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アンカラ到着<br />午後1時、出発から5時間かかって首都アンカラに到着である。楽しい車中のひとときをつくってくれた彼女と別れを惜しみながらバスを下車。これからカッパドキアへとんぼ返りするという彼女の瞳は、アンカラの冬の空のように深く澄みきって美しい。ギュレ ギュレ!(さようなら)と別れの言葉を残しながらオトガル(バスタ−ミナル)の構内へ急ぐ。予定より時間がかかり過ぎだ。こちらの予定では午前中に着いて、午後から市内観光を予定していたのに、これではその時間が取れそうにない。とにかく、腹ごしらえだ。<br /> <br /><br />ここのオトガルは最近新築された屋舎らしく、そのスケ−ルの大きさには驚かされる。長方形につくられたコンコ−スはべらぼうに広く、その長さだけでも100mはあるだろうか。その天井も高く、新しい広々とした空間はなかなか気持ちがいい。ここは地下鉄のタ−ミナルとも連結しているので、何かと便利である。<br /> <br /><br />コンコ−スの一角に食堂を見つけ、そこへ飛び込んで昼食を始める。陳列ケ−スの中からチキンにポテトと野菜がついた皿を選び、それにス−プをオ−ダ−する。これにパンも添えられている。これで代金300円である。昼食にしては少し重い食事で、お腹いっぱい満腹となる。 <br /><br /><br />ホテルへ<br />とにかく先を急がなければ時間がない。このオトガルから中心街クズライまではミニ地下鉄アンカライが走っている。宿泊ホテルはその方向なので、これに乗って急ごう。そこで、アンカライの案内表示を見ると、この構内から階段を上った階上から発車するようになっている。急ぎ階段を駆け上り、チケット売り場を探す。その前に、ホテルまでの行き方を教えてもらわなければならない。<br /> <br /><br />そこで、若い通行人をとらえて尋ねてみよう。若者に英語を話す人が多いからである。しかし、いくら待っても若者の姿が見えない。しびれを切らして、若い子供連れの婦人をとらえ、「英語話しますか?」と尋ねると、やや躊躇しながら「えゝ、少しだけなら」と返事が返ってくる。「クズライへ出るには、このアンカライで行けますか?」と質問すると、OKという返事。そこで、チケット販売の窓口を教えてもらい、一緒に連れだって1枚300円のチケットを購入する。なんと運賃の高いこと! 市内バスなら数十円単位なのに、どうして地下鉄はバカ高いのだろう。<br /> <br /><br />一緒に案内してもらいながら自動改札口を通過し、ホ−ムへと向かう。待ち構えていた新しい感じの地下鉄電車に乗り込み、間もなく発車。早速、地図を広げて「この場所に行きたいのですが、駅から遠いですか?」と聞くと、その言葉がよく理解できないらしく、その婦人がちょっと戸惑っている。すると、そのやりとりを見ていた近くの中年紳士が、「Can I help you?」と声をかけてくれる。そこで、「英語話しますか?」と尋ねると「Yes!」という返事。これで救いの神が現れた!<br /> <br /><br />彼にホテルの場所を示し、そこへのル−トを尋ねる。すると親切な彼は、揺れる電車の中で手帳の用紙にクズライ駅からのル−トを地図に書いてくれ、「ORMAN BAKAN」という建物を尋ねながら行けば分かりやすいからと、親切な解説入りでその用紙を切り裂いて渡してくれる。目指すホテルは、その建物の角を曲がった先にあるのだ。自分もそのホテルなら知っているといい、駅から歩いて10分少々で行けるだろうと教えてくれる。ほんとに親切な紳士である。旅先で受けるこんな親切ほど嬉しいものはない。「チョク テシェッキュレデリム!(大変ありがとう)」と厚く礼をいいながら、間もなく到着のクズライ駅で下車する。<br /> <br /><br />駅員をとらえて、「ORMAN BAKAN」へ行くにはどちらの出口かを確かめ、地上へ上り出る。この地域はアンカラの新市街の中心地クズライ地区で、そこにメインストリ−ト・アタテュルク通りが走っている。くるまで埋まる片側3車線の広い通りの両側には、ビルが立ち並んで商店が軒を連ねている。繁華街だけあって人通りも多い。紳士が書いてくれた地図を片手に道を尋ねながら進んで行くと、やがて「ORMAN BAKAN」の建物が現れる。ここは名の知れた所らしい。後で尋ねても、それが何を目的にした建物かはよく分からない。  <br /><br /><br />迷わず目指すホテルに着いたのは、午後の2時半である。午後の観光には、ちょっと遅すぎる時間である。午後の半日は取れると思っていたのに、これでは予定が狂ってしまう。アンカラの観光は、今日の午後半日と明日の午前少々の時間しかないのだ。はたと困ってしまう。ここアンカラの観光ポイントは、それほど多くないので時間はかかりそうにないが、少なくとも「アナトリア文明博物館」と「アタテュルク廟」の2カ所だけは見る予定にしているのだ。<br />  <br />(この続きはこちらへ⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ ) <br /><br />

トルコ:アンカラの旅

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1999/12/01 - 1999/12/02

163位(同エリア222件中)

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yasyas

yasyasさん

アンカラ到着
午後1時、出発から5時間かかって首都アンカラに到着である。楽しい車中のひとときをつくってくれた彼女と別れを惜しみながらバスを下車。これからカッパドキアへとんぼ返りするという彼女の瞳は、アンカラの冬の空のように深く澄みきって美しい。ギュレ ギュレ!(さようなら)と別れの言葉を残しながらオトガル(バスタ−ミナル)の構内へ急ぐ。予定より時間がかかり過ぎだ。こちらの予定では午前中に着いて、午後から市内観光を予定していたのに、これではその時間が取れそうにない。とにかく、腹ごしらえだ。
 

ここのオトガルは最近新築された屋舎らしく、そのスケ−ルの大きさには驚かされる。長方形につくられたコンコ−スはべらぼうに広く、その長さだけでも100mはあるだろうか。その天井も高く、新しい広々とした空間はなかなか気持ちがいい。ここは地下鉄のタ−ミナルとも連結しているので、何かと便利である。
 

コンコ−スの一角に食堂を見つけ、そこへ飛び込んで昼食を始める。陳列ケ−スの中からチキンにポテトと野菜がついた皿を選び、それにス−プをオ−ダ−する。これにパンも添えられている。これで代金300円である。昼食にしては少し重い食事で、お腹いっぱい満腹となる。 


ホテルへ
とにかく先を急がなければ時間がない。このオトガルから中心街クズライまではミニ地下鉄アンカライが走っている。宿泊ホテルはその方向なので、これに乗って急ごう。そこで、アンカライの案内表示を見ると、この構内から階段を上った階上から発車するようになっている。急ぎ階段を駆け上り、チケット売り場を探す。その前に、ホテルまでの行き方を教えてもらわなければならない。
 

そこで、若い通行人をとらえて尋ねてみよう。若者に英語を話す人が多いからである。しかし、いくら待っても若者の姿が見えない。しびれを切らして、若い子供連れの婦人をとらえ、「英語話しますか?」と尋ねると、やや躊躇しながら「えゝ、少しだけなら」と返事が返ってくる。「クズライへ出るには、このアンカライで行けますか?」と質問すると、OKという返事。そこで、チケット販売の窓口を教えてもらい、一緒に連れだって1枚300円のチケットを購入する。なんと運賃の高いこと! 市内バスなら数十円単位なのに、どうして地下鉄はバカ高いのだろう。
 

一緒に案内してもらいながら自動改札口を通過し、ホ−ムへと向かう。待ち構えていた新しい感じの地下鉄電車に乗り込み、間もなく発車。早速、地図を広げて「この場所に行きたいのですが、駅から遠いですか?」と聞くと、その言葉がよく理解できないらしく、その婦人がちょっと戸惑っている。すると、そのやりとりを見ていた近くの中年紳士が、「Can I help you?」と声をかけてくれる。そこで、「英語話しますか?」と尋ねると「Yes!」という返事。これで救いの神が現れた!
 

彼にホテルの場所を示し、そこへのル−トを尋ねる。すると親切な彼は、揺れる電車の中で手帳の用紙にクズライ駅からのル−トを地図に書いてくれ、「ORMAN BAKAN」という建物を尋ねながら行けば分かりやすいからと、親切な解説入りでその用紙を切り裂いて渡してくれる。目指すホテルは、その建物の角を曲がった先にあるのだ。自分もそのホテルなら知っているといい、駅から歩いて10分少々で行けるだろうと教えてくれる。ほんとに親切な紳士である。旅先で受けるこんな親切ほど嬉しいものはない。「チョク テシェッキュレデリム!(大変ありがとう)」と厚く礼をいいながら、間もなく到着のクズライ駅で下車する。
 

駅員をとらえて、「ORMAN BAKAN」へ行くにはどちらの出口かを確かめ、地上へ上り出る。この地域はアンカラの新市街の中心地クズライ地区で、そこにメインストリ−ト・アタテュルク通りが走っている。くるまで埋まる片側3車線の広い通りの両側には、ビルが立ち並んで商店が軒を連ねている。繁華街だけあって人通りも多い。紳士が書いてくれた地図を片手に道を尋ねながら進んで行くと、やがて「ORMAN BAKAN」の建物が現れる。ここは名の知れた所らしい。後で尋ねても、それが何を目的にした建物かはよく分からない。  


迷わず目指すホテルに着いたのは、午後の2時半である。午後の観光には、ちょっと遅すぎる時間である。午後の半日は取れると思っていたのに、これでは予定が狂ってしまう。アンカラの観光は、今日の午後半日と明日の午前少々の時間しかないのだ。はたと困ってしまう。ここアンカラの観光ポイントは、それほど多くないので時間はかかりそうにないが、少なくとも「アナトリア文明博物館」と「アタテュルク廟」の2カ所だけは見る予定にしているのだ。
  
(この続きはこちらへ⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ )

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
一人旅
交通手段
タクシー
旅行の手配内容
個別手配
  • アンカラのメインストリート<br />アタテュルク通り<br /><br />

    アンカラのメインストリート
    アタテュルク通り

  • アナトリア文明博物館の入口<br />レンガ風の古めかしい石積み建築<br /><br />

    アナトリア文明博物館の入口
    レンガ風の古めかしい石積み建築

  • 発掘人骨の展示<br />

    発掘人骨の展示

  • 館内の展示<br /><br />

    館内の展示

  • 4人の歌手がトルコ民謡を歌う<br /><br />

    4人の歌手がトルコ民謡を歌う

  • ベリーダンス<br />3人のダンサーが踊る<br />

    ベリーダンス
    3人のダンサーが踊る

  • 迫力のある女性歌手<br />場内は大合唱が始まる<br /><br />

    迫力のある女性歌手
    場内は大合唱が始まる

  • アタテュルク廟の参道入口<br /><br />

    アタテュルク廟の参道入口

  • アタテュルク廟の壮麗な建物<br />この中にアタテュルクの墓がある<br /><br />

    アタテュルク廟の壮麗な建物
    この中にアタテュルクの墓がある

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