バナーラス (バラナシ)旅行記(ブログ) 一覧に戻る
カトマンズの衝撃は軽いジャブ程度だった。<br />カトマンズからデリーに下った私はそう思った・・・<br /><br /><br />〜以下、インド旅行記より抜粋〜<br /><br />AI414便は定刻より4時間遅れでインディラー・ガンジー国際空港に到着した。 <br /><br />国際線で4時間遅れかよ・・ <br /><br />多くの人はそう思うであろう。が、・・これがインドの洗礼である。 <br /><br />カトマンズの出発ロビーでは一切遅延の説明は無く、搭乗予定客が <br />係員に詰め寄る場面も見られたが、ここで苛立ってはインドには行けない。 <br /><br />ここで苛立っても飛行機は飛ばないし、”短気は損気である” <br />半ば、飛べばいいかな位に腹を括りながら、空港で買った <br />カトマンズ・タイムズを私は読んでいた。 <br /><br />焦っても・・状況は変わらない。これも私の旅のモットーである。 <br /><br />そんな数時間前の光景を思い出しながらも、照りつけるインドの日差し <br />「まぁ、飛んだだけマシかな」とニヤけながら、到着ゲートを抜け、 <br />バス乗り場を探した。 <br /><br />インドのナショナルフラッグ・エアーインディアは飛ぶだけで十分な航空会社。 <br />チケ代も他の航空会社に比べると安いので多くのバックパッカーが利用する。 <br />ただ、遅延・キャンセルも多くリスクも多いまた、ここにサービスを求めては行けない。客室乗務員もまさに「いる」だけの存在である。 <br /><br />4時間遅れでデリー入りをした為、今日の予定を急遽変更、 <br />先に本日の宿泊先を目指す為、目的地をデリーのメインバザールに変えた。 <br /><br />メインバザールはカトマンズのタメル地区と同じく安宿街。時間が時間なので <br />そこで1泊して明日のガンジス川のあるバラナシ入りへ備える事にした。 <br /><br />メインバザール迄は空港からバスでコンノートプレイスを目指し、 <br />そこから徒歩で10分くらいの距離と事前の情報収集でわかっていた。 <br /><br />タクシーのしつこい客引きをどうにか振り払い、バス乗り場に着くと <br />私はまず驚いた・・ <br /><br />ダンプカーくらいのドデカイ図体、排気ガスで汚れた塗装のおんぼろバスが <br />大量の排気ガスを出しながら止まっていた。 <br /><br />まさに、宮崎駿アニメにでて来そうなお化けバスをリアル化した感じである。 <br /><br />お化けバスに乗り込み、デコボコ道にお尻を痛めながらも <br />揺られる事70分。インドの風景もこれまたカトマンズとは <br />違った顔を見せてくれる。 <br /><br />まず、車が多すぎる。 <br />・・しかも、9割、SUZUKI <br /><br />あわせて、幹線道路にも関わらず人が右から左。 <br />車線を守る車等皆無。譲り合いの精神等なく、みんなが自分の目的地へ <br />向けてひたすら進んでいるのか?人と同じように右から左に平気で <br />車線変更・・ <br /><br />その為か・・至る所でクラクション・・クラクション・・が大音量。 <br />正直、耳障りである。 <br /><br />車窓の風景も市内に近づくにつれ、 <br />お世辞にも綺麗とは言えない貧しさが伝わってくる地域、 <br />その後各国の大使館が集まるエリア、それらを抜けると <br />コンノートプレースに到着する。 <br /><br />基本、日本みたいなバス停は無いので、降ります〜と大声で自己表示。 <br />自分で後部のドアを押して下車する。どうにか猛スピードで飛ばしてくる車と人ごみを掻き分け、歩道らしきところにたどり着いた際・・ <br /><br />「これがインド・・?!」と眼に飛び込んでくる光景があった。 <br /><br />道端には貧しい・破れた洋服をまとった女性、 <br />上半身裸の男性等のホームレスのインド人、母親の脇で、なんの戸惑いも無く用を足す子供達(このおかげでこの付近は何処に行っても何となくトイレ臭い) <br /><br />一方で道路にはコーヒーを片手に猛スピードでボルボを乗りこなすインド人、 <br /><br />そうカースト制度という身分格差はなくなっても、経済格差は明らかにその溝を広げているのである。 <br /><br />その光景を横目に歩くこと10分。メインバザールに着いた私はインドの日常を <br />目の当たりにし、さらに驚くことになるであった(続)<br />

インド旅行記2010◆デリー・バラナシ編

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2010/08/24 - 2010/08/31

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jialai

jialaiさん

カトマンズの衝撃は軽いジャブ程度だった。
カトマンズからデリーに下った私はそう思った・・・


〜以下、インド旅行記より抜粋〜

AI414便は定刻より4時間遅れでインディラー・ガンジー国際空港に到着した。

国際線で4時間遅れかよ・・

多くの人はそう思うであろう。が、・・これがインドの洗礼である。

カトマンズの出発ロビーでは一切遅延の説明は無く、搭乗予定客が
係員に詰め寄る場面も見られたが、ここで苛立ってはインドには行けない。

ここで苛立っても飛行機は飛ばないし、”短気は損気である”
半ば、飛べばいいかな位に腹を括りながら、空港で買った
カトマンズ・タイムズを私は読んでいた。

焦っても・・状況は変わらない。これも私の旅のモットーである。

そんな数時間前の光景を思い出しながらも、照りつけるインドの日差し
「まぁ、飛んだだけマシかな」とニヤけながら、到着ゲートを抜け、
バス乗り場を探した。

インドのナショナルフラッグ・エアーインディアは飛ぶだけで十分な航空会社。
チケ代も他の航空会社に比べると安いので多くのバックパッカーが利用する。
ただ、遅延・キャンセルも多くリスクも多いまた、ここにサービスを求めては行けない。客室乗務員もまさに「いる」だけの存在である。

4時間遅れでデリー入りをした為、今日の予定を急遽変更、
先に本日の宿泊先を目指す為、目的地をデリーのメインバザールに変えた。

メインバザールはカトマンズのタメル地区と同じく安宿街。時間が時間なので
そこで1泊して明日のガンジス川のあるバラナシ入りへ備える事にした。

メインバザール迄は空港からバスでコンノートプレイスを目指し、
そこから徒歩で10分くらいの距離と事前の情報収集でわかっていた。

タクシーのしつこい客引きをどうにか振り払い、バス乗り場に着くと
私はまず驚いた・・

ダンプカーくらいのドデカイ図体、排気ガスで汚れた塗装のおんぼろバスが
大量の排気ガスを出しながら止まっていた。

まさに、宮崎駿アニメにでて来そうなお化けバスをリアル化した感じである。

お化けバスに乗り込み、デコボコ道にお尻を痛めながらも
揺られる事70分。インドの風景もこれまたカトマンズとは
違った顔を見せてくれる。

まず、車が多すぎる。
・・しかも、9割、SUZUKI

あわせて、幹線道路にも関わらず人が右から左。
車線を守る車等皆無。譲り合いの精神等なく、みんなが自分の目的地へ
向けてひたすら進んでいるのか?人と同じように右から左に平気で
車線変更・・

その為か・・至る所でクラクション・・クラクション・・が大音量。
正直、耳障りである。

車窓の風景も市内に近づくにつれ、
お世辞にも綺麗とは言えない貧しさが伝わってくる地域、
その後各国の大使館が集まるエリア、それらを抜けると
コンノートプレースに到着する。

基本、日本みたいなバス停は無いので、降ります〜と大声で自己表示。
自分で後部のドアを押して下車する。どうにか猛スピードで飛ばしてくる車と人ごみを掻き分け、歩道らしきところにたどり着いた際・・

「これがインド・・?!」と眼に飛び込んでくる光景があった。

道端には貧しい・破れた洋服をまとった女性、
上半身裸の男性等のホームレスのインド人、母親の脇で、なんの戸惑いも無く用を足す子供達(このおかげでこの付近は何処に行っても何となくトイレ臭い)

一方で道路にはコーヒーを片手に猛スピードでボルボを乗りこなすインド人、

そうカースト制度という身分格差はなくなっても、経済格差は明らかにその溝を広げているのである。

その光景を横目に歩くこと10分。メインバザールに着いた私はインドの日常を
目の当たりにし、さらに驚くことになるであった(続)

旅行の満足度
4.5
航空会社
タイ国際航空

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  • 安宿街・メインバザール<br />すげ・・・舗装されてない。<br />スコールのせいで道ぐちゃぐちゃなう。

    安宿街・メインバザール
    すげ・・・舗装されてない。
    スコールのせいで道ぐちゃぐちゃなう。

  • メイン・バザール<br /><br />なぜ、牛がいる?<br />それはヒンズー教だからかな

    メイン・バザール

    なぜ、牛がいる?
    それはヒンズー教だからかな

  • メインバザールを上から眺めてみる。<br />う〜ん。これがインド!

    メインバザールを上から眺めてみる。
    う〜ん。これがインド!

  • でも、見かたを変えてみると、夕日が綺麗

    でも、見かたを変えてみると、夕日が綺麗

  • アジアだね。

    アジアだね。

  • バラナシで出会ったトゥクトゥクドライバー<br />どうしても名前が聞き取れなかった。<br /><br />雰囲気がジャックスパローに似ていたので<br />そう名づけてみた(笑)

    バラナシで出会ったトゥクトゥクドライバー
    どうしても名前が聞き取れなかった。

    雰囲気がジャックスパローに似ていたので
    そう名づけてみた(笑)

  • ガンジス河で瞑想

    ガンジス河で瞑想

  • ガンジス河で昼寝

    ガンジス河で昼寝

  • ガンジス河って、なんか雑な中にも整がある。

    ガンジス河って、なんか雑な中にも整がある。

  • ガンジス河の朝靄

    ガンジス河の朝靄

  • ガンジス河ってみんなの信仰の源なんだね。

    ガンジス河ってみんなの信仰の源なんだね。

  • ガンジス河でバタフライ・・<br />じゃなくて、飛び込み

    ガンジス河でバタフライ・・
    じゃなくて、飛び込み

  • 火葬場。全てが灰になったものをガンジス河に戻す。<br />その灰がガンジス河をくだり、海に流れ、水蒸気になり、雨となる。<br />輪廻転生の考え方なんだって。

    火葬場。全てが灰になったものをガンジス河に戻す。
    その灰がガンジス河をくだり、海に流れ、水蒸気になり、雨となる。
    輪廻転生の考え方なんだって。

  • ジャックが友人を紹介してくれた。

    ジャックが友人を紹介してくれた。

  • ガード。<br />こんなガードがガンジス河沿いに多数あります。

    ガード。
    こんなガードがガンジス河沿いに多数あります。

  • こう見ると、雑な中にも整がある。<br />不思議と引き込まれていく。

    こう見ると、雑な中にも整がある。
    不思議と引き込まれていく。

  • 笛を吹く。

    笛を吹く。

  • まっすぐ帰るか〜<br />今日の仕事終わり。

    まっすぐ帰るか〜
    今日の仕事終わり。

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