2009/02/18 - 2009/02/18
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近鉄バッファローズさん
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社員旅行で宮城県方面へ行ったときの旅行記です。
ニッカウヰスキーは、スコットランドで本格的なスコッチウィスキーの製法を学んだ竹鶴政孝氏が(株)壽屋(現:サントリー)でウィスキー製造に従事後、昭和九年退社して独立し北海道余市に大日本果汁(株)を設立したことに端を発するそうです。ウィスキー製造には熟成に大変時間がかかるため、設立初期は余市名産のりんごを使ったりんごジュース、りんごワイン、りんごゼリーなどを製造・販売していたため、この社名になったそうです。商品名は「日果林檎ジュース」と言ったため、のちに社名を「ニッカウヰスキー」に変更しているそうです。
スコットランドでブレンドの真髄を学んだ竹鶴政孝氏は、個性の異なるモルトが生まれ、ブレンドによってウイスキーのおいしさは限りなく広がると考えていたそうです。力強いハイランドタイプの余市モルトに加えて、柔らかなローランドタイプのモルトをつくるために必要なのが、冷涼でありながら穏やかな気候。山形県境に近い宮城峡は、豊かな緑に囲まれ、広瀬川と新川川(ニッカワガワ)というふたつの清流に恵まれた地で、ここに宮城峡蒸留所は昭和四十四年に作られました。竹鶴政孝氏は建設にあたっては「樹を切るな、自然の地形をそのまま残せ」と言いました。そのため、蒸溜所内の道路はできるだけ樹木を迂回。地形も元のままを保ったため40ある建物はひとつとして同じ床高のものがないそうです。ポットスチルも余市と異なりバルジ型を用い、加熱方式を蒸気間接蒸溜とすることで、軽やかでスムースなモルト、華やかな香りのモルトが生まれるそうです。
創業時からのオーナーあった加賀正太郎氏は、昭和二十九年に自らの死期を悟り、死後の株券の散逸を防ぐために他の主要株主と共に朝日麦酒(現アサヒビール)に保有全株式を売却したそうです。このためニッカは朝日麦酒グループ入りすることになり、今もその一員だそうです。
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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蒸留所内のガイドマップです。
線の引いてあるところを見学しますが、その他にもたくさんの建物が並んでいます。 -
ウィスキーの製造工程が解説されています。
モルトウィスキー、グレーンウィスキー、ブレンドウィスキーのぞれぞれが大まかに説明されています。概ね焼酎と同じですが、樽で貯蔵することであの独特の色と香りになるんですね。 -
レストランも備える赤煉瓦のレセプションの前には、池があります。
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工場見学ツアーに出ます。
まずは、キルン棟です。右側のとんがった建物がそれです。 -
熱風発生炉です。ここでピートを燃やして、麦芽を乾燥させます。この際にウィスキー独特のスモーキーフレーバーが付くそうです。
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これがピートです。
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仕込み棟の中の写真です。仕込みのタンクが見えます。
ここはモルト棟ですので、粉砕した麦芽に温水を加え、麦芽に含まれる酵素を働かせてでん粉を甘い麦汁に変化させ、さらに麦汁に酵母を加えて糖をアルコールに変える行程になります。 -
カフェ式蒸留装置の模型です。
モルトでなく、穀物(=グレーン)から作るグレーンウイスキーは、モルトウイスキーよりも低コストのウイスキーを目指してつくられたもので、安価な原料の使用に加え、製造設備も大量生産ができる「連続式蒸溜機」が開発されたそうです。19世紀半ば、モルトとグレーンをブレンドしたブレンデッドウイスキーが誕生し、その需要は急激に拡大。その結果、連続式蒸溜機もさらに大量のグレーンウイスキーを生産できるように進化し、いつしか、それは効率良く精製度の高いアルコールを生み出す機械となっていったそうです。
旧式で蒸溜効率が劣る「カフェ式連続式蒸溜機」の蒸溜液には穀物由来の香りや成分がわずかに残り、それを熟成した後、モルトとブレンドすると、貯蔵後にモルトの個性を引き出しながら新たな香りと味わいを生み出してくれるそうです。
これをあえて導入したのも竹鶴政孝氏の「本物のおいしさ」へのこだわりからだったそうです。 -
蒸留棟にあるポットスチルです。しめ縄が架かっているのがどうも和式ですね。作るのは洋酒なんですが。
仕込み棟で醗酵させたもろみをポットスチルで蒸留するそうです。初留と再留の二回の蒸留を行うそうです。こうして生まれた原酒はまだ無色透明だそうです。
また、宮城峡のポットスチルはバルジ形という形でラインアームが上向きなっていることから、軽やかでスムースなモルトが生まれるそうです。加熱方式は蒸気間接蒸溜で華やかでフルーティな香り、飲みやすくまろやかな味わいの原酒が出来るそうです。 -
熟成用の倉庫です。この中に樽詰めされたウィスキーがたくさん貯蔵されています。
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樽に使われる原木にはいくつかの種類があるそうです。その原木の種類、樽の使用回数、サイズ、内面の焼き具合などによってできあがるウィスキーの風味は変わるそうです。
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貯蔵することによる原酒の変化がよく分かります。
原酒は無色透明ですが、年数が経つとどんどん色が変わっていくのがよく分かります。
これで一通りの工場見学が終わりです。この後ウィスキーを試飲しました。 -
新川川です。
宮城峡蒸留所の建設候補地を見学に来た際、創業者の竹鶴政孝氏が、この地を流れていた新川川の流れを見て、突然、その水で水割りを作って飲みはじめ、その場で建設を決めたそうです。このとき、竹鶴氏はその川の名が新川ということを知らなかったそうですが、地元の人に川の名を尋ねると、にっかわという答えが返ってきたので、何故、既にニッカが工場を作ることが知られているのかと驚いたという逸話も残っているそうです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- utamiumiuさん 2011/06/03 00:41:48
- こんにちは.utamiumiuです
- ここ、ニッカウィスキー工場、私も行きました(*^_^*)
行きましたと言うより仙山線の作並というところで途中下車し、トコトコ例のごとくほっつきあるいていたのですが、作並温泉目指して。
ここまで歩いて、ほとんど行き倒れました(>_<)。
ニッカの工場とは知らずにお手洗いを借りにはいって
「ニッカウィスキーの工場だったんだ!」と知ったわけです。
観光バスがたくさん停まっていました。
結局、作並温泉には辿りつけず、ここからまた仙山線の作並駅までもどりました。
ところでお気に入りに入れてくださってありがとうございます。
ドイツの情報量の豊かさに毎回関心しています。
「教えてトラベラー」が入ってくると近鉄バッファローさんの的確なアドヴァイスを読んで私はいつも「これで充分」とスルーしてしまっています。
去年のドイツはクヴェドリンブルクでとん挫したままなのですがあの後ハンガリーまで行っています。
何とか早く終わらせたいのですが集中できる時間がなくて・・・
またどうぞ宜しくお願いしますね。
- 近鉄バッファローズさん からの返信 2011/06/03 22:01:30
- 投票頂き有り難う御座います
- utamiumiuさん、こんばんは。
近鉄バッファローズです。
それはまた、大変な旅行でしたね。
私は観光バスで行ったのでどれほど歩くのかも分かりませんでしたが、
行き倒れるほどと言うことで、相当な距離なんでしょうね。
私たちは、お気楽に工場見学していました。
こちらこそお気に入りをお許し頂き有り難う御座います。
私の「教えてトラベラー」への答えは元々持っている知識や
経験と言うよりも、ネットなどで調べた情報が多いです。
多少、ドイツ語と英語が出来るので、それで調べています。
少しでもお役に立てれば、と頑張って調べています。
お忙しいとは存じますが、残りの旅行記を完成させて頂き、
私たちを楽しませて下さいますよう御願い致します。
まずは、御礼まで。
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