自然に帰ろう！ 心の休日 カナダの旅　(08)Ｎｏ．(ナンバーワン) １　

2001/10/02 - 2001/10/02

09日目　10月02日
レイクオハラ≪オペービンプラトーサーキット トレイル≫

今日はタカカウフォールズ起点の≪アイスライン トレイル≫を歩こうと思う。
その前に、レイクオハラシャトルバスの予約について尋ねるため、フィールドにある
インフォメーションに立ち寄ります。数席設けられているらしい前日予約枠について
＆ キャンセル狙い、まぁダメモトで。

「レイクオハラへのバスの予約についてお伺いしたいのですが」　
“バスは10時にレイクオハラパーキングからだよ。場所はわかるかい？”
「はい、わかります」
・・・ちなみに・・・
「今日のバスには乗れますかね〜？ 予約はしてないんだけど」
・・・・・・
“多分大丈夫だと思うよ”
思い立ったが吉日、ではないが、もし行けるんだったら行くしかない！
明日以降が大丈夫という保証はないしね。

カナディアンロッキーの聖地と言われ、ハイカー憧れの地でもあるレイクオハラ。
湖へのアクセスロードは一般車進入禁止のため、予約必須のシャトルバスを利用
するのが現実的な唯一の方法。ですが、自然環境保護の理由から入山者数は
制限されており、1日当たり42席しかない座席の確保は超難関。
決して大げさではなく 『気軽に行かせてもらえる場所ではない！』 のです。

エリア ヨーホー国立公園周辺(カナダ)

• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: レンタカー 飛行機
• 航空会社: エアカナダ
• 旅行の手配内容: 個別手配

『たまたまでも空席があって、運よく行けたらいいな』
そんな位置づけだっただけに、飛び込みで行けるなんてラッキー！！

シャトルバスでレイクオハラへ。
予約を取ったわけではないので、乗客名簿をチェックしているパークスカナダの
レンジャーにお伺いを立て、OKをもらい、料金（12ドル）を支払い乗車。
湖まで約13km、穴ぼこだらけの道をゆっくりと、30分ほどかけて進みます。
途中、徒歩入山のハイカー数名あり。バスに乗れなかった場合の
最後の手段として「歩く」もあるにはあるけど・・・。

≪オペービンプラトーサーキット -Opabin Plateau Circuit- トレイル≫

歩行距離一周約8km、標高差250m（登山口2035m〜最高点2285m）、
コースタイム4〜5時間程度。

レイクオハラのトレイルはどこを歩こうか。どのトレイルも魅力的で
迷ったのですが、ハイキングガイドの「箱庭的な美しさ」を見たくなって
オペービンプラトー〜オペービンレイクを目指すことにしました。

歩き始めましょう！

持参のハイキングガイドは反時計回りでの案内となっていますが、
それには逆らって時計回りでスタート。

いきなりこんな光景見せられたんじゃ足が止まっちゃいます

対岸に点在しているのはレイクオハラロッジのキャビン

もしここに泊まることができたら、間違いなく究極のロッキー滞在になりますね。

おぉ〜〜っ！！！

こりゃ反則でしょ、まだ先があるのに。

オペービンプラトーサーキットへ

歩いていて気持ちのいいハイキングです

ハンガビーレイク -Hungabee Lake-

オペービンレイク -Opabin Lake-

いいのかな、絶景独り占めしちゃって。
サーキットに入ってからまだ誰とも会っていません。

ランチ

質素でいいんです、素晴らしい景色がメインディッシュですから。

オペービンプラトーの絶景

本当に箱庭みたいです。
山、湖、森、石、・・・絶妙に計算され尽して配置されている感じがします。

水辺にも癒されます

メリーレイクを眼下に

メリーレイクとレイクオハラの展望
（後方正面：カセドラルマウンテン　右：ウィワクシーピーク）

ここへの途中、オペービンプロスペクトという展望地があったのですが、
なぜかスルー、それもあることを知っていながら。
ここよりも眺めは恐らくよかったはずで、なんとも残念です。
ちなみにここより少し前で、やっと人（一組2名）に出会いました。

メリーレイク -Mary Lake-

エリザベスパーカーハット（カナダ山岳会山小屋）

ほぼトレイルを歩き終え、【参考記録】今回私の場合はここまで ：
一周・・・約2時間45分、でした。
食事休憩を含んだ時間にしては、ちょと急ぎすぎたようです。

この時点で、戻りのバス（16：00発）まで2時間45分程。中途半端な
いや〜な時間の残り方。さて、どうしたもんか。
レイクマッカーサーへ行ってみようか。でも、持参のハイキングガイドに
よると（多少余裕を持っていると思われるとはいえ）所要約4時間半。
じゃあ、ということで、モーニンググローリーレイクへ。
歩き始めたのですが・・・

なかなか着かない。結局、14時を少し回ったところで断念することにした。
予備知識がまったくないくせに、このまま進めばなんとかなったかな、
との思いもあったけれど、バスに乗り遅れたらシャレにならない。

モレインレイクが一番と信じて疑いませんでした、昨日までは。
でも、レイクオハラはその上をいってました。
息を呑むような絶景、心癒される、静寂の中のハイキングは素晴らしい
ものでした。何度でも訪れたい、レイクオハラはそんな場所です。

最後にレイクオハラをバックに



自然に帰ろう！ 心の休日 カナダの旅　
(09)源泉掛け流し　へ続く

この旅行記へのコメント （3）

• 幸ちゃんさん 2015/01/30 22:50:10

  よろしいですね

  質問ですが、
  
  以前ほかの方の旅行記でカナダでは熊対策上、単独行トレキングを禁止しており
  ミニマム4人以上と記載があったかと思いますが、その辺はいかがでしたか。
  規制はなかったようですが、熊対策はどのような工夫をされたのでしょうか。

  ファルコンさん からの返信 2015/02/04 20:15:30

  RE: よろしいですね

  幸ちゃんさん、こんにちは。書き込み有り難うございます。
  カナディアンロッキーのトレイルは、熊対策での人数制限（あるいはクローズ）
  されているものも中にはありますが、大部分は単独ハイキングが可能でした。
  （モレインレイクエリアはほぼ全滅、単独行動不可でしたが。）
  どのトレイルを歩くかは現地で状況確認もしますが、日本出発前にパークスカナダ
  等のサイトでコンディションのチェックもするようにしています。
  熊対策は、実はなにもしませんでした。が、もしもを考えればするべきだったかなとは
  思っています。いくつかのトレイルを歩いた中で、熊に遭遇したことはありませんが、
  たまたま大丈夫だけだったかもしれないですし・・・
  次回（があれば）は、ベアスプレーを現地で購入することになるかもしれません。
  鈴は効果がないということも聞きますので。
  

  幸ちゃんさん からの返信 2015/02/04 21:08:03

  ありがとう

  カナダはいいですよね
  
  行きたいのですが、なかなか難しくて.......
  
  熊スプレーやはり必要ですね
  
  何と言っても、生命の危機を救ってくれるかものツールですからね
  
  ありがとうございました。