２０１１年　夏　広島へ　広島市内編

2011/08/06 - 2011/08/06

今年の夏は広島旅行を満喫。


朝８時１５分。サイレンの音が空に鳴り響きました。
あの日のヒロシマで過ごす、日本の夏。

エリア 広島市(広島)

路面電車って何とも言えない情緒があります。
現代の街並みとのミスマッチがまたいい感じ。
すれ違う新型車両は子どもが喜びそうなぐらい
かっこいい。

平和記念公園に到着。
この日は多くの人がここで祈りをささげ、
メッセージを発信し、それぞれの思いが
集まっています。
大人になってからは初めて来た、
原爆ドーム。

今年は、改めて原子力と人類の関係を
考えるきっかけとなった、激震がありました。
６６年前とほぼ変わらぬ姿のこの「証人」は、
私たちにどんなメッセージを残したのでしょうか。

夜の灯篭流しのために受付を済ませ、
とりあえず猛烈に暑い公園から移動します。

今日のランチは美味しいお好み焼きが食べたい！ということで、超人気店の「みっちゃん」へ。
30分位並んだかな？
店内入ると、いました。みっちゃんが！

さすが有名店、美味しいです。
広島風のお好み焼きって
あんまり好きじゃなかったけど、
これは今まで食べたのと全然ちがう。
結構なボリュームですが、さらっと
食べられてしまいます。

食後の運動？に日本庭園「縮景園」へ。
回遊式の庭園は、徐々に緑に溶け込むようで気持ちがいい。

東屋で夕涼み。
こんなふうに水辺でくつろぐこと、
昔は日常的だったのでしょうが、
現代ではなんとも贅沢な気がしてしまう。

ホテルで少し休んだ後、再び、平和記念公園へ。

原爆ドームのまわりにぐるりと囲むように並べられたキャンドル。
特別支援学校の生徒などが作ったもので、ひとつひとつ、平和へのメッセージが書かれています。

灯篭流しは18時頃からスタートします。
受付で600円払うと色紙をもらえるので、
その場でメッセージを描いて、だれでも
参加することができます。

外国人の方も大勢いて、いろんなコトバが飛び交います。
でも、この日の祈りはみんなひとつ。

メッセージを描いた色紙をもって川辺へ行くと、灯篭にセットして灯をともしてくれます。

自分の手で流すほかに、託して流してもらうこともできるみたいです。
川辺には、撮影隊もたくさんいて、ちょっと騒々しいぐらい。

ライトアップされて夜の空に浮き上がる原爆ドーム。
静かに川面を見つめているような気がして、
なんともいえない、光景です。

みんなの祈りが、静かにゆっくりと川の中を漂い、流れていきます。
暖かな優しい灯篭の色と、悲しい記憶。
夏の夜、水面に映るのは未来へのメッセージかもしれない。

ひとだかりに近寄ってみると、影絵の紙芝居。
いろんな形で、みんながあの日に戻って考える日。
遠い国の話ではない。
ここで、起きたことなんだよね。