2011/03/14 - 2011/03/19
46位(同エリア132件中)
関浩成さん
社会教育NPO<STUDYUNION>の
NGO部門<ミンダナオプロジェクト>の活動報告です。
ミンダナオ島ダバオ市から西へ西へ。
今回はキダパワン市に行って来ました。
主目的は「現地の起業家探し」と「保育園の開所式への参加」。
メンバーは、僕の他に立命館大村上さん、同志社大長谷川君の3人。
旅行報告をかねて順に説明します。
今回は、ミンダナオ島でプチ起業家を探すのと
ミンダナオ子ども図書館という現地NGO団体の
支援活動の二つを目的にして行きました。
しかし、全ての行動は、行き当たりバッタリ。
さてさて・・・・。
<スケジュール>
14日 京都−成田−マニラ コパカバナホテルで泊
→夜市、おすすめホテル!等
15日 マニラ−ダバオ グランドメンセンホテル泊
→ガバラン小学校訪問、国立ミンダナオ大学、
タクシーのおじさんを誘って夕食!、等
16日 ダバオ−キダパワン NGO団体寄宿舎泊
→マングローブの海岸、フルーツ屋、等
17日 キダパワン周辺 NGO団体寄宿舎泊
→山間部山村調査、市場の様子、ハロハロ40円、等
18日 キダパワン−ダバオ−マニラ ロジャースホテル泊
→保育園開設式、お別れ会、日給は180円、等
19日 マニラ−成田−京都(成田で解散)
ミンダナオ子ども図書館 HP
http://home.att.ne.jp/grape/MindanaoCL/mindanews.htm
STUDYUNIONのHP
http://www.studyunion.or.jp/
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 2.0
- グルメ
- 1.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 1.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 株式会社IACEトラベル
PR
-
旅行報告をかねて順に説明します。
今回は、ミンダナオ島でプチ起業家を探すのと
ミンダナオ子ども図書館という現地NGO団体の
支援活動の二つを目的にして行きました。
これはマノボ族の村に
建てられた保育園(デイケアセンター)です。
なんとか第一号を寄贈できました。 -
ところで・・・・
ミンダナオ島の山間部に住む子ども達は
こんな道を、時には数時間歩きます。
雨の日も。風の日も。
太陽が沈めば真っ暗。
山間部の通学は大変です。
その山間部に住むマノボ族。
彼らが、私たち日本人にも関わりのある
部族であること、知っていますか。
第二次大戦以前、ダバオ市には
大きな大きな日本人の街<ダバオ国>がありました。
日本からの移住者は2万人にも及びました。
その方々の多くは敗戦の動乱の中で、
日本が手をさしのべることができないまま
山中に身を隠していったようです。 -
これは台所。
高床式の二畳三間くらいの家に10人家族。
だから子ども達は、すぐに働き者に。
しかし日本的にいえば、
教育の機会を奪われた、超未成年労働者。
どちらが正しい言い方なのかは
分からない。 -
これは寝室。
マノボ族の中には
「あれ?この人、日本人では?」
という人を見かけます。
それもそのはず。
マノボの人たちは、
当時の日本が見捨てた日本人達と
深く深く融合しながら生活してきたから。 -
見捨てられた日本人の方々の大多数は、
自分が日本人であることをひた隠しに隠し、
その波乱の人生を終えたようです。
敗戦−悲惨な記憶。
そして、お世話になった人々。
たったの70年で
忘れ去られようとしているかもしれない
大きな寛容さと、深い優しさ。 -
マニラ空港に着いたのは、深夜。
しかし、両替はまだできました。
しかも日本でやっていくより割安です
日本 10000円→4800Pくらい
現地 10000円→5200Pくらい
ここからタクシーでコパカバナホテルへ。
これはネットで予約していました。 -
ホテルの周辺の治安はあまり良くなく、クラブなどの
店の前には銃を構えた警備員が数名ずついましたし、
「ドローボー多いよ」とホテルのボーイさんにも
教えられました。
ナイトマーケットは激安でしたが、日本人価格で
売ろうとしていたような気もします。
自称ガイドが無理にひっついてきて、適当にガイドを
しました。400P(800円)を払いました。彼は
1000Pを要求していました。注意しましょう。 -
翌朝ダバオへ。
ホテルはダバオ空港においてあったチラシで決定
グランドメンシェンホテル。
送迎付きで3人部屋が4000P。
高級感なるホテルでなかなか良かったです。
しかし、チラシには2800Pと書いてあったような気も。
お祭り気分のダバオ市内を通って行きました。 -
ホテルの近くのマガラン小学校を訪問。
校長先生が我々3人を案内をしてくれました。
子ども達はとにかく元気いっぱい・・・。 -
平均1クラス57名の60クラスが全校児童。
それに先生やスタッフを合わせて5000名くらいの
学校だそうです。
音楽の授業の時の楽器が絶対的に不足しているということで、
キーボードをできるだけ多く寄贈するよう努力する旨を
伝えました。 -
ミンダナオ島のプチ起業家候補を探して、国立ミンダナオ大学へ。
しかし、あっさり門前払い。
入校許可がいるそうで、どうしても入れてもらえませんでした。
とほほほほ・・・・
でも大学の近くのヌードル屋さんで学生たちと交流しました。
数名とはフェイスブックでつながりました。 -
留まってあった乗り合いバスに飛び乗ると、
私たちのために席を空けてくれました・・・っていうか、
絶対的に空間ないし。
さてさて・・・。
隣に座った男子学生に観光案内を頼んでみました。
すると彼は引き受けてくれました。
エンジン工学部の学生さん。 -
前夜祭で盛り上がるダバオ市内です。
-
タコなしのたこ焼きを売っているおばちゃんもいました。
日本のたこ焼きの説明をすると、本当に知らなさそうでした。 -
チェスター君は、ホテルまで送り届けてくれました。
お礼に妹さんや姪っ子さん宛にプレゼントをしました。
日本製の歌が鳴る本には驚いていました。
ふりかけ各種や高品質ティッシュにも。 -
タクシーに乗りました。
タクシーの運転手にお薦めの料理屋を聞きました。
高級そうな日本料理屋さんを案内してくれました。
「一緒に食べましょう。帰りもこのタクシー使うから」
なんとか説得して店内へ。
バイキングと思って<Allなんとか>というメニューを頼んだら、
しゃぶしゃぶに始まって、焼き肉に単品料理にデザートに・・・・
と店内の料理が一通り出てきました。
食べきれませんから。絶対。 -
子ども3人。20年間ダバオ市内でタクシーの運転手。
日本の都市で知っているのは東京のみ。
手つきを見るに初めての日本料理。
というよりもこういう店には入ったことがない。
そういう手つき・・・。
店員さんを呼びながら何度も感謝をされました。
英語もあまり話せませんでした。
一人600P(1200円)。 -
震災のせいだろうか。
現地NGO、ミンダナオ子ども図書館(MCL)
代表の松居さんと携帯電話での連絡が取れない。
ネットを利用したり、日本国内の知人を頼ったりして
何とかアクセス。しかし、2時間ほどロス。
ホテルのスタッフの方々にはお世話になりました。
お礼にふりかけをプレゼント。
グランドメンシェンホテルを出て、キダパワンへ。
SMモールで待ち合わせて松居さん夫妻と再会。
そこからMCLへ。
松居さんが自ら車を運転。
松居さん夫妻はダバオ市内で、前夜から
僕の連絡を待たれていたそうで・・・・。
重ねて、すみません! -
ダバオ−キダパワンの間の道路は、
木の彫り物に、植木に・・・と様々な露店街が点在。
松居さんは「フルーツ街道だよ」ともいっていました。
途中のフルーツ屋でドリアンとラバナを食べました。
マングローブの生えたエビの養殖地にも行きました。
休憩も含めて3時間ほど走ったらようやくコトバト州に入りました。 -
キダパワン市、MCL到着。
さっそく子ども達の大歓迎。
MCL(ミンダナオ子ども図書館)は、キダパワン市で
10年以上活動を続けている現地のNGO。
ここでは貧困や戦災、教育施設不足のために
学校へ通うことが困難になった子ども達が100人程生活している。
ミンダナオ子ども図書館 HP
http://home.att.ne.jp/grape/MindanaoCL/mindanews.htm -
夜は子ども達の歓迎。
ビサヤにマノボにイスラムに・・・。
それぞれの宗教や民族文化にしたがって
歌を歌ってくれました。
歓迎の迫力に圧倒!
毎日4時起きの習慣なのに、
みんな夜遅くまで大歓迎をしてくれました。 -
四駆の車の荷台の方に乗って村へ移動。
こちらの方が快適!
・・・・と思うのは舗装道路部分のみ。
未舗装のところは半端な揺れではなく、
翌日も、お尻が大変でした。
ちなみにぎゅうぎゅう詰めになってても、
子ども達は余裕で乗ってました。 -
MCLの近くの村の調査に同行させていただきました。
スカラーシップ(奨学生)に該当するような
小学生や高校生(中学生は高校生に相当します)が
いないか、いたらスカラーに相応しいかどうか、
聞き取り調査や丁寧な面接をします。 -
この村の小学校の教室。
意外となんでも整っているでしょう? -
キダパワン市内のメガパレンゲ(大市場)を見学。
活気溢れる市場です。 -
食べ物の一切、そして日用品の一切、
とにかくなんでもありました。
百貨店みたいにおしゃれではないですが、
まさしく巨大な市場。
全てが格安です。
住んでみませんか?キダパワン市。 -
最終日は保育園の開所式に出席。
STUDYUNIONが寄付したお金で建った
保育園がようやくできました。
近くの村も訪問しました。
子ども達が木登りをしていました。
旅行記冒頭の家は、この村を訪れたときのものです。
山間に小さな畑がいくつかありました。
あまり食べ物には困らないでしょうが、
1日働いて180円(90P)という村でした。 -
どんどん村の人たちが集まってきてくれます。
-
もう、どんどんどんどん集まっていてくれて、
開所式が始まりました。
役場や村の偉い人の挨拶。
先生の感動的な挨拶。
保育園の重要性を実感しました。
僕も拙い英語で挨拶をしてきましたが、
ほとんど通じていなかったかと。
マノボ語を学んでみよう!
そう思いました。 -
保育所の中には、イスと黒板。
そこで昼食をいただきました。
現地では珍しいコーラも振る舞われました。
どうもありがとうございました。
この保育園は、前日夜遅くまで懸命に建てられたそうです。
私たちのスケジュールに間に合うように・・・、と。
村の人はマノボ語しか話せない方ばかりで
終始沈黙でしたが、
その感謝のこころだけは、いつも伝わってきました。 -
MCLのメンバーが本の読み聞かせや
寸劇をやっているところ。
もう、子ども達から大人気です。 -
可処分所得(自由に使えるお金)ではなく
可処分時間(自由に使える時間)の多さこそが
豊かさの指標となるべきである。
僕はそう考えます。
そしてこの豊かさにおける勝者が
彼女たちにあることを
認めざるを得ません。 -
今回の視察を元に
いくつか、ささやかなプロジェクトがたてられました。
これにしたがって、また今夏、ミンダナオを訪問します。
興味を持たれた方は、ミンダナオ・プロジェクトのブログを。
ささやかさの弛まない蓄積。
お仕事もそうですが、ボランティアもそうです。
まだまだ試行錯誤の連続ですが、
目に見えない成果へ向けて
最初の一歩を踏み出せたように思います。
<今回、同行していただいた方々へ>
長谷川さん、写真撮影お疲れさまでした!
個を忘れない優秀なジャーナリストになって下さい。
村上さん、その逞しき適応力に脱帽しました。
今年の夏もよろしく!単位修得もがんばって下さい!
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