2002/05/29 - 2002/05/29
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yasyasさん
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サレの町
モロッコ3日目。朝食は7時半からとなっているので、それをめがけて7時半に起きる。今日は、ここラバトの川向にある隣町のサレへ出かけてみるつもりだ。歩くのには遠いので、バスかタクシ−を利用することになる。身仕度を整え、まずは朝食に出かける。どんな食事を食べさせてくれるのか、楽しみだ。
別棟の2階にある食堂へ行くと、お客の姿はほとんど見えない。泊まり客が少ないのか、それともすでに朝食を済ませたのだろうか? 部屋はがらんとして、テ−ブルとイス以外に周りには何も置かれていない。ビュッフェ形式の朝食ではないのだ。少しがっかりしながらテ−ブルにつくと、奥の部屋からウェイタ−が出てきて飲物は何にするか注文を聞く。そこでコ−ヒ−を注文して待っていると食事が運ばれてくる。
テ−ブルに置かれたのを見ると、コ−ヒ−にパン2個(小型フランスパンとクロワッサン)、それにバタ−とジャムが添えられている。朝食は、ただそれだけである。なんとあっさりした朝食だろう。4,000円台の宿泊料金からすれば、こんなものかもしれないと納得しながらあきらめる。全部残さず食べ終わると、けっこうお腹もふくれて満足? フランスパンはとても美味しく、なかなかのものでる。
食事を終えて裏口から横の通りに出てみると、小さな食品店がある。ミネラル水もあるので、ボトル1本を買い込んで部屋に戻る。テラスから街の景色を眺めたりしながら、ゆっくりと過ごし、今日の日程を考える。ガイドブックを再度チェックしてから階下へ下り、フロントでサレ行きのバス停のことを尋ねてみる。するとフロントマンは、バスよりもタクシ−の方が良いだろうと言う。バスの行かない途中の場所に、いわゆる「芸術村」があり、そこにも立ち寄れるからと言う。それならと、タクシ−を呼んでもらうことにする。
しばらく待っていると、老ドライバ−が運転するグラン・タクシ−がやって来る。そこで値段を交渉すると、2時間で200DH(約2,300円)という。やはり、相場は1時間100DHのようだ。そこで契約は成立し、出発となる。
芸術村
このドライバ−もフランス語オンリ−なので、コミュニケ−ションがとりにくい。車はホテルを出るとブ−レグレグ川にかかる橋を渡って対岸のサレの町に向かう。その途中から右へそれてしばらく走ると、広い敷地の中に建つ「AL OUALJA」という芸術村に到着する。ピンク色の1階建て屋舎が横長に連なった施設で、今は人影もなくひっそりかんと静まり返っている。最近では、この地の観光ポイントの一つになり始めている場所らしいのだが……。
中に入ると、幾つかの展示室が並び、そこには手工芸品を中心にした商品が陳列されている。陶器、カ−ペット、衣類、家具、民芸雑貨、絵画などが、部屋別に上品に展示されている。庶民を対象にした施設ではなく、どうも観光客目当てのようである。一通りめぐりながら、何かみやげ品になるものはないかと探すが、これといった適当な物は見当たらない。
民芸品の部屋に入って物色していると、小型の燭台が目にとまる。鉄製のフレ−ムに花模様入りレザ−で太鼓張りにしたものである。モロッコの記念品をまだ何一つ入手していなかったので、これにしようと買うことに決める。この地では、みやげ品に適した小物がなかなか見当たらない。結局、この時点での来客は、私一人だけという状況だった。
(この続きはこちらへ⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ )
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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