
2010/12/31 - 2011/01/02
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tartaさん
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大晦日から正月3ヶ日の静岡県は晴天でした
頑張って早起きすれば綺麗な初日の出が拝めたに違いありません
が、私に初日の出を拝めというのは、真冬のエンパイア・ステート・ビルの最上階外に15分間ジッとしていろというに等しく、それはすなわち不可能を意味します(^^;)
ということで目が覚めたときには、日はすっかりと昇っていました
そして、ベランダに出るとそこには1年の幸せを約束してくれるかのような、雄大な富士山が聳えていました
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
富士山の機嫌は変わりやすく、さっきまで見えていたかと思うとスッと雲がかかり顔を隠してしまうということも多く、一点の曇りもない姿を見続けることはなかなか難しいのです
ので、この機会を逃すまいと、少し寒かったのですが、ベランダでこの姿を心ゆくまで眺めていました
さて、お節料理をいただきに行きます(^^) -
元日だけは、宿泊客の朝食は全員がお節料理となり、ここメインダイニング「アイランド」でもお節料理が提供されます
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席に着くと、2段のお節料理、伊勢海老の焼物、お屠蘇の器がセッティングされています
あー、日本のお正月ですね -
お重箱をあけますと、「和のお節(右)」、「洋のお節(左)」になっていました
縁起物を含めてかなりの品数があります -
伊勢海老も美味しそう(^^)
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スタッフがお屠蘇をついでくれます(本当のお屠蘇でした)
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向付けに平目のお刺身も出てきました
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朱塗りのお椀には
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紅白のお餅のお雑煮が
明るい日差しの中でいただくたっぷりのお節料理でした
お正月に伺うのは初めてでしたので、満足感と共に新鮮な驚きがありました
今日はこれから、ロビーで新春の催しものがありますから、こちらも楽しみです -
ロビーに下りていくと、既に昨夜と同じく多くの宿泊客が集まっています
お話しを聞いていると、毎年、年末年始を淡島ホテルで過ごされているようで、「今年はどんな趣向なのかしら」と楽しそうです
と、後方から軽快な太鼓の音が聞こえてきます
春駒芸が始まりました -
春駒芸は正月の門付け芸のことで、胴に馬の頭をつけて、太鼓などで囃して祝い唄をうたって踊り邪気を祓う、おめでたい芸のことです
お正月にふさわしいですね -
春駒はお開きなりましたが、軽快な太鼓の音はロビーに響き続きます
次はなんだろ -
南京玉すだれの芸が始まりました
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「アさて アさて アさて さて さて さて さては南京玉すだれ」で始まる大道芸の一つです
名前は聞いたことがあっても、実際にご覧になったことはない方もいるかと思います
これは、「浦島太郎さんの 魚釣り竿にチョイと似たり」ですね -
そして、「東京タワー」です(上手上手(^^))
来年は「スカイツリー」ですかね -
2つの玉すだれを使っての、「旗」です
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そして、獅子舞いが始まります
日本での獅子舞の始まりは、16世紀初め、伊勢の国で飢饉、疫病を追い払うために獅子頭を作り、正月に獅子舞を舞わせたのが始まりといわれています。その後、17世紀に伊勢より江戸へ上り、悪魔を払い、世を祝う縁起ものとして江戸に定着し、祝い事や祭り事で獅子舞いが行われるようになりました。獅子舞が日本の各地に急速に広まったのは、室町時代から江戸時代の初期のころに、「江戸大神楽師」、「伊勢大神楽師」と呼ばれる団体が全国を獅子舞を踊りながらまわり、悪魔払いをしたのがきっかけであると言われています(「日本文化いろは事典」より引用) -
これは獅子が眠っている様子を表しているそうです
実際に見るとなかなか愛らしい姿ですよ -
獅子に体の悪いところを噛んでもらうと、そこが治るという言い伝えがあります
獅子は会場を順に周り、宿泊者全員の希望の個所を噛んでいきます
殆どの方は「頭」を噛んでもらっていましたが、私は腰痛持ちなので「腰」を噛んでもらうようお願いすると、獅子も周りの皆さんも大笑いヽ(^。^)ノ
腰、、、痛いんですけど(・。・)オカシイですかね -
そして新春の芸の最後は「和太鼓協演」で締めくくられます
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鳴り響く、迫力ある和太鼓の音
昨年のお正月はカンクンのホテルで歌ってましたけど(笑)、やっぱり日本のお正月はいいなぁ -
新春の芸がすべて終わると、楽しみにしていた餅つきが始まります
3人、真中の方がリーダーで司会をするようですね
両端のお二人は親子ほども年齢が離れていますね -
餅つきなんて何年ぶりに見るかな
蒸しあがった餅米が運ばれ、臼に入ります -
まずは、二人でグルグル回りながらもち米をこねていきます
-
そしていよいよ杵で餅をついていきますが、まずは若い衆が大きな杵で一人づきをします
-
そして、杵を小振りのものに持ち替えて二人づき
この年配の方がですね、動きや喋りが面白いんです -
泉ピン子さんの付き人をやっていたそうです(どおりで)
このあと、宿泊者も参加して餅をつき、つきあがった餅は仲居さん達の手で、あんこ餅ときなこ餅になり振る舞われます
あんこ餅ときなこ餅なんて食べたのいつ振りだろ。でも美味しかったぁ\(^o^)/ -
お節料理を食べ、餅も食べ腹は一杯
このままだと正月から牛になりそうなので、島内散策に出掛けます
偉い、淡島マリンパークの動物たち!元日から営業してます
そして元日にも拘らずかなりのお客さんがいます -
ペンギンも営業中
-
あざらしは、、、ちょっと休憩(元日だもんね(^^;))
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すると園のスタッフが「タカアシガニに触ってみませんか?」と声を掛けてきます
タカアシガニといえば、「生きている化石」とも呼ばれていますが、ここ伊豆、駿河湾が大きな漁場ともなっていて、名物料理として提供するお店が増えてきました
大きいほうの甲羅はゴツゴツとした感触ですが、小さい方の甲羅は毛でおおわれていて、大きさで触った感触が違います -
淡島マリンパークのお土産物屋さんです
すると妻が何を思ったか、「取れるかな?」とクレーンゲームを指差します
今まで一度もクレーンゲームで取れたことがないようで(ヘタッピ!)、私がやっていても見ているだけだったのですが
新年最初の運だめし、やってみれば?、「うん」ということでチャレンジ -
Go!
-
オオッ!\(◎o◎)/!
アザラシ5匹ゲット、妻大喜びヽ(^。^)ノ
うーん、良い一年になりそう(#^.^#) -
ご機嫌で、島内のトンネル内にあるワインセラーに向かいます
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正月三が日は午前11時から開いているということで、顔なじみのスタッフにご挨拶かてがてら寄らせていただき、お神酒ならぬ、キリッと冷えた白ワインをいただきます
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ノンビリと元日を過ごしていると、ゆっくりゆっくりと日が傾いてきます
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夕方から、ピアノサロンでニューイヤーコンサートがあるということで、夕飯前のひと時に伺ってみます
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1時間弱ほどのミニコンサートですが、ピアノとソプラノの見事な音が、小さな島の小さなホテルで迎えた新年を包み込みます
曲は、「アマルフィ 女神の報酬」の主題歌、サラ・ブライトマン のタイム・トゥ・セイ・グッバイ(Time to Say Goodbye)など数曲が歌いあげられます -
ホテルが用意してくれるカクテルを飲みながら、暖かい館内で聴くソプラノの調べ
こんな楽しいなら、もっと前からお正月をこのホテルで過ごせばよかった(チェッ)(笑) -
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、淡島ホテルは、東京相和銀行(当時)のオーナーだった長田庄一氏が実質的経営者として1991年にオープンしたホテルです
長田氏は、1980年代に無人島であった淡島をリゾートとして開発し、その集大成が淡島ホテルですが、有り余る財力で世界中からこのホテルに飾る絵画・美術品を買い集めました
それらは館内のあちらこちらに飾られており、ホテル2階は「淡島画廊」と呼ばれ、絵画・美術品を見ることが出来ます
淡島ホテルに行かれた際には、ぜひご覧になってください
さて、夕飯を食べに行こうっと -
元日の夕食は和食がいいとの妻の希望で、「日本料理 櫂」に向かいます
入り口は「鉄板焼き 櫂」と同じです -
さて、新年最初の夕食の献立はなにかな
-
まずは、「八寸」から(左上から時計回りで)
イカ、タラコ、イクラ真砂和えの柚子釜盛り
寒なまこと大和芋の小鉢盛り
ふきのとう、たらの芽の天麩羅(春らしいですね)
数の子土佐煮、天豆、黒豆、サーモン串差し
です -
「座付」は
赤貝、新若芽、分葱に辛子酢味噌と紅タテが添えられています -
「御椀」は
鮭岩石、姫カブ、柚子でした
姫カブがとろりとして体も温まります -
「向付」は鮮魚盛りです
青竹に盛られ、清々しいです -
「焼物」は
鰤柚庵焼きとサザエ素焼きです -
そして「相肴」には蒸し寿司が出てきました
春らしい明るい色どりです -
「中皿」は紙鍋の山菜すき焼きです
冬にくると鍋が出るんですね(発見)
鍋は紙で出来ていますが、特殊な加工がされているので燃えることはありません(燃えたらエライことです(^^;)) -
お肉の他には、水菜、ふき、せり、うるい、わらびなど春を思わせる小鍋立てになっています
-
そして「煮物」は
伊勢海老、新竹の子、独活、南京茶巾、菜の花などこちらも縁起物、春の物などが美しく盛られ、餡がけになっています -
お料理は以上でお仕舞いで、食事に桜海老のご飯、赤だし、香の物が出されます
-
そして「水菓子」のフルーツでコース終了です
いつもながらオナカ一杯です(#^.^#) -
櫂の室内もお正月らしい飾り付けがしてあります
-
今年のお正月は、富士山と駿河湾を臨む淡島ホテルで過ごしましたが、お天気も最高で、こんなに綺麗な雪化粧の富士山を見ることが出来ました
今年一年もきっと良い一年になるに違いありません!
おしまい(^^)/
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