2010/12/22 - 2010/12/22
247位(同エリア384件中)
miyuさん
2010/12/21〜30で日本旅行のパッケージツアーゆったりトルコ10日間に参加した、1日目のエフェス観光。
ツアーとはいえ、参加者は私と母のふたりだけ。スルーガイドさんと一緒に女3人、ゆったりマイペースな旅でした。
トルコ航空・ANAの共同運行の直行便でイスタンブールへ、朝一の国内線でイズミールへ飛び、午前10時頃から観光開始。
観光場所は「エフェス遺跡」と、セルチュクの「エフェス考古学博物館」です。
オフシーズンの冬は観光客も少なめで歩きやすく、気候は日本の10月下旬なみと暖かく、快適な1日でした。
人も少なかったせいか、遺跡には猫がいっぱい。みな、超人懐っこくて、可愛かったです。
詳細は下記のHPにも。
↓
【passeggiata estera 〜とらべるさんぽ〜 トルコ館2010】
http://pksp.jp/tork2/?o=0
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- レンタカー 飛行機
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
南口を入って真正面に見えるのが、ローマ様式の「ヴァリウスの浴場」跡。
2世紀に造られたもので、連続するアーチがきれいに残っています。
この時代のお風呂は、床下暖房の蒸し風呂。
床下に湯を流して、暖めていたと聞きました。 -
エフェス遺跡は広大な遺跡ですが、小道の風情もまた格別です。
小劇場(オデオン)の前にて。
写真の連れが覗いている場所に、オデオンがあります。 -
1,400人収容の「オデオン(小劇場)」。
右上の方の人が出てきているところは、前の写真を撮っていた場所の横にある階段を登るとたどりつける客席の入り口。
いま私がいるところは、ステージの端っこです。
北口近くの大劇場が、全市民参加の議会を行っていたのに対し、こちらでは300人の代表者会議や、コンサートの時に利用されていました。
そのためか、本によっては音楽堂とも議事堂とも訳されています。 -
この「勝利の女神ニケ」のレリーフは、ドミティアヌス広場と呼ばれる大きな広場の一角に置かれていますが、もともとは、「ヘラクレスの門」のアーチとして飾られていたものでした。
右手に掲げるのは、オリーブの冠。オリンピックでメダリストに与えられる、あれです。
スポーツ用品の一流ブランド“ナイキ”の名前とシンボルマークも、このニケから。 -
「ヘラクレスの」から先は、クレテス通りと呼ばれる坂道です。
真正面に、当時の三大図書館のひとつ、ケルスス図書館が見えます。
ここから港へ下る道は広くて馬車が通っていましたが、門より上側、市庁舎やオデオンがあるところは馬車が通れません。
「ヘラクレスの門」を境に、数十センチの段差があり、下側になる広いクレテス通りの幅と比べて、ほんの一部しか通行できないようになっています。 -
クレテス通りのヘラクレスの門の付近には、頭のない石像がずらりと並んでいます。
有力者や偉人の像ですが、頭がないのはべつに破壊されたわけではなく、取り外しできるようになっているだけ。
その理由は、服装に流行があるからだとか……
時代ごとに、流行に応じて一から作り直すのはたいへんなので、身体だけ取り換えできるように作られているそうです。 -
古代の社交場その1は大衆浴場ハマムですが、その2はなんと公衆トイレ。
たいへんオープンな便座が、10?四方ほどの四角い建物の壁面にずらりと並んでいます。
ちゃんと水洗です。便座の下が数メートルの深さまで掘り下げられていて、当時は水が流れていました。
足元の小さな溝にも清水が流れていて、手を洗えるようにもなっていました。(トイレット・ペーパーはないので、左手を使用)
仕切りさえつければ、今でも使えそうな立派なトイレです。
トイレの部屋の中央には、池があり、池の周りの台座では音楽演奏が行われていました。
トイレの“音姫”というわけで、仕切りはなくとも羞恥心は古代からあったようです。 -
クレテス通りの突き当たり、マーブル通りとの曲がり角には、当時の世界三大図書館のひとつ「ケルスス図書館」があります。
2世紀中期、アジア州総督のケルススを記念して、ケルススの息子が建てたもので、地下にはケルススの墓も……。
前門は、コリント式の柱が並ぶ華麗なつくりの「ケルスス図書館」。
正面向かって左から、叡智・美徳・思慮・学術を表す女性像が配置されています。
木造部分は焼失したり、地震で被害を受けたりと、20世紀初頭に発見されたときにはかなり破壊されていたのですが、1970年代に修復された古代図書館です。
向かって右手にある「マゼウス&ミトリダテスの門」は、商業の中心であった「下のアゴラ」に直接通じる門。
これは、皇帝アウグストゥスの奴隷だったマゼウスとミトリダテスが、奴隷からの解放に際して、皇帝一家への感謝を込めて建てたものといわれています。 -
ケルスス図書館の内部は平屋ですが、12,000巻の書物が保管されていたといわれています。
書物の保管のため、内部の壁は二重構造になっていて、外気の湿度を防ぐ工夫がされています。
この写真は、外壁と内壁の間を撮影。
ところで、この図書館にあった12,000巻のうちの7,000巻くらいは、エジプトの女王クレオパトラのおねだりに負けた皇帝アントニウスが、数回にわけてアレクサンドリア図書館に譲ってしまったそうです。
そして、あっちの方が先に火災にあい、早々と消えてしまったのでした……orz -
図書館の入り口に立つと、正面の丘の上には住宅跡がみえます。ピオンの丘」といいます。
図書館の向かいには例の公衆トイレと、トイレを囲ってクレテス通りとマーブル通りの両方に面して「娼館」がありました。
かつては二階建てだったそうです。
図書館の前に娼館!?と驚くところですが、もっとびっくりなのが、図書館の前庭から、娼館に地下トンネルが通じていることです。
街の男は妻の目があるので、「図書館に行ってくるよ」といって家を出、地下通路を使って娼館に通っていたのだとか……
左側の方にある、レンガの山みたいになっているところが、その地下トンネルの入口です。 -
ケルスス図書館から北の港や野外劇場に向かう南北にのびる「マーブル通り」は、アルテミス神殿へ続く聖なる道の一部でもありました。
アルテミス神殿は、ピオンの丘の反対側にあり、現在は柱が1本残るのみですが“世界七不思議”のひとつに数えられる由緒ある神殿です。
このマーブル通り、大理石の敷き詰められた通りの下は水路になっています。
この通りの中程の端っこに、北の港の方からやってくる旅人向けの案内が刻まれています。
足型が示すのは通りの左上角、その上にハートのマーク……娼館の案内です。 -
マーブル通りと、かつての港へ通じるアルカディアン通りの曲がり角に建つ、「野外劇場」。
1〜2世紀にピオンの丘(パナユル山)の斜面を削って築かれた、大劇場です。
直径154?、高さ38?の半円形。収容人数24,000人。でっかすぎて、どこから撮っても全景が撮れません……。しょうがないので、劇場を出て、かなり歩いた帰り道に撮影。
ところでこの前の通り「アルカディアン通り」は、かのクレオパトラが皇帝アントニウスと歩いたそうです。 -
エフェス観光の起点の町・セルチュクの街路樹は、一見オレンジ、実はグレープフルーツのような柑橘類の一種。
鈴なりに実っています。
香りも見目もよいので、街路樹に柑橘系が植えられている街は多いそうです。
自由に取って食べてもいいそうで、地面には皮がいっぱい落ちています。
そんなわけで、歩道にあって手の届く高さの実は取り尽くされて、私もここでは見上げるだけ。
車道の中央分離帯の果樹はさすがに取りに行けないのか、低いところにも実が多く、落ちた実で地面はオレンジに染まっています。 -
エフェス考古学博物館の一番の見ものは、第5室にある二体のアルテミス神像。エフェスのアゴラから出土した2世紀の品でこれはその片方。
下半身にライオンや牡牛、グリフィン、蜜蜂が描かれていますが、蜜蜂はアルテミスの象徴だそうです。
胸元に約20個ある丸いものは、蜜蜂の卵とも牛の睾丸ともいわれ豊穣を意味します。
この意匠のアルテミスはエフェス特有で、大きな像は全長3?近いものも……
↓は世界七不思議のひとつ「アルテミス神殿」の模型。
現在は柱が1本残るのみの野っ原ですが、近くにあります。 -
エフェスには野良猫がいっぱいいますが、みんな人懐っこくて、手を出すと勝手にゴロゴロすりすりしてきます。
かわいいなあと思いながらお別れしてきたのですが、なんとエフェス考古学博物館内にも猫が……
やはり人懐っこい猫で、しゃがんで写真を撮ろうとしたら膝に乗られかけました。かばんを抱えていたのでスペースはほとんどなかったのに、ビックリ。
ずっと付いてくるのでお腹がすいていたのかもしれませんが、さすがに館内で食べ物をやるのは気が引ける(というか、なにも持ってなかったのですが)
最後の最後、ミュージアムショップの手前で猫は立ち止まり、我々を見送ってくれました。
ここから先は入っちゃならんと、ちゃんと解っているようです。
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