1995/11/20 - 1995/11/27
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binchanさん
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※書き直し旅行記です。
1995年11月、日本旅行の「シェラトンオーシャンビューに泊まるロマンティックフィジー8日間」といういかにもハネムーンなツアーで新婚旅行に行きました。
当時はニュージーランド航空が名古屋に就航してたんですね~。オークランド行きがフィジーを経由していて、今よりもフィジーが身近でした。
今では街歩きが旅行のメインですが、当時は南の島でののんびりバカンスにあこがれてたんです。
11月20日 当時名古屋空港から出ていたニュージーランド航空オークランド行きでフィジーへ直行
11月21日 シェラトンフィジーホテルに到着、6泊全てこのホテルでした
11月22日 マナ島クルーズに参加
11月23日 ホテルで各種アクティビティに参加、夜はメケショー、火渡りの儀式を見物
11月24日 レンタカーで首都スバへ、写真はこのとき帰りに寄ったシンガトカ砂丘の日没です
11月25日 ナンディタウンへ買い物へ、午後はホテルのアクティビティに参加
11月26日 バウンティ島へ半日ツアー
11月27日 帰国
こんな旅程でした。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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11月20日、当時の名古屋(小牧)空港から17:30の便で飛び立ちました。このときもまだ喫煙席がありましたね。
空港送迎の現地係員の方がホテルのチェックインまで手伝ってくれました。後で知り合ったJTBのツアーで来ていたカップルによると、JTBは現地係員が日本人だったとのこと。我々のツアーの係員さんはカタコト日本語のフィジー人さんでした。(あくまでも当時の話ですし、日本人じゃないからといって困ったことは何もありませんでしたが。)
ホテルに到着したのはまだ早朝と言える時間。まずは敷地内を散策。庭のヤシの木の手入れをしていた方に、もぎたてココナッツを頂きました。鉈で先端をカットしていただきココナッツジュースをごちそうになりました。その後は部屋で休憩し、夕方、ホテル主催のパーティーに出席。このパーティーは5泊以上連泊する客を集めて行われたもので、日本からのハネムーナーがその半数ほどを占めていた記憶です。前日の日がらが良かったので、日本各地からのハネムーナーが同じ日程で来ていたわけです。このときたくさんの日本人カップルと顔見知りになったおかげで、ホテルライフが格段に楽しいものになりました。 -
1995年11月22日
この日はマナ島へのクルーズツアーの日。ホテルからシャトルバスで桟橋へ向かい、観光船で90分程。船のクルーの皆さんはサービス精神旺盛で、操縦室に入れてくれたり、釣った魚を見せてくれたり。暑かったけれど楽しかったです。
島にはホテルがあってそこで働く人も住んでいますが町はありません。リゾート島です。ビーチでジェットスキーやシュノーケリングを楽しみ、昼食を食べて戻るという内容のツアー。とにかく海がきれいで、膝くらいの深さのところにいくらでも魚がいるのです。相変わらずシュノーケリングできない(下手)の私もお魚と戯れることができました。
帰りの船では音楽を演奏してくれるスタッフ(専門の楽団かも?)がいて楽しませてくれました。(写真はその楽団のもの)
韓国からの団体客は曲に合わせて踊ったりと楽しそう。その方たちは今朝ニュージーランドから来て空港から直行でクルーズ。午後にはオーストラリアへ移動というすごいスケジュールでした。 -
マナ島の魚。当時の最新ガジェット「水中写ルンです」で撮影。
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クルーズから戻りホテルのプールへ行くと、昨日知り合った日本人のみなさんがおそろいでした。3夫婦で一緒に食事。カバの儀式のデモンストレーションも一緒に体験しました。カバの木の根っこのしぼり汁を手順に従って飲み干すのですが、なんとも不思議な味の飲み物。強いて表現するなら「泥水」かな。儀式で飲むものですから、味云々は関係ないんでしょうね。(写真はカバの儀式)
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1995年11月23日
昨日マナ島でのビーチアクティビティで激しく日焼けした夫は、午前中は室内でずっと過ごし、私はホテルのビーチで他の日本人カップルと交流を深めることに。滞在期間中K夫妻、N夫妻とは特によく遭いました。
ホテルでは毎日様々なアクティビティが用意されていました。ビーチやプールにいるとホテルスタッフが声をかけてきて、アクティビティへの参加を促します。この日はビーチバレーのお誘いがありました。「2人足りないから、さあ誰か参加して!」という具合に。見るからに運動神経がよさそうなKさん(夫)が名乗りを挙げ、それにつられて我が夫も(午後は夫も復活して来ていた)参加することに。体格の良いフィジー人スタッフとオーストラリア人に交じって二人とも善戦していましたが、日頃運動不足の夫は早々にギブアップ。でもメンバーが足りないので抜けさせてもらえず、最後のほうは泣く泣く参加してました…。 -
この夜はホテルで火渡りの儀式とメケショーがある日。ディナー後、中庭ではすでに火が焚かれ儀式の準備が進められていました。焚かれていた火がかき消され炭になった上を、男の人たちが歩いて渡るのが火渡りの儀式。これは儀式なので、粛々と進行し、しかも暗いのでよく見えないまま終わりました。この後のメケショーはフィジーの伝統的なダンスと歌で盛り上がります。ショーなのでライトも明るめなのでよく見えるし、なんといってもフィジー人の皆さんは声がきれいで歌が素敵なのです。女性によるコーラスがとても印象的でした。
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1995年11月24日
当時フィジーはリゾート観光に非常に力を入れていて、街の喧騒から切り離された静かな環境を作り出すため、リゾートホテルが多くあるデナラウ地区には従業員以外の現地人の出入りが規制されていました。ですから、その地区内にいる限りリゾート気分を害する喧騒には出会わずに済む代わりに、フィジーの生活感には触れることもできませんでした。それならこっちから出会いにいってみようと、K夫妻とつれだって、レンタカーで首都スバへお出かけすることに!
ホテルのあるのはビチレブ島(フィジー本島)の西側、首都スバはほぼ東端。島を南岸のクイーンズロードに沿って横断することになります。旧イギリス領なので車は左側通行で運転は割となじみやすい。
朝8時にホテルを出発し最初にある街がシンガトカ。街には飲み物を買いに寄っただけですが、面白かったのは橋。シンガトカ川を越える橋は車道が一車線しかなく、そのギリギリ横を線路が通っています。対向車が来たら線路によけるしかないのですが、そんな時列車が来たらどうすれば!?という橋でした(写真)。幸い対向車も列車も通ることなく通り過ぎることができましたが…。
ビチレブ島は面積1万平方キロ程度の小さな島ですが中央には1,300m超の山もあり、島を横断すると植生が変わるのがわかります。西部は比較的乾燥しているのですが、東に行くにつれ山がジャングルのようになり大きな木も多くなってきました。 -
スバに着いたのは昼ごろ。フィジーにはプランテーション労働者として移住してきたインド系住民がたくさんいるのでカレー屋さんをたくさん見かけました。というわけでランチはカレー。4人で食事した後、分かれて街を見物しました。グランドパシフィックホテル(休業中でした)や教会、マーケットを見物。スバはさすが首都だけあってビルもあるし車も多い都会です。リゾートではないフィジーを、ほんのちょっとですが見ることができました。写真はセントカテドラル教会前。
私が買い物に手間取ってしまい約束の時間にすこし遅れて車に戻ると、パーキングメーターの時間を超過していてなんと違反切符が!10分程度なら大丈夫だろうと甘く考えていましたがしっかり違反切符を切られてしまいました。K夫妻が「時間通りに到着した時にはもう切符が貼られていたよ」と慰めてくれましたが、遅刻した私はもう平身低頭です。それよりも、この罰金はどうする!? -
この写真は翌日のものですが、心配な罰金の件を先に…。
このまま違反切符を無視するわけにもいかないので、街の人に警察署の場所を聞いて罰金を払いに行くことにしました。警察署に行ってみると、婦人警官(事務員さんかも)に「今日は土曜日でもう業務は終了。あさって月曜日に来るように。」と言われてしまいました。月曜日は帰国する日なのでなんとかならないかと交渉すると、レンタカー会社に罰金を預けて代わりに払いに行ってもらいなさいとのこと。なんとかなりそうで、ちょっとほっとしました。
警察署には張本人の私と一番年上のKさんの二人で行ったのですが、外国で警察に行くという情けない状況であるにもかかわらず、署にいる間、実は二人とも婦人警官の「ヒゲ」にくぎ付けでした。女性でも顔のヒゲを気にしない文化の国があることは知っていましたが、あんなにくっきりと口ヒゲが生えている女性を目の当たりにするとついそこに目が行っていまいます。交通違反をした身の上であるにも関わらず、不謹慎で申し訳ありませんでした。
写真はホテルのレンタカーカウンターでこってり絞られているところ…。 -
さて、スバからの帰り道に戻ります。
パシフィックハーバー、コーラルコーストと沿線の見所を巡りながらの帰り道。信号などめったにないクィーンズロードはスピードを出してしまう人が多いのか、横転している車を数台見かけました。我々も気をつけなくては、と思っていた矢先。タイヤがパンク!
パンクしたらJAFを呼ぶ、しか手立てを知らない(本当はそんなことじゃダメなんですけど…)私はオロオロするばかりですが、夫とKさん(夫)はてきぱきと、力を合わせてあっという間にスペアタイヤに交換してしまいました。自分の夫に改めて感心したのと同時に、新婚旅行でこんな妙な目に遭わされても動じず、逆に楽しむくらいの明るさを持っているKさんの奥さんにも感心しました。今でも年賀状のやりとりがありますが、明るくて活動的なご家庭を築いていらっしゃるようです。
Kさんの提案で、シンガトカにある砂丘へ寄ることにしました。車を止めて砂丘まで歩いていると、小学生くらいの子供たち数人がやってきて「砂丘を案内する」と言いだしました。観光客相手にチップを稼ぐのが目的のようです。子供たちに案内されて砂丘へ登ると、ちょうど太陽が海に落ちてゆくところでした。 -
小銭を持ち合わせていなかったので、一番年長の子供に「みんなの分だから」と紙幣(正確な金額は記憶なし)でチップを渡したのですが、その後分け前の件でもめていました。チップに「みんなの分」なんて通用しないですよね。でも、小銭がなくても案内してくれたお礼にチップを渡さなくちゃ、と思ったのです。それに子供たちと見た砂丘の夕焼けは、そのチップの何倍にも値するくらいの美しさでした。タイトル写真もそのときのもの。
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シンガトカからの帰り道、「ザ・フィジアン」(今は名前が変わっています)というホテルで夕食をとることに。
ザ・フィジアンは橋でつながった小島「ヤヌザ島」全体がホテルというロマンチックなリゾートです。我々が泊まっていたシェラトンよりもっと海が近い感じで、レストランも水上レストランといっていいくらい水に囲まれていて、食事しているすぐそばで魚が泳いでいるのが見えるのです。楽団の生演奏もあり、各テーブルでリクエストの曲を奏でてくれるようです。私たちのテーブルでは勝手に「君といつまでも」を歌って行きましたが…。(日本人にはコレと決まっているらしい。)
その日は無事ホテルに戻り終わりました。そして翌朝、ホテルのレンタカー事務所に車を返す際は、駐車違反はしているわタイヤはパンクしているわ…、係の人に大きくため息をつかれてしまいました。そしてパンクの修理代が高かった。でも罰金の件も引き受けてくれたし、レンタカー会社にはお世話になりました。Kさんご夫妻にも! -
1995年11月25日
今日は土産物を調達しにナンディという町へ。ホテルから無料バスがありました。空港やリゾート特区のデナラウ地区からも近いこの町は観光客相手の土産物店が充実していました。
当時の新婚旅行の日本人は義理土産をたくさん買うことを店の人はよく知っていて、「オトウサン、オカアサンの土産は?オシュウトサン、オシュウトメサンの分は買いましたか?」とこと細かく確認してくるのがおかしかったです。我々も新婚旅行らしく、チョコやTシャツを大量に買いました。
ナンディのファミレスのようなところでフィッシュ&チップスとラーメンを食べてホテルに戻りました(写真)。
午後はホテルのビーチでバナナボートに乗ったり、モールでお買い物したり。夕食は再びナンディへ行き中華料理の「プーンズ」という店へ。ホテルスタッフの人に教えてもらった店ですが、ガイドブックにも載っていました。今でもあるのでしょうか?
デナラウ地区は街とは切り離された空間なので、ホテルを出て食事するのも面白い経験でした。フィジー人は割と大柄なので、現地人に交じって食事するのはちょっと圧迫感あるんですけどね。 -
1995年11月26日、滞在最終日です。
ホテルのアクティビティの半日ツアーでバウンティ島へ出かけました。ホテルのビーチから小型ボートで20分くらいで到着する無人島です。
水平線の上にひょっこり現れる絵にかいたような無人島。ただひたすら海に入って遊ぶしかないのですが、この冗談のように美しい島にいるだけでワクワクしていました。 -
再び水中写ルンですが活躍。
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滞在したシェラトンホテルにはいくつかのレストランがあったのですが、一番グレードが高い「ポーツ・オ・コール」でのディナーはドレスコードあり。ツアーにはここでのディナー一回のクーポンがついていたので、最終日の夜はちょっとおめかししての夕食でした。他の日本からのカップルもここでのディナーつきのツアーが多いらしく、みなさんそれぞれにドレスアップしていましたね。
翌朝、旅行社の係員さんが迎えに来て空港へ。他の新婚さんたちも同じ日程が多く、時間差でホテルをチェックアウトしていきました。K夫妻は同じ名古屋行きだったので、最後の最後まで一緒。お互い大量の土産物を持って大変でしたね!
新婚旅行は、同じホテルに6連泊するプランだったのでホテルで多くの時間をすごしました。朝食は毎日ホテルでしたし、レストランで昼食、夕食をとることも多かったです。ラウンジでお酒を飲んだり。ホテルのアクティビティも利用しましたし、毎日プールで泳いでました。モールでお買い物したりもしちゃったりして。知り合った他の新婚さんのお部屋を訪ねたり、訪ねられたり。
新婚旅行で移動や観光ばかりすると喧嘩のモトと聞いていたので、敢えて滞在型の旅行にしたのですが、こうして振り返るとかなり動き回ってましたね。それでもこれほどリゾートホテルを満喫したのは今のところこの旅行だけ。自宅で毎日バカンスのようにのんびり過ごしているので、旅行中にまでゆっくりしようとは思わなくなってきたんです。
それでもまたいつかこんな贅沢なリゾート旅ができますように。
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