雨で、水かさが増していたのかもしれません。<br />旅に出発してから、三度ほど地震に遭っていましたので、この時は、もしここで地震があって、私一人だけがここに取り残されたら、サンショウウオを食べて生き延びる羽目に陥るかもしれない、と思うと怖くなって、足早に出てしまいました。<br /><br />

東北旅行記 2011秋 (6) 龍泉洞と、久慈の琥珀博物館

3いいね!

2011/09/30 - 2011/09/30

90位(同エリア109件中)

0

53

まりあ

まりあさん

この日は雨。
盛岡の宿から、岩泉の龍泉洞を経由して、久慈の宿まで地道を走りました。
山間の道は、震災のあとは、ほとんどなく、時々道路の表面がぼこぼこしていたり、道路補修の工事で片側車線規制があったりする程度です。ぼこぼこも、震災の前からなのか後なのか、判断はつきにくく、いつもと変わらない、私の大好きな東北の田舎の風景が広がります。

その道が、海岸に出た時は、唐突に震災の爪痕が目前に広がり、ものすごいインパクトを受けました。おりしも、この時、朝からの雨があがり、山沿いは、急に霧に包まれていました。背景の山々には霧がかかり幽玄の美をかもしだしていた時です。その美しさに息を飲むとともに、震災の後ゆえの、広大な広い野っぱらが広がりました。前は漁村があったはずの場所が、根こそぎ何もかも奪われて、平らな土地しか残らなかったという痕跡を目の当たりにしました。
たまたま、車内で聴いていたディスクに、アベマリアの曲が入っていて、その曲が流れていました。山々の美しさと、爪痕の悲しさにアベマリアの曲が妙に一致して、涙がはらはらと流れました。今回の旅は、ただ美しいだけでは済まされない旅だったと、思い知らされた瞬間でした。

さて、龍泉洞は営業しているのでしょうか。
じつは、龍泉洞は、震災ゆえではなく、今年の9月下旬、私が出発した時の台風の被害にあい、しばらく閉鎖していたそうです。地底湖で有名な龍泉洞ですが、停電と大量の水が入り込んだことで、閉鎖を余議なくされていたようです。この日は通路の電気が戻り、地底湖の手前まで入れるようになったそうです。
龍泉洞といえば地底湖ですから、とても残念でした。でもまあ、せっかく来たのですから、入ることにしました。入場料は、千円を半額の五百円にしてくれて、しかもそのチケットは無期限に有効で、次に来た時にまた使える、とのことで、暖かい配慮に感謝でした。しかも、龍泉洞コーヒーという缶コーヒーまでオマケにつけてくれました。

洞窟フェチの傾向のある私は、主な日本の洞窟だけでなく、メキシコの世界一の規模をもつ洞窟やら、スペインやアメリカの洞窟も入ったことがあります。龍泉洞は、地底湖以外には、あまり面白味がない、との印象でしたが、今回は、照明の発展で、なかなか見応えがありました。写真好きには、けっこう遊べる照明で、ぐんと楽しみを増やしてくれていました。
照明ゆえの写真なので、自然の美ほどのインパクトはありませんが、撮影ごっこの写真を掲載します。

また、以前にもあったかどうかの記憶はないのですが、龍泉洞の道路をはさんだ反対側、歩いて数分のところに、新しい洞窟があり、同じチケットで入場できます。私は最初、迷い込んで、先にここに着いたのですが、チケットを買っていない状態で、この洞窟に入れてくれました。
ここは、研究中とのことで、写真撮影禁止で、お見せできませんが、小さいけど、なかなか興味深い洞窟でした。ですから、メインの洞窟の照明と、新しい洞窟を見るために、ぜひまたお越しくださいませ。
新しい洞窟は、水が豊富で、いまだ発展途上の洞窟です。下の方では、大量の地下水が、ゴーゴーと音をたてて流れていました。この日の雨で、水かさが増していたのかもしれません。
旅に出発してから、三度ほど地震に遭っていましたので、この時は、もしここで地震があって、私一人だけがここに取り残されたら、サンショウウオを食べて生き延びる羽目に陥るかもしれない、と思うと怖くなって、足早に出てしまいました。

同行者
一人旅
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配
  • 盛岡から、やまあいの地道を行くと、沿道はまた、実りの風景でした。今回の旅、あまり写真は載せていませんが、ずっとこの、実りの風景と、稲刈りの稲の束の景色を楽しみました。<br />なかなか写真におさめられませんが、私の見た風景のかなりの比率をこの風景が占めています。

    盛岡から、やまあいの地道を行くと、沿道はまた、実りの風景でした。今回の旅、あまり写真は載せていませんが、ずっとこの、実りの風景と、稲刈りの稲の束の景色を楽しみました。
    なかなか写真におさめられませんが、私の見た風景のかなりの比率をこの風景が占めています。

  • 学校の跡地にたてられた道の駅です。<br />あちこちに、懐かしい小学校のモチーフが使われていました。

    学校の跡地にたてられた道の駅です。
    あちこちに、懐かしい小学校のモチーフが使われていました。

  • 次の写真が、龍泉洞の入り口ですが、道路の反対側に新洞があります。

    次の写真が、龍泉洞の入り口ですが、道路の反対側に新洞があります。

  • 入口近くに、流れている川です。

    入口近くに、流れている川です。

  • 小さな滝もありました。雨で水が増量しているようです。

    小さな滝もありました。雨で水が増量しているようです。

  • 洞窟に入ってすぐの、小さな池です。少し濁っていました。

    洞窟に入ってすぐの、小さな池です。少し濁っていました。

  • また、いつもの撮影ごっこです。<br />似たような写真が続いて、失礼します

    また、いつもの撮影ごっこです。
    似たような写真が続いて、失礼します

  • 新洞の入り口です。この先は、撮影禁止でした。<br />龍泉洞の本洞は、撮影OKです。

    新洞の入り口です。この先は、撮影禁止でした。
    龍泉洞の本洞は、撮影OKです。

  • 途中に立ち寄った公園で、初めて、平地での秋色を見つけました。北上したから、気温が下がったようです。

    途中に立ち寄った公園で、初めて、平地での秋色を見つけました。北上したから、気温が下がったようです。

  • この日の宿は、久慈の町にあるホテルでした。<br />久慈には、琥珀博物館があるというので行ってみました。<br />雨の日の対策は、洞窟とか博物館とか、雨の日向きの施設に入ることです。<br /><br />

    この日の宿は、久慈の町にあるホテルでした。
    久慈には、琥珀博物館があるというので行ってみました。
    雨の日の対策は、洞窟とか博物館とか、雨の日向きの施設に入ることです。

  • 琥珀って高いんですね。<br />ミュージアムショップで、何か記念に買おうかと思いましたが、とても手が出ませんでした。<br />でも、きれいですね。

    琥珀って高いんですね。
    ミュージアムショップで、何か記念に買おうかと思いましたが、とても手が出ませんでした。
    でも、きれいですね。

  • 琥珀セラピーというのがあるそうで、この部屋は、一面琥珀がちりばめられた部屋で寝ると、琥珀のパワーでヒーリング効果があるそうです。

    琥珀セラピーというのがあるそうで、この部屋は、一面琥珀がちりばめられた部屋で寝ると、琥珀のパワーでヒーリング効果があるそうです。

  • 琥珀のオブジェの中で、撮影ごっこです。

    琥珀のオブジェの中で、撮影ごっこです。

  • どちらかというと、海外では食に困らない私ですが、むしろ典型的な日本食が続くとつらくなります。<br />それで、今回は、ガストによく行きました。<br />ガストって、東から北で強いんですね。スカイラークでしたっけ。<br />地元にいる時は、他にいろいろと店を知っているから、ガストに行くことはまずないのですが、午後三時か四時ごろにランチしたい私としては、旅行中は、この手の店がほっとするスポットになります。

    どちらかというと、海外では食に困らない私ですが、むしろ典型的な日本食が続くとつらくなります。
    それで、今回は、ガストによく行きました。
    ガストって、東から北で強いんですね。スカイラークでしたっけ。
    地元にいる時は、他にいろいろと店を知っているから、ガストに行くことはまずないのですが、午後三時か四時ごろにランチしたい私としては、旅行中は、この手の店がほっとするスポットになります。

  • シャルドネのブドウゼリー、気に入りました。

    シャルドネのブドウゼリー、気に入りました。

この旅行記のタグ

3いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

価格.com旅行・トラベルホテル・旅館を比較

PAGE TOP