2011/08/26 - 2011/08/26
33位(同エリア104件中)
どんぴさん
たぶんヨルダンで一番マイナーな世界遺産「ウンム・アル・ラサース」。ネットで検索しても詳しい情報がほとんど出てこない、謎の多い世界遺産だ。
しかも、ワディ・ラムからどういうルートで行けばいいのかよく分からず、下手をしたら今日中にアンマンに着かないかもしれない(笑)
でも、俺は世界遺産ハンター。すぐそこにある世界遺産を見過ごす訳にはいかないのだ。頑張って現地で情報を収集して、謎の世界遺産を目指して冒険に出発だ!オー!(^◇^)/
【今回訪問する世界遺産】
第153弾「ウンム・アル・ラサース」
□8/20(土) 成田空港出発(16:55) → バンコク・スワンナプーム空港着(21:25)
□8/21(日) バンコク発(10:30) → テルアビブ空港着(07:20)→メギッド→テルアビブ
□8/22(月) テルアビブ → エルサレム
□8/23(火) エルサレム → ベツレヘム → エルサレム
□8/24(水) エルサレム → マサダ → エルサレム →(ヨルダン入国)→アンマン
□8/25(木) アンマン → ペトラ → ワディ・ラム
■8/26(金) ワディ・ラム →ウンム・アル・ラサース → マダバ → アンマン
□8/27(土) アンマン →(イスラエル入国)→ エルサレム→ハイファ
□8/28(日) ハイファ → アッコ → ハイファ → テルアビブ空港発(23:05)
□8/29(月) バンコク空港着(14:40)→バンコク→バンコク空港発(23:50)
□8/30(火) 成田空港着(08:10) → 帰宅
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
10:15、ワディ・ラムをタクシーで出発。
アンマンまでタクシーで移動する方法もあるけど、約80JD(約8880円)もかかる。安く済ませるならマアーンという街までタクシーで行き、マアーンから長距離バスかセルヴィス(乗り合いタクシー)でアンマンに行くルートがいいと勧められた。
11:33、マアーンに到着。
ずいぶん小さなバスステーションだ。 -
アンマン行きの長距離バスが待機中。
でも、出発する気配がまるで無い。バスの運転手はトランクで仲間と休憩中。そんな所でくつろぐな(笑)
いつ出発するか聞くと「13:00くらいかな〜?」と適当な答え。
セルヴィスもいるけど、こちらも客が集まらないので動く気配なし。
一応、個人タクシーにも交渉してみたけど、なぜか「デザートハイウェイ(ヨルダンを縦断する幹線道路)から外れることは出来ない、ウンム・アル・ラサースやマダバまでは行かない」との答え。しかも値段は100JD。論外。 -
地球の歩き方によると、マアーンはヨルダン南部最大の都市。ここらへんの交通の要なんだとか。
ところが実際のマアーンは南部最大とはとても思えない小さな街だった。 -
暇つぶしに現地のモスクを見学。
結局、バスより先にセルヴィスに客が集まった。アンマンまで1人10JD(約1110円)。途中下車でも安くはならない。
12:44、マアーンを出発。
12:48、給油のためガソリンスタンドに立ち寄る。すると何故か運転手と周りの乗客が俺に金を払えと言い出す。
何も知らない外国人だと思ってガス代をたかろうとしているのかと思って怒ろうかと思ったけど、単に運賃の10JDを今払えということだった。誤解させるようなタイミングで請求すんな。
その後、セルヴィスはハイウェイを猛スピードでとばす。早くていいね。
乗客は俺と現地人3人。運転手とあわせて5人で出発。後部座席はちょっと狭い。
俺が寝ていると、隣りに座った少年が10分おきに英語で質問をしてくる。頼むから寝かせてくれ。 -
14:35、マダバ・ジャンクションに到着。
地図を見るとデザートハイウェイから直接ウンム・アル・ラサースに行く道がある。だけど、その道を進む交通手段が不明。遠回りだけどマダバという街を経由するのが便利そうだ。
マダバに行くには、マダバ・ジャンクション(左の写真)で途中下車してマダバ行きのバスかセルヴィスに乗り換える。
マダバ・ジャンクションはその名の通りアンマン行きの道とマダバ行きの道が交わる立体交差だ。運転手さんが親切にマダバ行きの道で降ろしてくれた。
ちなみにマダバ行きの道が立体交差の上側、アンマン行きの道が下側。地図を見るとマダバは行きは西向きに見えるけど、実際は南を向いていた。 -
14:40、マダバ行きのセルヴィスが声をかけてきた。中には先客の男性が1人乗っていた。マダバまでは1JD(約111円)。安い!
15:05、マダバのセントラルバスステーションに到着。けっこう大規模なバスステーションだ。 -
さっそく声をかけてきたタクシーと交渉。
ウンム・アル・ラサース往復は言い値20JD(2220円)。交渉して15JD(約1665円)にまけさせた。
ちなみに路線バスでもウンム・アル・ラサースに行けるらしいけど、本数がとても少なくて不便。タクシーで行くのが便利だと思う。 -
15:38、遂にウンム・アル・ラサースに到着。
運転手にはここで1時間待ってくれるようにお願いする。
周囲にほとんど建物が無いド田舎だけど、ビジターセンターの建物だけは立派だ。 -
中に入ると警備の警察官が2人いるだけ。他には誰もいない。
観光客も誰もいない。
お土産ショップも閉まっているし、トイレの水道も水が出ない。
なんだここ? -
チケット売り場の中ももぬけの空。
営業時間も何時から何時なのか分からないし、地図やパンフレットも無い。
ウンム・アル・ラサースは昔の街が廃墟になった遺跡だけど、この建物自体が廃墟みたいだ。 -
元チケット売り場の近くの出口から外に出てると、鉄柵のドアが開いていた。
無料で中に入れた。 -
よく分からないけど、道の先に遺跡らしきものが見える。
とりあえず行って見よう。 -
どこに何があるのかサッパリ分からない…。
とりあえず小さな丘の上に案内板があったので登ってみた。丘から遺跡全体を見回すと。それほど規模は大きくないようだ。 -
右側(前の写真の奥)には城壁に囲まれた街のようなものが見える。
左側には屋根付きの建物(後述の聖スティーブン教会)が見える。
とりあえず街のようなものに行ってみよう。 -
「Church of the Tobuld(?)」
まずは教会らしきものを発見。
床を見るとモザイクらしきものが見える。 -
モザイクのところに行きたいけど、段差が大きくて下に降りれない。飛び降りたらスペランカーみたいに死にしそうだ。
他にルートがないか探すものの、瓦礫だらけで道らしき道がない。 -
この遺跡、見学ルートが全く整備されていない。
瓦礫がそこら中に転がっていて、どこが道なのか分からない足元がとても不安定なので間違ってもヒールなんか履いてきちゃダメ!
何もかもが荒れ果てたまま放置されてる感じ。
世界"放置プレイ"遺産と命名。 -
瓦礫を乗り越え、やっとモザイクのとこまで来れた。
-
ホントに荒れ果てたままの古代都市。
瓦礫を踏み越え、石段をよじ登って突き進む。
なんだか探検家になったみたいだ。楽しくなってきた(笑) -
街らしきものに到着。
壁の上に登ってみると… -
うわっ!
城壁の中は大量の瓦礫で埋め尽くされていた。 -
ところどころに残るアーチ以外の建物は全て崩れている。
元の街を復元するのは無理だからそのまま放置しているのかな? -
一応、見学ルートの案内板がある。でも、まるで役立たず。
-
瓦礫の街を右に見てずんずん奥へと進む。
遺跡を反時計回りに回るようなルートを歩いている。 -
時々地面に穴が開いていてとてもキケン。
柵で囲うとかの安全策は特に無し。 -
また教会?
案内板も何も無いので何が何だか全然分からない。 -
アーチ。
どうして上のほうしかの残ってないんだろう? -
写真右奥の屋根に囲まれているのが「聖スティーブン教会」。
-
廃墟。
-
廃墟。
-
廃墟。
とにかく日差しが強くて暑い。日陰がほとんど無いので休憩できずツライ。 -
遠くに白人男性が見える。
自分以外の見学者はあの白人男性ひとりしかいなかった。
世界遺産なのに観光客が全然いないね。 -
3連アーチ。
-
これも教会跡?
祭壇みたいなのが2つ並んでいる。案内板に「Church of Twins」と書いてあったけど、これのことかな? -
「聖スティーブン教会」
ここは遺跡の保護のための屋根がある。ずっと炎天下を歩き続けていたので、屋根があるのはとても助かる。 -
床には一面に広がるモザイク画!
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幾何学的なデザインがとても美しい。
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その隣りにある巨大なホールの床にも一面にモザイク画が!
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規模の大きさといい、デザイン性といい、これはすごい!
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幾何学的な模様に植物や果物・人物・街並みなどデザインのモチーフは多種多様。
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船や魚が活き活きと描かれている。
さらにはマダバ、ガザ、アスカロンといった周辺の街の様子も描かれている。 -
なるほど、このモザイク画が評価されて世界遺産に登録されんだな。
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見学者はモザイクのところに降りることは出来ず、上に設置された通路を歩いてモザイク画を見学します。
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ギリシャ語?
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さらに奥にある少し小さめのホールの床にも一面にモザイク画が広がる。
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こちらは人物や動物、鳥、植物が多く描かれている。
絵のタッチがちょっとコミカル。 -
なんかマヌケな顔だな(^_^;)
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船と神様みたいなのが描かれてますが…ポセイドン?
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目論見どおり、ちょうど1時間で見学が終わった。
それにしても観光客が全然いないところだった。よくこんな所に着たもんだと自分に感心。
16:40、待たせていたタクシーに乗ってマダバに戻る。ここはド田舎なので流しのタクシーも走っていない。タクシーに現地で待ってもらってマダバから往復するのがベストの交通手段だと思われる。
だいぶ遅い時間になったけど、少しはマダバの街を見学できそうだ。マダバにある有名な教会に行ってもらうようタクシーの運転手の兄ちゃんにお願いした。
《2011年イスラエル&ヨルダン旅行:マダバ&イスラエルへの国境越え編へつづく》
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