大船渡から帰って一週間

2011/08/16 - 2011/08/19

　大船渡に強行軍で行ってから、一週間。
たまたま現地二日目に、大船渡では全避難者が仮設に入居したり、
数日前には今シーズン初めてのサンマの水揚げがあったりと、
復旧に向けて少しずつでも進んでいることが感じられる。
（とはいえ”復興”なんてまだまだ）

エリア 大船渡(岩手)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

　そんなニュースが日々ありつつ、しかも被災ニュースの話題はもっぱら原発がらみで、
なんだかもう福島以外ではかなり復興が進んでいるんじゃない？
なんて錯覚しそうになるけれど、全然まだまだです。

　わたしがお手伝いさせていただいたグループでは、
被災者に向けて写真のような夕飯のおかず弁当を配食しているけれど、
ボランティアでこういう活動をするのって、実はかなり大変みたい。

たとえば・・・

●支援物資は日々届く（これは相当ありがたい）けれど、
　間借りしている活動場所では冷蔵庫の容量も限られていて、
　せっかくの物資が痛んでしまう
●みなさん「日持ちのよいものを」と考えて送ってくれると、
　同じものばかり重複してしまう
●そもそもいつまでも場所を借りていられない
　（実際今の場所は今月中での撤収を求められている）

　わたしはたった二日間の活動だったのであっという間に終わったけれど、
あの活動をすでに半年近くしているスタッフのみなさんは、
相当な苦労があるんだろうなと思います。


　やっとみんなが避難所から仮設に入れた。
でも、復興に向けては、これからが本当に大切なんです。
たぶんどんどん報道も減って、被災地以外からは忘れられていく。

でも、被災者は未だ仕事もなく、自立しようにも簡単ではない。

　盛んに報道されなくなってきたこれからが、
本当に大切。