バガン発ヤンゴン行き夜行列車とわね

2010/09/01 - 2010/09/02

ミャンマー国鉄が社運をかけた最高級列車とわね・・・

エリア バガン(ミャンマー)

• 旅行の満足度: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

バガン駅。
大きな駅舎ですが、ここを発着するのはヤンゴン行とマンダレー行それぞれ１往復のみ。

中心部から車で１５分ほど。
パゴダもない原野の真ん中にあります。

今夜の宿となる列車が到着。
時間は午後４時。

客車はこんな感じ。

二等車。
ボックスシートにカバーをかけて高級イメージを出そうとしてますが、これで十何時間を過ごすのはきついやね・・・

カバーをめくってみると、どっかで見たような柄が！

扇風機の文字に注目！

一等車。
こちらの座席にはハングル文字が書かれてました。

食堂車の厨房に並べられたキャベツ。

韓国の大宇の銘板が付いてるね・・・
と思って撮ってたら車掌から
「撮影禁止じゃｺﾞﾙｧ」と言われてしまいました・・・
そのためぢぶんが乗った一等コンパートメントの写真は取れず・・・
クーラーが家庭用でしたけど（笑）

日韓のお古から家庭用からあらゆるものをかき集めて作ったのがミャンマーの最高級（一般人が乗れるもの）列車なんですね。

発車してしばらくは原野の合間にこんな家々が見える。
こんな感じで流れていきます。

食堂車のウェイターがコーヒーを売り、ついでに暇つぶしにやってきました。
欧米諸国の経済制裁もあり、なかなか外国文化の入ってこないミャンマーですが、彼曰く
「外国の音楽はミャンマーにはあまり入ってこないが、長淵剛はミャンマーでもよく知られている」
との事。
長淵は政治の壁なぞ軽々と踏み倒せる存在なのか！

一日一本、金持ちの乗る列車に子供たちが金をせびりにやってきます。
金をせびりに追っかけられるほどのスピードしか出していない、いや線路状態が悪いのでスピードを出せないのですが。
小銭を投げる人、それを拾う子供、ミャンマーの中にも経済格差はあります。

山の中に分け入る感じになってきて、とある駅に止まりました。

あんた！こんなところにいたのか！！

ウェイター君が飯食いに来いとわざわざ呼んできて、食堂車にやってきました。
メニューは焼きそばとチャーハンだけ。
どちらも１５００チャット。

こんな感じで日が暮れていきます。
ヤンゴンに着いたのは翌朝、いや昼の１２時。
定時より２時間遅れでした。
東京京都間程度の距離を都合２０時間も乗るはめになりましたが、なぜか飽きませんでしたね。
トランポリンに乗っているような乗り心地、外国人料金６０ドルの料金は誰にもお勧めとはいきませんが。