2011　友と語りつづけた４日間（慶州）

2011/06/24 - 2011/06/25

ソウルの宿に大きな荷物を置いて、身軽になって慶州へ。ここからがKorea　Rail　Passの出番。

慶州へは私も初めて。彼の要望で、世界遺産である仏国寺を見学することだけ決め、あとは行ってからのお楽しみ。天気は雨、予報も雨。こんな時、観光バスで連れて行ってくれるツアーが羨ましくなってくる。

エリア 慶州(韓国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 2.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅の始まりは清涼里駅から。
地下鉄１号線で南営→清涼里。

確か、ずうっと以前に来たことあるような気がすします。こんな近代的な駅ではなかったと。

雨の中、駅前でウロウロしながら、喫茶店をさがして朝食。
トーストやワッフルなどを注文したので、若いお嬢さん店員、一生懸命作っても時間はかかるし・・・ギリギリで駅に戻る。

カフェラテ　3,800KRW
ワッフル　4,000KRW
（かなり高い朝食になってしまった）

電車線（地下鉄）は改札口があるものの、列車線は改札口はありません。

KTXならば新慶州まで2時間たらずで行けるところを、延々6時間もかけて行くムグンファ1621列車。

日本で言えば、東京−名古屋を新幹線で行かず、中央線で甲府〜塩尻〜木曽福島経由中央本線で名古屋へ行くイメージ。

この線も中央線と言います。

ムグンファの車内。
特急普通車と同程度、標準軌なのでゆとりある車内。

清涼里から慶州まで、有効時間帯の直通列車はこれ1本だけ。さぞかし満員かと思いきや、乗車率50％を割る程度。

地下鉄にはホームドアか、柵が作られています。
ソウル市内地下鉄にも作られていますから、ここ最近の間に急速に作られたのでしょうか。それにしても、整備が早い。

ムグンファは6両編成。
うち、1両は売店とアミューズメント（使い古されたような）設備の車両が連結されています。

飲み物やお菓子など売っています。
ただ、弁当はありません。

レトルトの得体の知れない丼ものもありました。
韓国の方が購入しているのを見て、パッケージの絵と中身があまりに違うのでヤメ。タッというハングルがあったので、鶏肉料理であろうことは予想できたけれども、およそ鶏肉は見あたりません。

使われていないゲーム機が我が物顔に置かれています。

車両中央部に売店を配し、片側にはカウンターと椅子があり、車窓を眺めながら食べることも出来ます。

購入したものはこれ。
レモンジュースと、何かの練り物。
練り物はレンジでチンしてくれたので、意外や美味でした。

2,400KRW

6時間の列車の旅も、車窓を眺めたり、語り合ったりで飽きることなく慶州へ。

世界遺産の街　慶州の玄関口ではあるが、KTXが出来た今、在来線は少々淋しくなってしまったのか・・。それでも、観光客と見受けられる人々が下車。

サボ健在。

慶州駅は絵になるようなたたずまい。
まるで、表玄関のような看板はホーム側からの撮影。

ソウルでは降っていた雨が、昼過ぎからあがり、どんより曇り空の慶州。

本日の宿は、ナビゲストハウス（Nahbi　Guest　House）。
雑居ビルの3Fと4Fがゲストハウス。
駅から歩いて15分くらい。
雨も上がっていたので、ラッキーでした。

ゲストハウスのホームページから予約。

このゲストハウスで一番高い部屋（ダブルベッド×２）を予約。
ゲストハウスなので、シャワーやトイレは共同。

50,000KRW
４人まで宿泊できるので、４人で宿泊すれば割安。

雨も降っていないので、チェックイン後仏国寺へ。
ゲストハウスのマスターから行き方を確認（英語）。

バス停は直ぐ前。
10系統or11系統のバスが仏国寺へ行きます。

バス代は1,000KRWと聞いてきたけれども、1,500KRWでした。
どうやら座席バス（1,500KRW）と一般バス（1,000KRW）が混在して走っているようです。

地元の人達も選んでいる様子はなく、来たバスに乗っています。

これは、1,000KRWの一般バス。

椅子の数と座り心地が違う程度。
日本円で40円弱の違い。

市内から仏国寺まで40分程度。
それにしても、韓国のバスも飛ばす飛ばす。
追い越し車線を平気で走りますし・・。

仏国寺4,000KRW
石窟庵4,000KRW
の入場券。

仏国寺のバス停に着いたところ、すぐに石窟庵行きのバスが発車するので先に山上へ。

石窟庵のバス停。
仏国寺から日光いろは坂のような道を延々20分ほど、坂道だからバスもスピードは出ない。

山上は濃霧に包まれていました。
バス運転手は帰りの時刻表を示して、乗り遅れないように案内。
言葉はわからなくても、その心配りは嬉しく感じます。

霧に煙る石窟庵。

せっかくなので写真を何枚か・・。
欧米からの観光客も多数。

世界遺産・・。

入場券売り場。

帰りのバスは17:00発。

1台のバスが、仏国寺−石窟庵をピストン輸送しています。
12系統のこのバス、1,500KRW

山から下りると霧はなくなり、仏国寺へ。

ガイドブックに混雑していると書かれていたけれども、17時すぎのこの時間はそれほど多くの観光客がいるわけではなし、近隣の公園内のお土産屋台も店じまいしてしました。

こんなところを見学してきました。

静かなたたずまい。

雨が降らなくてよかった〜〜。

今日のお勤め、綺麗に清めています。

仏国寺の入場口。

仏国寺10・11系統バス停から、12系統石窟庵行きバス停を。
道路の反対側にあります。

慶州市内に戻り、夕食はサムギョプサル。
彼は牛より豚が好き、というので豚肉。

サムギョプサル　7,000×3人分
ご飯　1,000×2

ゲストハウスの夜は、宿泊者との会話が楽しい。この日の宿泊者は韓国の若者が多かったので、いろいろ話もしたかったが、少々億劫になり、早々と部屋へ。そして、また遅くまで語り合った（って何を話したのだろう・・）。

携帯電話の充電用に、100円ショップならぬ1,000KRWショップで購入。
変圧機能はついていませんが、日本のコンセントが使えるようになります。

2個入り1,000KRW

明けて6/25。ゲストハウスでセルフサービスの朝食。トーストを焼き、目玉焼きを自分で作り、コーヒーを入れ、食べた後は食器を洗って・・。

午後の列車で釜山へ向かうので、天候によってどこへ行くか決める予定だった。雨も降りそうで降っていなかったので、性博物館（秘宝館みたいなところ）へ行くことにしました。

ここは全く予定にもなく、知らなかったが、前日にパンフレットを見て、中年の男2人、ニヤニヤしながら行ってみようか、ということになりました。

ただし、場所がよくわからない。
タクシーに乗ればあっという間だろうけれども、パンフレットの概略図とバス停を見ながら、昨日と同じバスで出かけました。

運転手にパンフレットを見せて聞けば良いのだろう。しかし、恥ずかしさも先立ち、かなり手前の停留所で下車、30分くらい歩いてようやく目的地に到着。

入場料は9,000KRW。

日本でも社員旅行の時にワイワイ言いながら行ったりしますよね。
韓国でも、グループ連れの方々がニヤニヤしながら見学していました。

男性より女性の方が多い、のは女性の方が好きなのかなぁ。

こんな展示物がいろいろあります。

子供向けのシーソーまで凝った作り。

慶州の半日使って見学した博物館の感想は？？？

こんな旅行もいいでしょう。

市内に戻る頃には雨も降り出しました。ゲストハウスの戻る途中で昼食。

私は外国では日本食レストランには入らないけれども、ショウウインドウのサンプルが美味しそうだったことと、彼が寿司が食べたいというので、木曽やという店へ。

私は天ぷら定食。
10,500KRW

彼が食べた寿司定食。

にぎりが俵型なのはご愛敬。彼はあなごが嫌いらしく、いただいて食べたところまぁ慶州で食べる寿司、と言った感じかしら。

ゲストハウスで荷物を取り、雨なのでタクシーで慶州駅へ。
タクシー2,200KRW

駅前広場は車を出入り禁止にしており、広々しています。
キョンジュヨクの看板はホーム側から見た慶州駅の方が立派。

セマウル一般席の指定券は既にソウル駅で確保済み、特室に乗車しようと、窓口にパスを提示して特室のチケットを購入しようとしたところ、チケットが出てきません。

レールパスは指定券の発行は無制限だけれども、すでに同一列車の指定券を発行している場合、取り消ししないとダメのようで、一般席の指定券を出したところ、何で先に出さないの、って感じで取り消し処理。

そうしたら、特室のチケットが出てきました。
差額1,700KRW（パス所持者は半額）

反対側のホームで別れを惜しむカップル。

かつての優等列車であるセマウルもすでにその役割を果たしたのだろう、列車も少々くたびれ気味。

セマウル特室はガラガラ。

たぶん、慶州から釜山まで列車に乗る人は少ないと思う。高速バスも運転されているし、単線なのでセマウルですら２時間弱かかる。

慶州から列車に乗って左手に海が見えるのは海雲台駅手前。
セマウルは釜山まで入らず、釜田駅が終着。

釜田駅で駅内を写真撮影していたところ、ダメだと怒られた。駅内は撮影不可なのかしら・・。

コンコースから釜田駅に停車中のセマウル。

釜田から釜山までは地下鉄。
1,100KRW

ソウルでもらったコリアパスの交通カードでも乗車でき、その場合1割引990KRW。

釜山駅。
駅は近代的な作りになっているけれども、駅舎にあがる階段は健在。

釜山駅の案内板。
韓英日で書かれており、日本人の利用も多いと思われる。いずれは、ここに中国語表記も加わるのかなぁ。

KTXは高速列車。
改札口はありません。

釜山駅ホーム。

KTXの指定券。

座席が従来は数字だけだったものは、数字＋アルファベットになり、日本人には馴染みやすくなった。

車内はほぼ満席。

高速で走る列車は車窓の面白みはない。
車内販売で何か買うではないし、自然と会話が弾む。

ソウルは大雨、到着後、地下鉄で南営へ。

今回の乗車分を計算してみると、

清涼里−慶州　23,800
慶州−釜田　13,500（特室）
釜山−ソウル　55,500
で合計92,800KRW

パスは1人あたり
76,100＋特室差額1,700＝77,800KRW

3日間有効のパスを2日間だけ使用でも、わずかながら元は取れました。

この旅行記へのコメント （4）

• ガブリエラさん 2011/10/18 22:13:20

  ありがとうございます♪

  tanupamさん☆
  
  こんばんは！
  ベルリンの旅行記に、ご投票ありがとうございました♪
  
  今日は、韓国の慶州の旅行記を見せていただいてます。
  電車やバス、なかなか綺麗そうですね(^O^)
  
  近い国なのに、まだ行ったことがありません。
  友人を誘って、ちょっと２，３日で行ってみたくなりました！
  
  また、お邪魔いたしますね。
  
  ガブリエラ

  tanupamさん からの返信 2011/10/18 22:57:34

  RE: ありがとうございます♪

  ガブリエラさん
  
  こんばんは
  わたしのおよそ旅行記とも言えないような内容の旅行記に
  ポチッと、ありがとうございました。
  
  いつの間にか、私の海外旅行は「近」に「安」が加わり
  もっぱらアジアばかりになってしまいました。ヨーロッパ
  風の街並みはアジアでも見ることが出来ますが、あくま
  で「〜風」ですもんね。
  
  そろそろ欧米に行ってみたくなっています。
  
  韓国はそれこそ、思い立ったら吉日のごとく、国内旅行の
  気分で旅立てますよね。チェジュ航空などのＬＣＣも就航
  していますし、お気軽海外の典型だと思います。
  ぜひ、行ってみてください！
  
  今後もよろしくお願いします！！
  
  tanupam
  
  
  > tanupamさん☆
  >
  > こんばんは！
  > ベルリンの旅行記に、ご投票ありがとうございました♪
  >
  > 今日は、韓国の慶州の旅行記を見せていただいてます。
  > 電車やバス、なかなか綺麗そうですね(^O^)
  >
  > 近い国なのに、まだ行ったことがありません。
  > 友人を誘って、ちょっと２，３日で行ってみたくなりました！
  >
  > また、お邪魔いたしますね。
  >
  > ガブリエラ

• beijing-fanさん 2011/09/30 08:41:47

  鉄ちゃんなのでしょうか？

  tanupamさん
  
  今日は、お久し振りです。
  訪問していただいた上に沢山の投票を有難う御座いました。
  
  今回、やっと気がつきましたが、tanupamさんは鉄ちゃんなのでしょうか？
  僕は成り行きで俄鉄ちゃん、似非鉄ちゃんをやりましたが、根がいい加減ですので、綺麗に報告が出来ません。所詮はインチキとあきらめております。
  
  ご承知の様に、先日四川省に行って参りました。
  今回の旅も失敗ばかりで、ただ単に四川省に行って来たと言うだけのものになりましたが、それなりに、自分では楽しい旅だったと思っています。
  少しづつ報告？を書いています。時間が空きましたら、又、読んで下さい。
  
  僕は、ニンニクが苦手なので、韓国には未だ行ったことがりません。
  　　　（餃子は大好きなのですが、キムチが苦手）
  ここ数年の韓流ドラマの流行で、我がご主人様からは、一度、韓国へとせがまれていますが、何とかしのいでおります。
  
  残高が少なくなった現在、そんな所へ行くのだったら、中国へ行きたいとの思いです。
  
  今回の旅の報告が終わりましたら、又、訪問させて貰います。
  
  beijing-fan
  

  tanupamさん からの返信 2011/09/30 12:49:04

  RE: 鉄ちゃんなのでしょうか？

  beijing-fanさん
  
  こんにちは
  四川の旅行記と、その前の欧州の旅行記を読ませていただいています。
  いつもながら、仲良しご夫婦の旅行記を羨ましく思います。
  自分もこうありたい、と常々感じています。
  
  
  > 今回、やっと気がつきましたが、tanupamさんは鉄ちゃんなのでしょうか？
  
  Yesの方が近いかもしれません。
  もともと子どもの頃から鉄道好きですから・・。
  でも、写真はへたくそです。
  
  
  >
  > ご承知の様に、先日四川省に行って参りました。
  > 今回の旅も失敗ばかりで、ただ単に四川省に行って来たと言うだけのものになりましたが、それなりに、自分では楽しい旅だったと思っています。
  > 少しづつ報告？を書いています。時間が空きましたら、又、読んで下さい。
  
  この先、楽しみにしています。
  いつか九寨溝にも行ってみたいと思っていますが、なかなか機会も
  ありません、と言うか作らなくてはいけないかも、ですよね。
  
  
  > 僕は、ニンニクが苦手なので、韓国には未だ行ったことがりません。
  > 　　　（餃子は大好きなのですが、キムチが苦手）
  > ここ数年の韓流ドラマの流行で、我がご主人様からは、一度、韓国へとせがまれていますが、何とかしのいでおります。
  >
  > 残高が少なくなった現在、そんな所へ行くのだったら、中国へ行きたいとの思いです。
  
  ニンニク嫌いなんですか？？
  中国料理でも結構入っていたりして・・・。
  
  実は、私は野菜嫌いなので、特に漬け物の類はほとんど食べません。
  ですから、韓国行ってもキムチは食べませんし、付け合わせの野菜類
  は、一部を除いて食べていません。
  
  それでも、焼肉やら他のいろいろな食べ物も美味しいし、日本海をわた
  ればすぐじゃないですか・・、一度行かれてはいかがですか？？
  
  tanupam