東北新幹線E5系「はやぶさ」特別試乗会　ｂｙ：TOTO

2011/02/16 - 2011/02/17

東北新幹線に3月5日から登場のE5系「はやぶさ」は300Km/ｈの俊足と乗心地、グランクラスに代表されるクオリティーの高い車内設備等、注目度の高い列車だ。
そんな「はやぶさ」の特別試乗会に参加することができたので、その様子を報告しよう！

エリア 大宮(埼玉)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 JR特急 AIR DO
• 旅行の手配内容: 個別手配

ＤＤ５１ってカッコイイな〜

試乗会の集合場所は大宮駅、札幌在住の私は東北新幹線の新青森〜八戸間の初乗りを兼ねるため、前日の夜行急行「はまなす」で出発した。

札幌22:00→青森5:40
オフシーズンにもかかわらず、人気のカーペット車はほぼ満員。
熟睡することは出来たが、換気が悪いせいか夜明けの車内は男子校の更衣室みたいな臭いが･････

青森5:46→新青森5:52
特急「つがる2号」
ＪＲの意地悪？青森行きの「はまなす」は新幹線に直接乗換えが出来ない！新青森駅までのたった1駅を特急列車に乗車する（特急料金不要）。

新青森6:31→大宮9:28
東北新幹線「はやて12号」
きれいな朝焼けの中、「はやて」はわずかばかりの乗客を乗せてひた走った。そして、新青森〜八戸間制覇！（自己満足）

大宮駅に到着

隣のホームにはすでに「はやぶさ」が！

流麗な先頭形状にしばし見とれる･････

10:30〜受付開始

参加証のほか記念品などを頂く。
この特別試乗会は、ＪＲ東日本に関係のある企業や個人等の為に企画されており、二百数十名が参加するとの事。ヒラ社員の私は、おこがましくも部長の代理として参加することができました！

案内状

参加証

試乗区間は大宮〜仙台間往復。
往路7号車・復路3号車が指定された。

記念品のフォトフレーム

グランクラスのシートと同じ皮製だ！
家宝にします･････

はやる気持を抑えつつホームへ向かうと階段にはガードマンが！

11：30大宮駅発車！

特徴あるフォルムはトンネル進入時の気圧変化による騒音（出口側からドカ〜ンと鳴る）を防止する為に設計されているらしい。

ホテルのような洗面台

女性専用も用意されている。

コンパクトで清潔感のあるトイレ

非常通報ボタン

押すと乗務員と通話できるほか車内の様子が録画される。

触知盤

デッキにあり車内設備などを表示している。

案内表示器

フルカラーで文字が大きくとても見やすい。

普通車

シートピッチは約1ｍ！
可動式ヘッドレストも装備し、３列シートでもゆったりだ。

グリーン車

シンプルながらも高級感がある座席

グランクラス

１両たった18席の最高級車両「グランクラス」
専任のアテンダントも乗務し、食事や飲物のサービスが受けられる。

パールホワイトの本皮製電動リクライニングシート！

さっそく座ってみよう！

ビンボー人の悲しさ？
まったく不釣合いだ･････

アテンダントのお姉さまとツーショット！

部長の代理出席という立場を完全に忘れています。

12:41仙台駅到着！

300?/hのスピードを実感する暇も無く仙台に。

折り返し時間は15分、外観を観察してみよう！

先頭部を斜め後方から望む

この角度から見るＥ５系は得体の知れなさが際立ち私は好きだ！

くちばし部？のアップ

ちょっとエッチに見えるかも･････

「はやぶさ」のシンボルマーク

スピード感と優雅さがよく現れていますね！

10号車・グランクラス

シングルアームパンタグラフには騒音防止のため大きなカバーが！

パンタグラフは１編成に２箇所、うち１箇所は使用していない。
これも、騒音防止や空気抵抗対策だ！

Ｅ５系の外観上のポイントである「全周ほろ」
車体の平滑化は空気抵抗低減の必須条件。

乗務員室扉にも平滑化の工夫が･････
ドアノブが無いほか、扉両側の取っ手には走行中カバーがかかる。

仙台13:10→大宮14:35

あっという間15分停車で「はやぶさ」は大宮駅へ折り返す。
復路は頂いたサンドイッチを食べながら、ゆったりとＥ５系の乗心地を堪能した。
コンピューター制御によるフルアクティブサスペンション（なんのこっちゃ？）は、300?/ｈ走行においても線路上を「すべる」ような乗心地を実現する。スピード感は全くと言ってよいほど感じない。
気がつくともう大宮だ！

大宮では鉄道博物館へ直行！
わずか2時間30分の見学だが、懐かしの車両たちとの再会に時間を忘れる。

大宮17:54→東京18:20
上越新幹線「とき336号」

後ろ髪を引かれながらも鉄道博物館を後に東京へ。
最新型Ｅ５系の後は国鉄型２００系！
リニューアルされてはいるが、国鉄型のゆったりとした乗心地を楽しんだ。

東京駅から羽田空港へ移動、道民の翼ＡＤＯで新千歳へと向かう。
Ｅ５系とは対照的に窮屈なヒコーキの座席に座りながらも、旅の疲れからかまぶたが重くなる。
夢うつつの中で思い出すのは高校時代に乗った寝台特急「はやぶさ」
昭和６１年当時、西鹿児島〜東京間を走破するこの列車は日本最長距離列車だった。

西鹿児島駅から東京駅へいざ出発！

門司〜下関間は首都圏から復帰した「ＥＦ81 301」が牽引

下関〜東京間はＥＦ６６がロングラン。

西鹿児島〜東京を一昼夜かけて結んでいた「はやぶさ」が、新青森〜東京を３時間10分で結ぶ現代の「はやぶさ」となって復活した。どちらも個性的で魅力あふれる列車だ。
過去の鉄道を懐かしむばかりでなく、スピードと快適性を追求する現在の鉄道旅行も純粋に楽しみたい。そんな思いを強く感じた今回の試乗会であった。
そして、このような機会を与えていただいた部長に感謝します！

この旅行記へのコメント （4）

• pinkpandaさん 2011/09/11 10:24:17

  生日快楽☆

  ドク金魚さん、お誕生日おめでとうございます♪
  
  素敵なお誕生日を迎えていることでしょう。
  豆タンクちゃんお元気ですか〜？
  我が家の豆タンクは夏風邪を引きつつも元気にやっております。
  最近電車に目覚めたようで、電車命です。
  どうやら乗り鉄ではなく、撮り鉄っぽいんですけどね〜。
  次の旅先は鉄道博物館になりそうな予感です。私は「はやぶさ」に乗りたいんですけどね（ーー；
  
  これからもいい旅を続けてくださいね〜（＾０＾）
  
  桃色大熊猫

  ドク金魚さん からの返信 2011/09/11 23:18:57

  RE: 生日快楽☆

  お久しぶりですぅ〜
  
  奇遇？　我の豆タンクも夏風邪！！
  んで　私ももらっちゃいました（笑）
  軽い風邪なら耳鼻咽喉科〜今頃なって分りました。
  
  因みにママのバースディなのに
  豆タンクはほぼ自分が主役（驚）
  しまじろうのお誕生日CDをかけのりのり♪
  
  坊ちゃま豆タンクは撮り鉄！？
  これも旅好き遺伝子ですね♪
  
  年末はドカンと何処か行きたいです！！
  
  祝メール　ホントありがとう　ドク金魚

• おーちゃん♪さん 2011/07/12 14:02:32

  はまなすー！！

  こんにちは。お久しぶりです。
  
  最近新幹線にやや興味（憧れ）があり、おじゃましました。
  そしたら、なつかしの「はまなす」に会えちゃった♪
  
  学生時代の４年間を岩手で過ごしたので、帰省はスカイメートか「はまなす←→はつかり」「北斗←→はつかり」を利用していました。
  一応女子でしたのでカーペットカーには足を踏み入れたことはないのですが、ものすごくリクライニングできる座席の車両によく乗っていた記憶があります。
  
  懐かしくておもわず書き込んじゃいました。
  
  東北の復興を願っています。
  

  ドク金魚さん からの返信 2011/07/16 08:44:55

  RE: はまなすー！！

  返事が遅れてすみません・・・・
  ドク金魚の夫です！
  
  最近は鉄道に興味を示す女子が増えたようでうれしいかぎりです。
  
  私の学生時代は青函連絡船が現役で、暇はあるけど貧乏な私は、新幹線とは無縁の存在。札幌〜函館「急行・ニセコ」・函館〜青森「青函連絡線」・青森〜上野「急行・八甲田」の乗継で１昼夜かけて東京に行ってました。
  
  八甲田は夜行列車で、ほとんど眠れずうつろな目で眺めた夜明けの北関東の景色が、私に遠くへ来た事を実感させて、旅への期待感より心細さを感じた事を今でも良く覚えています。
  
  たま〜に、妻のブログに相乗りして鉄道旅行記をアップしますのでこれからも遊びに来てくださいね！