2010/08/05 - 2010/08/06
132位(同エリア226件中)
Toshさん
デット島で1日充電してからパクセへ向かった。パクセは交通、観光のハブとのこと。ここから首都ビエンチャン、ベトナムやタイ、ラオスへバスが出ている。加えて、ここを起点にしてシー・パン・ドン、コーヒー畑や双子の滝のあるボーラウェン高原、世界最古の仏教寺院ワット・プーへの足場となるチャンパーサックへ行くことができる。当然のことながら物価が高い、自分は観光でなく、リハビリの旅をしている。ここは生活する場所には向かないので、2日で通過することにした。
体調:デット島を出たときは、好調だった体調も、宿に着くまでには不調になって来た。疲れたという感覚はまだ戻ってこないが、多分疲れたんだろう。呼吸が苦しくなり、腰が張り、頭が痛くなってきた。1日寝ると、歩き回れる状態まで回復した。旅行に出たばかりの時は、無理をすると、翌日は必ず寝込んだが、最近は回復が早くなってきた。
宿:
「Sabaidy 2 Guest House」(8月5日-6日:2日間)
25,000K×2=50,000K
出費: 2日間合計225,000K
・宿泊費 50,000K
・交通費 65,000K
・飲食費他 110,000K
円換算は下記URLにてお願いします。
http://ja.exchange-rates.org/
旅する"ワケ"
http://4travel.jp/traveler/ichayaiouno/album/10448441/
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス ヒッチハイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
3日間いたデット島を出発。
予め調べておいたチケットで最安値を付けているものを選んで前日購入。
コーング島35,000Kを、頼み込んで30,000Kにしてもらった。
正直、チケットを買ったものの向かう先はまだ未決定。
島にはもう3日居た。コーング島に到着して、雰囲気的に気に入らなければパクセにおこうと思っていた。
前回のボーダーからの移動に増して、無計画、無謀な移動が始まる。 -
チケットにはバス時間は11時と書いてある。
時計を見ると、既に11時は過ぎていた。
乗って行く船が着く。
続々とバック・パッカーが立ち上がる。
荷物を沢山背負った男性バッカーが恐る恐る桟橋を渡る。
よろけている…気をつけて…ああっと…ドボン!…川に落ちた!
やっと川から上がってきた彼は、ビッタビタになっていた。
かわいそうに、カメラもパソコンも濡れてしまった。即バックから出して干している。
それを見ていた1人の男性がレストラン兼待合室から立ち上がり、荷物を船から岸に揚げるのを手伝い始めた。立派。
先に上陸したパッカーも彼を手伝い始めた。 -
11半を回った頃だろうか?
やっと出発。
この船は、宿が所有する船。
ナカサンへは、島に来るときに出発した場所と違う場所に到着した。 -
へ?コレがバス?
キップには、プノンペン・ソーリャと書いててあるんだけど…まあいいや。
バスに乗り込むと、店員オーバーの状態。
1人通路に座っていた。
「大丈夫かい?」と聞くと、
「ダイジョブだよ、どうせコーング島まで言ったら、誰か降りるから座れるよ。」
「それって、俺のことだわ!」 -
コーン島に着いた。
降りた人は…
結局俺一人だった。
…なるほど、ここってあまり魅力のない無い島ってわけね…。 -
待合室に入ると、西洋人4人の集団が居た。
彼らも島に行くのかなと思っていたら逆で、パクセへのミニバンを待っていたところだった。
「コーン島は面白かった?」と聞くと、
「1日いて、バイクを借り、過ごす分にはいいところかも知れないね。」とのこと。彼らは1日過ごして飽てしまったらしい。
彼らと話をしていると、地元の青年が横槍を入れてきた。
「コーング島へは、沢山乗れば1人10,000K。1人で乗れば30,000K。パクセへはミニバンで50,000K。」
俺は、
「まだ、島へ渡るか分からない。考え中だ。」と言っても、彼は、オウムのように同じ言葉を何度も繰り返した。どうやら酔ってるらしい。
4人がミニバンに乗るのを見届けると、今度は、
「待っている間、ビアラオを飲もう、10,000K。安い。」と言い出した。
…うん?どこかで聞いたなあ…どうやら、これはビールをおごってもらう時のセリフらしい…
彼はシツコイ。小さい身体で俺の腕をつかみ、背中を押して椅子から起こし、近くの店まで引っ張っていこうとした。
俺がガンとして動かないでいると、しぶしぶと諦めてビールを飲みに近くの食道に向かった。 -
その後、どうしたかというと…
歩くことにした。
まず、腹ごしらえ。
国道へ向かう途中に食道らしき所に入った。 -
麺を注文。コレしか無かった。10,000K
味は? -
国道へ出た。
さあて、歩こう!
…と思って標識を見ると、パクセまで127kmあった。無謀…
でも、テンソウやバスも走ってることだし。疲れたら手を上げて乗ればいいや…
まあ。歩けるところまで歩こう… -
もう、どうにでもなれや!
開き直って歩き出す。
子ども裸になって、が水浴びをしている。
…楽しそう…
オッチャンも混ぜてや! -
もう動けないや!
で、結局「パクセ 123」の看板を過ぎたところでダウン。
…根性なし…
しゃあないので、バスの標識のあるところで、座って待つ。
…よーわからんけど、多分ここで待てばバスが来るんだろう…
こういう時に限ってなかなか来ない。まあ、俺の人生こんなもんだ!もういいや!どうにでもなれ!…なんて考えてると… -
やってきましたスーパーマン。
このオッチャン、通りすがりに俺の方を何度も見ていた。
たぶん、オッチャンは、「なんだこいつ?地べたに座り込んで?変な奴…とでも思ったのだろう。
俺が手を振るとオッチャンは、
「○×△」と言って停まってくれた。
俺は荷物を置いて駆け寄り、
「パクセ!」と言った。
オッチャンは、後部座席を指さした。急いで荷物を持って来てバイクに乗った。
オッチャンはボーダー方向とパクセ方向を人差し指で差しながら、
「○×△」と言った。
…多分どっちかの方向に行けばバスを簡単に捕まえられるとでも言ってるんだろう…何でもいいや、とにかくコクリとうなずいた…
すると、オッチャンはブーッと鈍い音を立てながらパクセ方向へ進で行った。
「パクセ 121」の道路標識を通過。
バス停から5分程走った頃、オッチャンは停車し、左手を上げ、反対車線の奥に立っている家を指さした。
…きっと、「ここで待っていればバスは来る」とでも言ってるんだろう…
「サンキュー」と礼をいい、写真を撮らせてもらった。
オッチャンは、颯爽と帰って行った。
オッチャンの後ろ姿がとてもカッコかった!ありがとー! -
ここがオッチャンが連れてきてくれた(バス)待合所。
疲れたので、豆乳を買う。1パック3,000K
店のおばちゃんはにこりともせず、無愛想だった。まあ、これがラオスの国民性だろう。
縁側?に腰掛け、少し飲むと、バスがやって来るのが見えた!
オバちゃんが「○×△!」と叫ぶ。…きっと「手を降れ」とでも言っているんだろう…
一歩前に出て、大きく手を降った…が撃沈。ものすごいスピードで30m先の目の前の道路を通過していった。…ガックリ。
しばらくして、大型ダンプが2台連なってやって来た。
オバちゃんがまたもや「○×△!!!」と叫ぶ! …へ?あれってバスじゃないだろ???まあいいや…
今度は、リュックを肩にかけ、道路際まで走って行き、手を降った。
1台目が通過し、2台目が停まってくれた。
「パクセ???」と聞くと、
頷きながら「パクセ」と答えた。ヤッター!
有り金を全部…と言っても30,000Kしかないが…渡し、トラックに乗り込んだ。
運転手はそのお金でタバコを買った。
ギアを切り替え出発した。
オバちゃんに手を振ると、振り返してくれた。ありがとう。 -
彼が運転手。
ベトナムから砂糖を乗せてやって来たトラックを護送中?とのこと。 -
自動車は韓国製の中古車。窓が閉まらない。
途中、しばし雨が振り、吹き込んだ。でもまあしゃあない。
それ以外、ドライブは快適だった。 -
シートは座り心地が良く、助手席は広々としていた。ドライブは、意外と快適だった。
今頃、ミニのお客さんは、キツイキツイとぐちをこぼしながら座ってるんだろうな…
結局は、ヒッチハイクになってしまったけど、これも結構いいもんだなあ。癖になりそう。 -
景色が徐々に変化してきた。
北海道のような風景が一変して東南アジアらしい風景になった。
え?どこがって?
厚い雲と深い緑、そして、歩道のないい道路にかぶっている茶色の土かな? -
トラックはパクセに到着。カメラに付いている時計を見ると4時を過ぎていた。
ここで降りろとのこと。
「ありがとう」と礼を言い、クルマから降りる。
…のはいいものの、自分が何処にいるか分からない。…
看板の向かいに、自転車・バイクの修理屋があった。
従業員か主人かわからないが男の人が相手をしてくれた。
彼は英語が話せた。 -
彼は地図を見せて、行きたいところを指すと、
「8kmあるよ。遠いよ」と言いながら、写真の方向を指さした。
…うんん…ほんと…遠そう… -
仕方なく歩き出す。
8kmか…遠いなあ…でも、今日は歩くつもりでいたんだから、途中距離を短縮出来ただけでもラッキーと思うしか無いよな…
…腹へった…
でも、タイバーツとドルしかない。
途中、食堂に立ち寄ったがラオスキップしか受け付けないと言われ、断念。
仕方ない、このまま目的地まで歩くしか無いか…諦めて歩く。 -
歩き出した頃はまだ陽が高かったのに、もう日替落ちた。
ここから、街の中心部までは2kmとある。
…もう少し…でも、8kmって長いなあ…
腹へった… -
長距離バス停に到着。いつ出来たんだろう?まだ新しそう。地図にも乗ってない。
デット島からのバスはここに到着したのだろうか?
ミニバスだから違うか、街の真ん中か?…
ターミナルの構内に入り、社員からバス情報を仕入れる。
どうやら、ここはダーオファン市場の近くとのこと。
ここからは、ローカルバスでなく、国際バスも出ているらしい。
「腹減ったなあ…でも、キップは持ってないしなあ…」と愚痴ると、
「俺が取り替えてあげるよ」と社員から鶴の一声が。 -
早速、外に出て、近くの屋台で鶏足とカオニャオ(もち米)を買う。
暗闇に座り、ガツガツとむさぼりつく。
旨かったなあ。
最近、味覚がある日が多くなった。
この日は、疲れていると思うが、味覚があった。 -
翌日、体調は良好。
銀行へ行きドルをキップに換えなければならない。
そういえば、ターミナルから宿へ着くまでに沢山銀行があったなあ。
ついでに、ターミナルも何処にあったのか確かめて来よう。
ということで、この三階ある建物の1階にターミナルが入っていた。 -
隣には簡単な市場があった。
-
例のごとく中を探索。
-
へえ、こういった魚がウマイのか?
-
なまずの一種だろう。
デカイなあ。60cmはあるだろう。 -
カンボジアが原産だと言われているが、ストゥントレンの市場でしか見られなかったカボチャ。
-
市場を出て市街へ向かう。
これがターミナルから一番近い宿か?
「Champa Hotel」 -
スタジアムがある。
これは、昔の地図にもあるぞ。
左手に交差している道路を真っ直ぐ行くとダーオファン市場らしい。 -
全ての銀行を覗いてみたが、ここのレートが一番良かった。
ここでは円も両替できる。 -
歩みを進める。
通りの奥に見えてきたのは「チャンパサック・パレス・ホテル」
暗闇でこのホテルのイルミネーションが映えていたっけなあ。 -
前方にロータリーが見えてくる。
進むべき方向は真っ直ぐ。
ぐるりと回り歩みを進める。 -
「Delta Lao Coffee」
カプチーノ10,000Kなり。
スターバックスと変わりない味だった。 -
到着した日の夜、地図を見ながらたどり着き、ここの分かれを見て、
「よーしもう少しで着くぞー!」と思ったっけ。 -
やっと見つけた「サバディー2 ゲストハウス」の看板。
もう着いたときは足がギクシャクしていた。
門を入ると、入り口の屋根下を確認。
アリヤンさんの旅行記に書いてあったように4ヶ国語ぐらいでお礼の言葉がかいてあった。
オーナーが玄関にいたので、
「部屋は有りますか?」と聞くと、
「ない」とあっけなく言われた。
で、
「それなら、ベッドはありますか?」と聞くと、ドームのベッドを確認しに言った。
「あるよ」とのことだった。
やっと、休める。
ついでに、インターネット・カフェと両替所の場所を教えてもらった。
彼女は、しかめ面で、面倒くさそうに教えてくれた。
「あんたなんか泊まらせないわよ!それに、当然なことを聞かないで欲しいわ!」てな感じだった。
きっと、有名になると、人は変わるんだろうね。
この態度で、ここに長居するのは止めようと思った。
両替とバスの出発場所を確認したら、すぐに出て行くことにした。 -
宿の周りを散策。
インターネットカフェは何件かあったが、ここだけしか使わなかった。
「回線速度が2MBとあります」とうたっていた。朝は7時半から営業。
夕方、混んでいるときに来て使ったが、この時は400KBしかなかった。
なので、誰も使ってない朝早くここに来て旅行記の写真をアップロードした。 -
インターネットカフェのある交差点斜め向かいにあるレストラン。
-
食物はチョット高め12,000K
パクセ、シーパンドンは宿は安いが、食物が高かった。
10,000K以下のヌードルはなかった。 -
夜に宿の周りを散歩。
何やら、人が集まる露天商があった。
店の前に、クルマが停ったり、バイクが停まったりしていた。
商品を見ているとデザート屋さんらしかった。 -
試しに、飲み物はないかとジェスチャーで尋ねたら、大きなマグカップに氷を入れ豆乳をたっぷり入れてくれた。3,000Kなり。これは安かった。
-
交差点にずらりと椅子と机を並べて座っていた。
ラオスに入ってから、こんな光景を度々みる。
いったい何をしているんだろう?
交通量調査か? -
出発の朝、ここで食事を採ると決めていた。
前夜、隣のデザートやさんにいたとき、この店も繁盛していた。
でも、お腹がすいて無いので次の日に回した。 -
お店は小奇麗だった。
台所を見せているのでどのくらい清潔か一目瞭然で分かる。 -
麺は卵入り。
塩ラーメンってとこだろうか?
見た目がキレイ。
でも、正直言って、味は余り印象に残ってない。 -
2日目は、銀行の他にも、メコンの川原まで散歩した。
南部の中心地というだけあって街並みが綺麗だ。
道路にゴミが落ちていないし、臭くない。
カンボジアとラオスの違いはここある。
まあ、このことはパクセだけかも知れないけど、久々に清潔な街をみて感動した。 -
緑も沢山ある。
-
タラート・サオ
モンキー・バナナを買おうとしたが、一束7,000Kと高いので止めた。
市場の品物まで高いのか…
後で、確認したところ5,000Kが標準らしい。
それでも、この裏側にあった麺屋さんは安かった。
コーヒーが2,000Kで飲めた。
スープ麺は食べなかったのだが、6,000Kらしかった。 -
ショッピング・センターはガラガラ。
洋服店以外入っていない。 -
メコン川とセドン川の合流点
この時だけかも知れないが、メコンの方が透明度が高かった。
岸辺で愛車を洗うドライバー。
奥は観光客を載せたボート。
絵になる!
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