2010/08/06 - 2010/08/07
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パーペチュアルトラベラーさん
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ザックが重い〜!
いつもとは違う今回の登山。
初テント泊山行で選んだ山は鹿島槍ヶ岳。
ルートを考えるとなかなか日帰りでは難しい山でもあるし、
以前から後立山連峰の盟峰に登ってみたかったのだ。
この日は、妻と母と三人で木曽駒ヶ岳に登山予定だったのだが、
やむなき事情で、急遽取りやめ。なんと母はこの日を楽しみに
していたらしく、1週間も前から準備していたそうだ。
残念、10月位の紅葉の時期に再度計画しよう。
さて、今回のルートは
扇沢駐車場〜柏原新道〜種池山荘〜爺ケ岳〜
冷池山荘(ここでテン泊)〜布引岳〜
鹿島槍ヶ岳南峰〜鹿島槍ヶ岳北峰
の往復です。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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-
前日2時に現地到着。
爺ケ岳登山道入り口近辺の駐車場も数台空いて
おりましたが、トイレのことも考え扇沢の無料駐車場へ。
そこから歩き戻って10分。
爺ケ岳登山口から7:10出発です。 -
まずは柏原新道を登って行き、種池山荘まで4時間の道のり。
-
八ツ峰ベンチ
最初の休憩ポイント。50分くらいかかったかな。
天気がよければ八ヶ岳が見えますが、うーん、雲が
がっつり。 -
ケルン
-
8:14
ケルン到着。
扇沢の駐車場が見えます。
ここから針ノ木岳や蓮華岳が見えますが頂きは雲。
雪渓が見事です。 -
柏原新道は歩きやすいですねー。
-
9:41
石畳。 -
とても歩き易く列べられています。
-
石畳を過ぎると水平道。
ここから150mくらいの水平の道は、
長い登りの小休止にちょうどいいです。
足腰にやさしいポイントです。
水平岬を経て大廻りへ。
柏原新堂と尾根が交差するところを、
岬(ざき)と呼ぶそうです。 -
大廻り・・・読んで字の如く、おお廻りして高度をあげて行きます。
-
10:06
大廻りの間に、石ベンチがあります。
絶好の休憩ポイント。 -
柏原新道の危険ポイント、ガラ場です。
-
上を見ながら歩きます。
-
雪渓通過。8月の終わりくらいまで残るそうです。
山荘の人が作業していました。 -
雪渓を通過すると尾根を巻いて登って行きます。
ここも注意ポイントかな。
鎖もありますが、使うこともないでしょう。 -
最後の急坂を登ると、種池山荘が見えてきました。
なんとかコースタイムで登ってきました。
この荷物をしょって、妻たいしたものです。
確実にステップアップしております。 -
11:00 種池山荘に到着
4時間の道のりでした。疲れたー。 -
このアングルで撮りたくて無駄にラストスパートしてしまいました。
-
ここで軽く昼食。
おにぎりにパン。我慢できずコーラ(25ml 350円)を
飲んでしまいました。
約1時間の休憩。 -
12:00
さて、本日の宿泊地、次は冷池山荘まで2時間の道のりです。
種池山荘から少し歩いたところにお花畑。 -
ヘルシア飲むと、汗すごーくかきませんか?
-
おっ、少しガスが晴れて爺ケ岳がみえてきました。
-
あれ、妻がおじさんに捕まっているぞ。
どうしたの? -
雷鳥だ!
-
燕岳に続いて2回目。
しかし逃げませんね〜。
でも雷鳥が登山道にでてくるということは、、、
天気大丈夫か? -
これから歩く稜線が見えてきました。
行きは爺ケ岳を登らず巻き道へ。 -
まだまだ長い。
-
あっという間にガスに巻かれます。
今日は平日なので、登山者もあまりなくちょっぴり不安。 -
種池〜冷池までの区間はアップダウンの登山道。
晴れていれば、立山連峰や劔岳がみられるのですが、
ごらんの通り雲中の散歩道。 -
冷乗越までやってきました。
ここまでくれば後ちょっと。 -
雲の切れ間に、冷池山荘が登場。
うっ、下ってまた登るのか〜。
2人とも重たいザックが堪えています。
しかも冷池のテン場は山荘からさらに登ったところにあります。 -
14:47 冷池山荘到着
とりあえずテン泊の受付を済まし、
山荘までの小高いところにある広場で休憩。 -
またコーラ飲んじゃった。
ご褒美ご褒美。 -
山荘で少し休んでから、本日の別荘設営です。
山での初テント。NemoのNano。
お気に入りのMy house.
ここはテン場と山荘が離れているし、その間の道も
崖とかあるので、夜は怖いですね。水やトイレ等の
用事は日のあるうちに済ませましょう。 -
別荘、正面玄関。
-
まだ日暮れまで時間もあるので、水汲みのついでに
山荘に戻りおやつタイム。
彼女の最近のお気に入り。
ノンアルコールビール&亀田のカレーせん
確かに美味いんだな。 -
時々ガスが切れて、おお爺ケ岳!
-
鹿島槍ヶ岳がみえました!
写真でしかみたことのない双耳峰の絶景。
後立山連峰の盟主。
美しいです。
今回は、左側の南峰〜右側の北峰まで行く予定。
そこから八峰キレットや五竜岳、唐松岳、白馬岳などの絶景が
まっているんだね。
明日は晴れるといいなと、期待。 -
まわりのおじさん&おばさんたちは、
ビール片手に大宴会。
歌までとびだしていたぞ。
きっとこの時間が最高に楽しいんだろうなぁ〜。 -
さて、僕たちも我が家に戻り夕食です。
あれ、なんかポツポツと・・・・。
いきなり大雨。しかも雷雨です。
初テントで試練。いろんなこと経験できて
いいな〜と、ポジティブシンキング。
夕食は手軽にカップ麺とアルファ米の山菜おこわ。
初めてアルファ米食べましたが、結構ボリュームもあり
味もいけているんですわ。 -
さくっとご飯食べて、就寝です。
19時にはシュラフに潜って眠りにつきました。
その後、雨が断続的に降ってきて天幕を激しく叩き、
起こされます。
腰痛ーい。サーマレストの一番いいヤツ欲しくなりました。 -
翌朝です。4時起床のつもりが、4:30に目が覚める。
慌てて朝食の用意です。
といってもお湯を沸かしてカープスープとコーヒー。
それにチョコスティックパンの軽食です。
天気は今ひとつ。サブザックに水と雨具、おやつ(必須だそうです)を
つめて軽身で鹿島槍を目指します。
5時スタートだったかな。 -
軽快なステップの妻と荷物持ちの私。
ちなみに妻、ゲーター(Macpac)デビューです。
なんかランドネ風になってゆく〜。 -
鹿島槍の前衛、布引岳へ登っている途中でサプライズ。
そうです。あのブロッケン現象に遭遇しました。 -
わかるかな?
自分の影に後光がさしています。
なんだか、ブロッケン現象を初めて体験して、
これからの山行、山の神様が見守ってくれるような
気分になりました。
いや、きっとその通りなんだと思います。 -
-
7:00 布引山 2683m
ここまでけっこうシンドイです。
彼女は涼しい顔しておりますが。 -
ヤマユリでしたっけ?
高山植物がけなげに咲いております。 -
7:30 鹿島槍ヶ岳南峰(2889m)登頂!
ガスでなーんも見えません。
ああ絶景が見たかった。 -
こーんなポーズしたりして遊んでました。
-
ふたりで記念撮影。
その後、北峰にむけて出発です。 -
いきなりこんなところを降りていきます。
ガスで先が見えないのがせめてもの救いか。 -
腰が引けてますねー。
-
だって、崖ですから・・・
-
しかーし君、いわばとその山ガール姿はミスマッチな気が・・・
-
ふー、怖かった。
やっとこ吊り尾根の指導慓です。
ここが五竜岳方面・八峰キレットへの分岐点。 -
8:30 鹿島槍ヶ岳北峰(2842m)登頂!
-
最近のお気に入り登頂ポーズ??
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うかれてますねー。
-
登頂ジャンプ!
後ろスパーッと切れ落ちてる崖なんですよね。 -
北峰から南峰への帰り道は、
少し気持ちの余裕ができたので、
どんなところを来たが彼女を追って
写真を撮ってみましょう。 -
がんがんいきますねー。
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吊り尾根の指導慓から。
キレット方面ももちろんガスにつつまれてます。 -
南峰と北峰にある雪渓。
間近で見るとスゴい迫力です。 -
下崖だけど、涼しい顔してますね。
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お猿さんみたいだよぉー。
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余裕ですな。
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晴れてたら怖いよね。ガスっていても怖いけど。
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一服の清涼剤。
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ブキュー!
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キメ!
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なんかどんどんレベルがあがっているような気がします。
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崖の途中で靴ひもなんて直しちゃってるし。
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南峰に戻ってきました。
-
クライマーズハイ??
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しかし元気やなー。
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いろいろなお花が咲き乱れています。
高山植物は健気に咲いている感じが好きです。 -
10:30 テン場にて。
テントを撤収。
少しだけ雲が晴れて、立山・劔岳が見えました。 -
さて、疲れていますが、登らない訳にはいきません。
お約束どおり爺ケ岳中峰・南峰ともに登ります。 -
ふーふー。
-
13:00 爺ケ岳中峰(2669m)登頂!
-
約30分後に爺ケ岳南峰登頂!
-
14:00 種池山荘まで戻ってきました。
まずはノンアルコールビールだそうです。
私はコーラ。 -
お腹がグーグーなっていた彼女は
ここでお昼ご飯。
レトルトカレー(700円也)。
ご飯を食べて一服して、14:45分に下山です。 -
種池山荘があんなに遠くに。
下りは一気に降りて行きますが、登ってくる人の顔は
皆辛そう。昨日の私たちもあんな顔をしていたのでしょう。 -
大分おりてきましたが、2人とも足腰がくがく。
30分くらいに1回休憩しないと、肩が痛くて。
本当に疲れました。
確か17時には登山口に戻ってきたような。
ふたりともくたくたです。
鹿島槍登山で出会った人たちは、皆心根がやさしいというか、
気持ちの良い人たちばかりでした。すれ違う時の挨拶ひとつを
とっても気持ちよい言葉をかけてくれたりね。
山が気持ちを豊かにしてくれるのか。それとも北アルプスの
雄大さが、心を解放させてくれるのか?
カラダは疲れ果てても、心地よい2日間でした。 -
下山後、大町温泉の上里の湯に立寄り、帰路へ。
八ヶ岳PAで、幸せの使者に遇いました。
家に突いたのは23:30。遅くなったので高速道路の渋滞にも
巻き込まれずにすみました。
次は、どこにいこうかな?燕さん。
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この旅行記へのコメント (2)
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- いっちゃんさん 2010/08/10 16:38:19
- ハイピッチで登っていますね・・
- バーベチュアルトラベラーさん 始めまして
富士山・西穂独標・この鹿島槍ヶ岳 拝見しました。
楽しい登山していますね 奥様ハイテンションで取り組んでいて見事。
私は、過去に富士山・西穂独標・鹿島槍ヶ岳等を冬に登っていました、もちろん夏もですが・・。
最近、テント泊の人が少なくなってきた中で・・
テントで楽しんでいるのは好いですね。
西穂高では12名のパーティで11名まで凍傷にかかった年がありました
もちろん、まだロープウェーも架かっていなかった時代で西穂山荘へは上高地から登り、西穂山荘前にテントを張り西穂高にアタックしました。
ピラミットピーク辺は雪が付くとナイフリッジになって人間が一人歩くのがやっとでした。
過去の登山を思い出させて頂いて懐かしく楽しめました、ありがとうございます。
いっちゃん
- パーペチュアルトラベラーさん からの返信 2010/08/11 18:04:30
- ありがとうございます_いっちゃん様
- いっちゃん様
はじめましてこんにちは。
コメントありがとうございます。
冬の富士山・西穂高・鹿島槍とは、まさにエキスパートですね。
憧れてしまいます。
先日も妻と、冬ここを歩く(登る?)人がいるけど、
どうやって!!!と話していたところです。
雪のナイフリッジ。。。想像しただけでも足がすくみますが、
憧れている自分もいたりして。
私たちは厳冬期の高山は、まだまだ(おそらくやらないと思います)厳しいですが、
冬に富士山の5合目佐藤小屋でテン泊したり、残雪期に涸沢岳や谷川岳に
登りたいと密かに計画しております。
辛く、困難で、苦しく、そして生命を脅かす危険をともなう冬山。
人はなぜそんな思いをしてまで登るのか。
それは登ったことがある人にしかわからない
魅せられた世界があるからなのですね。
そんな世界に一歩でも近づいていけたら。
なーんて思っております。
いつか、どこかの山で、お会いできたら声かけてくださいね。
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