2011/02/20 - 2011/02/20
1258位(同エリア3060件中)
まささん
ボーイング747、通称ジャンボジェットは1970年の導入以来JALでは100機以上様々なバージョンが導入され、
JALのフラッグシップ機材として国内外で活躍してきましたが、
経営再建の一環で3月1日で完全に退役することが決定。
国内線専用機として導入されたB747-400Dの退役フライトツアーが2月19〜20日の2日間の日程で催行され、
国際線用機材より一足早くこのツアーで国内線用-400Dのラストフライトを迎えました。
自分の中で飛行機といってまず思い浮かぶのがジャンボ、それも日本航空のジャンボがまず思い浮かびます。
子供の頃に見たテレビドラマ・スチュワーデス物語で見た日航ジャンボが格好よく、
鶴のマークの日航ジャンボに乗って外国に行くのは夢で憧れの存在でした。
飛行機ファンとなった原点は日本航空のジャンボだと思います。
そんなジャンボとの別れを惜しむため日程や価格も手頃で往年の国内最長路線の札幌〜沖縄のリバイバルフライトも行うことが決め手となりこのツアーに職場のヒコーキ仲間3人で参加してきました。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JALグループ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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那覇空港では空港内の会議室に設けられた特設会場で受付、
ここで東京までの搭乗券と記念品が渡されました。 -
記念品の中身はこちらです。
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昨日のフライトのデータ
こちらは東京→札幌のJL3152便のデータ -
こちらは札幌→那覇のデータ
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那覇空港では機長のサイン会が行われました、
これ目当てに空港へは早めに行きました。
琉球村でのキャビンアテンダント同様丁寧なサインを頂き恐縮です。 -
受付やサイン会場のすぐ近くにカードラウンジがあったので立ち寄りました。
JGC修行の際はよくこのラウンジにお世話になりました。 -
こちらではマンゴージュースを頂きました。
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まだ早いですがセキュリティエリア内へ入りましょう。
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出発案内
東京行1024便に搭乗です。
ちなみに便名は東京→札幌の3152(サイゴニ=最後に)と
沖縄→東京の1024(トブヨ=飛ぶよ)の語呂合わせで最後に飛ぶよとの意味があります。
札幌→沖縄の2073便も合わせて最後に2073便飛ぶよでしょうか? -
サクララウンジにも立ち寄りました。
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こちらではオリオンビールを頂きました。
ラウンジでは同じツアー客をかなり見かけました。 -
ラウンジで寛ぎゲートへ。
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ゲート付近には既にたくさんの人が集まっていました。
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ジャンボの模型も展示されていました。
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幻の鶴丸塗装の-400
導入前のイメージイラストで見たことあるような気がしますが、
模型など立体的な形で見るのは初めてです。
意外と似合っていますね。
もしJALが今のような状況でなければ退役する前に1機くらい復刻塗装が施されて実現していたかもしれませんね。 -
今回の主役JA8084の模型もありました。
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JA8084を撮影する人たち
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最後のフライトを待つJA8084
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ゲートでのセレモニー
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こうしたセレモニーを見ると本当に最後なんだなぁとつくづく実感します。
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搭乗が始まりました。
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それでは最後のジャンボでのフライトに出発!
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社員による三線の演奏に見送られて飛行機へ向かいます。
曲は安里屋ユンタでした。 -
ボーディングブリッジでは記念品が配布されました。
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ボーディングブリッジは最後の雄姿を収めようとする人で混みあっていました。
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蘭の花とジャンボ
沖縄らしい一コマ。
もうこれで最後かと思うと目頭が熱くなる思いでした。 -
シップサイドにて
岩崎キャプテンと往年の制服を着たキャビンアテンダントがお出迎えです。 -
この鶴丸はよく見ると間もなく導入される新しい鶴丸ですね。
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機内の壁には飛行ルートが貼られていました。
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那覇空港でも多くの社員に見送られ26番スポットを11:56に出発。
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ジャンボを愛する社員の皆さんの気持ちが良く伝わりジーンときました。
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JTAのスタッフの方も一生懸命手を振って見送ってくれていました。
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飛行機は涙雨の那覇空港・滑走路36から12:12に東京・羽田に向けてJA8084の有償飛行最後のTakeOff!
もうJA8084は2度と那覇に来ることはないかもしれません、
JA8084にとって那覇は通い慣れた空港だったことでしょう、
今まで何回那覇空港の滑走路から飛びたったことでしょうか、
ワタクシもこのフライト以前にJA8084に乗って那覇空港を飛び立ったことがあります。
乗客それぞれの様々な思い出を乗せてジャンボは飛び立ちました。 -
この辺りでベルトサインが消えました。
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上の画像付近の自席から機窓の眺め
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機内サービスが始まりました。
1024便でも歴代の制服を着用してのサービスです。 -
Aコンの艦長席付近が何やら混みあってました、
艦長席付近に元CAだったOGが乗っていたようです。 -
クラスJシート
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ジャンボに乗ってこのアングルからエンジンを眺めるのが好きでしたが、
もう見られなくなってしまうのは残念です。
また4発機ならではの安心感があります。 -
機番プレート
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階段脇の座席はアッパーデッキのように脇に物入れがあります。
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ギャレーに残る旧JALロゴマーク。
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機内の様子
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澤木キャプテンも客室をまわりサインや記念撮影で大忙し。
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自席からの眺め
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琉球村と那覇空港でのサイン会でイカロス出版のB747メモリアルフォトブックにサインして頂きました。
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那覇空港で搭乗前に頂いた記念品
航空路図で作ったブックカバーやジャンボのラストフライトを伝える新聞のコピー、ポストカードなど。 -
機内誌にもジャンボの退役の記事がありました。
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機内の音楽プログラムもジャンボの退役を記念したスペシャルプログラムがありました。
過去にJALのCMで流された曲などが特集されていて、
どれもジャンボ全盛期に聞いた覚えのある曲で懐かしい気分になりました。 -
飛行状況
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もうジャンボでの旅も残り僅かとなりました。
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着陸態勢に入る前に澤木キャプテンの音頭で三本締め、
この時の澤木キャプテンは感極まったのかちょっと涙声になってました。 -
着陸態勢に入る前の客室のチェック
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羽田へ向けての着陸体制に入ると飛行機は結構揺れました。
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房総半島上空
羽田空港へは滑走路34LにILSアプローチで13:55に着陸、一斉に拍手が沸き起こりました。 -
オープンスポットの38番スポットに13:58に到着、
2日間にわたる-400Dでのラストフライトツアーが終わりました。
飛行機からはタラップを使っての降機でこの時タラップと機体との間にちょっと段差がありました、
屋根のないタラップを使ってジャンボから降りるのも貴重な体験となりました。 -
羽田空港での主だったイベントはなくランプバスに乗る僅かな時間に急いで撮影しました。
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羽田ではL2ドアにタラップが付かなかったので、
「41年分のありがとうをジャンボに乗せて」と書かれている部分を全部見ることができました。 -
大勢の社員らスタッフに見送られてランプバスでターミナルへ。
今回のツアーはジャンボファン、JALファンにとって嬉しい内容が盛りだくさんで、
クルーの皆さんを始めこのツアーを企画したJALツアーズの方、地上スタッフなど関係者の方々の、
ジャンボを愛するファンに最後に目一杯楽しんでもらおうという意気込みが感じられ、
素晴らしい思い出となる旅で、ツアーの価格以上の価値があると思いました。
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この旅行記へのコメント (1)
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- JASさん 2011/03/03 23:12:49
- ありがとうございます!
- すごく素敵な旅行記でした!
このツアー気にはなっていたのですが、なかなか一歩踏み出せず。
でも旅行記を見させていただいて、まるで参加したような錯覚になるくらい、細かく状況が掲載されていて、最後のほうは泣きそうな感もありました。
当たり前のように沖縄線で乗っていたジャンボが無くなったんですね。
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