2009/02/28 - 2009/03/26
21位(同エリア1051件中)
良の字さん
三日の予定が長くなってしまいました。
三日分の荷物があればどうにでもなると確信したひと月でした。
カメラの充電器を持って来なかったので節電しながらの街歩きです。
鼻プー(点鼻薬)をご利用の方は十分な量を用意しときましょう。
現地の“それ”は膝から崩れ落ちるほどに強烈です。
- 旅行の満足度
- 5.0
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-
今回の大連滞在の理由となった大連大学付属中山医院。
外観はティム・バートン風です。
もともとは南満州鉄道の病院で、かの『731石井部隊』関係の何かがあったとかなかったとか・・・。
いまでもタクシーでは｢鉄路医院｣と言わないと分からないようです。 -
ＩＣＵです。
帰還率２０％だそうです。
治療費は全て前払い。
そのため治療に移れず唸る病人が廊下に待機してたりします。
ＩＣＵ内は食事が出ないので三食届ける事になります。
栄養士ではなく、酒飲みオッサンの私が作る手料理です。
絶対やばいと思います。
外国人病棟に移ると食事は出ます。
しかし病人食ではなく常人食でした。
外国人病棟のナースはみな若くて英語が堪能です。
しかしこちらが堪能でないので不自由さは変わりません。
トイレは水洗ですが、紙は詰まるので流さず斜め後方のカゴに入れます。
トイレ前の足マットが定位置にある姿を見れたら奇跡です。
ワンランク上の病棟でも「なったらなった」の自然体です。
掃除は毎日して頂けます。
巨大筆のようなモップでザッと濡らしてくれます。 -
病院の近くにあったタイヤ屋さんです。
ここでもミシュランマンことビバンダム君、通称ビブが笑顔を振りまいています。 -
病院近くのクラブです。
行った事は無いですが、夜は高級外車が乗り着けそこそこ賑わってました。 -
マンションと病院の中間くらいにある市場です。
午前中で終わって午後はゴミだらけになってます。 -
魯迅路、三八広場と二七広場の中間にある食堂に来ました。
米粉の麺が美味いと評判でしたが味はアメリカンです。
ビールはほぼ常温です。
この国では常温が好まれるので最高のサービスの常温です。
ちなみに生ビールは少ししか流通してません。 -
マンションの窓から見下ろすとこのような一画が広がっています。
発展凄まじい中国においては、すでにカウントダウンの始まってる一画だと思います。 -
初めのうちは無理ですが、馴れてくると平気で通れる道です。
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路面電車には運転するおばさんが前後に一人づついます。
二人のおばさんの趣味は「足踏み警笛を鳴らし続ける」です。
１人が往路を運転中の時、もう一人は後ろに気を配ってます。
人件費的に一人でよさそうですが、余剰な雇用が市内のいたるところで見られます。 -
路面電車の新旧対決です。
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旧型路面電車の中です。
フラッシュ無しのつもりが思いっきりフラッシュです。
0.2秒後フル注目されます。 -
西安路沿いの電器製品と本の店です。
もう「没有！」の国ではありません。 -
５４公園のロータリーです。
やたらと何か言ってくる男性が居ますが「ティンプートン」連呼で防御します。
意味は「（聞いて）分かりません」です。 -
入場料１元（15円）で地元労働者に人気のダンスホール｢琳琳舞庁」です。
夜しか来た事なかったですが、昼も営業してるようです。
タクシーの運転手に「あそこは貧乏人が行くとこだぞ！」と言われるくらいなので、なるだけ質素な服装で行きましょう。
飲み物を頼めばテーブルに着けますが、座る前にまず椅子をひっくり返し、積もったヒマワリの種の食いカスを落とさなければなりません。
おつまみはもちろん山のように出てくるヒマワリの種です。
床もカスだらけですが、灰皿も兼用するので火事を出さない気配りが必要です。
ダンスのお相手をする女性が二百人近く待機しておりまして、娘さんから老婆まで、美しい方から場違いの方まで幅広い層を誇っております。
地元の富裕層は「お化け屋敷」と呼んでましたが、あの雰囲気は好きでしたね。
ここから市の中心に向かって歩いて帰ります。 -
ダンスホールに程近い職業案内の施設です。
周りの路上は地方から出て来て職を求める人々でいっぱいです。
googleマップの衛星写真でも人の多さがよく見えます。 -
韓国式マッサージをしてくれるとこです。
玉を使っての背中をやってもらうのが気持よかったです。
高級店じゃない限り、全身１時間千円しないのでいろんな店を利用してました。
ただ気持ち良すぎて爆睡するので、最初と途中のひっくり返ししか記憶にないのが残念です。 -
中山路を人民広場まで来ました。
正面が大連人民政府で市役所のようなものじゃないかなぁと思います。 -
そのまま首だけ右に振ると大連公安局です。
大連管内での麻薬関連事件で死刑囚の話をよく聞くので気を付けましょう。 -
天気もよくいいお散歩日和です。
看板は友好広場の夜の姿です。 -
美しい公共広告を兼ねた壁です。
この内側は古い建物が壊されて再開発されてる最中です。 -
市の中心部に広大な敷地を持つ労働公園に来ました。
ディズニーっぽいネズミです。
右後ろにはかなり不自然なギターの持ち方をするリーゼント男性がいます。 -
さっきのより彫りが深い三木鼠さんです。
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三匹の黄色い豚です。
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…キモ怖い。
実際にこの子らが動き出したらダッシュで逃げます。 -
いつの間にか遊園地に入ってきてます。
が、索道、観覧車共に動いてません。
人影もありません。 -
メリーゴーラウンドにも誰もいません。
ゲームのサイレントヒル状態を白昼堂々体験しております。 -
こちらの遊具の中心上部に気持ち悪い笑顔のアヒルがいます。
隣にはワンピースを着たそれらしい後ろ姿の何者かがいます。
なんかときめいてきました。 -
なんかいましたよ。
前出の三木さんっぽいですが…変な帽子かぶってなんか違う服着てます。 -
射的のコーナーが営業中ですが店番不在でサイレントヒルは続いています。
何かが笑顔で呼んでるような気がします。 -
「何か」は鼻の下を伸ばしたロボットでした。
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見る限り孫悟空をテーマにした遊具です。
見たくないのに猪八戒の乳首に目が行きます。
なんかいやです。 -
乗り手も係員もいないゴーカートです。
バンパー部分の産業廃棄物再利用がエコです。 -
生活してても全く感じませんが、大連はサッカーが盛んらしいです。
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サッカーボールから北を見るとこのような風景が広がります。
大連駅は正面のちょい奥になります。 -
お得意の６０年代的発想の未来型ビルです。
東方タワーと同じベクトルを感じます。 -
遊園地の地図です。
｢遊楽大世界○遊図｣という題名が付いております。 -
仕事をリタイアした風な人々が集まっています。
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皆さんトランプに興じています。
青空の下だと健康的にさえ見えます。 -
地書を楽しんでおります。
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本を見るではなく、ずっと書き続けられるのが感心します。
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労働公園を後にし街中に入っていきます。
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大連の商業の中心、青泥洼街です。
三日分の荷物しかなく、連日着てるシャカシャカでは入りづらいおしゃれな施設もあります。 -
大連駅のちょっと手前にある勝利ナントカ広場です。
地下街の入り口には外の冷気の流入を抑えるために、大きく分厚い布製の暖簾が付いています。
人が触る部分は汚く解れ破けてるので、潔癖の方はたじろぐ可能性ありです。 -
たぶん一番人気の清涼飲料水の冰紅茶です。
レモンティーです。
モデルの男性、関西の芸人に似てます。 -
正面が我がマンションです。
「古い町から出られないのは日常から出ないからです。」みたいなことが書かれてる再開発現場の壁です。 -
民生街と天津街が交差する広場です。
正面が我が修竹マンションです。
南側の部屋からは、夜にライトアップされた中山広場が観えてとっても綺麗なのですが、誠に残念ながら北側の私の部屋からは殺風景な港のクレーンしか見えません。 -
我が修竹マンション地下商店街の入り口です。
生鮮食料品以外の最低限の物はここで揃います。
ただし、値札は付いてないので、交渉しないと日本並みの値段を言ってきます。
地下二階はフードコートのような感じになってまして、昼時には米飯の上におかずがのった山のようなぶっかけランチをがっつく労働者の姿が見れます。
迷彩の服を着てる方々は決して右翼ではなく、普通の健全なる肉体労働者で、ブルー系のアーバン迷彩の方々は警備保障関係のガードマンさんです。 -
日航ホテル前の交差点から我がマンションです。
早朝から警笛の音が渦巻いてます。
タクシーですが市内ならどこでも８元(120円)で乗れます。
車内外共、清掃洗車の形跡ありません。
足マットはあさっての方向向いてます。
独りで利用する場合でも助手席に乗るのは至ってノーマルな姿なので、進んで前に乗ります。 -
週末の中山広場。
おばちゃん達が音楽に合わせて体操か踊りをしてます。
中国国内に『中山』とつく広場などが多いのは、孫文先生の別名『孫中山』から来ているのだろうと勝手に解釈しています。 -
正面奥はロシアとの友好を記念した友好広場。
夜の｢球｣はなかなかのもんです。 -
中山広場のそばのポストです。
なかなか洒落てます。 -
中山広場の南側にある大連客館、旧大和ホテルです。
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ロビーです。
手ぶれで申し訳ないです。 -
ロビーには日本統治下の中山広場の様子が分かる絵のような写真のようなものがあります。
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港湾広場の南西、大清花餃子に来ました。
具の下はマッシュポテトになってます。
いろんな種類の餃子で舌鼓が打てる店です。 -
犬肉料理の店です。
結構な人気で繁盛してます。
好奇心で食べましたが、残念ながらリピーターになれそうもありません。
数軒先の饅頭屋は店内で食うと粥が付いてきます。
粥はプレーンなので、卓上に転がるにんにくを勝手に剥いて齧りながら食います。
これ結構イケます。 -
我が城、1301号室の扉です。
13階中央部に位置するのに01号室とはこれいかに？
一階には中途半端なガードマンがいます。
エレベータには左手に向日葵の種を持ってカッカッペッと小気味良いリズムを繰り返す人民男性も乗って来ます。 -
マイルーム内です。
右下は家楽福(カルフール)のエコバッグです。 -
マンションの部屋からクラブの灯りがまぶしいです。
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マンションの入り口の外はすぐに市場です。
臭い水などのため大通りからスーツケースを持ち上げて来なければなりませんが、慣れるととても便利です。 -
市場に住み着く猫しゃんです。
いつもてぃんこしゃんこして走り回ってます。 -
こいつは戦闘機のスタンドを操るやつではないですか？
（JOJO参照） -
大連駅東側にあって線路の上をロシア人街とこちらをむすぶ勝利橋です。
昔は日本橋という名前で、たぶん日本橋の頃から手入れはされてないようです。 -
メルヘンチックな張りぼてのロシア人街です。
-
何度も言いますが、メルヘンチックな張りぼてのロシア人街です。
マトリョーシカ選び放題です。 -
ロシア人形です。
この雑な扱い…この店主は確実に呪われますね。
数体は前年比２割増しで髪の毛が伸びてるはずです。 -
ロシア人街の裏通り。
メンテナンス御免の町が広がってます。 -
大連駅の北側です。
北の方に伸びるモノレールの駅です。
空港に向かって伸びないのが残念です。 -
大連駅南側です。
三輪タクシーに乗った事ありませんが、バイクタクシー？なら乗りました。
ノーヘル、三人乗りで。
平気だったので合法だと思います。 -
右側が旧満鉄の施設だったらしいです。
-
空港です。
ようやく帰れます。
滞在原因を作ってくれた方には申し訳ないですが、毎日が発見でとても充実した日々でした。
福岡空港から一歩出て、まず迎えてくれたのはクラクションの音がしない国に咲く桜の花でした。
日本ていいもんだなぁ〜と感じましたね。
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この旅行記へのコメント （4）
-
- おぎゃんさん 2012/10/13 11:45:23
- はじめまして。
- こんにちわ。
ロシア風情街が「張りぼて」と書かれていたので、やはり同じ印象なんだなぁと懐かしくなってコメントさせていただきました。（同年の4月に大連に入りました）
病院近くにあるマンションの窓から見えていたクラブも記憶あります（笑）。
人民広場の怖い顔のキャラクターも（＾＾；
ほかの旅行記もぼちぼち拝見させていただきます。
では！
- 良の字さん からの返信 2012/10/14 10:30:59
- RE: はじめまして。
- はじめまして。
くだらない旅行記ばかりで損した気分にさせることもあるかと思いますが、
そこのところはご勘弁下さい。
ありがとうございました。
-
- nao0880さん 2011/11/16 12:39:22
- 大連生活
- 良の字さん、こんにちは。
訪問ありがとうございます。
大連生活、1ヶ月ですか。
私も中国出張で2週間の予定が、55日になってしまったことがあります。
円卓を囲んでの食事会や関係先との食事も飽きてしまって、遠慮もありましたが、夜店・屋台での食事に替えてしまったことがあります。
食事がおいしく食べられたら、中国は居心地のよい場所だと思います。
中国は10年前に初めて訪れたのち、30回くらい訪れています。
おもしろいです。
インドは今年が初めてでした。
香港トランジットで、香港散策を楽しんできました。
別府は大分出張のときの立寄り場所です。
最近は出張が少なくなって、ちょっとご無沙汰です。
ではまた。
-
- 多良さん 2011/07/05 09:08:35
- 約1ヶ月！
- 良の字さん、ご訪問ありがとうございました〜♪
多良と申します。
履歴からお邪魔しました〜☆
大連滞在記？を拝見し、驚くやら、あきれるやら〜（スミマセン）
ご病気をなされたのですね。
いや〜旅先（海外）でそういう経験がないので、深く考えさせられる旅行記でした。
写真と文章ではさらりと触れられているだけですが、マンションまで借りられているという事はかなり凄い(^_^;)
いったいどんな一ヶ月だったのだろうと想像を掻き立てられました（*^_^*）
・・・大連なら日帰りも可能なのに・・・
ご苦労もさぞ多かったのでは・・・。。。
やはり中国は遠くて近い国、古くて新しい国なのですね。
さすが中国！
いや、凄い！良の字さん！！！
驚きの大連旅行記？を興味津津で拝見させていただきました。
他の記事も拝見したいのでまた来させていただきますね〜♪
ありがとうございました。
多良
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