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AFの二重のトラブルで、バイヨンヌからビルバオへ自力の移動を求められ、TGVでイルンまで移動することには成功。これで漸くスペイン入国を果たした。が、TGVを降り、その足でRenfeの窓口へ行って本日のビルバオ方面への列車の乗り継ぎを駅員に聞くと、今日はもう列車はない、バスを使え、というばかり。バスを使えと言われてもバスターミナルがどこだか分からない。こちらは一応Euskotren(バスク州鉄道)がイルンからビルバオを結んでいることだけは知っていたので、ではEuskotrenは?と聞くと、駅員はEusukotrenもない、バスを使え、の一点張りである。<br /><br />そんなはずはない、といううことで、バスターミナルは探さずEuskotrenの駅を探す。幸い、Euskotrenの駅はRenfeの駅からほど近いところにあった。雰囲気的には日本の私鉄の駅そっくりである(具体的には井の頭線の新代田駅をさらに小さくした感じ)。駅には着いたものの、駅員は窓口にいない。自販機が一つあるだけである。ともかく、駅に貼ってある時刻表を見ると、列車はかなり走っていることが分かった。ビルバオ方面へも一回乗り換えは必要だが毎時走っている。Renfeの駅員はでまかせを言っていたのだ。さて、切符の買い方となると、ちと複雑でよく分からない。Euskotrenは何本もの支線を持っているので、どれがビルバオまで繋がっているのか自販機の画面を見ただけではすぐには分からないのである。たまたま、そこに駅員がホームから上がってきて、親切にも切符の買い方を教えてくれた。また、乗換駅の説明をしてくれる。Renfeの駅員とは大違いであった。<br /><br />Euskotrenのイルン駅は対面式ホームがあるだけのこじんまりした駅である。ただ、ホームの雰囲気も日本の私鉄そっくり。ホーム高さが列車床面と同じ高さなのである。なぜか遠い異国に来たという雰囲気がしない。なおかつ、車両の雰囲気も日本風である。カラーリングに至っては京浜東北線そっくりである。

ついに、スペイン入国(陸路で)

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2010/10/03 - 2010/10/03

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覇王樹

覇王樹さん

AFの二重のトラブルで、バイヨンヌからビルバオへ自力の移動を求められ、TGVでイルンまで移動することには成功。これで漸くスペイン入国を果たした。が、TGVを降り、その足でRenfeの窓口へ行って本日のビルバオ方面への列車の乗り継ぎを駅員に聞くと、今日はもう列車はない、バスを使え、というばかり。バスを使えと言われてもバスターミナルがどこだか分からない。こちらは一応Euskotren(バスク州鉄道)がイルンからビルバオを結んでいることだけは知っていたので、ではEuskotrenは?と聞くと、駅員はEusukotrenもない、バスを使え、の一点張りである。

そんなはずはない、といううことで、バスターミナルは探さずEuskotrenの駅を探す。幸い、Euskotrenの駅はRenfeの駅からほど近いところにあった。雰囲気的には日本の私鉄の駅そっくりである(具体的には井の頭線の新代田駅をさらに小さくした感じ)。駅には着いたものの、駅員は窓口にいない。自販機が一つあるだけである。ともかく、駅に貼ってある時刻表を見ると、列車はかなり走っていることが分かった。ビルバオ方面へも一回乗り換えは必要だが毎時走っている。Renfeの駅員はでまかせを言っていたのだ。さて、切符の買い方となると、ちと複雑でよく分からない。Euskotrenは何本もの支線を持っているので、どれがビルバオまで繋がっているのか自販機の画面を見ただけではすぐには分からないのである。たまたま、そこに駅員がホームから上がってきて、親切にも切符の買い方を教えてくれた。また、乗換駅の説明をしてくれる。Renfeの駅員とは大違いであった。

Euskotrenのイルン駅は対面式ホームがあるだけのこじんまりした駅である。ただ、ホームの雰囲気も日本の私鉄そっくり。ホーム高さが列車床面と同じ高さなのである。なぜか遠い異国に来たという雰囲気がしない。なおかつ、車両の雰囲気も日本風である。カラーリングに至っては京浜東北線そっくりである。

旅行の満足度
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
交通手段
鉄道
航空会社
エールフランス
  • Euskotren、イルン駅。Euskotrenはバスク州が運営する狭軌(メーターゲージ)の私鉄であるが、実は国境を越えたフランス側のエンダイエ(フランス読みはアンダイ)が始発駅となっている。

    Euskotren、イルン駅。Euskotrenはバスク州が運営する狭軌(メーターゲージ)の私鉄であるが、実は国境を越えたフランス側のエンダイエ(フランス読みはアンダイ)が始発駅となっている。

  • Euskotrenの主力車両、200系。4両編成3つドアの列車。<br /><br />Euskotrenは延長181キロに及ぶ路線を持っているが、このエンダイエからビルバオに至る路線が本線扱いとなっている。ただ、あまりに長いことと、途中のアマラ駅が頭端駅となっていることから、1日2本の直通快速以外は全てアマラ駅で乗り換えるようになっている。

    Euskotrenの主力車両、200系。4両編成3つドアの列車。

    Euskotrenは延長181キロに及ぶ路線を持っているが、このエンダイエからビルバオに至る路線が本線扱いとなっている。ただ、あまりに長いことと、途中のアマラ駅が頭端駅となっていることから、1日2本の直通快速以外は全てアマラ駅で乗り換えるようになっている。

  • この200系、クロスシートではあるものの、座席はFRP製である。長距離移動には全く持って向いていない。快速用には転換クロスのまともな車両が使われている。つまり、今回イルンからビルバオまで計4時間(1時間の乗り換え待ちを含む)、この固いFRPシートに座り続けることになったのである。

    この200系、クロスシートではあるものの、座席はFRP製である。長距離移動には全く持って向いていない。快速用には転換クロスのまともな車両が使われている。つまり、今回イルンからビルバオまで計4時間(1時間の乗り換え待ちを含む)、この固いFRPシートに座り続けることになったのである。

  • さて、この路線に乗るまでは、超一級のローカル線とたかを括っていたのだが、実際には高頻度運行を行う路線であった。なおかつ、運賃は恐ろしく安く、イルンからビルバオまで120キロ以上の道のりで僅か4.85ユーロである。途中、路線の複線化、直線化、高架化と、町中山間部問わず改良工事を行っていたのだが、運賃が安いこともあるのだろうが乗客数が多く、意外と収益性が高いことが伺える。日本のローカル私鉄からすると羨ましい限りである。<br /><br />この写真は途中の複線化工事区間で見かけた新駅建設途中の風景。

    さて、この路線に乗るまでは、超一級のローカル線とたかを括っていたのだが、実際には高頻度運行を行う路線であった。なおかつ、運賃は恐ろしく安く、イルンからビルバオまで120キロ以上の道のりで僅か4.85ユーロである。途中、路線の複線化、直線化、高架化と、町中山間部問わず改良工事を行っていたのだが、運賃が安いこともあるのだろうが乗客数が多く、意外と収益性が高いことが伺える。日本のローカル私鉄からすると羨ましい限りである。

    この写真は途中の複線化工事区間で見かけた新駅建設途中の風景。

  • イルンからの列車はアマラ駅止まりである。ここで一時間後に出るビルバオ行きに乗り換えである。ただ、通しの切符を買ってしまったので、駅から出ることが出来ない。駅構内をうろうろするしかない。

    イルンからの列車はアマラ駅止まりである。ここで一時間後に出るビルバオ行きに乗り換えである。ただ、通しの切符を買ってしまったので、駅から出ることが出来ない。駅構内をうろうろするしかない。

  • アマラ駅構内に停まっていた事業用車両。架線試験車らしい。Euskotrenはその殆どが電化されており、4.5キロだけ非電化路線を持っているが、これは保存鉄道として週末に蒸機が走る路線である。<br /><br />このアマラ駅、Renfeの駅はすぐ近くにあり、そちらの駅名はサン・セバスチャンという。ビルバオに着いてから分かったことなのだが、アマラ駅から夏のリゾートとして名高いサン・セバスチャンの海岸へはすぐ近くらしい。

    アマラ駅構内に停まっていた事業用車両。架線試験車らしい。Euskotrenはその殆どが電化されており、4.5キロだけ非電化路線を持っているが、これは保存鉄道として週末に蒸機が走る路線である。

    このアマラ駅、Renfeの駅はすぐ近くにあり、そちらの駅名はサン・セバスチャンという。ビルバオに着いてから分かったことなのだが、アマラ駅から夏のリゾートとして名高いサン・セバスチャンの海岸へはすぐ近くらしい。

  • アマラ駅構内から見たサン・セバスチャンの風景。

    アマラ駅構内から見たサン・セバスチャンの風景。

  • アマラを出ると、都市部を抜け、緑豊かなところをただひたすら走る。だが、相変わらず乗客の乗降は多い。

    アマラを出ると、都市部を抜け、緑豊かなところをただひたすら走る。だが、相変わらず乗客の乗降は多い。

  • イバラ川に沿って走る。

    イバラ川に沿って走る。

  • 沿線からは時々海も見える。この海はデバの海岸。ここを過ぎると列車は今度は山の中へと入っていく。<br /><br />結局、イルン発16時22分の列車は、アマラ駅での一回乗り換えでビルバオアチューリ駅に定刻の20時20分に到着した。この日は観光する時間はなくなってしまったが、幸か不幸か予定にはなかった車窓を楽しむことができた。結局のところ、スペイン来訪<br />にただの一度も飛行機を使ったことがないということになってしまった。これは運命とでもいうことなのであろうか。スペインへ行くときには列車で行けということなのか。

    沿線からは時々海も見える。この海はデバの海岸。ここを過ぎると列車は今度は山の中へと入っていく。

    結局、イルン発16時22分の列車は、アマラ駅での一回乗り換えでビルバオアチューリ駅に定刻の20時20分に到着した。この日は観光する時間はなくなってしまったが、幸か不幸か予定にはなかった車窓を楽しむことができた。結局のところ、スペイン来訪
    にただの一度も飛行機を使ったことがないということになってしまった。これは運命とでもいうことなのであろうか。スペインへ行くときには列車で行けということなのか。

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