2009/12/14 - 2009/12/15
59位(同エリア222件中)
muccさん
以前からずっと憧れていた国、トルコ。
いくつもの民族が作り上げた長い歴史、エフェスやトロイといったたくさんの古代遺跡、カッパドキアやパムッカレといった独特の自然の景観、世界3大料理に数えられるトルコ料理など、トルコの魅力は数え切れないほど!
そんなトルコを満喫できそうなツアーを旅行サイトで見つけてしまい、いてもたってもいられず申し込んでしまいました!
今回私が行ったツアーは「JTB旅物語 人気のプチホテルに泊まる 優雅なトルコ9日間」。
添乗員さん&現地ガイドさん付き・全食事付き・全ホテル高級・ボスポラス海峡クルーズ付きという素晴らしい内容でかなりの格安料金でした!
あの値段でどうしてこんなに至れり尽くせりだったのか???
さすがJTBといったところでしょうか。
添乗員さん付きの団体旅行という形のツアーは初めてでしたが、身体も楽なうえにかなり詳しい説明が聞けて、とても楽しい9日間を過ごせました。
旅行の日程は以下の通り。
1日目 関空発(ソウル乗継ぎ)→イスタンブール
2日目 イスタンブール→アンカラ
3日目 アンカラ→カッパドキア
4日目 カッパドキア→コンヤ
5日目 コンヤ→パムッカレ
6日目 パムッカレ→エフェソス→アイワルク
7日目 アイワルク→トロイ→イスタンブール
8日目 イスタンブール→(ソウル乗継ぎ)→関空
9日目 関空着
1番最初に観光した街・アンカラでは、アンカラ城とアタテュルク廟を観光しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- 大韓航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
-
関西国際空港9時40分発のKE730にて乗り継ぎとなるソウル・仁川空港に向かいます。
乗継ぎの時間が少なかったのであまりウロウロできませんでしたが、綺麗な空港でした!
日本の空港も頑張れー!! -
クリスマスシーズンのためか、綺麗に飾りつけられていました。
40分ほど出発が遅れ、14時半頃にKE955にてイスタンブールへ!
ここから約12時間のフライトです。 -
現地到着は夜なので眠ることもできず、座席にモニターもない便だったので退屈するかと思いきや、とんでもない!!!
周りの中国人、韓国人の方々のはちゃめちゃっぷりのすごいこと!
詳しくは書きませんが、物が転がってくる・ミネラルウォーターの争奪戦・人の座席をのっとるなど、笑いあり涙あり怒りありの12時間でした。
写真は大韓航空の機内食。
美味しかった! -
19時頃、無事にイスタンブールのアタテュルク空港に到着!
トルコ人のガイドさんと合流して、旅行の日程の確認などをしながらバスでホテルに向かいます。
初日のホテルはシェラトン マスラク(SHERATON MASLAK)。
なんとLグレードのホテルでした!
そんな良いホテル泊まったことないよー。
1人で使うにはかなり広い部屋があてがわれました。 -
翌日は早朝出発だったので、大きくてふかふかのベットで早々と熟睡。
写真は部屋の窓から見たイスタンブールの朝焼け。 -
ゆっくり眠ったので翌朝はかなり元気!
種類も多く(そのうち半分くらいはよくわからないトルコの料理?食材?でしたが)豪華な朝食を食べ、ホテルを出発!
アンカラに向けて約450Km、5時間の道のりをバスで突っ走ります! -
バスの車窓から。
朝焼けとモスク。
ここはトルコなんだなぁ、と改めて実感。
昨日は真っ暗で何もみえなかったので。 -
しばらくして、ヨーロッパとアジアを結ぶ橋・ボスポラス大橋に到着!
ボスポラス大橋はボスポラス海峡に架かる全長1510mのつり橋。
ようやく太陽が昇ってきました。 -
ボスポラス大橋通過中!!
右に見えるのがルメリ・ヒサル。
メフメット2世が1452年に建てた要塞。 -
橋を渡り終えました。
イスタンブールはヨーロッパ側がビジネス・官公庁・観光など「働くところ」、アジア側は住宅街など「住むところ」となっていて、そのため平日の通勤時間帯はみんな西へ、帰宅時間帯はみんな東へむかうため、かなりの渋滞が起こるそうです。
写真はアジア側のイスタンブールの街並み。
高層マンションがたくさん建っています。 -
イスタンブールは都市人口1000万人を越える世界有数のメガシティ。
その割りに地下鉄などの交通網の整備が遅れているため、住んでいる人たちはなかなか大変そうでした。 -
しばらく走った後、湖のようなところに出ました。
だいぶ大きかったので、イズミット湾だったのかも。 -
次第に街並みも変わってきました。
マンションが減り、一戸建ての民家が増えてきました。 -
ヨーロッパ風の民家のなかにモスクが建っているのが不思議な感じ。
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サービスエリアに到着!
トルコではバスの移動が最もポピュラーなため、道路もきれいに整備されていてサービスエリアも充実しているそうです。 -
サービスエリア。
トイレを済まし、ミネラルウォーターを買い込みます。 -
このバスでトルコを9日間かけてまわります!
ドライバーさんもガイドさんもその間自宅に帰れないわけで…大変なお仕事です! -
だんだん山の中に入ってきました。
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この辺りは雪が積もっています。
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素朴な民家。
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山道を抜けて、本日2度目のサービスエリアに到着!
かなり広い駐車場。
どこでも停め放題ですねー。 -
立ち寄ったサービスエリアのトイレは無料でしたが、トルコのトイレはたいてい有料で、だいたい0.50〜1トルコリラほどです。
ツアーでは綺麗で無料のトイレがある所を選んで停まってくれたので、実際有料のトイレにはほとんど行きませんでした。
ありがたい! -
サービスエリア内のカフェで、トルコに来て初めてのチャイをいただきまーす!!!
トルコのチャイは、いわゆるストレートティーなんですよね。
チャイといったらミルクティーか香辛料入りかと思っていたので、ちょっと意外でした。
トルコ人はチャイを1日10杯以上飲むそうで、ガイドさんも休憩の度に飲んでいました。
トイレ行きたくならないのかなー?
でも、トルコの紅茶はカフェインも少なく、とても健康的なんだそうです。 -
再びバスの旅へ。
荒涼とした景色になってきました。 -
辺り一面耕地が広がっています。
トルコの食料自給率が100パーセントだというのも頷けます。 -
小さな集落。
-
-
どこかの湖。
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すごい景色が続きます。
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-
人なんて住んでいないような景色から一変、突然都会の街並みが出現!
トルコの首都・アンカラに到着しました!!!
アンカラってすごいところにあるんだなぁ…。 -
アンカラの街並み。
アンカラはアナトリア半島中央部に位置するトルコ共和国の首都。 -
初代大統領ケマル・アタテュルクの騎馬像。
アンカラの歴史は古く、新石器時代から人が暮らしていたそうです。
かつてはアンキラと呼ばれ、ローマ帝国時代にはアナトリアの拠点として繁栄したそうです。
1923年にケマル・アタテュルクがアンカラをトルコ共和国の首都に定めた時には、人口6万人の小さな地方都市だったそうですが、その後急速に発展。
現在では約376万人が住む、トルコ第2の都市になっています。 -
アンカラの街並み。
アンカラは旧市街と新市街、その郊外地区からなっていて、観光の見所の多くは旧市街、政府の施設は新市街に集中しているそうです。 -
ツアーは市内観光へ。
まず初めに向かったのはアンカラ城。
写真はアンカラ城の城門。
外壁と頂上の要塞だけしか残っていませんが、この上から見るアンカラの風景は絶景なんだそうです。 -
アンカラ城の城壁は2重になっています。
内側の城壁は7世紀にアラブの侵攻に備えてビザンツ帝国が築いたもの、外側は9世紀にビザンツ皇帝ミハイル2世が増強したものなんだとか。
急いで築いたためか、材料がなかったのか、ローマ帝国時代の石柱などが埋め込まれているのが面白い城壁です。 -
これはもともとどんな建物に使われていたんだろう?
言葉通り、歴史が「積み重なっている」感じですね。 -
城壁の隙間に鳩がいました。
-
この一帯はアンカラで最も古い地区。
そのため、城壁内には伝統的な建造物が数多く残っているそうです。
2階部分が前に飛び出した作りになっています。 -
古い民家。
-
トルコ猫発見!
猫好きの血が騒ぐ!
トルコは国中いたるところに動物がいます。
犬やら猫やらアヒルやら鳩やら牛やら羊やら…がそこらじゅうにいます。
動物好きには堪らない国です。
この後もいろんな猫に出会いましたが、この時が記念すべき初めての出会いでした♪ -
アンカラ城はアンカラの町の眺めが一番の見所らしいのですが、残念ながらこの日は霧に覆われてしまい、何も見えませんでした。
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時間はお昼を過ぎていましたが、まだ朝市が開かれていました。
野菜がかなり安い! -
ここで昼食の時間に。
向かったのはアンカラ城門の近くに建つ「Hatipoglu Konagi」という名前のレストラン。 -
この辺りには伝統的家屋を修復・利用した雰囲気のあるレストランが何軒かあるそうです。
今回行ったこのレストランも、アンカラ城壁を利用した建物なんだとか。
可愛らしい黄色のレストラン。 -
-
団体ツアーなので、2階の一部屋を貸し切りで使いました。
まず出てきたのがレンズ豆のスープ。
ちょっと独特なお味。
ツアー参加者の奥様・旦那様たちは舌が肥えた方々が多いのか、ほとんど食べずに残していました。 -
メインはこちら、サジュカブルマ(野菜と肉の炒め物)。
びっくりするほどではないですが、美味しかったです。
案の定こちらもツアーの皆様には不評でした。
私は舌が肥えてないので残さず食べましたが。
トルコ料理は世界3大料理と言われていますが、味はまた別の話なんでしょうか。 -
レストラン店内。
内装も可愛らしく、窓からの眺めも抜群です。
ウェイターさん(ナイスミドル!)も愉快な人で、素敵なレストランでした。 -
レストランはすごく眺めのいい場所に建っています。
ここから見下ろす景色もいいですねー。 -
アンカラ城を出た辺りの街並み。
ちょっと雰囲気が悪いです。 -
続いてアタテュルク霊廟へ。
バスが入っていくと検問のため、銃を持った兵士が車内に乗り込んで来てちょっとドキドキしました。
廟の入り口には左右に計6体の像が建っています。
こちらは3人の男性の像。
トルコを担う有識者、農民、軍人を表しているそうです。 -
反対側に建つ3人の女性の像。
中央の女性のはアタテュルクの死を悼んで泣いているそうです。
この男女の像は、国民一体となってトルコ革命を成功させたこと表していて、これを称え、建てられたそうです。 -
霊廟へ続く道、ライオンロード。
静穏、権力、保護などのシンボルである24頭のヒッタイトのライオンの彫刻が並んでいます。 -
ライオン像。
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アタチュルク廟に到着!
思っていたよりもだいぶ大きい、立派な建物です。 -
正面広場。
4万人が収容できるそうです。
かなり広い! -
階段両サイドには、レリーフが彫られています。
この廟を囲む回廊はアタテュルクに関する博物館になっています。
ガイドさんに案内されて、まずは博物館へ。 -
館内の写真撮影は禁止でしたが、アタテュルクが生前に愛用していた品々や各国から贈られた品々、それにアタテュルクの蝋人形や肖像画などが展示してありました。
-
ケマル・アタテュルクは、600年続いたオスマン帝国を終わらせ、1923年にトルコ共和国を建国、初代大統領となった人物。
世俗主義、民族主義、共和主義などを柱とするトルコ共和国の基本路線をつくりあげ、独裁政権でありながら国家の安定に成功した人物として知られています。
アタテュルクは現在でも国父としてトルコ国民から深く敬愛、尊敬をされていて、国内のあちこちに写真や銅像があります。
ちなみにアタチュルクとは「トルコの父」という意味なんだそうです。 -
トルコの紙幣にはケマル・アタテュルクの肖像が描かれています。
ケマル・アタテュルクは日本の明治天皇を尊敬していたそうで、執務室には天皇の肖像も掲げてあったそうです。
ロシアによる南下の脅威にさらされ続けたトルコにとって、そのロシアに勝利した明治天皇は尊敬の的であり、「東方の英明なる君主に自分は倣う」といって日本を手本に近代化を行ったそうです。
日本人としてはとても嬉しい話ですよね。 -
アタテュルク空港に飾られているケマル・アタテュルクの写真。
-
アタテュルク廟はトルコ国内で産出した石材のみを用いて建設されたそうです。
この壁にはアタテュルクが若者たちにむけた言葉が書かれています。 -
廟を守る衛兵。
右手に銃を持ち、左手は後ろに回して剣を握るという姿勢で、人形のように微動だにせず立っています。
2時間毎に行われる交替式が有名ですが、ツアーでは時間が合わず、残念ながら見られませんでした。
このアタテュルク廟を守ることはとても名誉なことなんだそうで、優秀かつ男前(!)の兵士しか配属されないそうです。
私たちのツアーのガイドさんは、なんと兵役(トルコでは全ての成人男性に兵役の義務があります)の期間ここで働いていたそうです。
すごいなー。
アタテュルク廟はトルコの陸海空の3軍によって守られています。
それぞれ軍服の色が違うそうで、私たちが行った時間帯にいた衛兵さんたちは空軍(青色)だったようです。 -
アタテュルク廟の天井。
-
霊廟の一番奥にアタテュルクの墓がありました。
内部は大理石と金モザイクで装飾されています。
献花が絶えないそうで、この時もトルコ人の親子が花を供えて祈っていました。 -
アタテュルク廟は、記念碑の丘と呼ばれるアンカラの中央に位置する小高い丘の上に建てられています。
ここから見るアンカラの眺めは抜群!ということは、この丘はアンカラのどこからでも見えるような場所なんですよね。
ここに葬られたのも分かる気がします。
日も暮れてきたのでバスでホテルに向かいます。 -
アンカラでのホテルはビュック アナドゥール(BUYUK ANADOLU)。
アンカラでもだいぶ郊外に建っていて、周りには本当に何もありません。
野良犬も多いらしく、危険なので出てはいけないと添乗員さんから忠告されました。
このホテルはサッカー選手などが合宿で使うことが多いそうです。
夜遊びにも行けないような所で練習をしていたら、強くもなりますね。 -
ロビーは大理石の吹き抜けになっていて、見た目は豪華。
でも、ほとんどの場所で節電のためか電気が消されていて、とにかく暗い!
翌日ツアー参加者さんたちに話を聞いたところ、私以外ほとんど全員の部屋でトラブルがあったそうで、口を揃えて「ひどいホテル!」と言っていました。
星のランクでは5つ星ですが、いろいろ問題の多いホテルの様です。 -
個人的には従業員さんも優しくて親切だったし、部屋は広くて(ツインどころかトリプル!)綺麗だったので、良いホテルだと思ったんだけどなぁ。
運が良かったのか?
アンカラはトルコに来て1番最初に見てまわった街。
首都というだけで他の街に比べてイメージが薄かったのですが、今回の旅行の中で1番印象が強い街だったかもしれません。
今のトルコ人のケマル・アタテュルクに対する尊敬の念や祖国に対する愛国心は相当なものです。
アンカラはビザンツ帝国でもなく、オスマン帝国でもなく、現在ある「トルコ共和国」を感じられる街でした。
※トルコ周遊2・カッパドキア編につづく。
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