湯の山温泉エレジー

2010/08/03 - 2010/08/04

今年（’１０）の夏は暑い。地球温暖化を象徴するような猛暑。この暑さは尋常ではない。連日熱中死の報道が繰り広げられる。暑い大阪を離れて文学仲間と、三重県の湯の山温泉に行きました。御在所岳にもケーブルですが登りました。さすがは１２００Ｍを越える涼しさ。小雨も手伝い、半袖では寒いくらい。湯の山温泉は、さびれゆく温泉街の観。特徴の少ない温泉街の哀しい歌が聞こえてくるようでした。

エリア 湯の山温泉・御在所(三重)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

結構長いケーブルカー。すこし上がると西側の四日市のコンビナート群と伊勢湾が見えてくる。

急に空が黒くなり、雨が降り始め、肌寒くなる。これだけ上がっても天候が急変するのだから、高い山は怖いんだろうな。

御在所岳は奇岩の集積。パワーストーンだという。

御在所岳 紅葉

パワーストーン・アラカルト。

８月なのに、ここは冬景色。

いまや廃墟の旅館。

閉店した喫茶店。

この坂道を浴衣姿の男女が、往時は行きかったのだろう。

哀しい色やねん。

バス停の前でやっと昼ごはんを食べれるレストランが見つかった。ドアを開けると誰もいない昼飯時。ここもダメかと思っていると２階から若い男が。パスタくらいはできるという。彼は２階でＮＰＯのフリースクールをしているらしい。空家の有効利用で社会に貢献というすこし明るいニュースを聞いて、暑い下界に戻りました。

ＮＰＯのフリースクール。虹の学校。遠方からも来ているとのこと。寄付も募っています。