2011/09/25 - 2011/09/25
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endless446さん
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米ソ冷戦時代の、ミニットマンの地下ミサイル基地
米ソ冷戦時代のソ連を照準として核ミサイルを積んだ大陸間弾道ミサイル、ミニットマンミサイル発射基地 を見学しました
サウスダコタ州(SD)ラピッドシティからバッドランド国立公園へ行く出口I-90のExit 131を出て1/4マイルのガソリンスタンドの隣接地に管理事務所が有りますが実際の基地は離れていてI-90の隣のインターです。
30分毎に6人限定(エレベータの定員)のツアーが出ます、電話での事前予約要です。(2015/8追記/現在、管理事務所で早いもの勝ちの受付みたいです)
http://www.nps.gov/mimi/planyourvisit/guidedtours.htm
ただし、此処では、上写真のミサイルは見られません(最後の写真を参照)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
以前はこの様に厳重な空軍の極秘施設でしたが、今は国立史跡、どこでも撮影自由で、予約制ですが一般に開放されています。
ミサイルはこの周辺に5箇所くらいに分散して埋められておりましたが現在は史跡として保存されているもの以外( 最後の写真の説明参照 )は全て撤去されていてありません。
ソ連に向けてミサイルを発射する部屋はソ連の核攻撃にも耐えるよう、写真の建物の地下に埋められた分厚いコンクリートの卵形の部屋にあります。 -
入り口ゲートに掲げられた 国立史跡のカンバンです
-
googleの航空写真ではこんな建物です
-
発射後30分で 核兵器を積んで、ソ連のモスクワまで到達します
核兵器1発で 第二次世界大戦で使われた総爆弾量の60%相当のエネルギーがあります -
これから行く発射基地は 写真の右下の青ブロックを管理する基地の一つです
一つの大ブロックは更に5つの小ブロックに別れ これから行くのは小ブロックD1の発射基地です
一小ブロック辺り10基のミサイルがあります
すなわち、この地図には大ブロックが3つ有りますので
10ミサイル x 5小ブロック x 3大ブロックで
150基の核弾頭ミニットマン・ミサイルが ラピッドシティ 周辺にあったことになります。
世界を滅ぼすのに十分な量だと思います。 -
あたりに何も無い、この辺に地下ミサイルのサイロはありました。
地平線には バッドランド国立公園が見えます。 -
ゲートの前で待つこと数分、ゲートが空きました
それでは、基地に入ります -
基地の内側から見ても、周りには、なーんにも有りません
-
発射施設の見取り図です
地上の建物の地下にあるコンクリートの穴倉が発射室です
見学ツアーは ゲートから入り-->地上建屋-->エレベータ-->発射室
と周り 45分くらいで一周です -
地下のコントロール室の入り口です。 銀行の金庫のような分厚い扉を開けて入ります。
この奥が、ソ連の核攻撃にも耐えうる構造の、ミサイル発射の制御室です。
説明してくれるのは、長年この施設で勤務していた退役した大佐で、ボランティアです。
当時は8人一組で4組が24時間交代勤務でした -
厚い扉の外側には、
ドミノ・ピザをモジった冗談で
「30分以内に 世界中に(ミサイルを)配達します」との
落書きのペイントがあります
これは、どう考えても、悪い冗談で 笑えませんネ -
扉の内側には 油圧式の 開閉装置が付いています
何故か、オレンジ色の照明が当たっています -
中は狭くて 機器が一杯でした、この中に2人でスタンバイ状態、右側のパネルの中に赤い箱が見えます。
この赤い箱の中に2つ有る鍵を 奥と手前の椅子に座った2人で同時にそれぞれが机上で解錠しないと ミサイルは発射しません
二つの机は充分離れた距離があり、一人で2つの鍵を同時に回せません。
ガイドの後ろにある青のカーテンは 仮眠用のベットで一人分です。 -
内側から、出入口の扉の方を見た写真です。
女性の後ろのオレンジの所が先ほどのドアの内側の油圧装置になります -
上記の鍵の入った箱です、南京錠が2つあり二人が同意しないと開きません。
発射室にいる2人が同意して、それぞれ持っている、二つのキーが無いと発射キーは取り出せません。 -
発射操作員 Aの机
上の赤い箱が発射のキーです -
発射操作員Aの机の左のパネルに発射キーを差し込む鍵穴(赤い矢印)があります。
もう一つの鍵穴は一人で同時に2つの鍵が操作できない様に、12フィート以上はなれた 発射操作員Bの机に有ります
細長い4畳半くらいの部屋の壁には、この様な機器が一杯でした -
発射の鍵穴のアップ
-
機器には 航空機製造会社のボーイング(BOEING)のプレートが付いていました。
ミニットマンBOEING社製なのでしょうか。 -
発射捜査員 Bの机
ミサイルの 現在の状態を管理する計器が並んでいます。
1つの計器でミサイル2基分(左右)です
計器が5個並んでいますので 2x5で10基分です
ハンドルの陰になってしまいましたが、赤矢印のところにもう一つの発射キーの鍵穴があります -
鍵穴その2
-
現在の状態の表示パネルです
上中下のブロック表示がありますが、中がミサイルの現在ステータスで上から
FAULT [故障中]
WAREHEAD ALARM [弾頭(故障)警報]
ENABLE COMMAND [発射が可能な状態にする命令可能]
ENABLE [発射が可能な状態]
LAUNCH COMMAND [発射命令]
LAUNCH INHIBIT [発射中止]
LAUNCH IN PROCESS [発射中]
MISSILE AWAY [発射済]
発射に関して、相当慎重です
[発射命令]と[発射中]の間に[発射中止]が有るのが緊迫感を感じさせます -
アラーム関連の機器です
-
同じツアーに参加した中に女性が二人いましたが、活発に質問し、アメリカ人の国防意識の高さに関心しました。
-
この施設の責任者である、発射マネージャの部屋です
地上建屋の一角ですが、ホテル並みの居住性があります
他にも、兵隊さんの部屋、娯楽室 などが地上建屋に有りました。
ともあれ、東西冷戦時には 何千発ものミサイルがソ連を狙っていつでも発射できる状態にありました。
幸い、一発も発射されませんでしたが
イヤイヤ、今でも数こそ少ないがあるんです
何処を照準としているかは わかりませんが。 -
以下は おまけ
このミニトマンミサイル地下基地が運用されてた時の資料写真です
見た限りでは、現在と変らず、全て当時のまま保存されています。 -
現在の写真と比べても殆ど変わっていません
-
(参考)ミサイルの地下サイロ公開施設
今回は訪れませんでしたが、ミサイルのサイロもこの近くで公開されています。
写真のガラスドームから この旅行記の表紙写真の様にミニットマンミサイルを見下ろせるそうです。 I-90の116番出口からすぐ、予約不要です。
時間のある方は是非訪れて下さい。
http://www.nps.gov/mimi/planyourvisit/visiting-launch-facility-missile-silo-delta-09.htm
その他:
「地球の歩き方」からチョット外れたイエローストーン近辺の観光地の旅行記
() ソルト レイクを見に行く/アンテロープ アイランド
http://4travel.jp/traveler/endless446/album/10608160/
() 日系人の強制収容所 /ハートマウンテン
http://4travel.jp/traveler/endless446/album/10608166/
() バッファロー ラウンドアップ /カスター州立公園
http://4travel.jp/traveler/endless446/album/10608179/
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