次男坊住居売却！引越手伝いに借り出されて･･･

2011/07/21 - 2011/07/24

7月21日。
家でのんびりしていると、画家爺ぃさんの次男坊から連絡があり、「大石の家がやっと売れた！8月には空け渡しなので、先に大きな者を、深圳の工場と兄貴の家の車庫に移すから、自分のモノが有ったら、明日大石に来て分けてて。配送はこっちで手配するから」との事。

と言う事で明日は、元々は爺ぃの家だった、大石蓮芳園29-701の部屋へ、明日は次男坊の引越前の手伝いで出掛けます。
何か毎年引っ越しに係わっているって感じ･･･(＠灬＠；

エリア 広州(中国)

7月21日。
そういう事ですが、いつものような自分の引越ではない為、明日に備えて特に準備する事もないので、のんびりしていると、数日前から撒いていた粟を求めてスズメちゃんがやって来ました♪

上海では、窓の防犯格子に板を敷いてやっていましたが、ここにはベランダがあるので、同じように撒いていたんです。

でも、上海では即日に来ていたスズメでしたが、ここでは直ぐにはやって来ませんでした。
まあ、敷地内の大きな木々が邪魔で見えないって事もあるのでしょう。

でも、来たら来たで、数が増えることもなく、1匹がせっせと食べていました。

仲間に報告して沢山で来るのがスズメの習性と思っていましたので、ちょっと意外でした。

明日は増えるかも知れないので、粟の追加を買ってくる必要が有るかも。

16日からの連日雨が続きますが、少し降ったら後は晴れ間が出たり‥の天気です。

荷物の運び出しで天気が良くなるのはよいですが、真夏なので暑さが厳しそう‥
寄りによって夏に売れるとは。

今年の広州が冷夏と言っても「35度平均」ですから、７階で、空調なしでの作業は堪えそうです。

7月22日。
朝から次男坊の連絡を待っていますが、音信不通です。

深圳からこっちへ向かってくる為、会社の用事が長引いているのかも知れません。

5時頃電話！

「えええ、もう大石で作業してるって！？」

着いた時に「着いた」って言えよ！
中国人、しょうもない携帯メールはバンバン送るのに、肝心な事は言わない。

「電話」としての使い方じゃないですね。

慌てて家を出ます。
時間が勿体ないので、タクシー（白タク）を拾って。
個人の車でたむろしている連中が、祈福医院前に沢山居ます。

マジで良い天気。
この日照りで、殆ど屋上の701号室はサウナでしょうね･･･

自分たちの荷物を纏めて、、、と思っていましたが、先ずは「ソファや棚やベッド」を運び出すそうです。

トラックは来ないので、一番邪魔な大荷物が思うように進まなかったのですが、発生したゴミ類を処理して貰う為に、奥さんが小区の門近くで見つけたおっさん夫婦に連絡しました。
ゴミは重量で買い取ってくれますが、どう見ても40kgはあるものを、計った結果25kgと言います。

爺ぃが怒り、部屋にあった体重計で測ると、乗せにくい状態で35kgになりました。
「なんちゅう偽物の秤使ってるんじゃ！」と、「40kgで引き取れ。でなければ帰れ！」と一喝。
次男坊は、「明日も頼みたいんだから、手で持っても判る重さだし、程々にして終わらせて呉れよ」と、おっさん夫婦を説得します。

35kgで納得させ、部屋が綺麗になりました。
いやはや、狂った秤を持って来るのは「定番」ですけど、その誤差が酷すぎますね。
流石「湖南人」、エエ悪行してますねぇ〜！


一段落付いたので、夕食へ出掛けます。

このオンボロバイクは長男のもの。
やはり日本車、もう10年ほど雨ざらし状態で放置していますが立ってます〜(^灬^

家の裏にあるスーパーの脇には「食街」があります。

食堂のビル越しに見えたのは、金玉泉ホテル・・・・・(ー灬ー；

食事の時、次男坊の奥さんは広州海珠広場の家に戻ると言う事で、先に帰って行きました。
次男坊は、兄貴の家に泊まると言いますが、こま達が居るのですから、こっちの家に来れば良いと薦めました。

今夜は祈福新村で一泊し、明日は会社から同胞も駆けつけてくれると言う事なので、一気に片付くと良いですね。


帰りのブティックで見つけた「ラクダ」。

7月23日。
今日も朝から良い天気です。

朝は、次男坊と3人で、祈福医院の２階にあるレストランで早茶（飲茶）にすることに。

病院の中なのに、近所から大評判のレストランで、朝昼晩と飲茶が出来るお店です。

来た途端にお客でいっぱい！
あと１分遅かったら、席はなかったみたいですので運が良かった〜♪

広東定番の「腸粉」。
ここのはとてもあっさりで、サッパリしていました！
量も適度で助かります。

生肉包。

（「なまにく」ではありません）

鶏蛋撻。

（エッグタルト）

鮮蝦蟹子干蒸皇。

（蝦と蟹の玉子の蒸し焼売）

蒜香蝦餃。

蝦焼売ガーリック風味）

皮蛋痩肉粥。

三絲炒米粉。

（ミックス千切り野菜のビーフン）

写真以外にも６点、合計１３種類のものを頼んでいました。

１４品目の「庁茶」は、テーブルチャージのようなもの。
お茶を頼まなかったら、この費用は掛かりませんけど。

今日は重労働なので、モリモリ食べて出掛けました。

タクシーと併走するのは、ぶたさんを運ぶトラック。

「へぇそう･･･」

セクシーな「ケツ」・・・・・(≧ω≦；

この「建材店」が見えてくると、大石の南手前の「礼村」です。

しっかし、こんな朝っぱらから晴れてますよね〜･･･
少しは陰って欲しいなぁ･･･

大石の家に到着後、次男坊の奥さんも来ました。
次男坊の会社のトラックは、広州での用事がスムーズに進まず、かなり遅れそうな気配です。

4人で取り敢えず、自分たちの荷物を片付けたりしながら２，３時間が過ぎました。

爺ぃが1991年に購入して以来、色んなものを残していたので、その片付けに時間が必要でしたが、その後の上海や北京への移動で纏めてあった箱はそのままでしたので、間引き作業をしていました。

お昼1時過ぎになったので、昼食探しでウロウロ。

新しくできたテナントビルに入ってみましたが、広告に出ていた馴染みのお店は、8月後半のオープンでした･･･残念！

仕方なく、KFCのある「大石城」へ向かいました。そこにはサイデリアがあるのですが、昼なので、またまた飲茶にしようと言う事にしました。

飲茶を頼むと、こんなお茶のセットが提供されます。

パンも有ります。

中身はお肉。

エッグタルト。

またかいな！？って思うでしょうけど、広州では基本的においしいのと、お店毎に美味しさが違うので、大抵注文してしまいます。

表面にお焦げのある、澳門名物の「葡撻」もおいしいのですが、街中でメジャーの葡撻は、飲茶のお店では殆ど見掛けません。

「米線」に挑戦！

・・・・・これは無謀でした。
出しも何も効いていない為、お湯に野菜と米線を放り込んだだけのものでした。

これは2度と頼みません！(｀灬´#／=3

これも広州定番の、甘い味付けの肉が入った饅頭。

これは奥さんが注文。

お菓子みたいですけど、「それならもっとお菓子らしく作ってくれ！」って感じの、滅茶滅茶頼りない料理でした。

お店はこんな感じで、とても広くてオシャレです。

ハードは完璧なんですけどね･･･

これぞ将に中国の象徴！って感じで、ハードは完璧なのに、ソフト面がいい加減。「人」が拘らないと、絶対に何も良くなりません。

食後、道端で見つけたペット売り場。

黒いウサちゃんもかわいい。

ミドリガメやモルモット。

これを販売しているのは・・・・

6，7才のガキンチョ！！
しかもこれがまた、しっかりした面構えで、オトナ相手に啖呵切ったり。

一体親は何してるんでしょうね。

さっき入りそびれたレストランのある「富麗城」は、もともと「富麗美食城」と言う、とても繁盛していた飲茶と中華のお店でした。

突然無くなったと思っていましたが、儲かってビル建ててたんですねぇ〜。

横断中に大石橋方向を見ると、新電視塔とIFCビルが見えていました！

この後、トラックを待ちながら準備していましたが、トラックは夕方にならないと来られないと判明。
なので、実質上の引越は明日と言う事に！

引越が明日になっちゃいましたが、次男坊の同僚達を連れて夕食へ。

サイゼリアにしようと思ったのですが、7時はジャストご飯タイムで席が無く、また、昼の中華屋にしました。

夕食なので、飲茶も夜宵もパス。
しっかり料理を注文です。

この玉子とじ豆腐はおいしい！

厦門の精進料理店で頼んだ肉。

むこうは肉のモノマネでしたが、こっちは本物です。
でも、おいしくなかった･･･‥(＠灬＠；

それが証拠に、この料理だけ残っちゃってます！

舌は正直。

このお店の食器に、「先割れスプーン」がありました。

みんな「初めて見た！」って大騒ぎ。
で、「使いやすい」と大評判！

へぇ〜。
日本だと、給食で使っていましたので、敢えて気にもしませんでしたが、言われてみると中国では見た事がない気もしました。

「先割れスプーン」で盛り上がるとは思いませんでしたね。

同僚さんは2人来ていましたが、一人は広州の実家に戻り、もう一人はホテルを取って上げて（60元/日）、そこに案内して今日はお開き。

次男坊も、2日連続外泊は、奥さんの手前上出来ないので、奥さんと一緒に広州市内へ戻りました。

さあ、明日はようやく運び出しです！
頑張ろう！！（‥って、運搬にはヘルパーさんを頼みますけどね。とても7階からは運べません･･･）

34度。

引越が決まってから連日暑いです！
家に居たらそうでもない温度ですが、引越となるともう大変。

7月24日。
引越作業3日目、今日も暑いねぇ〜･･･。

体力温存でタクシーです。

バスなら4元ですが（爺ぃは無料）、タクシーは30元取られます。

11時頃から作業開始！

その前に、労働力を捉まえなければなりません。一昨日のごみ収集時に頼んだ湖南人のおっさんが、周囲の打工たちと結託していたようで、小区前にいた数名は、「600元や800元」と滅茶滅茶な金額を言ってきました。

で、爺ぃが探しに出た時、そのおっさんが「今日、アンタ等の手伝いするヤツなんて居らんよ」と、不敵な笑いを浮かべたそうです。

しかし、この家に来て20年の爺ぃは、この湖南人おっさんよりも大石を知っています。
早速隣の小区まで出掛けて、そこから作業者を連れてきました。

400元で契約して作業開始！
湖南人のおっさん、その様子を見てどこかに消えてしまいました。

本当に湖南人っていい加減でせこいですねぇ〜。

以前ここにいた時に使っていた「定点撮影の風景」。
オレンジ色の建物は幼児園（幼稚園）です。


頼んだ連中は4人で、浙江省の人たち。
彼らが話す言葉は、そこにいた他の同胞連中の１人も聞き取れませんでした。
そう、あの浙江省義烏市系統のイントネーションです。

3人を率いるおじさんは、歳柄お腹は丸く出ていましたが、付くべき筋肉はしっかり付いている力持ちでした。二の腕をモミモミしてみましたが、５０才とは思えないプリプリでした。
マッチョではなく、あの要所要所に付いた筋肉は、荷物運びだけでは無さそうです。

「どこで鍛えたの？」と訊ねてみましたが、ニッコリするだけで言ってくれません。それこそ歳柄、たぶん軍隊か何かだと思います。

彼らが、大物家具類を運び終えた部屋。

ここはリビングです。

ここは西の部屋です。

4体の公仔（焼き物人形）は、次男坊が深圳で預かってくれます。

大きな鍾馗1体、まん丸達磨2体、普通の鍾馗1体。

寝室。

次男坊が結婚した時に大改装した部屋。
改装後、実際に使ったのは十数日くらいでしょうね。

普段は深圳で働いているので、子供が出来た後は奥さんは実家。
2人とも、この部屋に戻る必要が殆どありませんでした。

リビングを奥側から。

リビングを別角度から。

この奥には、部屋が3つとトイレ浴室、キッチンがあります。
1991年当時、130?を700元/?で買った部屋です。

爺ぃの荷物。

この後、荷物はトラックで運ぶので、爺ぃが助手席に乗って案内し、工員達は、こまが3人を連れて祈福新村へ行き、現地で合流して作業としました。

トラックは遅く、こま達がかなりは辞めに到着してしまいました。
こまは門番と面識がありますが、連れているのが「上半身裸で裸足」の頭領をはじめとして、見るからに作業者の3人。
入場をためらうガードマンに、職務上可哀想なので、「トラックが来るまでここにいるわ」と言って、門の傍の木陰で一休みしていました。

10分後、爺ぃがトラックで到着したので、引越の事実が証明されて作業スタート！

その時の世間話で、彼等的には「こんな部屋に住めるのはあんた達だけ。ワシ等一生ムリだしね」と言う会話になっちゃいました。
こんなに頑張っている彼等ですが、臨時工員に関する雇用制度がとてつもなくいい加減な中国に於いて、その言葉はとても意味深で重たく感じられました。

午後4時までには完了し、大石での荷物は次男坊のものばかりなので、わざわざ戻る必要はないと言う事で、今日のこま達の作業は終了です。
まだ、一部箱詰め出来ていない書籍類が残っているので、それは8月までに追々出掛けて持ち帰ろうと想います。


今日の食事は、久々に祈福で。
なので、駒八に出掛けて鰻重です。
有機海鮮沙律も追加♪

何回食べてもほっこりします。

お陰で、引越疲れも残らずに眠れそうですね。


帰宅後、引っ越し先から持ち帰った袋がないと爺ぃが大騒ぎ。
紐で口を縛っていた赤いビニール袋をリュックに掛けていた物を、何故か外して別に持っていたのを知っているので、車に忘れてない？等と言ってみました。

まるで他人が隠したかのように、ひっきりなしに言う爺ぃ。いつものクセ。
いい加減聞きづらいので、立ち上がって、騒ぐ爺ぃのところへ。
同じ事を連呼するので、「人が隠したように聞こえるから言うな」と言い返す。

でもって、部屋に入った爺ぃを追いかけながら部屋に入って行くと、爺ぃの椅子の足下に、口部分をバンドで留めた赤いビニール袋を発見。その間1分にも及びません。

「どこ見てんねん！」
と投げつけて、散々聞こえの悪い言い方をした事に関して迫ってみるけど、何の言葉も発しないので、むかついたので横にあった辞書を蹴飛ばすと、向こうも切れて大騒ぎ。

我が侭放題で育った中国人は、年配者でも忍耐力がないですね。忍耐力というか、物事の解析力に乏しい事が理由だと思います。



最近、暑さのせいか良く揉めます･･･ハァ。。。