北海道の旅　知床

2010/09/06 - 2010/09/08

　オホーツク海に面し、流氷の接岸する知床にやってまいりました。海と陸の食物連鎖の見られる、貴重な自然遺産です。

エリア 知床・ウトロ(北海道)

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

　川湯温泉を出て、知床に向かいます。昼頃に到着予定です。途中の遠音別川では、鮭の遡上が始まっていました。

　ウトロから知床峠を超えて羅臼に向かいました。晴れていれば、北方領土が望めますが、残念ながら雨天でした。

　羅臼にある純の番屋でお昼をいただきました。

　お店のおばちゃんお勧めのサメカレイの煮つけです。肉厚で脂ののった魚でした。

　北海道の海の幸てんこ盛りの、うにいくらかに（贅沢！）丼です。

　かなり天候が悪かったのですが、昼過ぎに快晴になりました。いつ天候が崩れるかわからないので、知床五胡散策することにしました。遊歩道は、自然保護の観点から残念ながら現在では入場制限があるそうです。

一湖　標高239m、面積1.8ha、周囲0.7km、水深3.0m
新遊歩道からも見ることができます。

二湖　標高239m、面積5.3ha、周囲1.5km、水深4.0m
二湖まで回るショートコースもありますが、五胡すべてまわることにしました。

三湖　標高239m、面積3.2ha、周囲0.9km、水深3.0m

四湖　標高239m、面積2.1ha、周囲0.7km、水深3.0m

五湖　標高239m、面積0.8ha、周囲0.4km、水深3.0m
五胡すべて歩くとかなりの運動です。1時間半ほどかかりました。

新遊歩道も歩きました。往復で30分ほどかかりました。一湖と羅臼岳の両方が望めます。

　ウトロに戻ったのは夕方でした。知床八景のひとつ、オロンコ岩に上りました。オロンコ岩とは、そこに座っている岩というアイヌ語だそうです。この岩で先住民が戦ったという逸話が残っています。高さ60mあり、小さな階段をのぼります。かなり急ですので、足腰の弱い方は避けたほうがよいかもしれません。ただ、岩の上からの夕日は最高でした。

　翌日は雨天。雨の降る中、おーろら・おーろら2に乗り込み3時間45分の知床岬クルーズです。悪天候の場合は出航できないこともありますが、この日は何とか出航できました。

男の涙ともいわれる湯の華の滝です。陸側から歩いて見に行くこともできます。

オホーツクの荒波に削られた奇岩が連なります。

はるか向こうに知床の山々です。
羅臼岳、三ツ峰、サシルイ岳、オッカバケ岳、南岳、知円別岳、硫黄山と知床連山があり、さらに知床岳、ウイーヌプリ岳と連なります。

漁船の周りにはたくさんのカモメが群がっていました。

知床八景　カムイワッカの滝

オホーツクの荒波に削られた奇岩です。タコのような形なのでタコ岩といわれてます。

知床岬の先端です。船はここでUターンします。

知床岳から流れ出るチャラセナイ川の河口にあるのがカシュニの滝です。

網走ビールのカラフルな地ビールです。流氷ドラフト（青）、はまなすドラフト（赤）、知床ドラフト（緑）、じゃがドラフト（ピンク）がありますが、流氷ドラフトが一番美味しかった。

知床八景　オンコシンの滝です。残念ながら落石のせいか立ち入り禁止になっており近くまでは行くことができませんでした。

オンコシンの滝の近くにある三段の滝です。遠音別岳を源流とするオショコマナイ川です。川尻が岩盤の上にある川というアイヌ語だそうです。

風が強く、オホーツクの波も高く飛沫をあげていました。

帰りは女満別空港からのフライトなので、一路空港をめざし、ドライブです。途中、小清水　原生花園に寄り道です。

昨日の雨が嘘のようです。オホーツク海と濤沸湖の間の約８km(275ha)の砂丘です。

夏には40種類の花が咲き乱れるそうです。

網走のオホーツク流氷館

流氷の天使ことクリオネです。貝類ですが、成長すると貝殻を失い、このような姿になるそうです。

フウセンウオはダンゴウオ科に属する魚で、ハラビレが吸盤に変化しています。保護色で体の色を変えるそうです。幼魚の間は乳白色やオレンジ色に変化します。

網走の道の駅で頂ける流氷カレーです。意外と辛いですが、味はなかなかでした。
次回は、本物の流氷を見に、真冬に来たいなぁ。