能登◆碁石ヶ峯◆2011/08/05

2011/08/05 - 2011/08/05

あつい・・・
猛暑の夏、真っ只中、Ｙ女史より携帯にメールが届く。

嫌な予感・・・
この炎天下でリサーチ指令である。

いくら夏男の自分でも、休日はカキ氷とスイカ三昧が好きだ。
外出は控えたい。
おまけに、このところ扇風機の調子が悪いときてる。
出来れば家電量販店で買い換えたい。
正直、リサーチどころでは無いのである。

が、『勅命』　とのこと。
何様！
とりあえず、目だけ通してみるか・・・
・・・何!?

キーワードは 『能登路・旧国道』 『天空の風車』 『白鳥の棲む・・・』 である。
速やかに調査報告せよ、との事。

一体なんだこれは・・・

能登の浜辺で海水浴なら、望むところである。
『いこいの村』や『能登ロイヤル・ホテル』で大浴場にゆっくり、つかるのなら更に良い。

しかし内容は全く違う。
こんな指令は却下したい。
それが駄目なら、せめて秋になってからにして欲しい。
が、どうも待てないらしい・・・

・・・・・分かった。
能登へ赴けば良いんだろ・・・

しかし能登も広い・・・
ある程度下調べしておかないと、徒労に終わる。

待てよ・・・
『加賀』では無く『能登路・旧国道』!?
『天空の風車』とは、なにやら『ジブリ作品』のタイトルみたいだが、高い所!?それとも山!?
『白鳥が棲む・・・』ということは、どんな場所!?
・・・あついので頭も回らない・・・

たしか能登の邑知潟に白鳥が生息しているという、情報をかつて耳にした事はある。
しかし、あそこは邑知平野の中にある潟であり、ただの平地で『天空の風車』は無いだろう。

そこで、能登に詳しい旧友に連絡をとることにした・・・

旧友曰く　『能登路・旧国道』　とは、現在、バイパスが出来て、確かに在るにも関わらず忘れ去られている国道の事ではないのか。
『白鳥が棲む・・・』　とは大池を指すのではないのか、という回答だった。
『天空の風車』　については残念ながら見当も付かないらしい。

旧友は、この二点の仮説により、ある場所が思い浮かんだという。

その場所とは・・・・・



能登へ！

エリア 七尾(石川)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: その他

能登へ・・・

北陸自動車道の金沢東インターで下り、白尾インターから能登有料道路に入り北上中。

なんだ、この海の青さは・・・

沖縄か!?

能登有料道路を走行。

リサーチ止めて泳ぎたいのが本音。

しばし休憩。

本当に泳ぎたくなった。

能登有料道路を千里浜インターで下り国道で七尾方面へ向かう。

注意しないとバイパスに入ってしまうので、バイパスの入口付近で右折する。

更に国道から右折。

細い道に入る。

『碁石ヶ峯』の表示あり。

ここが目指す場所なのか・・・

急に山道になった。

風景も段々険しくなってくる。

３Kｍは登ったと思う。

山の中腹!?に謎の池!?

これがあの大池か!?

原山大池という大池がある。

また原山大池から登った所に少年年自然の家がある。

更にその上には風力発電所。

更にその上には碁石ヶ峯山頂がある。

ここが目的地なのか・・・

お店が一軒だけあった。

山でも暑い。

カキ氷が食べたい・・・

店内に入る。

とりあえずイチゴのカキ氷を注文する。

250円なり。

歴史のある場所のようだ。

やっぱり山は気持ちが良い。

『碁石ヶ峯』の文字が刻まれている。

石碑!?の背後に原山大池があった。

読めない・・・

池の源流のようだ。

池に注いでいる。

向こうに池が見える。

小屋があった。

ここには貸しボートと釣堀がある。

先ほどのお店で手配出来る。

なるほど、魚もいる。

この付近はキャンプも出来るようだ。

ハイキングやピクニックには良い場所。

池の周りが散策コースになっている。

あれが釣堀か!?

池を一周してみる。

小さな槁を渡ると・・・

子供たちがゴム・ボートみたいな物に乗っている。

夏休みの野外活動か!?

おっと、白鳥発見。

『白鳥の棲む・・・』は此処に違いない。

原山大池に確かに白鳥は実在した。

白鳥とゴムボートが何隻も・・・

でかい白鳥だ。

人にも慣れているようだ。

お店の方を振り返ってみる。

あれは風車ではないのか・・・

この道を登ってきた。

子供たちは、かなり楽しんでいる。

声が聞こえる。

どうやら陸に上がる様子。

ハイキングコース・・・

みんな陸に上がっていく。

池の半分くらいまで来た。

そろそろ昼だ。

木陰もあるので、歩きやすい。

良い運動になる。

この風景は癒される。

随所に木立がある。

全員陸に上がった模様。

白鳥が見えない・・・

お店の上に風車。

白鳥が辛うじて見える。

ボートに乗ってみたくなったが・・・

さすがに汗ばんできた。

秋になればもっと歩きやすくなるだろう。

どんな魚が釣れるんだろう。

白鳥以外に鳥が見えない。

たまたまなのか・・・

せみの音が聞こえる。

この池以外にも、近くに池はあるらしい。

皆さん陸に上がって休憩している。

やっぱりあれは釣堀なのか。

周りの自然も豊か。

この林は迫力がある。

どこまでこの林が広がっているんだろう。

グリーン・シーズンならではの風景。

かなり歩いた。

釣堀なのか!?

見晴らしはいい。

ゆっくり釣りでもしたいが・・・

先ほど歩いてきた林が見えます。

白鳥が陸に上がった。

ここで釣りも暑いだろうな。

奥に小高い山が見えます。

この池は標高どれくらいなのか。

能登は海というイメージだったが・・・

左側に見晴台が僅かに見える。

ようやく一周してきた。

子供たちもいなくなり、静かになった。

『白鳥の棲む大池』は此処に間違いない。

次に『天空の風車』をリサーチする。

大池から更に続く道。

見晴らしが良くなってきた。

ふと見下ろせば大池。

邑知平野が見えた。

能登半島を真横に走る平野。

ちょっと涼しい感じ。

前方に風車が現れた。

が、未だ遠い。

右上に能登ロイヤル・ホテルが僅かに見える。

あの一帯は避暑地になっていて別荘等もある。

天気に恵まれて良かった。

平らな山が続いているのが特徴。

見晴らしのいいところまで車で登って来た。

下車して歩いてみる。

海が微かに見える。

と、いうことは・・・

前方が富山で後方が石川だ。

なんと富山県の海と海辺の町が見える。

風車までかなり近づいた。

風車まで後少し。

これが『天空の風車』か。

此処から先は車で行けない。

歩いて行くか・・・

どこまで続くんだ・・・

振り返る。

筋肉痛になりそうだ。

あれが碁石ヶ峯の頂上らしい。

頂上までは歩くしかない。

今回は断念する。

良い景色だろうな・・・

ようやく見えてきた。

足が痛い・・・

ようやく到着。

風車の回る音がする。

詳しい事が書かれている。

全体を一枚に収めきれない。

太陽が眩しい・・・

ここも邑知平野を見下ろせる。

『天空の風車』は確かに存在した。

何とか、これでリサーチ終了。

Ｙ女史も、これで納得してくれるだろう。

いいや、納得して貰わないとこっちが困る。

ホッと、一息つきたいが、下山して能登半島を南下しなければならない。

家路は遠い・・・・・

再び、原山大池。

やはり大きな白鳥だ。

ボート乗り場まで来た。

人馴れしているように見える。

ご覧いただきましてありがとうございます。

この旅行記へのコメント （2）

• ムーカコさん 2011/11/14 10:46:19

  はじめまして!!

  ご訪問&ご投票ありがとうございました。
  
  YANMAさんみたいなきれいな写真ではなく、旅行記なんておこがましかったのですが…嬉しかったです♪
  
  こちらの旅行記、本当にきれいな所ですね。
  夏にハマって見ていたドラマの｢それでも生きてゆく」を思い出しました。
  テーマは重く暗い内容でしたが、景色がきれいで音楽も美しく(辻井伸行さんのピアノ曲）暑い夏なのにさわやかに風が吹いてくるような感じがしました。
  勝手な想像でスミマセン```
  
  それにしても白鳥って高貴で美しいイメージでしたが、松江でもいましたが人懐っこくてデカイってイメージに変わってきました。(笑)
  
  お邪魔いたしました。
  これからもよろしくお願い致します。

  Y A N M A さん からの返信 2011/11/14 14:12:11

  はじめまして

  ムーカコさん はじめまして
  
  「碁石ヶ峯の旅行記」を作る際、頭にあったのは大分前のドラマですけど
  『それが答えだ！』という田舎町の学校物でした。
  森の中に湖があったり、暑い夏の盛りの季節感が良く表現されていました。
  
  ですからドラマの話が出てきて思わずドキッとしました。
  
  碁石ヶ峯・・・は旅行記と言えるものでは無いと思っていますが
  愛着という点では一番です。
  それに、あの『トンデモ白鳥』・・・訊いた話によりますと、周りに群がってきた魚を蹴散らして、人から食パンを貰うそうです。
  
  
  今後ともよろしくお願いします。