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水俣・湯の児温泉旅行記(ブログ) 一覧に戻る
毎年、九州を旅するようになってた。<br />今年は熊本がスタート。<br />私が生まれる前からニュースになっていた水俣がスタート。<br />熊本空港から約100km。<br />結構、遠かった。<br />水俣病が問題になった頃は、とんでもない田舎だった。<br />そんな最果ての漁村でどうしてこんな甚大で悲惨な公害問題が起きたのか。<br />この目で確かめたかった。<br />熊本からレンタカーでひたすら南下する。 <br />八代から高速道路は分岐してローカルな高速道路になる。 <br />ところが例外にもれずこの最果ての片側一車線の高速道路も <br />(南九州西回り自動車道)高速無料化の対象ということで。 <br />なんだか確信犯のような感じで。 <br />何がかというと今回の無料化は無料というだけで料金所を通って <br />0円と表示されるのがポイント。 <br />ところが無料化区間はほんの一区間だけ。 <br />残りの芦北ICまでは料金所すら無い。 <br />それどころか、最新地図には一般道扱い。 <br />それどころか、レンタカーの古いカーナビには道路すら無い。 <br />かなり最近できた道路、完成したときには無料化となんともチグハグ。 <br />芦北からは一般道、適度な峠もあって確かに片側一車線でも <br />トンネルでつなぐ道路があったほうが移動は楽だな。 <br />九州新幹線の新水俣駅を通って水俣市街地にはいる。 <br />田舎町にしてはそこそこ賑やかである。 <br />市街地を外れるくらいのところに水俣駅とチッソ工場の正門がある。 <br />チッソの施設は市内に点在している。 <br />昭和の古い工場…という建物がそこかしこにある。 <br />駅を通りすぎて海側に進路をとる。 <br />公園を左に見ながら目的地の「水俣病情報館」<br />HPでは入館無料。 <br />私ら以外に客はいなかった。 <br />市立とあるが綺麗な立派な建物。 <br />ポイントは、展示はほとんど写真と文字のパネルである。 <br />病気の資料館であるから仕方がない。 <br />ここでのポイントは <br />水俣病の発生から原因究明まで丁寧に説明されている。 <br />また、被害者の声が多く書かれている。 <br />特に有機水銀が胎盤を通って胎児にまで発症させたというところは <br />丁寧に説明されていた。 <br />ところが、どれだけ悲惨かを伝える割には、悲惨をしめす写真などが少ない。 <br />また、加害者や原因がはっきりしているのにその辺の責任問題や <br />補償問題についてはほとんど触れられていない。 <br />さらに、館内の一角にはチッソが高度成長時代を牽引したとか <br />チッソの製品が日本中で使われているといったチッソのCM。 <br />企業城下町の水俣ならではである。 <br />この資料館が市立というのとリンクしている。 <br />資料館の隣に県立環境センター。 <br />近隣の緑地やスポーツ施設と並んで箱物が点在する。 <br />資料館を出たときには公害病ではなく天災のような錯覚を覚えた。 <br />---------- <br />話はそれるがチッソという会社は現在でも操業しているようだ。 <br />あれだけの問題を起こして、あれだけの命を奪ったにもかかわらず <br />なぜか潰れていない。 <br />資金や補償などのいきさつは知らないのだが、素人考えでは不思議だ。 <br />展示にもチッソ社内のネコを使った実験で早期に原因が <br />わかっていたにも関わらず12年も対策を怠っていたとある。 <br />なのに資料館にはチッソのCMまである。 <br />企業城下町…の本当の意味がわからないと水俣病を理解したことにはならない。 <br />綺麗な建物の眼下には美しい八代海(不知火海)が広がっていた。<br />

熊本水俣を歩く

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2010/08/25 - 2010/08/25

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pasokonryoku

pasokonryokuさん

毎年、九州を旅するようになってた。
今年は熊本がスタート。
私が生まれる前からニュースになっていた水俣がスタート。
熊本空港から約100km。
結構、遠かった。
水俣病が問題になった頃は、とんでもない田舎だった。
そんな最果ての漁村でどうしてこんな甚大で悲惨な公害問題が起きたのか。
この目で確かめたかった。
熊本からレンタカーでひたすら南下する。
八代から高速道路は分岐してローカルな高速道路になる。
ところが例外にもれずこの最果ての片側一車線の高速道路も
(南九州西回り自動車道)高速無料化の対象ということで。
なんだか確信犯のような感じで。
何がかというと今回の無料化は無料というだけで料金所を通って
0円と表示されるのがポイント。
ところが無料化区間はほんの一区間だけ。
残りの芦北ICまでは料金所すら無い。
それどころか、最新地図には一般道扱い。
それどころか、レンタカーの古いカーナビには道路すら無い。
かなり最近できた道路、完成したときには無料化となんともチグハグ。
芦北からは一般道、適度な峠もあって確かに片側一車線でも
トンネルでつなぐ道路があったほうが移動は楽だな。
九州新幹線の新水俣駅を通って水俣市街地にはいる。
田舎町にしてはそこそこ賑やかである。
市街地を外れるくらいのところに水俣駅とチッソ工場の正門がある。
チッソの施設は市内に点在している。
昭和の古い工場…という建物がそこかしこにある。
駅を通りすぎて海側に進路をとる。
公園を左に見ながら目的地の「水俣病情報館」
HPでは入館無料。
私ら以外に客はいなかった。
市立とあるが綺麗な立派な建物。
ポイントは、展示はほとんど写真と文字のパネルである。
病気の資料館であるから仕方がない。
ここでのポイントは
水俣病の発生から原因究明まで丁寧に説明されている。
また、被害者の声が多く書かれている。
特に有機水銀が胎盤を通って胎児にまで発症させたというところは
丁寧に説明されていた。
ところが、どれだけ悲惨かを伝える割には、悲惨をしめす写真などが少ない。
また、加害者や原因がはっきりしているのにその辺の責任問題や
補償問題についてはほとんど触れられていない。
さらに、館内の一角にはチッソが高度成長時代を牽引したとか
チッソの製品が日本中で使われているといったチッソのCM。
企業城下町の水俣ならではである。
この資料館が市立というのとリンクしている。
資料館の隣に県立環境センター。
近隣の緑地やスポーツ施設と並んで箱物が点在する。
資料館を出たときには公害病ではなく天災のような錯覚を覚えた。
----------
話はそれるがチッソという会社は現在でも操業しているようだ。
あれだけの問題を起こして、あれだけの命を奪ったにもかかわらず
なぜか潰れていない。
資金や補償などのいきさつは知らないのだが、素人考えでは不思議だ。
展示にもチッソ社内のネコを使った実験で早期に原因が
わかっていたにも関わらず12年も対策を怠っていたとある。
なのに資料館にはチッソのCMまである。
企業城下町…の本当の意味がわからないと水俣病を理解したことにはならない。
綺麗な建物の眼下には美しい八代海(不知火海)が広がっていた。

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
レンタカー ANAグループ
  • 本社工場正門。<br />駅の真ん前である。

    本社工場正門。
    駅の真ん前である。

  • 駅舎には入らなかったが、中にも展示物があるとのこと。

    駅舎には入らなかったが、中にも展示物があるとのこと。

  • いかにもはこものだな。<br />悲惨さを訴えたいのであれば「情報センター」はないだろ。

    いかにもはこものだな。
    悲惨さを訴えたいのであれば「情報センター」はないだろ。

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