島へ。与島編。

2010/10/14 - 2010/10/14

バスで旅する島。

岩黒島から与島へ。

塩飽諸島を傍目にかけながら
瀬戸大橋の上を南下します。

岩黒島の余韻が余韻を生む。
そんな与島への旅。

始まり始まりー。

エリア 坂出・瀬戸大橋周辺(香川)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス

岩黒島９時４１分発。
下津井バス瀬戸大橋線に乗り込み。

観光バスやら一般の車に混じって与島のバス停へ到着。

瀬戸大橋 (香川県) 名所・史跡

ここは瀬戸中央自動車道のパーキングエリアとなっているので
利用されたことがある方もたくさんおるんではないでしょうか。

ドライブ途中の休憩ポイントとしては最高です。

レストラン、トイレなども充実。
お土産売り場も広い。

そのお土産売り場の一角の案内所で島内マップをゲット。

色んなモニュメントが設置してあります。

さあさあ。

島内散策にでかけるとしますか。

地図は持たない散策が多い私ですが
今日は島内マップを片手に遊歩道を歩きます。

ここ与島も一般車両は公道不可なので歩いて回ります。

瀬戸大橋の下をくぐったら・・・。

瀬戸大橋 (香川県) 名所・史跡

もう民家は目前。

とても静かな集落ですわ。

こんなに立派ななまこ壁の家もちらほら。

静かな民家の頭上にも時折ゴーって。

電車が行きかいます。

音は波音と電車の音だけ。

日常からえらくかけ離れてると思ってしまうのは、この島にも鉄道の駅がないということからなんでしょうかね。

港から見えるのは四国は坂出の工場群。

音もなく煙突から煙が。

浮かぶ小舟にも人影がありませんなぁ。

与島港穴部泊りとありました。
港の名前ですねー。

瀬戸大橋を時々振り返って眺めながら。

島の南を目指します。

瀬戸大橋 (香川県) 名所・史跡

ここ与島の最南端には鍋島灯台があるんですわ。

こんもりした小さな島に灯台。昔、映画のロケ地かなんかになったらしいそうで。

案内所の方がおっしゃってたのですがこの時期は開放されてなくて中までは見れないそうです。

桜の咲く頃だけ開放されるようなのでそっと眺めてから。

その鍋島灯台付近の防波堤もそっと眺めて。

与島港浦城泊りとありました。

その浦城泊りから与島のお隣さん、小与島が見えます。

採石場があるそうで切り出された島影がくっきり見てとれます。

やっぱし海は気持ちいい。
そして橋も美しい。

この上なく機嫌も良くなる。

そんな景色。

一方目を転じると民家のすぐ頭上をゴーッ。

この橋の登場で島の生活も変わってしまったのかなぁと思うほど人に出くわしません。

島内南側の散策を終え。
今度は北側へ。

その前に一休みするためにパーキングに戻る途中に出会いました。

うちも田舎ですが最近お目にかからない。
島暮らしなんておまえうらやましいなぁ。

パーキング（与島プラザと名称があるのですが）に戻って一休み。

こんな素敵な東屋までありました。

風が心地ええんですわ〜。

与島の入口。ようこそようこそ。

本州側からも四国側からもここでUターンできるというスグレモノですぞ。

ここに車を止めて島内散策もできますぞ。

バス停脇の遊歩道を下っていくと・・・。

こんな風景に出会えたり。

こんな風景に出会えたりするんですわ。

徒歩ならでは。ゆっくりゆっくり眺められます。

何度もしつこいようですが一般車両は侵入できません。徒歩のみ散策できるんですわ。

櫃石島や岩黒島もそうでしたが、ここ与島と決定的に違うこと。それは一般車両が自動車道から降りて駐車できるということ。なんだか別世界が一つの島に存在しているようで不思議な感覚になるんですわ。

初島民に遭遇。この島のおじいちゃん。

鼻歌交じりに。『昔はこの島も観光客で溢れかえってたんじゃぞー』って。

橋ができたから若い者も本州へも四国へも通勤できる。だから人口が増えるのではないか。とはさっきのおじいちゃんのお話。

そんな島民の僅かな望みも叶うことなく。この小学校も廃校となってしまっている。

原因は橋の通行料にあったみたいなんですわ。
通行料が高目のため毎日通うのであればそっちに住んじゃった方が経済的にも時間的にも余裕が出る。

ん〜。便利さとは紙一重の代物ですのー。

ただこんなに立派な校舎に子供たちの声が聞こえんということは淋しい限りですわ。

この辺は過去塩田だったそうで。

今は地名が残っているだけで残念ながらその面影は残っておらんかったです。

島の北側は道も広く整備されておりました。

遠くに見えるフィッシャーマンズワーフを目指します。

ホント道が整備されていて。そのせいか幾分町並みも新しい感じを受けます。

瀬戸大橋と塩田跡と。そして採石跡。

どれが良くてどれが・・・なんて部外者の私には言えることじゃありませんが。

瀬戸大橋 (香川県) 名所・史跡

さあさあ。フィッシャーマンズ・ワーフ到着。

ここも瀬戸中央自動車道のパーキングエリアになっており、与島プラザから車で行き来できるんですわ。四国のお土産品やレストランもあります。

何年か前四国に行った帰り、うどんだけじゃお腹がすいたのでちょっとしたファーストフードを食べた記憶があります。

おお。ビール。うー。飲みたい。

フィッシャーマンズ・ワーフ内のレストランですわ。

ビールを我慢してから。

島の北側の浜へ。

タイルからはみだした雑草が淋しいような。
シュロの木も植えてあり南国ムードを演出しようとする感が。

先ほどまでおった岩黒島を眺めます。

見事なまでに美しい橋。

釣り人がちらほら太公望ですわ。

瀬戸大橋には二つのバス路線があるんですわ。
ここはフィッシャーマンズ・ワーフのバス待合所です。

一つは本州方面から与島までの下津井電鉄バス。もう一つは四国方面から与島までの琴参バス。したがって与島より本州側の島へ行く者はここでバスを乗り換えなきゃならないという。逆も然り。

乗り換え客が数名。不便なんじゃなぁ。

立派なループ橋もええですが。やっぱし鉄道の駅があった方が良かったんじゃないかなぁなんて。おっと。無粋な独り言ですな貝坊主。

瀬戸大橋 (香川県) 名所・史跡

待合所は広くて綺麗でしたが。

ふー。

待合所からフィッシャーマンズ・ワーフを眺めると。修学旅行生の一団が。

与島に立ち寄ったということを忘れないでおって欲しい。そう願わずにはおれん貝坊主でした。

フィッシャーマンズ・ワーフのバス停１３時０５分発。下津井電鉄バスJR児島駅行。４００円です。

私以外の乗客は岩黒島で降りた女子高生とおじいちゃん、それに児島インターで降りて行った浜ちゃんスーさんよろしい釣り人たち。

にっぽんは広いぜよ。只今流行中の龍馬よろしく。