2010/09/27 - 2010/09/28
296位(同エリア318件中)
ソフィさん
旧制四高最後の卒業生、理科甲類四組が、年に一回集う四四会。
山代温泉「ゆのくに天祥」での酒宴は、「南下軍」の歌に始まった。
「啻に血を盛る瓶ならば 五尺の男児要なきも 高打つ心臓の陣太鼓 霊の響を伝へつゝ 不滅の真理戦闘に 進めと鳴るを如何にせん」
(以下二,三,四題目省略)
この歌の正式の名称は、「明治40年第四高等学校応援歌」である。
「南下軍」とは、当時他の高等学校との対抗戦が、京都で行なわれていたため、四高の遠征が南下を常としたための命名だろう。
この歌が生まれたときは、長調だったが、いつの間にか短調に変わったらしい。
伴奏は太鼓だけで、蛮声をはりあげて歌う。
歌いながら脳裏に浮かぶのは、若き日の、一途に夢と理想を追った日々だ。
私が四高を受験したときは、敗戦の直後の混乱期で、おまけに父を失ったばかりだった。
担当の京田先生に相談したところ「進学するかしないかは、合格してから決めればいい」と示唆されて、受験したものだった。
この年入学試験に知能テストが初めて採用され、私は完璧に出来て目出度く合格する。
四高在学中にも、戦後の混乱が残っていた。
一年後輩の入学を見たが、一年間でその学級は廃止となって、新制に移行する。
だから最後の一年間は、僕たちのクラスだけの学校となった。
その上大学卒業時にはわれわれ旧制最後の卒業生と、新制最初の卒業生とが競合し、そうでなくても不況下の就職難を大幅に増幅させた。
いや、一同の悩みや喜びは、金沢の心優しいメッチェン(ドイツ語で娘さん)との、淡い恋の芽生えだったのかも知れない。
北陸の温泉宿の一夜は、青春の心の疼きを、呼び覚ませてくれる。
この記事の写真は「ソフィーさんのマイページ」(訪問56カ国、文章1,750件 写真8,000枚)、にあります。
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ブログの作成日順に並んでいる、文章主体の「片瀬貴文の記録」(文章1,800件)
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(片瀬貴文 2010.10.03)
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