2011/07/03 - 2011/07/03
162位(同エリア307件中)
ちんちくりんさん
- ちんちくりんさんTOP
- 旅行記1222冊
- クチコミ131件
- Q&A回答45件
- 2,804,530アクセス
- フォロワー66人
追求。
人はビジネスでも趣味でも何であれ興味のあることをとことんまで追求する人間と、ある程度のところで満足するといった基本的に2パターンにわかれるものである。
もちろん何もしないという人もいるので松竹梅と考えた方がいいか(笑)
どちらが良くどちらが悪いわけでもない。
各々、好きな様に生きればいいわけだから。。。
が、徹底的な追求の向こう側にはいったい何があるのだろうか?
最高の素材を用意し最高のシェフを用意し最高のソムリエが用意する最高の酒とともに最高の環境で最高のカトラリーで食事をする。
一部の上流階級の人間にしか許されることの無い至福の時を普通の人間が楽しむことが出来た唯一のレストランがこの西麻布・ザジョージアン・クラブだったのだと思う。
とにかくすべてのものに拘り尽くして造られたレストランだった。
グラスはすべてバカラ、カトラリーはガラード、皿はウエッジウッドとすべて英国王室御用達のものしか使わない。
インテリアも細部にまでこだわり忠実に18世紀英国貴族のジョージアンスタイルを再現している。
大阪のリッツカールトンも同じ様式ではあるが家具やインテリアははるかにこちらの店の方が飛びぬけて高級。
リッツの最高級スイートリッツカールトンスイートでさえ霞むレベルだ。http://4travel.jp/traveler/chinchikurin/album/10213375/
ちんちくりんは東京でもモナコでもフランスでもこのレストランを超える店に出会ったことは無い。
過去形なのは残念ながらすでに閉店してしまったからだ。
ジョージアンクラブの吉村氏は島田伸介氏の世界バリバリバリューなどに数多く出演していたので知っている方も多い事だろう。
ビジネスとは組織が小さな時には融通も通り大変やりやすい。
自分一人で組み立てるのが一番間違いが無く確実だ。
が、組織が大きくなればなるほどに自分の手を離れた場所のバランスがうまく行かなくなっていくものである。
オーナーと従業員との考え方の違い。
そこに顧客の要望も吹き込んでくる。
追求を極めるとそれを理解できる人間の方が少なくなってしまうのである。
命は永遠に続かずいつか必ず死んでしまうからこそ今を一生懸命生きそして美しく輝けるのであろう。
今もう二度と食べることのできない味だからこそもう一度食べてみたい。。。そのように思える料理だった。。。
ちんちくりんが知る最高まで追求し完成されたレストランは今のところ「ジョージアンクラブ」以外は知らない。
P.S.
今は平松グループが吉村氏よりこの場所を借りてオーベルジュ・ド・リル トーキョーを展開しているが正直味もホスピタリティーも高級ファミレスレベルだ。
本当に残念。。。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
23