2011/06/17 - 2011/06/23
103位(同エリア251件中)
triさん
キャンプができる、綺麗な海がある、ハイキングもできる、東京から近い、おおらかなパワーをもらえる…なんてものを求めていたところ…伊豆諸島は神津島が浮上しました。
そこで「神津島 キャンプ」と検索をかけてみると、情報量は少ないものの、神津島の良さを伝える記事ばかり。観光協会のWebサイトを覗いてみると、屋久島以来の「お呼ばれ感」を感じました。しかもここが東京なのだと思うと、改めて不思議な感じです。
ただ、時期は梅雨。綺麗な海を見るためには晴れるまで居てやるぞ!と、キャンプで六泊しました。他には誰もキャンプをしていないので、夜は寂しく、強風にも見舞われてしまい不気味でした。
結局、神津島は、グッと地面に押さえつけられてしまうようなパワーを感じ、正直自分には強すぎるかなと、感じてしまいました。でも景色はサイコーです。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 船 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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往路に利用したのは、東海汽船株式会社の高速艇ジェットフォイルです。
出航は08:45、竹芝客船ターミナルから。
運賃はネット割で約8,200円。 -
乗船するところ。
神津島までは、天候次第では行けないという条件付きでの出航となりました。霧で見通しが悪いです。
船体の奇抜な配色は好みが分かれそうですね。個人的にはアリです。思わずにやけて、わくわくさせてくれました。 -
船内の様子です。荷物は後方へまとめて置いておき、下船時に各自持っていきます。荷物の照合などはないので、盗難とかないのかと心配…。
自転車を輪行袋に入れて乗ってくる学生もいて、羨ましい。 -
予定通り、12:30に神津島へ到着。
神津島には港が2つあり、この日は多幸湾という島の東側の港に入港しました。こちらは西側の前浜の港より潮が安定しているという話を聞きました。
ただ、村落へは3km弱離れてしまう上、起伏が激しいので旅館や民宿の方に迎えに来て頂くのが一般的です。
私も初日はホテル神津館にお世話になったので、迎えがありました。 -
七日間の滞在中、晴れ間が差した時間はごく僅かでしたが、その貴重な晴れ間のひとつが到着時のもので、海はエメラルドグリーンに輝いていました。雲もあったので少し白みもある柔らかい色で、神秘的です。
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多幸湾からは、天上山の急峻な斜面の力強い顔を見ることが出来ます。
エメラルドグリーンの鮮やかさと険しい岩肌のギャップが、神津島の持つたくましさを感じさせます。
標高は574mで八王子の高尾山と同じくらいですが、まったく違う景観に驚きです。高山のような景観です。
山中は灌木や草原、838年の噴火を偲ばせる大小さまざまな岩が連なり、山頂付近には白い砂漠や天然の池があります。
特にこの時期(梅雨)の渇水になっていなく、苔に満ち霧に包まれた池の姿は神秘的でした。
また、四季折々に咲く美しい花や植物とともに、特に秋から冬の晴れた日には富士山まで見渡せるそうで、新東京百景にも選定されています。 -
< カジキの突きん棒漁の像と天上山 >
10年程前まではカジキの突きん棒漁は島を代表する漁の1つだったそうです。
突きん棒とは長い槍のことで、船の先端に立ち、猛スピードで逃げるカジキを槍でしとめる勇壮な漁です。 -
< 東京の名湧水57選 多幸湧水>
軟水でとても飲みやすく、美味しかったです。 -
マップです。
右上に多幸湾、中央下に前浜の港があります。(左が北になっています)
周囲:22km(車道があるのは半周約12km、車で約30分ほど)
人口:約1,800人(2011年6月)
神津島観光協会:http://www.kouzushima.org/ -
滞在初日、お世話になったホテル神津館です。
宿泊者は計4名のようでした。
お値段:11,500円。バス(オフシーズンのため使用できず)、トイレ、2食付き。高い…
部屋:和室でしたが綺麗でした。窓からの眺望も海が見えて良いです。洋室もあります。
立地:前浜の港から徒歩10〜15分。島自体が坂だらけなのでホテルも坂の上です。特に村落の外周にあるので、離れている感はあるかも知れません。隣に神津ストアというスーパーがあるので買い出しは困りません。島で過ごすのに必要なものは不自由なく揃っています。価格は定価です。
食事:Webサイトに掲載していた写真ほどの豪華さはありませんでしたが、文句なく美味しかったです。
サービス:残念ながら愛想が良いとは感じませんが、神津島の方は総じて無愛想??
ホテル神津館Webサイト:http://www.kozukan.yad.jp/ -
館内の廊下。
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部屋の中。
外に露出を合わせてしまって暗い写真に…。ホテルのWebサイトに綺麗な写真が掲載されているので、そちらをご参考ください。 -
ホテルの浴場。
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村落の主要部をぶらり。
背後には前浜海岸が広がり、前方は天上山。自然とともに生きているという感じがひしひしと伝わりました。 -
割と小さな港です。
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まっちゃーれセンターです。
観光協会とフェリー窓口の東海汽船が入っています。
フェリーは前浜と多幸湾、どちらに入港するのか当日にならないとわからないので、東海汽船の窓口はどちらかのみで開きます。
毎朝8時に島内放送でアナウンスされるので、それによって移動する必要があります。 -
まっちゃーれセンター内の観光協会です。
情報1:事前に天上山に登ることを伝え、500円払えば登頂記念証をもらえます。
情報2:キャンプする場合はこちらで記帳しておく必要があります。
情報3:神津島温泉保養センターの200円引き前売り券を売っています(800円→600円)。
情報4:インターネット15分/100円。
情報5:コインロッカーは大/500円、中/300円、小100円。入らなければ預けることもでき、500円です。
写真の左の方にある窓口が東海汽船です。 -
観光協会窓口の横には掲示板があり、島内の観光ポイントやイベント情報などが掲示されています。普通に情報収集しているだけでは知ることの出来ない情報もあるので、一度見てみても損はありませんよ。
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まっちゃーれセンター内でカード遊びをする小学生。みんな山のように持っていて、涼しい建物は居心地良いんだろうな〜。でも自然の中でいきいきと遊ぶ姿を期待していたから、ちょっと残念な気分も。
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まっちゃーれセンターの目の前に立つ、よっちゃーれセンター。
1階ではお魚の開きやら塩辛などの販売、2階はレストランになっています。 -
よっちゃーれセンター1階。
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前浜海岸を見下ろす崖の上に立つ「だいじんこ」というカフェです。
海岸から坂道を登ること20分ほど。景色が良いのでオススメです!ありま展望台よりも景色が良いです。
ただし、静かな癒し空間がテーマのため、お子様はご遠慮とのことです。
営業時間:10〜16時(8月は17時まで)
定休日:毎週木曜(8月は無休) -
この旅行記の最初の写真にも使っていますが、こちらがだいじんこさんのテラスからの景色です。素晴らしいの一言!
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滞在中、とあるきっかけからよく足を運び、お話をしに行ったダイビングショップ「南国」さん。
手書き島内マップには、地元の方ならではの観光スポットとコメントが載っているので、見ていて楽しいです。
オーナーも優しくて良い方ですよ。
2011年7月からは2階をカフェとしてオープンするようです。メニューやら方針やら悩んでいました。 -
階段がかわいらしくペインティングされています。
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次回訪れたらぜひ参加したいと思っている、「船で行く夜光虫ツアー」。
“夜光虫とは、体長は1mmに満たない大きさで何とか肉眼で見ることのできる原生生物の一種で、植物性鞭毛虫綱オビムシ科に属します。
夜光虫の光は力学的反応により、体に刺激を受けて波打ち際などで発光します。なぜ彼らは光るのか、その目的は未だわかっていません。
6月下旬から9月上旬に現れます。
夏期に内湾や沿岸域で見られ、特に初夏には爆発的に増殖します。
航海灯を消すと船の波がグリーンの光をたてて押し寄せ、幻想的な世界を創り、見る人を感動させます。
また、夜光虫が密集しているところに石を投げると、光る水飛沫をあげたり、光の波紋を作り、水中を泳ぐ魚が光りながら進んだりと神秘的に見えます。
航海時間:40分” -
<伝説・水配神話とモニュメント>
“『その昔、伊豆諸島の中心である神津島の天上山に、島々の神々が集まり会議をしました。一番大切な会議は、生命の源である「水」をどのように分配するかでしたが、言い訳がさまざまで、なかなかまとまりません。そこで次の日の朝、先着順に分けることになりました。
いよいよ朝になり、一番早く着いたのは御蔵島の神様でした。御蔵島は最も多くの配分を受け、次は新島、三番目は八丈島、四番目は三宅島、五番目は大島でした。
こうして水は次々と配られ、最後に利島の神様がやってきたときには水はほとんど残っていませんでした。それを見た利島の神様は怒り、わずかに残った水に飛び込んで暴れまわりました。この水が四方八方に飛び散り、神津島ではいたるところで水が湧き出るようになったと言われています。』
この神話は、神津島(神集島)の島名を由来すると共に、生命源である「水の配分」を通して、「地域づくりの道しるべ」を暗示するものと考えます。
このモニュメントが、未来に向けた島づくりの象徴となることを祈念するものである。
平成五年三月 東京都神津島村” -
島内のマンホールは色々な魚が描かれています。
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ホテルに戻り夕食です。
特別豪華という訳ではなかったけど、味は素朴で良かったです。 -
一番美味しかったのが明日葉の天ぷらと、サバにチーズとアボカドを入れて揚げたものでした。サバの方は家でも食べたい!
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さて、朝食です。
こちらは一般的な朝食という感じ。 -
神津島港です。
奥に見える白い建物は島内の電力の供給源、火力発電所です。 -
< えんま洞 >
微笑みの閻魔と洞窟の上に広がる切り立った崖の力強さのギャップが不思議な雰囲気でした。説明板に書かれていましたが、閻魔は元々は笑顔だったんですね〜。
以下、説明板より
“切り立つ岸壁の下の洞窟は、微笑みを浮かべている閻魔が祭られている閻魔洞である。
少し暗い洞窟の中には、入り口に向けて石積みの祭壇が有り、そこに五体の石仏が並んで居る。右側からの二体は地蔵菩薩像で、次が微笑みを浮かべる閻魔の石仏、その次はかなり摩耗しているが、これも閻魔の像と思われる。
〜略〜
普通、閻魔は佛法守護の為、憤怒の相をしているが、ここに祀られている閻魔の石仏は、笑顔で優しい雰囲気を滲ませ、因みに仏教がわが国に渡来した当時の閻魔は、微笑みを湛えていたもので、憤怒の相になったのは近世になってからという。
平成十五年八月一日 神津島村教育委員会” -
説明板に“五体”とありますが、四体しか確認できず…、しかも閻魔のイメージって一番右のものかと思っていましたが、配置から言うと右から二番目のものなのでしょうか(説明板では五体のうち、右から三番目が閻魔ということみたいですが…)。
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< うず巻岩 >
前浜海水浴場から5泊キャンプした沢尻湾海水浴場へ向かう道中にある、うず巻岩。こういう模様って海水と風による浸食のせいなのかと思っていましたが、違ったんですね〜。
以下、説明板より
“神津島の海岸線に露出する岩石は、流紋岩で形成されている。
流紋岩は、溶岩が海中に押し出され、急速に冷却される過程で、柱状や流状を形成する特徴を持つ。
ここの「うず巻岩」に見る、渦潮にも似た模様は、流紋岩特有のものである。
平成七年三月 神津島村” -
前浜海水浴場から沢尻海水浴場への海岸沿い。
海が蒼いですが、滞在中は風が強かったので波の迫力がすごかったです。
もっとスッキリ晴天の日の海も見たかったな〜。 -
沢尻海水浴場近くにある撮影ポイント。
カメラ台が立ててあります。
額の向こうに見える建物は、島唯一の温泉保養センターです。 -
沢尻海水浴場のパノラマ写真です。
天草が打ち上げられていて少し磯臭いですが、綺麗な海水浴場でダイビングスポットでもあるようです。 -
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海水浴場の真ん中から。
左方向が村落と前浜海水浴場へ、右方向が長浜海水浴場と赤崎遊歩道へ続きます。 -
他に誰もいなく、この休憩所のすぐ裏にある民宿の方からお許しを頂いたので、休憩所内にテントを立てて五泊しました。
最終日以外は強風&雨だったので、助かりました。
風よけになっている上、中に20kgほどの荷物があったにもかかわらず、出掛けて夜戻ってみると風で移動してしまっていました。そんな強風だったので、寝てる間もテント上部は左右大きく揺れてなかなか寝付けませんでした。 -
炊事場と奥の建物はトイレです。
トイレがとても綺麗でびっくりしました。ベビーシートまであって。さすがにウォシュレットは付いていませんが。
なお、島内の見所ではほとんどの場所にトイレが設けられていました。道路もよく舗装されているなど、観光業へ力を注いでいるようです。 -
< 名組湾とトロッコの跡 >
岩場の海岸にかかるトロッコの跡は独特な景観を生み出していました。
その先は未知の世界へ誘うかのようです。
以下、説明板より
“正面(写真では背後)の岩肌の高い山を神戸山と呼び、山全体が抗火石で形成されている。昭和十七年頃、建築材料等に利用するため、当時、島外資本による日産化学工業株式会社により、この地に採石運搬の施設が建設された。
当時は、道路も無かったので、目印に山の上の支柱が立っている場所より、この名組湾まで索道を張り、採石された石が降ろされた。
そして更にこの湾の先にある、ボンブと呼ばれる所までトロッコに乗せて運び、運搬船に荷積みされた。
その後、時代の変遷により石の需要も減り、昭和三十年代に積み出しは閉鎖された。当時、最盛期には、この付近に仮屋もあって、多くの人が働いていた。現在は、神戸山まで車道が通じて、平成十二何の春まで採石が行われていた。採石された石は、今まで住宅や道路の石垣など貴重な天然石として島内で消費されてきた。
〜 略 〜
又、トロッコ橋の沖合にかかる夕焼けと神戸山は、四季を通して印象的な情景を見せてくれる。
平成十五年八月 神津島村観光商工課” -
神戸山とトロッコ跡。
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湾へと続くトロッコ跡。
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< 赤崎遊歩道 >
アスレチックのように岩場に設けられた赤崎遊歩道は、海への飛び込みができ、神津島の観光ポイントとしてポスターにも使われる場所です。
ここまで整った足場をあんな岩場に設けてしまうなんて…費用の面含めて驚きです。 -
二日目は風もそんなに強くなく、さざ波が立つ程度でしたが、何ぶん曇っていて暗かったので、せっかくの綺麗な海が半減です。
ここは岩場に囲まれた自然のプールになっています。水深もあり、ダイビング&スノーケリングスポットです。 -
これは滞在最終日(七日目)の写真。
晴れて透明度が高い日に泳ごう!なんて思っていましたが、ついに最終日までもつれました。向かうまでは晴れていたのに、到着すると曇り…神津島での滞在中はこんなことばかりで、この場所に嫌われているのかと思う。
風も一段と強く、上の写真と比べれば一目瞭然です。 -
でも、海は綺麗です。
ダイビングはしませんでしたが、グアムなどでの経験者のブログを見ても、神津島の海は透明度が高いと誉めていました。
ダイビングは未経験なのでいつかしたいな〜。 -
飛び込み台です。
4m、5m、10mくらいのもの…と、いくつかあります。
この時間帯は引き潮なのでケガしないようにね、と言われていて、ライフセーバーも観光の方も居ない中、ケガして溺れるのも怖いのでやめておきました。 -
泳いでみました。
う〜ん…濁っている。風がゴーゴー言ってる。そして波が速い…。しかも冷たい。
島っ子は大丈夫だそうですが、なかなか怖かったです。
魚は、残念ながらグレーの魚しか見えませんでした。
海で泳いだ思い出は無く、初めてだったからドキドキしてしまいました。 -
曇っているのに綺麗(二日目の写真)。
こちらは潮の流れる先で、浅瀬になっているので流されてしまうことは無いのかな? -
本当に、よく作ったな〜という感じです。
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上の写真の右手の岩場では釣りをしていました。
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< 神津島温泉保養センター >
テントを張った沢尻海水浴場から徒歩5分です。
サウナ、打たせ湯、かぶり湯など、6種類のお風呂があります。水着着用での混浴露天風呂は素晴らしい眺めを堪能できます。
泉質:ナトリウム塩化物強塩泉
入浴料:大人800円、子ども300円(観光協会で200円引き券を売っています)
定休日:水曜 -
大露天風呂。
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開放感いっぱいです!
ここまで整っていると、プールみたいですね。 -
小露天風呂。
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展望露天風呂。
神津島港の桟橋が見えます。 -
お客さんは他に誰もいなかったので、広大な風景を独り占め♪
毎日10時間近く歩いていましたが、毎日入っていたら、筋肉痛にも関節痛にもなること無く過ごせました。 -
内風呂です。
内風呂は地元の方も数名利用されています。 -
施設内のレストラン。
無料のマッサージ機もあります。 -
窓からの景色も良いです。
メニューに関してはちょっと物足りなかったのですが、島定食(1500円)は美味しかったです。 -
こちらは漬け丼(800円)です。
身がもちもちしていて美味しかったです。ネタはその日に穫れたもので変わるそうです。 -
沢尻海水浴場には廃墟となったホテルがあります。
テントのすぐ隣に立っていたので、夜は不気味でした。 -
全室オーシャンビューでバブルの頃は人気だったでしょうね〜。
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神津島は土砂崩れが多いようで、あちこちにネットやこのような補強された道があります。
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< 三味線松と太鼓松 >
以下、説明板より
“三島大明神には、八人の妃があったと「豆州志稿」は語っている。この上津島(神津島)に鎮座される阿波神は、三島大社の本后なりと「続日本
後紀」にあって、八柱の中では最も格式の高い女神であった。
三島大明神は神々に命じて七日七夜をかけて造り上げた島々に、それぞれ妃を置き「通テ遊ビ玉フ」(「三宅記」)たのである。
ところが女神達の間に勢力争いが激しく、たまたま白浜(静岡県)の伊古奈比命に、天長九年(八三二)冠位を授けられたことを怒った阿波神が「吾は三島の神の本后にして五柱の御子をさえ生みたる神なるに冠位を賜わず後の后たる伊古奈比命に冠位を賜えれば、吾も其色に預からんと御異を示し給えり」と、承和七年(八四〇)九月神津島に激烈なる大噴火を起こし、さらに女神と御子物忌奈命の祟りの猛烈なるに畏れた伊豆国在庁官人は都に報告し、急ぎ二神に従五位下を贈位し、ようやく怒りを鎮めたと「続日本後記」に記されている。
島々の女神達は競って三島大明神の歓心を得ようと努めたが、阿波神は本后であることを示すためにも盛大な宴を開いた。
三島大明神が阿波神を訪ねてここまで来ると、かねてこの二本の松の樹上に配した大勢の女神達により、三味線と太鼓の妙なる音楽が奏でられ迎えられたという。そして阿波神の心からの接待に触れ、別れを惜しんだという。
この松の左が三味線松で、右が太鼓松と言われ、樹齢三五〇年余りであるが、昔から年経て枯れると、再び同じ位置に、同じ枝振りで何時の間にか成長してきたものであると、古老によって語り継がれてきたほほえましい由緒を秘めた松である。
神津島村 神津島観光協会” -
< めいし海岸展望台 >
水平線を目の前に、王様気分を味わえちゃう展望デッキです。 -
左方向の眺め。
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右方向の眺め。
浜辺は長浜海水浴場です。
一番左の山は採石場があった神戸山です。 -
魚が隠れていそうです。
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< 小浜とメッポー山 >
手前が小浜、奥が長浜海水浴場です。
間にある小さな岩山はメッポー山です。
以下、説明板より
“言い伝えによると、今はないが、昔、岩肌が「金雲母流紋岩」で覆われていて、この岩肌が日光を反射し、眩い程に金色に輝いていたと言う。
このことから、めっぽう美しい岩山、メッポー山と名付けられたと伝えられる。” -
< ぶっとおし岩 >
ぶっとおされていますね。 -
< 長浜海水浴場 >
遠浅でビーチも広く、海水浴しやすい場所です。
渚に色とりどりの小石があるところから五色浜とも呼ばれ、隣接する阿波命神社では、ここで拾った石に願掛けされ、積まれているのを見かけました。 -
やどかり発見!
歩いていたら「カタッ」と異質な音がしたので探してみたら居ました。
警戒してなかなか姿を現さなかった。 -
長浜海水浴場もキャンプ場となっていて、無料で利用できます。
右奥に写っているのが炊事場です。 -
長浜海水浴場には阿波命神社があります。
以下、説明板より
“長浜様の石
参道、鳥居の先に、神津島の開祖とされる、三島大社の正后を祀る、阿波命神社が鎮座する境内には、白砂が敷かれ、清水が絶えることはない。豊漁と家内安全祈願に島民の信仰が厚く、長浜様と親われ、毎年四月十五日に例祭が行われる。
社域一帯のたたずまいは、都の史跡に指定されている。ぶっとおし岩より始まるこの海岸一帯には、渚に色とりどりの小石があるところから、五色浜とも言われ、昔からこの浜の石を持ち帰ると、必ず神罰があたると言い伝えられている。” -
< 阿波命神社 >
社殿の復元修理があったものの、840年から同じ景観だそうです。
以下、説明板より
“長浜海岸から入った三方を岸壁に囲まれた渓谷に鎮座する阿波命神社は、『延喜式』に登載された古社であり、三島大社の本后を祀ると伝えられている。この境内を中心とする海浜、海砂及び周囲の岸壁をはじめとする地形・地質・植生などの様子は、『続日本後紀』の承和七年(八四〇)九月二十七日の条に記載された情景と一致し、古代神社の立地を現在まで伝える貴重な遺跡である。
〜略〜
東京都教育委員会” -
渓谷に囲まれた境内は護られている空気が漂っていて、阿波命という女神だけに、尚更厳かな雰囲気でした。
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社殿です。
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< 物忌奈命神社 >
村落にある物忌奈命神社です。境内へと続く参道はどっしりと重い空気支配していました。カラスが多く四方八方から威嚇の声がし、通るのが怖かったです。 -
参道の雰囲気とは一変、明るく清らかな雰囲気でした。
境内では毎年8月2日に、重要無形民俗文化財に指定されている「かつお釣り行事」が行われます。
境内を漁業者の方々が勇ましいかけ声とともに竹組みの舟を持って駆け回り、やがて位置につくと、観衆をカツオにみたてて、エサ・コマセならぬお菓子・おひねりを撒いてカツオ釣りの動作を繰り返します。
鰹節はかつて神津島の特産品でしたが、今は漁が行われていないそうです。 -
< 郷土資料館 >
時間がたくさんあったので、ゆっくりじっくり見て読んで回りました。 -
神津島の七つの神秘
・出雲の神々が集まって造られた神津島
・水分の会議が行われた神津島
・宝石の島ー神津島ブランドの黒曜石
・花の島ー天上山に咲く高山植物
・流刑の島ー今も残るおたあジュリアの心
・黒潮の海ー気候と潮の流れに育まれ
・神事(くじ祭り)を伝承する島ーカツオ釣り行事 -
かわいく、良くできていました。
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富士火山帯の真上にあることがよく分かります。
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< 黒曜石 >
ガラスだったんですね。知らなかったです。
割れやすいので単体でアクセサリーにするには難しいそうです。島内のお土産ショップにシルバーと組み合わせたストラップなどがありました。黒曜石は研磨されると明るい反射面を持っているので、黒という色の男らしさの中にも女性的なパワーも感じ、シルバーとの組み合わせはかわいらしいものありました。
以下、説明板より
“黒曜石は火山地帯にできる天然のガラスです。火山国日本では、北海道白滝村、長野県八ヶ岳、九州の腰ヶ岳及び姫島、関東では箱根、天城山、それに神津島にあります。
この黒曜石が有名なのは、私たちの祖先がこれで石器を作り、良質の石材として遠くに運んだからです。島の黒曜石もそうで、その人々によって島の歴史がはじまりました。” -
2万1千百年前の先土器時代から人々が生活し始めていたそうです!そんな時代に海を渡っていたなんて!
以下、説明板より
“島のあけぼの
この島にいつごろから人々が生活し始めたかということは、たいへん興味あることです。今から2万1千百年前の先土器時代に、島の黒曜石が神奈川県の月見野遺跡まで運ばれていた驚くべき事実は、相当古くから人々が渡来していたことを雄弁に物語ります。
しかり、長期にわたって人々が住みはじめたのは、今のところ縄文時代前期(約5千年前)からです。それ以前に他島に黒曜石が運ばれているので、古い時期の未発見の遺跡があるはずです。
〜略〜” -
以下、説明板より
“天上山の噴火
『続日本後紀』の承和七年(八四〇)の記録より
去る承和五年(八三八)七月五日の夜中のこと上津島に噴火があり、島の左右の海中まで焼き、そのすさまじいばかりの炎は、まさに野火のごとくでした。炎は十二人の童子が炉かかげて走り廻っているのです。童子達は下海に火を付け、海上を地の上のように走り廻り、地中に入ること炎のごとく、大岩は震え持ち上げられ、火をもってそれを押しくだき、炎揚は天に達しました。” -
島内にはたくさんの石仏があります。綺麗な花が活けられていて、大切にされているのが伝わりました。
写真は島内の石仏分布図です。 -
以下、説明板より
“流刑の島〜流されてきた人々〜
伊豆諸島が「島流し」つまり流刑地になったのは、奈良時代からと言われており、八丈島や三宅島、大島など大きな島が流刑地の中心でした。神津島はこれらの大きな島で再犯者が出ると「島替え」と言って、移送される先の島でした。寛政8(1747)年には、公事方御定書により神津島は流刑地からはざされています。
おたあジュリア
おたあは、言い伝えによると、文禄慶長の役(1592)で朝鮮から日本に連れてこられた女性です。キリシタン大名の小西行長によって先例を受けて「おたあジュリア」と呼ばれるようになりました。その後、徳川家康のの寵愛を受けましたが、禁制であったキリスト教を捨てなかったため流刑になったということです。流人墓地の大きな墓石がおたあの墓とされており、昭和45(1970)年より5月にジュリア祭が開催されています。 -
おたあジュリアのキリシタン人形。
柔らかでな表情で、優しさに包まれていました。
以下、説明板より
“昭和56年(1981年)2月23日 ローマ法王ヨハネ・パウロ2世は、歴代法王の中で、初めて来日した。そして2月24日東京・後楽園に約4万人の信徒が集まり、日本で初めての教皇ミサが挙行された。
〜略〜
神津島村松木一村長はこの歴史的な壮挙、教皇ミサに特別招待を受け、又昭和51年(1975年)の聖年に神津島村民を代表してローマを訪ね、パウロ6世に謁見し、おたあジュリアの顕彰の意を申し伝え、特別な歓迎を受けたことに感謝して、ヨハネ・パウロ2世へキリシタン人形(おたあジュリア)を贈った。
この人形は、ヨハネ・パウロ2世に贈った同形のものを同時に祈念として作ったものである” -
おたあジュリアの人形の他にも展示されてます。
作者は鈴木テル(てる子)さんという方です。
どれもやさしく生き生きした表情で、生活感があります。 -
一番気に入ったのはこの作品でした。
膝の立て方、体のライン、表情、そして口元の微笑み。
生きているかのようです!素晴らしい! -
神津島では天草が採れます。
ところてんもお土産として売っていて、とても美味しかったです。
ブランド品化しているんですね〜。
以下、説明板より
“テングサ(天草)漁
テングサは、寒天の原料に使われる海藻です。まだ水温の低い春先に、海岸に出て手で収穫されます。赤紫色をしているテングサを寒天に加工するためには、天日で干して乾燥させ、これを真水にさらします。これを数回くりかえして、真っ白な寒天が出来上がります。神津島のテングサは良質な品質をもち、ブランド品として高い評価を受けています。現在では、食品だけでなく医療用にも用いられるようになっています。 -
神津島港の桟橋です。
先端では釣りをしている人の姿が見れます。開放感たっぷりの場所で気持ち良さそうです。 -
桟橋から見た島の姿です。
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村落をぶらり。
綺麗な海に見とれて車の運転がおろそかになっちゃいそうですね。 -
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神津小学校です。
滞在中、見かけた小学生は10名ほどでしょうか。
男の子ばかりでした。
中学生は2人、高校生は1人でした。
みんなどういう場所で遊ぶのでしょうか? -
小学校の裏手の高台にある、よたね広場です。
村落の中では、夜に満点の星空が見える場所だそうです。
他の方のブログでは前浜でも天の川が見れたということです。
見たかったな〜。 -
よたね広場からの眺望です。
人口1800人ほどの島ですが、この景色を見るともっと居るように思えます。 -
小さな商店。
見かけた中では、お肉屋さん1軒、お魚屋さん2軒、スーパー2軒、薬屋さん1軒、パン屋さん1軒、商店4軒ほど、という感じでした。
スーパーの品揃えが良いので、このようなお店は大丈夫なのでしょうか…本土でもないのに同じ関係が存在するんですね。 -
濤響寺です。
とても綺麗な墓地だと聞いて来てみました。 -
猫がいました。
島の猫だから人慣れしてるのかと思ったら、全然近寄ってきてくれませんでした。けっこう好かれるんだけどな〜。
島内で見かけた猫は3匹。
意外と少なかったです。
犬はけっこう見かけて、キャバリアが2頭もいてテンション上がっちゃいました。本土でもなかなか見かけないのに! -
墓地は確かに綺麗でした。
白砂が敷かれていて明るく、どのお墓も毎日掃除されているそうで、お花も豪華でした。 -
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薬屋さん。
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< 村史跡 流人墓地 ジュリア墓地 >
おたあ・ジュリアのお墓です。
以下、説明板より
“この墓地は、古くから宝塔様又は篋(きょう)塔様といわれ、多くは江戸時代に流罪となった不受不施派の僧侶で、日照大徳の如く村民の師として崇敬を受けた者も有り、他宗派で無碑の者もある。元禄年間の者が多い。
西側にある朝鮮様式の石造二重塔は、慶長十七年(1612)春流罪となり、40年間キリストの信仰に生きた聖女、オタア・ジュリアを祀った墓碑である。駿府城の大奥に仕え、家康に改宗を迫られたが権力に屈せず、遠島の刑を受けた。生前、村民に深い感化を与えたと考えられる。昔から尊敬され、他の墓と共に春華を手向けて守り続けてきた貴重な墓である。
昭和四十五年三月三十一日 建設 神津島村教育委員会” -
前浜海水浴場です。
曇っていると海が白みがかったエメラルドグリーンになり、それもまた優しい色合いでした。 -
晴れていると紺色とエメラルドグリーンとのコントラストが生まれて、鮮やかです。
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神津島港です。あの桟橋に船が着きます。ただ、滞在中風が強かったせいか湾内までジェット船が入ってきていました。客船は大きいから桟橋かな?
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海側から見た村落。
白い建物は神津島高校です。
天上山がそびえていて、海からせり出すような島の姿は屋久島の小さい版という印象を受けました。 -
泳いでいる方がいました。前浜を横断してました。すごいな…。
そして深いのかと思っていたら立ってますね。しかも上半身見えるくらい。
入ってみれば良かったかな。 -
ダイビングポイントです。地面にかわいく掘られています。
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とにかく綺麗です。
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海が綺麗なのって、なにか染色しているんじゃないかと思っちゃいます。
渓流などだったら草木が映りこんで緑に見えるけど、海は違いますもんね。すごいな〜。 -
保育園前の道路。いいな〜楽しげで。
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立派な木に育ってますね。
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天上山に向かう道です。
村落から登山口である黒島登山口までは、徒歩40分ほどかかります。上り道なので意外と長く感じ、こっちで合ってるのかな、なんて思ってしまいました。 -
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登る前に休憩場所としてありました。
確かに夏場だったら登山口着くまでに疲れそうです。 -
こんな道なので登山口まではつまらないです。
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< 天上山登山口 >
コンクリートの道からいきなりポツリとある登山口。この位置から見上げるあの山頂までなのかと考えると、割と急な道になっていそうです。 -
草木は低くて見通しが良いので登りやすいです。頂上までは道に迷うことはなさそうです。
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五合目あたりの景色です。
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六号目(367m)です。
見晴らしが良く、振り返るごとに小さくなっていく村落の姿と、それに比例して広がりを表してくる水平線が素晴らしいです。天上山という名前も、山への期待を膨らまします。 -
山肌はちょっとした高山のようなダイナミックさです。
高所恐怖症なのでドキドキしてしまいます。
六合目あたりから、海からものすごい勢いで雲が駆け上がってきました。
行くところ行くところに雲が… -
七合目でついに麓が見えなくなってきました。
すぐ抜けるかな?なんて思い、昼食をとることに。 -
スーパーまるはんで買ったお弁当。
10m先が見えなくなりました。 -
もうすぐ10合目。
山頂の姿が見えてきました。
これまで土砂崩れになったところをたくさん見てたので、この強風で岩が落ちてこないだろうかなんて心配になってみたり…。 -
かっこいい光景です。
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おいしそうに見える綺麗な緑の葉。
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このように崩れている所があります。
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岩に接近。
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あの岩なんて今にも落ちそうです。
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10合目目前です。
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10合目(476m)到着です。
かかった時間は1時間ほど。昼食の20分は除く。
最高地点はここから最短で30〜40分の場所にあります。
山頂には砂漠、池、展望台など見所が多く、ゆっくり見て回ると2〜3時間かかります。
帰路は暗くなってしまうと、黒島登山口であれば足を踏み外して滑落する恐れがあります。白島登山口は街灯のない山道階段になるので、暗くなる二時間程前に下山しておいた方が良いと思います。 -
山頂案内図
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< 文政の遺跡(オロシャの石塁) >
確かに人為的と思える綺麗に並んだ石の列があり、違和感を覚えました。
以下、説明板より
“徳川末期になると、アメリカ船や英国船などの異国船が、日本各地に出没するようになり、幕府は、伊豆の島々にも来寇に備えて島民を守るように命令を下し、神津島には、鉄砲数丁と槍一筋が備えられました。さらに異国人が上陸した時、この山に引き寄せて戦えるよう文政10年(1827年)頃、石積防塁を約300mにわたり築き、その後が現在も山頂付近に残っています。
環境省・東京都” -
2mほどの低木の中に道が設けられています。
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しゃがんで撮ってみればアリエッティのように、小人の気分です。
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< 千代池 >
黒島登山口10合目から約10分で千代池に着きます。
いきなりパーッと開けているのでドキリとします。秘密の場所を見つけたような。しかも霧に包まれているので余計に神秘的です。 -
あまりの神秘的な風景にはしゃいじゃいました!
苔の美しいこと!
他の草木よりひと際明るいので、池の中から浮き上がっているように見えました。
霧の中、池の水が干上がらない雨の季節がオススメかも知れません!
※晴れているときも霧が所々漂い、天空の白ラピュタのような世界を感じられるそうです。 -
陵線が霧の中にうっすら見えていて、辺り一帯が実は一つの大きな生命体で、この池は体の一部なのではないかと、そんな神話的なイメージが膨らみました。
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どこか緑豊かな国の地形図みたいです。
この池の一体だけで世界が形成されています。 -
こぶの起伏が山々の陵線のようで、山岳風景の縮図のように見えました。
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美しい苔。
苔はやっぱり癒されます。 -
ちょっと背の高くなった道もあります。
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何かの木の実。
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木の赤ちゃん。独特の景観です。
木に覆われてはいるけれど鬱蒼とした感はなく、また獣もいないので、安心感というか…山を独り占めできている気もするし…不思議な山です。 -
ホトトギスの声だけが静かな霧の中で響いていて、本当に600m弱の山なのかと思ってしまいます。
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雨で道が…ショートカットのトレイルシューズだったのでびっちゃりです。
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裏砂漠へ近づくにつれ、砂地の道が増えてきました。
道標としてこのようにペイントされているので、しっかり見渡しながら歩けば安心です。 -
分岐点などの主要ポイントでは番号があり、観光協会でもらえる「天井山頂上詳細ガイドMAP」を持っていれば場所が分かりやすくなります。
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鉄分を含んだ赤い石もあります。
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霧で見通しが悪いのでこんな一本道も、どこまで続くのか、どこへ行ってしまうのか…神秘的な光景となっています。
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< 裏砂漠 >
より一層ミステリアスな世界。
道を示す石の列が無ければ方角を失いそうですね。
以下、説明板より
“荒涼として花崗岩の砂礫と、空と海のコントラストが原始の島を彷彿させます。ここに降った雨は逃げ場を失い、全て大地に飲み込まれ、やがて伏流水として島人に数百年の飲水を保証してきました。
防ぎようもない強烈な風雨に耐えて花をつけるこうずつつじは、可憐でたくましく、そしてひときわ美しく感じられます。
環境庁・東京都” -
「天上山頂上詳細ガイドMAP」には「月の世界の様な地形を思わせる」と書いてありますが、確かにそうかも。大きなクレーターの中のようです。
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不気味に監視しているかのようなピークたち。
ひとつひとつの小さな凸部が生きているように見えてしまいます。 -
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少しだけ咲いていたオオシマヤマツツジ。
亀の甲らのようにポッコリと砂漠の中に膨らんだその姿も、まるで生きているようです。 -
落っこちたら…死んでしまうでしょう。
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表砂漠へ向かいます。
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< 表砂漠 >
個人的には裏砂漠の方が好きでした。
以下、説明板より
“天上山が最後に噴火したのは、西暦838年の頃と伝えられており、その時の噴火口の一つがこの山頂、最大のくぼ地であり、まだ草木の繁らない、砂地として残っています。現在では大雨が幾日も降り続くと、砂が地下のすき間に流れ込み、地表が陥没することがあります。また、南の方向にはもう一つの砂地があり、「裏砂漠」と呼ばれています。
春になると、表砂漠の岩間に咲くつつじは、美しく、訪れる人にやさしく、語りかけているようです。 -
雨が流れた跡です。
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最高地点へ向かう道で一部このような場所があります。
道しるべをしっかり確認して進みましょう。 -
最高地点の手前に設けられた祠。
厳かな気持ちになります。 -
< 天上山最高地点 >
572mです。
晴れていれば壮大なパノラマが広がっているんでしょうけど、この霧。風も半端じゃなかったので早々に退散です。 -
山頂の周りの風景です。
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最高地点への道です。
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< 不動池 >
千代池で強烈な感動を覚え、これ以上はないだろうなんて考えていましたが、不動池も素晴らしかったです。
以下、説明板より
“天上山は、承和五年(西暦838年)の大噴火の造山活動によってできた山(標高574m)で、昔から島民が霊山として信仰している山です。
この池は不動池と呼ばれ、池の中央の祠には、クラカラ剣と石の竜王が祀ってあります。竜王は鬼気迫るものがあり、島の言い伝えによると「むやみに祠に近づき中を見るべからず」とされています。また池の中には、ヤゴ、剣ミジンコなどが生息していますが、池水は涸れることもあり、水の干満がその年の天候を知る目安となっています。
環境省” -
石の竜王が祀られていると説明板に書かれていますが、確かに何か潜んでそうです。天上山、パワーが強過ぎます!
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恐れ多くて覗けません、近寄れません。
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入っていったら…ボコボコと沈んでいきそう
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不動池から薮の中を進んだところに鎮座する不動像。
小さいのに恐ろしい顔をしています。 -
なんと!本当に一瞬だけ雲がなぎ払われました!
…霧が掛かっている方が良い場所かも?
この池は上から見るとハート型になっています。お土産屋さんでポストカードが売っているので見てみる価値はありますよ。
同じアングルで撮りたかったのですが、ルートじゃない位置から撮っているそうで、霧もかかっていたので諦めました。 -
なんで高所恐怖症なのに、こんなとこに来ているんだろうと思ってしまいます。
こわい!かっこいい! -
ひえぇぇ…
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暴風雨で折り畳み傘の骨が次々に折れました。
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雨でレンズが曇ったり濡れたり。でもおかげで雰囲気のある写真になりました。
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< ババア池 >
ここは期待していなかった通りの内容でした。 -
本当に574m??
どこか異国に来てしまったかのようですよ。 -
< 白島下山口 >
時刻は16時頃でとにかく風が強いので、暗くなっていく中、登りに使った黒島登山道は危ないかなと思い、白島下山口を使うことに。
白島登山道はいざとなれば25分程で車道に繋がるので安心です。 -
< 天上山と水配りの神話 不入ガ沢(はいらないがさわ) >
晴れていれば、右側のローブの眼下には神津島港が一望できるそうです。
断崖絶壁なので怖くて近づけません…。
以下、説明板より
この山の一帯には、数十ヶ所の噴火口らしくくぼ地に水が溜り、大小の池が点在しています。
正面のくぼ地は、不入が沢と言われ、天井山の中でも大きな噴火口後の一つです。此処は、昔々、伊豆七島の神々が、それぞれの島に水を分けるための会議を開いたという水配りの神話の舞台となった所で、不入が沢は今でも神聖な場所として、「この沢に人入るべからず」との言い伝えが残されています。
環境庁・東京都” -
白島登山道です。
割となだらかなので安心しました。 -
途中からこんな道に。
足下が滑りやすく、段差の激しい階段部分もあるので気は抜けません。 -
白島登山口です。
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登山前に観光協会で申し込めば、このような登頂記念証を頂けます(500円)。
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暗くなってからは不気味そうですね。
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疲れた体を癒しに温泉保養センターへ。
沢尻海水浴場と温泉保養センターを結ぶ道の途中にトンネルがあります。
この島でなければ通りたくないですね。
ここも海沿いなので、海からの風がうなるように突き抜けていて、ちょっと不気味です。 -
1500円と高いのですが、せっかく来たのだからと、一日限定10食の「島定食」を頼みました。とても美味しかったです!
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翌日、夜中から晴れるという予報だったので、3時に起きてみましたが…薄〜く雲がかかっていて星はあまり見えませんでした。
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島唯一の信号。
こんな時間でも一人ランニングをしている方がいました。 -
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星が見えない代わりに朝焼けを期待しましたが、雲は一向に晴れず…。
朝日は山側からです。 -
少しずつピンクに染まりますが、それまで。
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神津島港からも見える、十字架の立つありま展望台へ向かいます。
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島民の畑エリア。綺麗に区分けされていました。
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白骨化した木のシルエットが霧の中で浮かび上がり、神秘的でした。
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旧ヘリポートです。
島民の方が星を見にくるとしたここだそうです。
周りに光源が無く、高い所なので確かに良さそうです。 -
< ありま展望台 >
大きな十字架が立っています。おたあジュリアの影響がどれだけ強かったかを物語っていますね。 -
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展望台からの眺めです。
秋から冬にかけては伊豆半島と富士山まで見えるそうです。見てみたい。
カフェだいじんこからの方が素晴らしいかも。 -
< 神津島灯台 >
以下、説明板より
“昭和二十六年二月完成、海抜102mの台地に塔高12m。25万燭光で洋上を照らす。
付近の海上は潮流が早く、岩礁も多いことから、航海の難所で事故が多かったが灯台の完成により事故は激減した。
昭和五十六年三月 神津島村” -
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今は無人となっているそうです。
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綺麗な台形となっている高台は、たぶん空港の滑走路です。
時間を合わせて来れば、飛び立つ姿を見ることできそうです。 -
千両池を目指します。水平線が気持ちいー。
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説明板が近くに立っていて、これが千両池なのかと思ってしまいました。周りを見渡すと、ひとつ危なそうな道を発見。
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この右下の方へ下っていきます。またまた高所恐怖症にはつらい…
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灯台の姿が見えます。
灯台のすぐ横の崖、思い切り崖崩れ起こしてますね。 -
ロープが張っていない場所が一部あり、行くのをためらいました。
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よくこんな所に打ち込んだな〜と感心してしまいます。
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眼下に千両池が見えてきました。
岩場がせり出していて、全容は見えません。 -
岩場に挟んで、水の色が全然違いますね。
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こんな所にも足場を設けています。神津島スゴいな…。
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ようやく降りられました。
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見上げるとこんな感じです。
女性だけ、子どもにはオススメは出来ないですね。 -
岩場のひとつひとつの高さは70cmくらいです。
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< 千両池 >
以下、説明板より
“瓢簞形をした入江は噴火口でかなりの水深がある。
昔は夜になると、入江の中へ、しまあじ・あかぜ・たかべ等が大量に入った。
そのため入口付近へ不寝番を立たせ、魚が入ったのを見届けると入口を網でふさぎ、翌朝魚をすくい上げた。
一夜にして一攫千金の水揚があったので、千両池の名が付いた。
また江戸時代、千石船を引き込んだ所でもある。
千両池の外側の磯は、大富貴・二八・二十七一の首等と名が付いており大物釣の場所として釣人のたえることがない。
昭和五十六年三月 神津島村” -
光の反射が無ければとても綺麗そうです。PLフィルターがあれば…。
見事な瓢簞形です。ここもまた一人で堪能できたので嬉しかったです。 -
戻って空港を見に行くことに。
やはり怖い道です。 -
< 金鳥運動公園 >
神津島空港近くにある公園です。 -
子どもの数も少ないのに、誰がこんなに立派なグラウンドを使うんでしょう…。
島っ子はサッカーをやってるみたいで、それは嬉しかったり。 -
神津島空港滑走路です。
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神津島空港前です。
空港から村落までは車で10分ほど、徒歩では1時間ほどでしょうか。 -
空港内に置いてあった、小学6年生が作った島のガイド。
子ども視線や言葉遣いが楽しく、読んで損はありませんよ。 -
< 三浦湾展望台 >
事前調べでは、ここの展望台を一番楽しみにしていましたが、ご覧の通り濃霧。 -
一瞬見えた風景がこれです。
晴れていれば、小さな島のものとは思えない、猛々しく雄大な景色を見ることができます。 -
< 松山展望台 >
こちらは普通の景観です。 -
< 多幸湾展望台 >
海から直接天上山の崖がそびえているので、独特な景観です。
右の方には黒曜石の地層が見えます。 -
多幸湾の近くには都立多幸湾ファミリーキャンプ場があります。
利用料:
デッキサイト施設使用料 大人1,000円/小中学生500円
フリーサイト施設使用料 大人400円/小中学生200円
デッキテント1張5人用 1泊3,000円
デッキテント1張8人用 1泊4,000円
フリーテント1張3−5人用 1泊1,300円
毛布 1泊200円
炊事舎 無料(薪・炭は売店で販売。キャンプファイヤー用有り。)
多目的休憩舎 無料
サービスセンター 風呂・温水シャワー・洗濯機・乾燥機・冷蔵庫がご利用いただけます。日用品・ジュース・ビールなどを販売。
Webサイト:http://business4.plala.or.jp/takouwan/ -
多幸湾です。
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都立多幸湾ファミリーキャンプ場の案内板
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前方に見えるのはサービスセンターです。
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多目的広場です。
広いし、景色は良いから何やっても楽しそうです。 -
キャンプファイヤーもできます。
大勢で行ったら楽しそう! -
テントデッキはこのような立地で、各テントとも離れているので快適そうです。
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フリーサイトの敷地はこのように柵で見えないので、混んでいれば往来する人が気にならなくて良さそうです。
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朝3時から10時間も動いているとさすがに疲れたので、多幸湾からバスで神津島港へ戻りました。タイミング良く1日3便のバスに乗れました。
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この猫は近寄ってきてくれました。
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お世話になった神津ストアです。
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霧がかって柔らかな雰囲気がすてきでした。
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こんな滑らかな色にもなるんですね〜。
太陽の光も僅かに差し込んで、癒されるひと時でした。 -
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最終日、晴れました。
もうちょっと早く晴れてほしい… -
光が回って白っぽく感じる程。
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こんな道路の壁にも手が込んでいて、神津島の整備への力の注ぎようは何なんでしょう。
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風はあいかわらず強く、一番だったかも知れません。
ザッバーーン!ドッボーーン!と濁点なしの表現はあり得ません。 -
渦巻いてます。
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綺麗ですね〜。ビーチじゃない海がこんなに綺麗なんて。
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温泉保養センターでところてんを食べました。
平たい状態でぷりぷりした食感です。ところてん大好きなので満足。 -
地のりラーメンです。
こちらは…普通。 -
バスに乗って神津島空港へ向かう際、三浦湾展望台の景色が少し見えました。ダイナミックです。
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新中央航空だそうです。
ドイツ製の飛行機で信頼抜群だとか。
たしかに全然揺れなかったです。
登場人数は14名でした。
運賃約15000円+荷物が20kgあったので、超過量5000円ほど掛かってしまいました。 -
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式根島です。
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飛行機からの眺めは何時見ても良いですね。
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なめらかな雲の表情がかわいいです。上に乗れちゃいそうです。
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雲が飛行機と一緒に旅しているように漂っていました。
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鎌倉上空です。
江ノ島が見えます。 -
横浜青葉IC上空。
-
約40分のフライトはあっという間です。
味の素スタジアムでは今日試合あるのかな? -
調布空港。
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