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2006年5月、モスクワの民族友好の泉のそばで、一人のロシア人ではない、カフカスの女性が、売り子さんをしていました。日本国内では、女性に話しかけるという暴挙はしませんが、ロシアでは、たどたどしい露語で、話しかけたりします。<br />私は「バクーに昨年いきましたよ。綺麗な町ですね」と話しかけると、彼女は、「私はバクー生まれです」と答えてきました。<br />なんと彼女は、バクー生まれのアルメニア人だったので、びっくりしました。確か、アルメニアとアゼルバイジャンは、ナゴルノ・カラバフを巡って、戦争をしていたのに。もっとびっくりしたのが、ソ連時代は、アルメニア人とアゼルバイジャン人は、バクーでも、ナゴルノ・カラバフでも、仲良く暮らしていたと聞いて、本当に驚きました。<br />彼女は、ナゴルノ・カラバフで戦争勃発後、ロシア南部のマイコプに、家族で避難したとのことです。<br />彼女は、マイコプはとても綺麗なところ、山があって川があって・・・・。そんなことを、言っていました。

九州山地とそっくりな、西カフカス、マイコプ紀行

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2006/08/12 - 2006/08/13

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哈桑湖

哈桑湖さん

2006年5月、モスクワの民族友好の泉のそばで、一人のロシア人ではない、カフカスの女性が、売り子さんをしていました。日本国内では、女性に話しかけるという暴挙はしませんが、ロシアでは、たどたどしい露語で、話しかけたりします。
私は「バクーに昨年いきましたよ。綺麗な町ですね」と話しかけると、彼女は、「私はバクー生まれです」と答えてきました。
なんと彼女は、バクー生まれのアルメニア人だったので、びっくりしました。確か、アルメニアとアゼルバイジャンは、ナゴルノ・カラバフを巡って、戦争をしていたのに。もっとびっくりしたのが、ソ連時代は、アルメニア人とアゼルバイジャン人は、バクーでも、ナゴルノ・カラバフでも、仲良く暮らしていたと聞いて、本当に驚きました。
彼女は、ナゴルノ・カラバフで戦争勃発後、ロシア南部のマイコプに、家族で避難したとのことです。
彼女は、マイコプはとても綺麗なところ、山があって川があって・・・・。そんなことを、言っていました。

同行者
一人旅
航空会社
アエロフロート・ロシア航空

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  • ここが、私の宿泊した、マイコプ・ホテルです。とても、いいホテルです。ただ食堂が、どこにあるか分からなかったので、朝食は、カロリーメイトを。

    ここが、私の宿泊した、マイコプ・ホテルです。とても、いいホテルです。ただ食堂が、どこにあるか分からなかったので、朝食は、カロリーメイトを。

  • 小さい教会と、戦没者の記念碑です。ドイツ軍は、カフカスにも、やって来ました。

    小さい教会と、戦没者の記念碑です。ドイツ軍は、カフカスにも、やって来ました。

  • 山の中の、スタローヴァヤ(簡易食堂)です。

    山の中の、スタローヴァヤ(簡易食堂)です。

  • まだ、開いていません。でも、面白い絵です。

    まだ、開いていません。でも、面白い絵です。

  • 日露戦争で、英雄的、悲劇的な死を遂げ、軍神として、文部省唱歌までなったという広瀬中佐は、カフカスの地に、来たことがあります。豊後竹田出身の彼は、このカフカスの地を見て、故国日本を、思いだしたようです。<br />私が、若い頃訪れた、宮崎県の日之影村に、似ているなと、思いました。<br />

    日露戦争で、英雄的、悲劇的な死を遂げ、軍神として、文部省唱歌までなったという広瀬中佐は、カフカスの地に、来たことがあります。豊後竹田出身の彼は、このカフカスの地を見て、故国日本を、思いだしたようです。
    私が、若い頃訪れた、宮崎県の日之影村に、似ているなと、思いました。

  • ロシア人観光客が、来ています。平原の国ロシアでは、このような景色は、、新鮮なのでしょう。

    ロシア人観光客が、来ています。平原の国ロシアでは、このような景色は、、新鮮なのでしょう。

  • 阿蘇の菊池渓谷に、似ています。

    阿蘇の菊池渓谷に、似ています。

  • 自然公園」に、入ります。

    自然公園」に、入ります。

  • 九州の山奥も、こんな感じです。

    九州の山奥も、こんな感じです。

  • 日本人には、珍しくないですが。

    日本人には、珍しくないですが。

  • 日本の九州奥地に、似ています。<br />あのモスクワのアルミャンカの故郷、アゼルバイジャンは、カスピ海と砂漠ばかり。マイコプ奥地のカフカスの景色は、とても新鮮だったのでは。<br />もう一度会って、この写真を、見せてあげたいなあ。<br />彼女は、あのナゴルノ・カラバフ戦争、一部の人間のエゴで、起こったと言っていたなあ。彼女は、生まれてこのかた、祖国アルメニアに行ったことがないと。行っても、職がないと。<br />戦争には、勝者も敗者もない、本当にそうです。民族友好の泉の前だっただけに、心が痛みますねえ。

    日本の九州奥地に、似ています。
    あのモスクワのアルミャンカの故郷、アゼルバイジャンは、カスピ海と砂漠ばかり。マイコプ奥地のカフカスの景色は、とても新鮮だったのでは。
    もう一度会って、この写真を、見せてあげたいなあ。
    彼女は、あのナゴルノ・カラバフ戦争、一部の人間のエゴで、起こったと言っていたなあ。彼女は、生まれてこのかた、祖国アルメニアに行ったことがないと。行っても、職がないと。
    戦争には、勝者も敗者もない、本当にそうです。民族友好の泉の前だっただけに、心が痛みますねえ。

  • 阿蘇にいるみたいです。

    阿蘇にいるみたいです。

  • 農夫の家です。

    農夫の家です。

  • サナトリウムです

    サナトリウムです

  • ここで、道は途切れます。下を見ると、川が。

    ここで、道は途切れます。下を見ると、川が。

  • 途切れた道の下は、川です。<br />この険しいカフカス山脈の向こうが、世界から承認されていない、アブハジアです。<br />このロシア連邦アディゲア共和国は、日本の外務省から、渡航の注意は、ありません。<br />ところが、隣のロシア連邦カラチャイ・チェルケス共和国は、渡航の注意を、呼びかけています。<br />ロシアの反政府ゲリラは、アブハジアや、グルジアのパンキシ渓谷に隠れています。<br />カラチャイ・チェルケスからは、峠を越えて、アブハジアのスフミに抜けられる道があります。<br />ところが、アディゲアから、アブハジアには、抜けられません。それゆえ、アディゲアは、安全なのかも知れません。

    途切れた道の下は、川です。
    この険しいカフカス山脈の向こうが、世界から承認されていない、アブハジアです。
    このロシア連邦アディゲア共和国は、日本の外務省から、渡航の注意は、ありません。
    ところが、隣のロシア連邦カラチャイ・チェルケス共和国は、渡航の注意を、呼びかけています。
    ロシアの反政府ゲリラは、アブハジアや、グルジアのパンキシ渓谷に隠れています。
    カラチャイ・チェルケスからは、峠を越えて、アブハジアのスフミに抜けられる道があります。
    ところが、アディゲアから、アブハジアには、抜けられません。それゆえ、アディゲアは、安全なのかも知れません。

  • ここにも、ナチス・ドイツ軍との激戦が。

    ここにも、ナチス・ドイツ軍との激戦が。

  • ここは、三重県の宇賀渓と、そっくり。勿論、橋の色もです。

    ここは、三重県の宇賀渓と、そっくり。勿論、橋の色もです。

  • 何でしょうか。

    何でしょうか。

  • 綺麗な、修道院です。

    綺麗な、修道院です。

  • 阿蘇みたいです。

    阿蘇みたいです。

  • マイコプ郊外の教会です。

    マイコプ郊外の教会です。

  • こじんまりとした、綺麗な町です。

    こじんまりとした、綺麗な町です。

  • 川を塞き止めた、プールです。<br />醜いアヒルの子は、美しい白鳥になりますが、<br />美しいロシア娘は、朝青龍になります。

    川を塞き止めた、プールです。
    醜いアヒルの子は、美しい白鳥になりますが、
    美しいロシア娘は、朝青龍になります。

  • 新しいモスクです。

    新しいモスクです。

  • 永遠の火です。<br />ナチス・ドイツとの戦没者慰霊碑です。

    永遠の火です。
    ナチス・ドイツとの戦没者慰霊碑です。

  • カチューシャ・ロケット砲。<br />ドイツ軍を、恐怖に。

    カチューシャ・ロケット砲。
    ドイツ軍を、恐怖に。

  • 公園です。

    公園です。

  • 公園です。

    公園です。

  • 緑の多い、落ち着いた町です。

    緑の多い、落ち着いた町です。

  • 消防署です。

    消防署です。

  • 劇場です。

    劇場です。

  • このあと、クラスノダールへ行き、そして飛行機でモスクワに。<br />再び、民族友好の泉に、なんと、あのアルミャンカがいました。<br />「私は、貴方と会えて、とても嬉しい」と、第一声。マイコプは、とても美しい町だというと、本当にうれしそうでした。<br />ああ、戦争さえなければ、彼女は、家族そろってバクーで、今でも暮らしていたのでしょうか。<br />戦争は、人の一生を、変えてしまいます。もうあれから、彼女とはお会いしていません。彼女が、幸せな人生を、送っていたらいいなあと、思うのです。

    このあと、クラスノダールへ行き、そして飛行機でモスクワに。
    再び、民族友好の泉に、なんと、あのアルミャンカがいました。
    「私は、貴方と会えて、とても嬉しい」と、第一声。マイコプは、とても美しい町だというと、本当にうれしそうでした。
    ああ、戦争さえなければ、彼女は、家族そろってバクーで、今でも暮らしていたのでしょうか。
    戦争は、人の一生を、変えてしまいます。もうあれから、彼女とはお会いしていません。彼女が、幸せな人生を、送っていたらいいなあと、思うのです。

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