霧に霞む　雨乞の滝　「日本の滝百選」　/　徳島県

2010/08/14 - 2010/08/14

霧に霞む　雨乞の滝　「日本の滝百選」　/　徳島県

徳島県名西郡神山町に位置する日本の滝１００選に選定される滝。
鮎喰川の支流、高根谷川の上流にある。
徳島市内から国道４３８号を剣山方面に進み、道の駅「温泉の里神山」が見えるともう少し。
左折方向を示す看板もあり、迷うことはないでしょう。

その後の道は狭いので対向車が来るとすれ違い難いのでご注意下さい。

突き当たりには駐車場、トイレがありますので、ここから遊歩道のスタートです。

さて、遊歩道と書きましたが、非常に急な上り坂が延々と続きます。
通常、遊歩道というと登りがあっても下り、平坦な場所があるのが常ですが、
ここは本当にずっと登り。延々登り。
雨乞いの滝まで１ｋｍに満たない経路ですが、
３０分程度かかるのも上り坂のせい。
整備されてはいますが、濡れていると滑りやすいところがありますので、注意が必要。

なお雨乞の滝に一気に行くと辛いので、
渓流沿い現れる、うぐいす滝、不動滝、地獄淵、もみじ滝、観音滝を眺めながら、
休憩しつつゆっくり進むとよいでしょう。

３０分程度、キツイ坂を登ると看板があり、
いよいよ雨乞の滝です。

手前に雄滝、奥まった所に雌滝があります。
通常、雄滝、雌滝となった場合、雄の方が大きいのですが、
雨乞の滝は雌の方が大きい。

写真に載るのも雌滝。
落差が４５ｍ、３段になって落ちる。
それぞれが形態が違って面白い。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さて、息を切らして登った。
雨乞の滝の看板があり、滝の姿を拝む。
想像以上に立派な滝である。
やはり写真で見るのと実際に見るのとではかなり違う。

と、ここで大粒の雨。。
「え、雨乞いしてないよ！！」
出しかけたカメラを抱え、看板脇の小屋に駆けこむ。
雨宿りの７〜８人が既にいた。

雨は土砂降りになった。
動くに動けない。。

坂で疲れたのか、気がつくと居眠りしていた。
２０分位寝ただろうか、雨が少し小降りになった。

「よし、チャンス」と思い、
撮影の為に滝を再度拝む。

上段の滝が霧に霞んでいた。
「おお〜」

まずは全景、そして気に入ったアングルを探しつつ数枚。

雨が凄かった為か、少しの時間、滝を独占させて頂いた。
水量もさっきよりも多くなったように見える。

暫くすると家族連れが来た。
雨が止んだからであろう。

賑やかな家族ずれと入れ違いで滝を後にしました。

エリア 吉野川・阿波・脇町(徳島)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

土砂降りの雨が小降りとなり、辺りに霧が立ち込めた。

暫くすると霧は晴れてしまった。
上段からは勢いよく噴き出しているようにも見える。
大きくえぐれた様になっているのは、
この滝が気の遠くなる年月をかけて造りだしたものであろう。

緑が濃く、マイナスイオンもオゾンも豊富〜。

近寄ってみた。

さっきより水量は増した感じ。

最近、水の事故や土石流の被害も聞く。
さっきの大雨がどんな影響を。。

大袈裟かもしれないが上流で更に大雨が降っている可能性もあり、
怖いのでこれくらいにて、今日は帰りましょう。

紅葉の時期も良いことでしょう。

おわり