お別れ記念湖北省旅行恩施大渓谷編

2011/05/09 - 2011/05/09

襄樊から恩施を回る旅行の三日目です。恩施市のはずれにある恩師観光一番の目玉大渓谷に行きました。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 鉄道 観光バス タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

夕べから熱っぽかったんですが、朝はもっと酷い状態に。６時に迎えが来るといわれたいましたが、とても出て行ける状態ではなく５時半ごろフロントにそう言いに行きました。しかしおばさんは床の上で寝ていて、まあいいや、と部屋に戻り寝ました。ドンドンとドアを叩かれて起きると９時。おばさんは、「なんでいるの？もう行ったと思ってた。今から大渓谷行ったら夜武漢に帰れないよ。」と行って、すぐに出ろ、と急かします。気分もだいぶ良くなったの、急かされるまま準備してチェックアウトします。おばさんが呼んでくれたバスが来ました。一度バス乗り場で小さいバスに乗り換えさせられて、大渓谷まで出発です。しかし道中の道が悪いこと悪いこと。体調のせいもあって、極限まで酔いました。隣の若い女の子は、窓から顔を出して、つばを吐きまくっていました。

道中の村では、おそらく土家族でしょう、このように背中に丸いかごを背負った女性がたくさんいました。土家族独自のものなのか、この地方だけのものなのか、興味がわきます。

２時間走ってやっと着きました。私たちを降ろしてバスは去っていったので、帰りのことが心配になり、一緒に来たグループに、「私は中国語が出来なくて心肺なので帰りは一緒に帰りましょう」と一応お願いしておきました。

そうは言っても入場してみると結構観光客がいたのであまり心配することもないかな、と一人でさっさと歩いて行きました。このように断崖絶壁に通路があります。「高所恐怖症の人はこっちへ」と怖くない道も併設されています。

朝は慌ててホテルを出たので何も食べておらず、途中で売っていたジャガイモを炒めたものを食べました。聞き間違えて１碗１元と思って１元を出したのですが、「１分１元」であり「１碗５元」でした。おばさんが「ごめんね、私の言い方が悪かったわ」と、すごく低姿勢だったのが、中国でなかなか接しない対応で新鮮でした。

撮影スポットです。この岩は恩施の地図の表紙にもなっていました。おもしろいです。

僕は観光のカテゴリーとしては歴史系が多く、史跡や建物をよく見に行きますが、大自然もいいものですね。ただ、歴史系は市の中心部に多くありますが大自然は移動が結構大変なんですよね。

３時間ほど歩いて山を三つ越えてゴールに着きました。おばさんがアイスクリームを進めてくれて食べたらすごくおいしかったです。おばさんはやけに「うちのはブランドだよ」と「百事可楽（ペプシコーラ）」のマークを自慢していました。ここで働いている人はほとんど土家族のようです。話していて楽しかったので、おばさんの写真を撮りました。可愛い人形も買いました。

帰りも同じく未舗装の道を２時間揺られて帰りました。でも目下舗装工事中で、遠くないうちにアクセスは良くなるでしょう。片道２０元だったので思ったよりも格段に安く行くことができました。しかし、恩施もう一つの目的の土司城は入場時間に間に合いませんでした。ただ、切符は変えませんでしたが入り口からこっそり入ってみると何も言われなかったので少しだけ中を見ることが出来ました。

万州という恩施に近い場所の料理屋があったので入ってみました。炒飯を頼んで何かもう一つと思って、豆腐料理を注文したらマーボー丼でした。おばちゃんも変な客だと思ったでしょう。まさかご飯もの二品は食べられず半分づつ食べました

でも、やっぱりゴミは捨て放題。まあ、彼らには「捨てる」という感覚はないのでしょう。悪いことをしている意識はないので、難しいところです。必要なくなったものはその瞬間に自分の手元から離す、効率がよいといえば良いのかもしれませんが。さらに効率のよいことにどんなところにも掃除のおばちゃんがいますからね。とはいっても、トイレもほとんどの便器にタバコの吸殻があったり、手を洗うところもゴミが詰まっていたり、新しいだけに残念です。どちらが優れているか、ということは置いておいて、戦後６０年、日本人と中国人はどうしてこれほどまで生活観が違ってしまったのでしょう。

旅のラストはこの寝台列車です。夜１０時に出発してすぐ眠ることが出来ました。朝６時前に武漢に到着です。寝台はこの留学の期間中で始めて利用しましたが、いい移動方法ですね。