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われわれのアマゾン河クル−ズは1日観光だけのもので、アマゾン河流域を少しだけかじる程度の入門編といったところである。ホテル前の桟橋からチャ−タ−船に乗り移ると、いよいよ出発である。高いエンジン音を響かせながら川下に向かって走り出す。ここから下流のマナウスの町まで17km、ソリモンエス川との合流点まで約31kmの距離にある。これから船は合流点まで走り、そこで2つの川が合流する様子を見ることになっている。この黒い川が合流点で茶色の川と合流するのだが、そこが有名な観光ポイントになっている。<br /> <br /><br />現在の河幅は8〜9kmだが、水量が増えると河幅は広がることになる。水温は22度と温かく、流速は時速1kmでゆったりと流れている。だから、どちらが川上か分からない。水深は40m〜50m、深いところで90mほどもあり、3万トン級の船が楽々航行できるという。また、川中には大小さまざまの島があり、それが対岸と見間違うような大きな島もある。<br /> <br /><br />このネグロ川は黒っぽい色をしているのだが、その理由は長年にわたって川底に積もった木々の皮から流れ出る液汁のためだという。薬草の液汁も混じっているので、お腹が痛いときは、この川の水を飲めばよくなるそうだ。そして薬草のせいか、あるいは酸素が少ないせいかは分からないが、この川には蚊がわかないという。だから、川岸に裸で寝ていても蚊はまったく出て来ず安心なのだという。<br /> <br /><br />途中の川岸には海水浴場に適した砂浜も見られ、地元民が海水浴を楽しんでいる風景が見られる。この付近にはナマズしかおらず、怖いカンジルやピラニアもいないから安心して泳げるという。ピラニアは、細い支流に入ったところに生息している。アマゾンには約3000種類の魚類が生息し、そのうち30%ぐらいしかネグロ川にはいないという。<br /> <br /><br />この川をさかのぼると家が次第に少なくなり、2日間も走ると民家も何も見えないジャングルだけになり、さらに上流へ進むと、たまにヤリなどを持ったインディアンと出会うという。ガイドさんは去年、テレビ局一行と同行して彼らと出会ったそうだ。インディアン部落に入るには、政府の許可が必要な上に、4000ドル相当の物資(砂糖・塩・その他)を持参して渡すのだという。そんな話を聞いていると、今でもタ−ザンの世界が残っている感じがする。  <br /><br /><br />ネグロ川の河岸には赤い石ころが多く、それを使って建築材料にするという。また、この川の上流に向かって1日ほど行った地点に、大きな蛇がいるという。その付近の河幅は13kmもあるそうだが、その中央部分を小船は絶対に通らないという。というのは、長さ約30mもある大蛇が顔を出して待っているそうで、飲み込まれてしまうというのだ。なんだか信用ならない話のようだが、10年ほど前に軍隊がそれを仕留めたことがあり、その時の長さは30mで幅は80cmだったという。ウソみたいな話だが事実のようだ。             <br /><br /><br />もう一方の支流ソリモンエス川はネグロ川の黒色に対して泥水の茶色をしており、その流速は時速7kmと早く、水温は17度でナマズその他の魚が多く獲れるという。この川を利用する現地人は、川の泥水をいったんこして飲んだり、洗濯したりするそうだ。アマゾンの川では、朝方と夕方が凪いでいて、昼間は波が立って危ない場合もあるという。<br /> <br /><br />マナウスに近づいてくると、川岸の斜面には民家が立ち並び、別荘地帯なども見える。川中に何やら変わった型の船が何隻も点在している。これは水上ガソリンスタンドだそうで、航行中の船舶がオイルを買うのだという。アマゾンならではの珍しい商売である。<br /> <br /><br />やがてマナウスの町を遠くに眺めながら、船は一路合流地点に向かって航行する。船は1時間半かかって観光ポイントの合流地点に到着。広がった川面を眺めると、そこには珍しい光景が横たわっている。アマゾン最大の支流ネグロ川の黒っぽい水と本流ソリモンエス川の茶色の泥水が、混じり合うことなく線を引いたように見事に分離しながら流れている。茶色と黒の層が境目をつくって見事なまでに分かれている。この奇妙なコントラストの現象は、下流約10kmにわたって見られるそうだ。この2つの水流が混合しない理由は、泥水の比重がネグロ川の水より重いためらしい。 <br /><br /><br />この珍しい光景を後にすると、今度は上流に向かって半時間ほどさかのぼる。島の間を抜けて進むと、やがて波静かな入り江の奥に設けられた桟橋基地に到着。そこには、人気のないアマゾンの大自然の中に広がるのどかな風景が静かに横たわっている。この基地ではレストランと土産品店が営業している。今日の昼食はこのレストランなのだ。 <br /><br />(この続きはこちらへ⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ )<br /><br />

ブラジル:アマゾンの旅

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2000/09/17 - 2000/09/17

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yasyas

yasyasさん

われわれのアマゾン河クル−ズは1日観光だけのもので、アマゾン河流域を少しだけかじる程度の入門編といったところである。ホテル前の桟橋からチャ−タ−船に乗り移ると、いよいよ出発である。高いエンジン音を響かせながら川下に向かって走り出す。ここから下流のマナウスの町まで17km、ソリモンエス川との合流点まで約31kmの距離にある。これから船は合流点まで走り、そこで2つの川が合流する様子を見ることになっている。この黒い川が合流点で茶色の川と合流するのだが、そこが有名な観光ポイントになっている。
 

現在の河幅は8〜9kmだが、水量が増えると河幅は広がることになる。水温は22度と温かく、流速は時速1kmでゆったりと流れている。だから、どちらが川上か分からない。水深は40m〜50m、深いところで90mほどもあり、3万トン級の船が楽々航行できるという。また、川中には大小さまざまの島があり、それが対岸と見間違うような大きな島もある。
 

このネグロ川は黒っぽい色をしているのだが、その理由は長年にわたって川底に積もった木々の皮から流れ出る液汁のためだという。薬草の液汁も混じっているので、お腹が痛いときは、この川の水を飲めばよくなるそうだ。そして薬草のせいか、あるいは酸素が少ないせいかは分からないが、この川には蚊がわかないという。だから、川岸に裸で寝ていても蚊はまったく出て来ず安心なのだという。
 

途中の川岸には海水浴場に適した砂浜も見られ、地元民が海水浴を楽しんでいる風景が見られる。この付近にはナマズしかおらず、怖いカンジルやピラニアもいないから安心して泳げるという。ピラニアは、細い支流に入ったところに生息している。アマゾンには約3000種類の魚類が生息し、そのうち30%ぐらいしかネグロ川にはいないという。
 

この川をさかのぼると家が次第に少なくなり、2日間も走ると民家も何も見えないジャングルだけになり、さらに上流へ進むと、たまにヤリなどを持ったインディアンと出会うという。ガイドさんは去年、テレビ局一行と同行して彼らと出会ったそうだ。インディアン部落に入るには、政府の許可が必要な上に、4000ドル相当の物資(砂糖・塩・その他)を持参して渡すのだという。そんな話を聞いていると、今でもタ−ザンの世界が残っている感じがする。  


ネグロ川の河岸には赤い石ころが多く、それを使って建築材料にするという。また、この川の上流に向かって1日ほど行った地点に、大きな蛇がいるという。その付近の河幅は13kmもあるそうだが、その中央部分を小船は絶対に通らないという。というのは、長さ約30mもある大蛇が顔を出して待っているそうで、飲み込まれてしまうというのだ。なんだか信用ならない話のようだが、10年ほど前に軍隊がそれを仕留めたことがあり、その時の長さは30mで幅は80cmだったという。ウソみたいな話だが事実のようだ。             


もう一方の支流ソリモンエス川はネグロ川の黒色に対して泥水の茶色をしており、その流速は時速7kmと早く、水温は17度でナマズその他の魚が多く獲れるという。この川を利用する現地人は、川の泥水をいったんこして飲んだり、洗濯したりするそうだ。アマゾンの川では、朝方と夕方が凪いでいて、昼間は波が立って危ない場合もあるという。
 

マナウスに近づいてくると、川岸の斜面には民家が立ち並び、別荘地帯なども見える。川中に何やら変わった型の船が何隻も点在している。これは水上ガソリンスタンドだそうで、航行中の船舶がオイルを買うのだという。アマゾンならではの珍しい商売である。
 

やがてマナウスの町を遠くに眺めながら、船は一路合流地点に向かって航行する。船は1時間半かかって観光ポイントの合流地点に到着。広がった川面を眺めると、そこには珍しい光景が横たわっている。アマゾン最大の支流ネグロ川の黒っぽい水と本流ソリモンエス川の茶色の泥水が、混じり合うことなく線を引いたように見事に分離しながら流れている。茶色と黒の層が境目をつくって見事なまでに分かれている。この奇妙なコントラストの現象は、下流約10kmにわたって見られるそうだ。この2つの水流が混合しない理由は、泥水の比重がネグロ川の水より重いためらしい。


この珍しい光景を後にすると、今度は上流に向かって半時間ほどさかのぼる。島の間を抜けて進むと、やがて波静かな入り江の奥に設けられた桟橋基地に到着。そこには、人気のないアマゾンの大自然の中に広がるのどかな風景が静かに横たわっている。この基地ではレストランと土産品店が営業している。今日の昼食はこのレストランなのだ。

(この続きはこちらへ⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ )

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
社員・団体旅行
交通手段
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
  • ジャングルの中に作られた 遊歩道<br />

    ジャングルの中に作られた 遊歩道

  • ホテルの中庭。白亜の建物がアマゾンの太陽に映える。左側にはショップが並ぶ。

    ホテルの中庭。白亜の建物がアマゾンの太陽に映える。左側にはショップが並ぶ。

  • ネグロ川・朝の風景。川中には島影が見える。向こう岸は遠く霞んで見えない。

    ネグロ川・朝の風景。川中には島影が見える。向こう岸は遠く霞んで見えない。

  • ジャガーが2匹<br />

    ジャガーが2匹

  • 名前は?<br />

    名前は?

  • 色あざやかなインコの類<br /><br />

    色あざやかなインコの類

  • マンゴの実がぶらりぶらり<br /><br />

    マンゴの実がぶらりぶらり

  • ホテルのプール

    ホテルのプール

  • 川岸には多数の民家が<br /><br />

    川岸には多数の民家が

  • 水上から見たマナウスの町<br />

    水上から見たマナウスの町

  • 珍しい水上ガソリンスタンド<br />

    珍しい水上ガソリンスタンド

  • 合流点の奇観。手前の黒いネグロ川と泥水のソリモンエス川が分離したまま流れている。

    合流点の奇観。手前の黒いネグロ川と泥水のソリモンエス川が分離したまま流れている。

  • 静かな入り江のような川岸にある桟橋基地。左は水上レストラン。

    静かな入り江のような川岸にある桟橋基地。左は水上レストラン。

  • オオオニバスの池

    オオオニバスの池

  • 葉っぱの間に子ワニが・・・<br /><br />

    葉っぱの間に子ワニが・・・

  • 水上レストランの昼食<br />

    水上レストランの昼食

  • いろいろな民芸品が並ぶみやげ品店<br /><br />

    いろいろな民芸品が並ぶみやげ品店

  • アマゾンの水路を抜けて行く<br /><br />

    アマゾンの水路を抜けて行く

  •  狭い川をさかのぼる

     狭い川をさかのぼる

  • 牛・馬・羊などを放牧している。<br />

    牛・馬・羊などを放牧している。

  • これが釣り船<br />ともを岸に着け、こんな状態で釣る。<br /><br />

    これが釣り船
    ともを岸に着け、こんな状態で釣る。

  • これが釣り上げたピラニア<br /><br />

    これが釣り上げたピラニア

  • いかにもジャングルの中といった<br />雰囲気がただよう。<br /><br />

    いかにもジャングルの中といった
    雰囲気がただよう。

  • 向こう岸に低く広がるジャングルの雄大な眺め

    向こう岸に低く広がるジャングルの雄大な眺め

  • モンキーが子供にじゃれている。<br /><br />

    モンキーが子供にじゃれている。

  • アナコンダを首に巻いて記念撮影。<br /><br />

    アナコンダを首に巻いて記念撮影。

  • これが、われわれのチャーター船<br /><br />

    これが、われわれのチャーター船

  • 折角のサンセット風景が雲って<br />残念<br /><br />

    折角のサンセット風景が雲って
    残念

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