猪八戒　蘇州漫遊記。太湖のほとり、雨がポツポチ村の墓地

2011/10/02 - 2011/10/02

中国は今、国慶節。
秋のゴールデン・ゥイークと呼ばれて連休中です。
でも、日本人は休みが少ない。

今日は休日出勤でしたが、雨が降っていたので出勤してた皆で
（と言っても猪八戒の他は全員ローカル）サボってチョイとドライブ。

場所は太湖に浮かぶ島、西山風景区に行って来ました。

晴れていると無錫が見えると言う、島の先端　周家村に。

ここは　なかなか日本人一人では（気分的に）行けないディープな場所。
そんでもって、この近辺の村々の人が檀家であろうと思う
小さな小さなお寺とお墓を見学してきました。

なぜ、お墓？って思うでしょうが、りゆー無し！
同行した通訳の陳さんが猪八戒と同じでディープな場所が好きって事だけ。

ちなみに　この陳さん。旧ソビエトもグルリと廻っているし、
結構、アチコチの共産国にも行っている。
（日本語は日本潜伏２０年で覚えたと言ってますｗ。）
歴史、史跡に知識が有って　意外と冷静に先の戦争を分析してる。
ほんと　面白い人です。

それと次回の為にブレイクポイントも見つけてきました。
寒い朝、ドリッパーと珈琲豆とポット持って６９号のバスに乗り
湖畔で独りで珈琲を・・・。
好いね！。


今回、この旅行記を観て頂く方々には役に立たないかもしれませんが
中国のとある田舎の一つの風景として捉えて頂ければ宜しいかと思います。

エリア 蘇州(中国)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• 交通: 1.5

• 同行者: その他
• 交通手段: レンタカー

太湖大橋です。
雨天でしたので　どんより。
晴天を狙って再度、訪れます。

周家村に行く道路です。
道端に近くの農家の方が露店を出してます。
ざくろ、トウモロコシなどを売ってます。

ソフトボール大のざくろが８〜１０元。
安くは無いですけど、珍しい。

昔ながらの肥料でした。
おじいちゃん、動きは緩慢だが
でも一生懸命作業。

道の行き詰まりで　少し小高い処に墓地が・・・。

歩いて向かうと管理建物からおばさんが出てきた。
手に2本の傘をぶら下げて・・。
猪八戒達を見つけて持って来てくれました。
いやーぁ、感激。

そのあと、閉門していた　この小さなお寺を隙間から覗いてたら
また、駆け寄って来てくれて扉を開けてくれた。

蘇州の田舎の人は実に素朴で親切。
日本人の猪八戒からしても全然違和感無し。
（中国の中央の方の田舎の人も素朴ですが、反面　粗暴なとこも多い。
　中央の田舎には文盲の人も沢山います。
　
※建設現場には注意書きや禁止事項が掲示してあるのですが、守らない人がいる。
　「あなた、これが分からないの？」って聞いたら
　「だって、おらぁ字が読めない。」
　　　　しゃぁ無いね・・・。トホホ・・・　）

（話しを戻して）
このお寺、修繕がしてあって新しく見えたが、
木鼻、斗、丸桁などを観ると結構古い。
地元住民に大切にされている小さな　お寺でした。

山裾に集落が・・。下りてった。
建物の様式が違うだけで、生活道路の狭さ、雰囲気、日本の漁村風景に近い。
この家は新築工事中でした。白い壁に、本葺き瓦、
蘇州の民家の仕様通りです。
尚、壊した家の木材、瓦など　使える物は再利用してました。

更に古い崩れかけの廃家。
もっと昔の生活が視える。

レンガ造りと木造の違いだけで
日本の田舎に行っても同じですね。

周家村の近く墓地の山頂から太湖を眺める。
雨だから、写真では雰囲気伝わらなくて　ごめ〜んね。

立派！
上海の田舎の方の霊園は行ったことがありますが、
この様な上屋付きの豪華なお墓は見た事がありません。
故人を偲ぶ心は何処の国に行っても同じです。

帰路途中の愛国村。
（ここは　お茶の有名産地らしい。わざわざ此処まで買いに来る人達が
　　　いると言ってた。）
喫茶店が無いので　お茶の販売店を見つけて　
お茶を試飲って事で休憩。

「一人あたり１０元くれ」って言われたけど
５００ｇのお茶を１５０元で買って、
７人全員の分の７０元は「まけろ！サービスしろ！」って
通訳の陳さんが猛烈に交渉。
陳さん、約１０分間交渉して、まけてもらいました。

しかし、陳さん　１０分間　喋り放し。それも猛烈に。
（中国人の猛烈は日本人からすれば喧嘩腰）

店主は最後は苦笑い。笑える〜ぅ。
（写真、立っているのが猪八戒。横に居る坊主頭が陳さん。）